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【IOMニュース】セルビア -人身取引被害者社会復帰センター、中国 -国内移住者による送金、グローバルフェスタ

発行日時: 2006/10/13

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□■ IOM国際移住機関メールマガジン "Migration"  ■□
 2006年10月13日号   国際移住機関(IOM)駐日事務所
 --- IOM International Organization for Migration ---
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= 多様化する世界の人の流れに向き合う国際社会の求めに応えて =
 IOMは国際的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です


◆━━ CONTENTS ━━◆
 【1】プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
     セルビア 初の人身取引被害者社会復帰センター開設
     中国 国内移住者の送金が果たす役割 最新報告
 【2】9/30-10/1 グローバルフェスタ参加報告
 【IOM駐日事務所からのお知らせ】   
 

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    【1】プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
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↓写真入りの記事はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/press_065.cfm

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◆セルビア 初の人身取引被害者社会復帰センター開設◆
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セルビア共和国の首都ベオグラードで、国内で初めて人身取引被害者のための社会復帰センターが開設された。スウェーデン国際開発協力庁(Sida)とIOMの支援で、NGO、Atinaにより運営されており、増加する人身取引被害者に対して総合的な支援を提供する。

IOMはAtinaと協力し、人身取引被害者への一時的な住居の提供、支援の現場に向けたサポートチームの設置などを行う。

サポートチームと社会復帰センターを通して、被害者は住居、医療や法的なサービス、家族との話し合いの仲介、心理カウンセリング、職業訓練、教育などの支援を受けることができる。

過去に支援を受けた被害者や現在支援を受けている被害者のニーズや経験を踏まえ、首都だけでなく地方でも総合的な支援を提供することを目指している。

政府やIOMによる統計によれば、近年セルビア人被害者は増加している。IOMが2001年から2006年10月までに支援した348人のうち、71人は今年支援を受け、大多数がセルビア国籍。


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◆中国 国内移住者による送金が果たす役割 最新報告◆
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IOMの最新の研究報告によると、数百万人いるとみられる中国国内移住者からの送金は、地方の家庭を豊かにする一方で、移住者やその家族に負担も強いている。

2005年には300億ドルあったと推測される国内移住者による送金は、その配分、ルートなどとともに注目されている。しかし、長期間家族と離れた生活、送金が世代間や男女間に不平等をもたらす可能性など、移住にかかる負担にも注意を払う必要がある。

移住者はできるだけ多額の送金をしたいという考えから過酷な労働時間、労働条件に身を投じ、住環境や衣服、食事など、自身の健康に気を配らないことが多い。

故郷に残されて移住者の土地や孫の世話をする高齢者への影響も報告されている。世界の貧しい地方の多くと同様に、一般的に男の子は女の子よりも厳しい環境の中でも優遇されており、貧しい家庭では女の子は学校へも行かず農作業をしている。

中国国内移住者の送金額は他の国よりも格段に高く、送金を受け取る家庭の収入の2割から5割を占める。減少はしたものの、世界で最も大きい都市地方間の収入格差を埋めるには至らない。

他の地域とは異なる特徴として、中国では女性より男性がより多く送金している。性比率のゆがみと女性移民が多いことから、貧しい地方出身の男性は結婚のチャンスを広げるために資金を貯め、家の建築や修理も行う必要がある。

報告では国内移住者の4分の1が送金していない事実も取り上げられている。政府は移住者への平等な待遇を促しているが、賃金不払いの問題は大きい。他の要因として、移住者の都市への定住化も挙げられる。

しかし、報告は送金の利点を多く示している。地方の貧困を削減し、困難な時期の保険のような役割を果たす一方で、家族の学費や生活雑貨の購入費となり、一般的に国の経済成長に貢献する。

※上記報告書の全文(英文PDF)は以下のIOMウェブサイトでご覧になれます。
http://www.iom.int/jahia/Jahia/cache/bypass/pid/8?entryId=11164#order



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      【2】グローバルフェスタ参加報告
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↓写真入りの記事はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/event_009.cfm

              IOM駐日事務所インターン 梅原 徹

IOMは9月30日、10月1日に日比谷公園において行われたグローバルフェスタに参加しました。グローバルフェスタとは誰でも参加できる「国際協力」を身近に感じてもらう行事です。今年は「食から考える・地球しあわせ計画」をテーマに、政府関連機関・国際機関・NGOが集い各国の食と国際協力について理解を深めました。IOMはフェスタのテーマである「食」にもからめて、移住問題について皆さまに知って頂けるよう活動しました。

