【IOMニュース】イラク -国内避難民報告、パキスタン、インドネシア
発行日時: 2006/11/16━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■ IOM国際移住機関メールマガジン "Migration" ■□
2006年11月16日号 国際移住機関(IOM)駐日事務所
--- IOM International Organization for Migration ---
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= 多様化する世界の人の流れに向き合う国際社会の求めに応えて =
IOMは国際的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です
◆━━ CONTENTS ━━◆
プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
イラク キルクークにおける困難な避難生活
パキスタン 冬を目前に災害対策訓練を継続
インドネシア イスラム女性団体と人身取引対策で緊密な連携
【IOM駐日事務所からのお知らせ】
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プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
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↓写真入りの記事はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/press_070.cfm
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◆イラク キルクークにおける困難な避難生活◆
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IOMは14日、石油の産出量が多いイラク北部キルクークにおいて、治安が不安定な中で、シェルター、食糧、水衛生、保健、教育、法律に関する充分な国内避難民支援が行われていないとの報告を発表した。
避難民695世帯へのインタビューに基づいた報告によれば、6割の世帯が家賃の支払いに困難をきたしているだけでなく、多くの場合電気や水道などの基本的な設備が整っていない。17%が親戚などと過密した環境で生活。残りは公共の建物や不衛生な居住地で暮らしながら、常に立ち退きの恐怖にさらされている。
また36%は公的配給システム(PDS)を利用しておらず、64%はPDS以外の食糧援助を受けていない。54%は屋外や壊れたパイプから水を利用しており、18%は水が常時利用できない。
キルクークの国内避難民のうち55%は保健医療へのアクセスがなく、48%が必要な時に医療サービスを受けるのが経済的に困難。また70%の子どもが予防接種を受けていない。
将来的に、50%の人々がバグダットなど以前住んでいた地域に戻りたいと考えている。43%はキルクークに残りたいと考えており、7%は別の土地に移住したいと考えている。
南西部ナジャフ県では、89%の避難民世帯は治安が回復すれば以前の住まいに戻りたいと考えている。75%の避難民が食糧の配給を受けているが、給水には問題がない。
南部で最大のムサンナー県では、国内避難民への給水支援が最も必要とされている。60%の人々が定期的な水へアクセスがないと回答している。78%が不充分ではあるが定期的な食糧配給を受けている。他の地域と同じようにシェルターの基本的な設備は不充分。
IOMは全15県のうち6県の報告を完了した。優先分野を特定し、緊急や中長期的な支援計画に活用する。最初の調査はバグダット、バスラ、ジー・カールの3県で行われた。全ての地域でシェルターが国内避難民に最も必要とされており、就職と食糧が続く。
今年2月のサマラでの爆破事件の後、国内避難民は中南部15県で24万人に増加した。避難民発生の理由は全土で同様であり、大多数の国内避難民は宗教上の理由から生命を脅かされている。
IOMは、国内避難民コミュニティのリーダー、地元のNGO、地域の政府機関、避難民の家族を訪問し、食糧、保健、水衛生、資産についてのニーズ、避難民の将来の希望について聞き取り調査を行った。
IOMは2月以来、食糧、水などの物資の国内避難民への緊急配布を、米国政府の支援で実施。しかし、治安が改善して避難民の発生が留まる見込みはなく、IOMは国内避難民支援として2,000万ドルの追加援助を求めている。
※報告書PDF(英文)は、以下のIOMイラク事務所ウェブサイトからダウンロード可能です。
"IOM IDP POST February 22 2006 MONITORING REPORTS"のセクションから
http://www.iom-iraq.net/library.html#IDP
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◆パキスタン 冬を目前に災害対策訓練を継続◆
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先週末、今年初めての大雨と降雪によって早くも冬が到来した中、IOMはパキスタン北部の山岳地域で災害対策訓練を通じたコミュニティ支援を続けている。
地滑りや降雪によって、ニーラム渓谷への道路を含め通行できない道がある。これは2005年10月の地震による土砂崩れで地盤が不安定であった地域。土砂崩れはパキスタン実効支配下のカシミール地方のジュラム渓谷やカガン渓谷でも報告されている。
