【IOMニュース】メコン地域 -安全な移住とHIV/エイズ感染防止、インドネシア・アチェ -精神衛生の啓発劇
発行日時: 2007/6/15━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■■ M I G R A T I O N ■■■■ 2007年6月15日号
IOM国際移住機関 駐日事務所メールマガジン
International Organization for Migration
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The Migration Agency
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= 多様化する世界の人の流れに向き合う国際社会の求めに応えて =
IOMは国際的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です
Contents ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
メコン地域 安全な移住とHIV/エイズ感染防止キャンペーン
インドネシア・アチェ 有名俳優が精神衛生の啓発劇に出演
【2】人身取引対策公開セミナー報告
IOMなど国際機関が世界で使用している啓発ツールを紹介
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【1】IOMプレス・ブリーフィング・ノート日本語版
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↓写真入りの記事はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/press_098.cfm
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■ メコン地域 安全な移住とHIV/エイズ感染防止キャンペーン ■
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IOMは、メコン川流域の移住労働者数万人を対象に、HIV/エイズ感染防止を目指すビデオを使用した啓発活動を開始した。
ビデオはオランダ政府の援助を受けて制作されたもので、故郷から離れて新しい社会規範にさらされ、他の人々よりHIV感染の危険が高い移民が対象。移民の受け入れコミュニティや、同地域で急速に発展している高速道路の近隣住民も対象としている。
「ASEAN高速道路網は、地域での一国内、または国境を越えた移動を加速させます。大きな経済的機会を生み出しますが、場所によってはアルコールや麻薬の注射、文化的な要因、他の地域への労働移住などに起因するリスクの高い行動により、HIVへの感染の恐れがあります。」とIOM地域医療アドバイザー、ネネット・モータス医師は語る。
「現在、道路や他のインフラ建設が行われている地域もリスクが高いと言えるでしょう。比較的豊かな外国人契約労働者の存在によってリスクの高いリクリエーションのニーズがあり、それに伴って近隣で発展する地元経済があるからです。」と彼女は分析する。
HIV/エイズと安全な移住についてのビデオ、”For Life, With Love”は、アニメで生きるための知恵を伝えている。タイ・カンボジア・ベトナム・ラオス・ミャンマー政府の移民に関わる保健機関や関係者との協力で作られた。政府・NGO・草の根団体がHIV/エイズと移住について意識啓発のために使用することを想定している。
ビデオは10分のアニメ8本からなり、新しい土地に移住した主人公たちが新しい生活を始め、HIV/エイズやジェンダー、差別、サービスへのアクセスなどの課題に対処する様子を描く。
ビデオはクメール語・ビルマ語・ラオ語・ベトナム語・タイ語・英語で作られ、移民の出身地・経由地・目的地それぞれのコミュニティにおけるHIV感染拡大防止を目指している。
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↓"For Life, With Love" 紹介映像はこちら↓
(IOM東南アジア地域事務所ウェブサイト)
http://www.iom-seasia.org/index.php?module=pagesetter&func=viewpub&tid=6&pid=478
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■ インドネシア・アチェ 有名俳優が精神衛生の啓発劇に出演 ■
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IOMの心のケアに関する啓発活動キャンペーンの一環として、アチェ出身俳優のGense氏とBurhan氏が先週末、紛争による精神疾患についての劇をアチェで演じた。両氏は地元テレビ局の連続ドラマのスター。
劇はビルン県の2つの地域で上演されたが、この地域は、2005年にインドネシア政府と独立アチェ運動との間で和平合意が結ばれるまで30年近く紛争の影響を大きく受けてきた。
IOMはノルウェー政府の援助により、2つの地域の25ヵ村で6カ月の試験的な心のケアプログラムを実施。住民への基本的な医療サービスの提供、精神衛生のケアを行った。訓練を受けた村のボランティア125人や政府の診療所との協力で移動診療所を運営し、患者2,500人を診察、精神疾患を患う581人に治療を行った。
2006年にIOMがハーバード大学医学部とインドネシア保健省との協力で行った、ビルン県、ピディ県、北アチェ県における精神衛生に関する調査によれば、紛争の影響を受けた住民のうち、65%が重度のうつ、69%が重度の精神不安、34%が心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を示していた。
30のコミュニティから無作為に抽出された民間人596人の8割近くは戦闘経験があり、41%が家族や友人の死を経験、3分の1の人の家族や友人が誘拐されたり、消息を絶ったりしている。
アチェの多くの地域では、戦闘中の生活やトラウマ経験がPTSDやうつ、重度の精神不安などを引き起こす可能性があることが理解されていない。
