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【IOMニュース】カンボジア人身取引映画、クイズで学ぶ人身取引

発行日時: 2007/11/22

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■■■■  M I G R A T I O N  ■■■■ 2007年11月22日号   
     IOM国際移住機関 駐日事務所メールマガジン
 
          International Organization for Migration
         ☆‥…・・☆‥…・・☆・・…‥☆・・…‥☆
                    The Migration Agency
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= 多様化する世界の人の流れに向き合う国際社会の求めに応えて =
 IOMは国際的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です

このメールマガジンは、これまでにIOMの活動をご紹介させていただいた方、melmaにご登録いただいた方にお送りしています。お問い合わせ先はこのメールの一番下をご覧ください。



Contents      ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  
【1】プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
  カンボジアにおける少女の人身取引を描く 映画「Holly」
【2】人身取引について、クイズで学ぼう!
  日本で保護された人身取引被害者リサの物語

◆大和市国際化協会主催国際理解講座(IOMから講師を派遣)
 「もっと知りたい!ヨーロッパ - 移民受け入れ国の今」 
 (12/1、12/8、12/15)
◆IOM協力 人身取引対策ポスター展 於大阪府豊中市(11/22〜12/17)
◆その他のお知らせ
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
   【1】IOMプレス・ブリーフィング・ノート日本語版
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↓ウェブ版の記事はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/press_118.cfm

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■ カンボジアにおける少女の人身取引を描く 映画「Holly」 ■
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IOMは11月7日にニューヨークの国連本部で開催された映画「Holly(ホーリー)」のプレミア試写会に協賛した。

この映画は、ガイ・ジェイコブソン監督によるプライオリティ・フィルムズ制作のもので、カンボジアを舞台に少女の人身取引を描いている。カンボジアの首都プノンペンにある有名な歓楽街において、実際の売春宿などで撮影された。

試写会は女優のダリル・ハンナ(Daryl Hannah)が司会をし、IOM、国連女性開発基金(UNIFEM)、米国NGOのVital Voices Global Partnership、カンボジアのSomaly Mam財団の協力で開催された。

上映後には、ジェイコブソン監督とIOMニューヨーク事務所代表ルカ・ダロリオ、参加者の間で、人身取引や撮影時のエピソード、映画の内容についてディスカッションが行われた。

この映画は、ジェイコブソン監督が中心となって実施している子どもの人身取引と性的搾取についての啓発を目的とした「K-11プロジェクト」の一環として制作され、「Holly」はその3作目となる。

「Holly」は11月9日のニューヨークを皮切りに、全米各地で上映される。

**********
映画「Holly」概要

カードの達人で遺跡からの盗品を扱うアメリカ人、パトリック(ロン・リビングストン)はカンボジアで暮らしているが、ある日「K11売春村」で12歳のベトナム人少女ホーリー(Thuy Nguyen)に出遭う。ホーリーは貧しさのために家族に売られ、売春婦として働くために密入国したのだった。

ホーリーがまさに人身取引のブローカーに売られようとするとき、パトリックはホーリーを助けようと奔走を始める。カンボジアという国の美しい面と醜い面の両方を描きながら物語は進行する。
**********

↓映画「Holly」について詳しくは、下記のプライオリティ・フィルムズ(Priority Films)ウェブサイトをご覧ください↓
http://www.priorityfilms.com/index.php



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   【2】人身取引について、クイズで学ぼう!
      日本で保護された人身取引被害者リサの物語
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IOMは10月6-7日の2日間に亘って、日比谷公園で開催されたグローバルフェスタ2007に参加しました。IOMのブースではお越しいただいた皆さまに、「人身取引」を題材にしたクイズに参加していただきました。
ブースに来られなかった皆さまも、是非以下で挑戦してみてください。