IOMは悪天候をよそに、地域の村人150人以上を対象に応急手当と緊急対応の訓練を実施した。同様の訓練は今週も引き続き行われる。
災害への対応能力をさらに強化するため、地域で活動する政府機関、国連機関、NGOなどの職員に対しても訓練を行うことを計画している。
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◆インドネシア イスラム女性団体と人身取引対策で緊密な連携◆
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IOMは人身取引対策において、イスラム団体ムハマディアの女性グループAisyiyahとの協力を拡大する。
IOMはインドネシアで、人身取引被害者を対象とした帰還・回復・社会復帰支援を実施。また、法執行機関、裁判官に対しても研修を提供している。
Aisyiyahは1917年に設立され、ボスネオ島でマレーシアと接する西カリマンタン州で2005年から、IOMと協力して活動している。村レベルまで行き届くネットワークを通じ、すでに人身取引被害者女性280人の社会復帰を成功させている。
IOMはこの18カ月間に、西カリマンタン州でAisyiyahのために基礎的な心理学や法学など7回の研修を実施した。
インドネシアはグローバル化により、多くの人身取引被害者女性の出身国、経由国となっている。特に東ジャワ州と港町スラバヤは、国内の人身取引についても、国際的な人身取引についても多くの被害者の出身地。
「肉体的、精神的痛手を受けた1,300人以上の被害者が、支援センターで無料の医療サービスを受けました。もしセンターが閉鎖されれば、支援活動に大きな打撃となるでしょう。追加の支援が必要です。」クリスティン・ダデイ IOMインドネシア事務所人身取引対策事業チーフは語った。
◇◆—IOM駐日事務所からのお知らせ—◇◆————◇◆————◇◆
【外務省・IOM共催シンポジウム -報告】
3月9日(木)開催
「外国人問題にどう対処すべきか− 外国人の日本社会への統合に向けての模索 −」
↓シンポジウム報告書↓
http://iomjapan.org/archives/Mar2006SymposiumReport.pdf
↓シンポジウムについて詳しくは↓
http://www.iomjapan.org/news/symposium2006.cfm
【IOM人身取引対策ポスター展】
●関東外で初めての開催!
展示名:「人身取引と人の移動 世界と日本」展 in さんかく岡山
主催:岡山女性フォーラム・岡山市男女共同参画社会推進センター「さんかく岡
山」
場所:岡山市男女共同参画社会推進センター「さんかく岡山」
岡山市表町三丁目14番1-201号(アークスクエア表町2階)
http://www.city.okayama.okayama.jp/shimin/danjo/center/index.html
期間:2006年11月23日(木)〜12月24日(日)9:30〜20:00
(日曜・祝日は17:00まで。火曜休館)
お問い合わせ:086-803-3355
【人身取引対策公開セミナー -報告】
IOMは9月28日、「人身取引の防止をめざして〜国際機関の経験に基づく実践モデルと新たな視点の探求〜」と題した公開セミナーを国連薬物犯罪事務所(UNODC)、上智大学と共催しました。後日報告書をIOMウェブサイトに掲載致します。
↓当日のプログラムや配布資料はこちらをご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/news/event_008.cfm
【「移住と開発」コラム】
2006年9月14-15日に国連総会の特別セッションとして「移住と開発に関するハイレベル討議」が開催されました。移住に対する国際的な関心の高まりを受けたものです。近年課題となっている移住に関するトピックを以下で取り上げています。
http://iomjapan.org/act/act_005.cfm
【IOM季刊誌 "Migration" 9月号】
レバノンからの移民労働者の避難、国連総会「移住と開催」ハイレベル討議などを特集しています。
↓英文PDFはこちら↓
http://www.iom.int/jahia/Jahia/cache/bypass/pid/8?entryId=10482
【人身取引対策アニメ「夢のゆくえ」ワークショップ教材に最適】
「夢のゆくえ」は主に東南アジア地域で、若者の人身取引への意識を高める活動や、被害者の社会復帰支援、入国管理局などの政府関係者やNGO職員向けのトレーニングで使用されているアニメーションです。
↓ハイライトシーンやDVDの入手方法など詳細はこちら↓
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_006.cfm
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発行:
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国際移住機関(IOM)駐日事務所 駐日代表 中山暁雄
お問い合わせ 広報 後藤裕子
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル8階
Tel: +81(0)3 3595 2487 Fax: +81(0)3 3595 2497
E-mail: iomjpmagazine@iom.int
Website: http://www.iomjapan.org/(日本語)
http://www.iom.int/(本部英文)
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