「ほとんどの人は紛争の影響やトラウマの原因について理解していません。人々の多くは、精神疾患は悪霊によるものと考え、暴力的な出来事の経験が原因でありうると気付いていないのです。」とIOMの医療プロジェクトを指揮するEnny Bahari医師は語った。
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↓アチェにおける精神衛生に関する調査報告書(2006年)PDF↓
"Psychosocial Needs Assessment in Pidie, Bireuen and Aceh Utara Districts"
http://iomjapan.org/archives/Aceh%20Psychosocial%20Needs%20Assessment%20Dec%202006.pdf
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【2】人身取引対策公開セミナー報告書
IOMなど国際機関が世界で使用している啓発ツールを紹介
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↓IOM人身取引対策ポスターの写真入りの記事はこちら↓
(啓発活動に役立つウェブサイトリンクも)
http://iomjapan.org/act/trafficking_008.cfm
人身取引対策公開セミナー
「人身取引の防止をめざして
〜国際機関の経験に基づく実践モデルと新たな視点の探求〜」報告
≪開催日≫ 2006年9月28日
≪会場≫ 上智大学 国際会議場
≪主催≫ 国連薬物犯罪事務所(UNODC)、上智大学、国際移住機関(IOM)
≪後援≫ 外務省、独立行政法人 国立女性教育会館(NWEC)
人身売買禁止ネットワーク(JNATIP)
このセミナーは同時期に人身取引問題に関する国際機関の専門家が東京に集まるのに合わせて行われたもので、ILO、UNDAW、UNIFEM、UNODC、UNICEF、UNFPA、IOMの専門家、日本国内の専門家、政府関係者の参加を得て、約100人の聴衆と熱の入った議論が交わされました。
このセミナーは、被害者保護や加害者の訴迫と並ぶ人身取引対策の柱の一つである「防止」をテーマとしました。国際機関が実施している啓発・教育活動や女性の自立支援などの具体的な防止策、日本における取り組みの現状と課題を踏まえて、効果的な人身取引防止対策のあり方に関する積極的な提言がされました。
特に、国際機関が啓発活動に使用しているポスタービデオ、アニメ、研修モジュールといった具体的なツールには大きな関心が寄せられました。報告書の中でもいくつか紹介していますし、巻末では人身取引の啓発活動に役立つウェブサイトを紹介しています(上記ウェブページにもリンク有)。学校、職場、市民サークル、家庭教育などの様々な機会に応用してみてください。
↓セミナー報告書全文のPDFがダウンロードできます↓
http://iomjapan.org/archives/CTseminarReport_Sep2006.pdf
☆‥…・IOM駐日事務所からのお知らせ・…‥☆・・…‥☆・・…‥☆
【IOM人身取引ポスター展】
小田原市の男女共同参画週間行事の一環として、IOMのポスターを通じて人身取引対策について紹介
主催:小田原市市民部地域政策課
場所:おだわら女性プラザCHAT茶っと
神奈川県小田原市栄町1丁目14番4号(音羽プラーザビル2階)
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/lifelong/human/joseipuraza.html
期間:2007年6月1日(金)〜6月30日(土)10:00〜18:00(最終日6/30のみ16:00まで)
お問い合わせ:0465-22-3719
【外務省・IOM共催シンポジウム】
「外国人問題に関する国際シンポジウム -移民の社会統合における国際的経験と日本の課題-」を2007年3月9日に開催しました。
↓外務省のウェブサイトに報告が掲載されています↓
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/event/sy_070309.html
↓当日のプログラムと配布資料、過去のシンポジウム報告はこちらをご覧ください↓
http://iomjapan.org/archives/symposium.cfm
【災害復興ガイド】
IOMスリランカ事務所主任エンジニア、大野拓也が寄稿
◆『災害復興ガイド−日本と世界の経験に学ぶ』
兵庫県震災復興研究センター 『災害復興ガイド』編集委員会 編
発行:クリエイツかもがわ(かもがわ出版) 定価2,100円(税込)
詳細は以下のパンフレットをご覧ください。兵庫県震災復興センターへ直接注文もできます。
http://iomjapan.org/archives/NaturalDisasterRecoveryGuide.pdf
【人身取引対策アニメ「夢のゆくえ」ワークショップ教材に最適】
主に東南アジア地域で、若者の人身取引への意識を高める活動や、被害者の社会復帰支援、入国管理局などの政府関係者やNGO職員向けのトレーニングで使用されているアニメーションです。
↓ハイライトシーンや日本語版DVDの入手方法など詳細はこちら↓
http://iomjapan.org/dream/index.cfm
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*** 発行 ****************************************
国際移住機関(IOM)駐日事務所 駐日代表 中山暁雄
お問い合わせ 広報 後藤裕子
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル8階
Tel: +81(0)3 3595 2487 Fax: +81(0)3 3595 2497
E-mail: iomjpmagazine@iom.int
Website: http://www.iomjapan.org/(日本語)
http://www.iom.int/(本部英文)
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