↓物語とクイズのウェブ版はこちら↓
http://iomjapan.org/act/trafficking_0010.cfm

↓グローバルフェスタ JAPAN 2007のIOM参加報告はこちら↓
http://iomjapan.org/news/event_014.cfm


☆ ☆ ☆ ☆ ☆
東南アジアに住むある女の子のストーリー(架空のものですが、IOMが支援した被害者の典型的な経験を合わせたものです)を読んで、クイズに挑戦してください。クイズを通じて、人身取引やIOMの活動について知っていただけたらうれしいです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆
◆!)東南アジアの小さな町で◆
リサは東南アジアのとある小さな町に暮らす16歳の女の子。小さな飲食店を営む両親の手伝いと、幼い3人の弟と妹の面倒を見る日々を送りながら、いつか外国の大きな町で働くことを夢見ている。親戚や近所の同年代の友だちの話では、外国に行けばよい働き口が簡単にみつかり、そのお給料で新しい服やおいしい食べ物を好きなだけ買うことができる夢のような生活が待っているという。

「あ〜、こんな小さな町での生活にはもううんざり。毎日毎日家の手伝いばかりで退屈だわ。私も外国で暮らしてみたい!」


◆!)市場で聞いた「いい話」◆
ある日、リサが市場で母親のお使いをしていると、見知らぬおばさんに声をかけられた。

「ねぇ、お嬢さん。実はあなたみたいな女の子に紹介したい、とってもいい話があるの。ねぇ、突然だけど外国で働いてみる気はない?」

そのおばさんによれば、遠い日本でレストランを経営している知り合いがいて、リサのような若い女の子を探しているという。その人の店で働けば一ヵ月7万円(リサの国では大金)を稼ぐことができ、また仕事もとても楽だとおばさんは言う。リサは両親と相談してからまた連絡するとおばさんに伝えた。


◆!)外国行きに反対する両親を説得◆
その日の夜、家に帰って両親にこの話をすると、外国で働くなんてとんでもないと強く反対された。しかし、親切そうなおばさんの紹介だから大丈夫だと説得し、たくさんお金を稼いでくるからと両親を説きふせた。その後、リサはそのおばさんに言われたとおり、パスポート用の写真を送った。すると、一ヵ月ほど経って、今度はおばさんの友人と名乗る男から連絡があり、彼が日本への具体的な出発準備の手配をした。

「おじさんが日本までちゃんと送ってあげるから、心配はいらないよ」


◆!)初めての外国、日本へ◆
リサはおじさんに連れられて空港に行き出国手続きを済ませ、成田行きの飛行機に乗った。リサは、生まれて初めて乗る飛行機に少し緊張しながら、これから日本でどんな素敵な日々が始まるのだろうと、胸を高鳴らせた。飛行機が成田空港に到着すると、2人組の男がリサを待っていて、車で数時間ほどのところにある古いアパートに彼女を連れて行った。リサは、おばさんの知り合いだという人について聞いてみたが、その2人組は「黙ってついて来なさい」と言うだけだった。

「なんだか様子がおかしいな…本当に大丈夫なのかな」リサは次第に不安になってきた。


◆!)初めての外国、日本へ◆
それから、リサにとってとても辛い日々が続いた。
アパートに到着すると、リサと同じ国出身の別のおばさんが、これからは自分がリサの面倒を見ると言った。リサは自分を連れてきた2人組とそのおばさんとの間でお札の束がやりとりされるのを目撃した。それからリサはいくつかの3ヵ所のナイトクラブでホステスとして働かされることになった。とてもきつい仕事で、毎日夜8時から朝の7時まで休みなく店に来る男性客の相手をした。そして約束されていた報酬もきちんともらうことが出来ず、お客が少なければ罰金。一生懸命働いても一ヵ月2万円にしかならないこともあった。