参加者の多くは移住問題の大きなテーマである「人身取引」について高い関心を持っていらっしゃるようでした。ブースの中に展示された各国の人身取引啓発ポスターを見た参加者の多くは、人身取引が日本も例外ではなく世界中で行われているという事実に驚いている様子で、ブースに長時間いらっしゃる方も多くいました。また人身取引啓発ポスターの強いメッセージ性に興味を持ってくださり、積極的に質問して下さる方が多かったです。ブース内では、人身取引の説明パネルの前で人身取引の被害に遭った少女の話を真剣に読んでいる方や、IOMの活動に関するクイズに挑戦して楽しんでいる方など、それぞれの方法で過ごしていらっしゃいました。「食」に関するクイズは参加者から大変人気がありました。東南アジア各国のIOM駐在員から送られてきた料理に関するクイズはどれも独特で、食の文化の違いに驚きを見せていました。

30日には人身取引に関するワークショップを行いました。まず東南アジア諸国の子ども達のために作成した人身取引防止のためのアニメ「夢のゆくえ」を見て、後半は理解を深めるためにディスカッション形式で意見交換をしました。参加者からは「信頼している人に言われたらついていってしまう」等、様々な意見がでました。「人身取引について議論する機会があまりないので、今回はいい機会だった」という感想も頂きました。

フェスタには2日合わせて6万人の方が足を運んで頂いたという事で、大いに盛り上がりました。私達のブースにも多くの方達に積極的に参加して頂き、大変有意義な時間を過ごすことができました。最終日の午後には雨が降ってくるというハプニングにも見舞われましたが、このような地道な活動を通して、人身取引問題に対しての理解を広めていく事はこの問題を解決する上で大変重要であると考えています。



◇◆―IOM駐日事務所からのお知らせ―◇◆――――◇◆――――◇◆
【人身取引対策公開セミナー -報告】
IOMは9月28日、「人身取引の防止をめざして〜国際機関の経験に基づく実践モデルと新たな視点の探求〜」と題した公開セミナーを国連薬物犯罪事務所(UNODC)、上智大学と共催しました。後日報告書をIOMウェブサイトに掲載致します。
↓当日のプログラムや配布資料はこちらをご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/news/event_008.cfm

【「移住と開発」コラム】
2006年9月14-15日に国連総会の特別セッションとして「移住と開発に関するハイレベル討議」が開催されました。移住に対する国際的な関心の高まりを受けたものです。近年課題となっている移住に関するトピックを以下で取り上げています。
 http://iomjapan.org/act/act_005.cfm
↓「移住と開発」コラムの内容をコンパクトにまとめた
 パンフレット(PDF版)もご覧ください↓
 http://iomjapan.org/archives/Migration&Development.pdf

【IOM季刊誌 "Migration" 9月号発行】
レバノンからの移民労働者の避難、国連総会「移住と開催」ハイレベル討議などを特集しています。
↓英文PDFはこちら↓
http://www.iom.int/jahia/Jahia/cache/bypass/pid/8?entryId=10482

【人身取引対策アニメ「夢のゆくえ」ワークショップ教材に最適】
「夢のゆくえ」は主に東南アジア地域で、若者の人身取引への意識を高める活動や、被害者の社会復帰支援、入国管理局などの政府関係者やNGO職員向けのトレーニングで使用されているアニメーションです。 
駐日事務所が作成した日本語吹替版について、NGOや自治体、学校関係者などから、研修や授業の教材として使用するために多数お問い合わせをいただいています。ウェブサイトで是非一度ハイライトシーンをご覧ください。
↓ハイライトシーンやDVDの入手方法など詳細はこちら↓
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_006.cfm

【外務省・IOM共催シンポジウム -報告】
2006年3月9日(木)開催
「外国人問題にどう対処すべきか− 外国人の日本社会への統合に向けての模索 −」
↓当日のプログラムと配付資料(PDF)はこちらからご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/news/symposium2006.cfm

◇◆――――◇◆――――◇◆――――◇◆――――◇◆――――◇◆  


発行:
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国際移住機関(IOM)駐日事務所  駐日代表 中山暁雄
          お問い合わせ  広報 後藤裕子
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル8階
Tel: +81(0)3 3595 2487 Fax: +81(0)3 3595 2497
E-mail: iomjpmagazine@iom.int
Website: http://www.iomjapan.org/(日本語)
         http://www.iom.int/(本部英文)
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ペンネーム : iomjpmagazine

  • IOMは世界的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です。人道復興支援、人身取引対策、移送支援、保健衛 生など、移民個人への直接支援から関係国への技術支援、移住問題に関する地域協力の促進にいたるまで、移住問題に対応する幅広い活動を世界各地で実施しています。

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