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情報ライブラリに新しいコラムが追加されました。今回のコラムは「携チップセットのアウトソーシングを決定したノキアの戦略分析」というタイトルで、 ------------------------------------------------
チップセットのアウトソーシングを決定したノキアの戦略分析
発行日:2007年9月18日 >>Contents 目次
1 Introduction
2 チップセットアウトソーシング戦略の詳細内容 2-1 チップセットアウトソーシング戦略とEDGE端末に対する活用度 2-2 3GチップセットのコアメーカーであるSTマイクロエレクトロニクスとの蜜月な関係
3 ベースバンドチップセット市場を牛耳るノキアの底力 3-1 ノキア、次世代CDMA市場(EV-DO Rev.A/B)から撤退? 3-2 ベースバンドチップセットメーカー、ノキアの手の内に
図表目次
[図 1]ノキアのチップセット供給業者リストとその詳しい協力分野
>>Analyst Columnの内容
1 Introduction
ノキアは昨今、自社のウェブサイト上に、チップセット戦略の変更に関するプレスリリースを3件続けて掲載した。その内容は、3Gチップセットを含む全てのテクノロジー別チップセットの社内生産を中断し、選定業者に生産及び調達を委託するというものであった。今回のコラムでは、今後のノキアの端末戦略に関わる重要な部分であるチップセットのアウトソーシング戦略を探る。
2 チップセットアウトソーシング戦略の詳細内容 ノキアは、チップセットの生産及び調達のアウトソーシング以外に、開発や生産についてもチップセット供給メーカーに一任し、関連するコアな技術の開発は内部で推進していくと発表した。 これは、ノキアが保有している3G関連の特許や技術を、協力業者に伝え、製品開発のためのサポートを行なっていくことを指す。実際の協力メーカー4社に、ノキアのチップセット供給に対する一種の独占権を与えたとも言えるだろう。
特にクアルコムがその供給業者から外れたという点は、いろいろな意味が含まれている。またテキサス・インスツルメンツ以外に、何故インフィニオン・テクノロジーズ、STマイクロエレクトロニクス、ブロードコムのチップセットを採用したのかについても考察すべき点であろう。
[図 1]ノキアのチップセット供給業者リストとその詳しい協力分野
Source: ノキア公開資料をもとにROA Group作成
2-1 チップセットアウトソーシング戦略とEDGE端末に対する活用度
1)チップセット開発からインターネットサービスやマルチメディアビジネスへ転換
プレスリリースを通じてNokia Technology Platforms部門のExecutive Vice PresidentであるNiklas Savander氏は、「通信チップのアウトソーシング戦略は、日を追うごとに複雑化する通信技術環境において実用的な決定事項であり、ノキアはコアの通信チップセットとマルチメディア技術開発にのみR&Dの力量を集中させ、他はアウトソーシングによって高い付加価値を創り出していく」と述べた。
ここでノキアの最初の意図が表れている。今後、全社の力量をチップセットからインターネットビジネス、そしてマルチメディア事業に注力させるというものである。即ち、アウトソーシングによって余裕ができる人材を、中核となる部署へと移し、“次世代モバイルインターネットビジネス部門の強化”と“チップセットのアウトソーシング”によって価格下落を誘導する。そして、“端末のコスト競争力の向上”効果を狙ったものであることは明らかである。これは端末の市場シェアを引き続き維持しつつ、未来のサービス市場をも掴んでいこうとする戦略であるといえよう。
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出版日:2007年9月 ページ数:44ページ
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