「知らない国で、やりたくもない仕事をさせられて、もらえるお金はほんのわずか。私はあのおばさんに騙されたんだわ。もう家に帰りたい…」


◆!)救出、そしてIOMとの出会い◆
リサはその後5カ月間、ナイトクラブでホステスとして強制的に働かされた。辛い日々を送っていたリサに助けは突然やってきた。ある日、リサの働いているクラブに警察が捜査に入り、リサは救出されたのだ。その後、各都道府県にある婦人相談所に保護され、人身取引の被害者であることを確認されたリサは、IOM駐日事務所による帰国支援を受けることになった。

「私は本当にまた家族のところに帰れるの?」と不安げな様子で尋ねるリサ。

「もちろんよ」とIOM職員は笑顔で言った。これから未成年のリサが安全に帰国できるように手続きと付き添いをし、また帰国後の生計が立てられるように、IOMはリサとその家族を日本と出身国でサポートする。


◆!)救出から数週間後...◆
「お父さん、お母さん、ただいま!」

満面の笑みで家族と再会するリサ。リサは帰国してからも、現地のIOMによる6カ月間の社会復帰支援プログラムに参加し、その一環で心理カウンセリングや健康診断を受け、加害者の訴追の可能性などについて法律カウンセリングを受けた。エステティシャンとして生計を立てるために、IOMによる職業訓練にも参加している。IOMは売店や飲食店の開業、農業など、一人ひとりの希望に沿った社会復帰支援を行うことで、生活苦から人身取引被害に再びあうことがないようにしている。
帰国後、「また日本に帰りたいと思う?」とのIOM職員による質問に対してリサは次のように答えた。

「今は家族と一緒に暮らすこの生活が一番。でもエステティシャンの勉強をして、いつか町で働きたい」 End


☆ ☆ ☆ ☆ ☆
↓続いて物語と人身取引についてのクイズに挑戦してください↓
【問題!)】
リサが人身取引の被害にあうきっかけとなったのは、次のうちどれでしょうか?

A.親戚に誘われて  B.見知らぬおばさんに声をかけられて  C.新聞の求人広告


【問題!)】
リサは日本でどのような仕事をさせられたのでしょうか?

A.飲食店の従業員  B.ナイトクラブのホステス  C.マッサージ店の店員


【問題!)】 リサが警察に救出されてから、日本国内で保護されていた場所は次のうちどこでしょうか?

A.女性を支援するNGO  B.出身国の大使館  C.婦人相談所


【問題!)】
人身取引の根絶に向けて日本政府が2004年に策定したのは次のうちどれでしょうか?

A.人身取引対策行動計画  B.アポロ計画  C.アジェンダ21行動計画


【問題!)】
もしあなたが人身取引の被害者に助けを求められたら、どこに連絡をしたらよいでしょうか。次の中から最も適切なものを 4つ 選んでください。

A.NGO人身取引女性相談センター  B.被害者の出身国の大使館
C.外務省  D.警察  E.入国管理局  F.ハローワーク

☆ ☆ ☆ ☆ ☆
↓クイズの解答と解説はこちら。何問できましたか↓
http://iomjapan.org/act/act_020.cfm

↓グローバルフェスタ JAPAN 2007のIOM参加報告もご覧ください↓
http://iomjapan.org/news/event_014.cfm



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大和市国際化協会主催
国際理解講座 「もっと知りたい!ヨーロッパ - 移民受け入れ国の今」 

参加申し込み受付中!

↓講座案内PDF↓
http://www.yamato-kokusai.or.jp/2007/chirashi/rikai.pdf

【日時】第1回12月1日、第2回12月8日、第3回12月15日
    いずれも土曜日 13時30分〜15時30分終了予定
【場所】神奈川県大和市役所敷地内会議室棟1階101、102会議室
【対象】どなたでも各回40名
【内容】第1回 「現代の移民の特徴」 
     講師:国際移住機関 駐日代表 中山 暁雄
    第2回 「社会的排他がなぜ起こるのか」 
     講師:法制大学大学院社会学研究科 宮島 喬 教授
    第3回 「ヨーロッパにおける移民の人権と社会統合」 
     講師:国際移住機関 駐日事務所プログラムコーディネーター 橋本 直子
【費用】無料
【申込】事前申し込みが必要です。下記にご連絡ください。先着順に受付し、定員になり次第締切となります。
    財団法人大和市国際化協会事務局
    電話:046-260-5126 FAX:046-260-5127
    e-mail: pal@yamato-kokusai.or.jp
↓主催者による案内ページ↓
http://www.yamato-kokusai.or.jp/2007/event-infor-2007.htm#2007-4

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☆☆------反人身取引キャンペーン「MTV EXIT」への協力------☆☆

IOMは、MTVジャパン株式会社が日本で展開する、反人身取引キャンペーン「MTV EXIT」に協力しています。

■ドキュメンタリー   人身取引の実情を伝える30分特別番組「MTV EXIT」
 ナビゲーター:VERBAL(m-flo)
 下記キャンペーンホームページでストリーミング配信中

■ホームページ http://www.mtvjapan.com/exit(PC/携帯)

主催:MTVジャパン  In partnership with USAID
協力:国際移住機関(IOM)
   リーバイ・ストラウス・ジャパン株式会社
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IOM協力 「STOP!! 人身取引ポスター展」

【主催】財団法人とよなか男女共同参画推進財団
【場所】とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ 5F情報ライブラリー・6Fギャラリー
     大阪府豊中市玉井町1-1-1-501
【期間】2007年11月22日(木)〜12月17日(月)
【時間】<5F>月曜〜土曜 10:00〜20:00、日曜10:00〜17:00(水曜・11/23・11/27除く)
    <6F>9:00〜21:30(水曜除く)
【お問い合わせ】06-6844-9735

◆主催者による案内ページ◆
↓展示↓
http://www.tcct.zaq.ne.jp/toyonaka-step/library/lib-pos.html

↓ビデオシアター↓
http://www.tcct.zaq.ne.jp/toyonaka-step/library/lib-video-theater.html
(IOM制作の人身取引対策アニメ「夢のゆくえ」も上映されます)


IOMは、お住まいの地域で展示を企画してくださる団体・個人の方に、人身取引対策のポスターを貸し出ししています。
↓詳しくはこちらをご覧ください↓
http://iomjapan.org/act/trafficking_007.cfm

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☆‥…・☆‥…・・その他のお知らせ・…‥☆・・…‥☆・・…‥☆
【IOM機関誌 "Migration" 2007年7月号 最新号】
「移住と開発」特集
各国に暮らす移民が、投資、送金、技術指導などを通じてさまざまに母国に貢献する事例を紹介。その他スーダン国内避難民支援、人身取引対策など。
↓全文(英文PDF)のダウンロード↓
http://iomjapan.org/archives/Migration200707.pdf


【人身取引対策アニメ「夢のゆくえ」ワークショップ教材に最適】
主に東南アジア地域で、若者の人身取引への意識を高める活動や、被害者の社会復帰支援、入国管理局などの政府関係者やNGO職員向けのトレーニングで使用されているアニメーションです。 
↓ハイライトシーンや日本語版DVDの入手方法など詳細はこちら↓
http://iomjapan.org/dream/index.cfm

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***  発行  ****************************************
国際移住機関(IOM)駐日事務所  駐日代表 中山暁雄
          お問い合わせ  広報 後藤裕子
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル8階
Tel: +81(0)3 3595 2487 Fax: +81(0)3 3595 2497
E-mail: iomjpmagazine@iom.int
Website: http://www.iomjapan.org/(日本語)
         http://www.iom.int/(本部英文)
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ペンネーム : iomjpmagazine

  • IOMは世界的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です。人道復興支援、人身取引対策、移送支援、保健衛 生など、移民個人への直接支援から関係国への技術支援、移住問題に関する地域協力の促進にいたるまで、移住問題に対応する幅広い活動を世界各地で実施しています。

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