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【IOMニュース】レバノン -在留外国人の国外避難、東ティモール -国内避難民支援、アチェ平和構築

発行日時: 2006/7/20

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□■ IOM国際移住機関メールマガジン "Migration"  ■□
 2006年7月20日号   国際移住機関(IOM)駐日事務所
 --- IOM International Organization for Migration ---
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= 多様化する世界の人の流れに向き合う国際社会の求めに応えて =
 IOMは国際的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です


◆━━ CONTENTS ━━◆
 【1】プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
     レバノン 在留外国人の国外避難について調査チームを派遣
     東ティモール 新たな国内避難民キャンプを発見
 【2】インドネシア・アチェ平和の構築−報告 2006年7月
     元戦闘員と元政治犯に対する社会復帰支援
 【IOM駐日事務所からのお知らせ】
    IOM本部ウェブサイトリニューアル
 

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
    【1】プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
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↓写真入りの記事はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/press_054.cfm

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◆レバノン 在留外国人の国外避難について調査チームを派遣◆
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IOMは18日、激化する戦闘を受けて、第三国への避難を必要としている在留外国人の調査を行うためのチームをレバノンへ派遣した。IOMはすでに、スリランカ、フィリピン、バングラデシュ、モルドバの各政府から、自国民のレバノン出国の支援について打診されている。

IOMは、スリランカからの移民がシリアないしヨルダンを経由してスリランカに帰国するまでの宿泊の手配を依頼された。スリランカ政府によれば、状況は流動的であるが、レバノンからの出国を希望しているスリランカ人は数千人に達するという。レバノンには、約8万人のスリランカからの移民が暮らしていると見られる。

チームはレバノン入りの前にシリアに立ち寄り、すでにシリアに避難した外国人の数を調査した。

IOMはレバノンを始めとした各国政府、国連などとの調整を続けながら、支援を検討している。


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◆東ティモール 新たな国内避難民キャンプを発見◆
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IOMは引き続きディリ及びその周辺で支援活動を行っているが、このほどディリ東方の丘陵地帯で、7,000人を収容しているキャンプ5ヶ所を新たに発見した。幹線道路から外れた地域で、5月末に避難生活を始めて以来、人々はわずかな水と食糧で生き延びていた。

そのうちの1ヵ所、Mota Kiikキャンプのリーダー、アントニオ・ダシルバは次のように語る。「外部からの情報が全くなかったので、怖くてここを離れることができなかった。物資の不足から生活に困難をきたすようになっていた。」

IOMはこれらのキャンプにも先週政府米の配布を始め、高まっていた緊張を緩和した。また、キャンプには大勢の妊婦や子どもがいたため、UNICEFなどの機関にも支援を依頼した。

ルイス・ビエイラIOMディリ事務所代表は「新しく発見されたキャンプの国内避難民は、やっと最初の支援を受け取った。これらのキャンプの状況を、他のキャンプと同様に、目標としているレベルまで早く上げなければならない。」と語った。

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東ティモールで緊急支援を実施している日本のNGOで、物資の輸送を希望されるなど、IOMとの連携の可能性を検討されている団体は、駐日事務所までご連絡ください。
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    【2】アチェ平和の構築−報告 2006年7月
       元戦闘員と元政治犯に対する社会復帰支援
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↓写真入りの記事はこちら↓
http://iomjapan.org/act/peacebuilding_001.cfm

IOMは、日本政府からの10億円の紛争予防・平和構築無償を始めとした支援により、インドネシア・アチェ州で平和構築活動を実施しています。インドネシア政府の要請により、元独立アチェ運動(GAM)戦闘員約3,000人と恩赦を受けた政治犯約2,000人に対する社会復帰支援を行っています。州社会事務所(Dinas Sosial)との協力のもと、IOM情報・カウンセリング・紹介サービス(ICRS- Information, Counseling and Referral Service)センター9カ所を通じて、カウンセリングや職業訓練の提供、小規模ビジネスへの支援を行うことで、元戦闘員と元政治犯の生計手段の回復を支援しています。同時に元戦闘員と元政治犯の受け入れコミュニティにも支援をしています。

◆━━元GAMメンバーの一家がIOMの支援を受けるまで━━◆

アリ・ウマールはIOMの支援を受けている元GAMメンバーの一人です。一家のこれまでの体験を紹介します。

アリの子どもたちは、それぞれ12歳、14歳、16歳のときに、理想に燃えてGAMに参加するようになりました。アリ自身も子どもたちを守るために、GAMの文民セクションで働くようになりました。紛争が激しかった頃に焼き払われたアチェ南部の家を離れて、家族7人で、アチェ南部とアチェ・テゥンガラの間のジャングルで数ヶ月生活していました。

妻の実家を探しながら食糧を得るために村々をさまよっていましたが、そのUjung Baru村にはすでに政府軍の捜索が及んでいました。村長はそのときのことを振り返ってこう言います。「当時村は微妙な立場に置かれていて、政府軍を支援することも、GAM関係者を支援することもできなかった。」

アリの妻はジャングルでの生活で、助産婦としてGAM関係者の他の家族を助けていました。彼女自身も娘を出産しました。当時は、他の大きい娘たちも家族の身を守るために銃を携行することがありました。紛争下で女性がいかに複雑で困難な役割を果たしていたかがわかります。2004年、一家は逮捕され、拘置されました。

2005年8月の和平合意を受けて、全ての政治犯は恩赦により釈放され、アリとその家族も自由になりました。その日、刑務所に村人が総出でアリを迎えにきて、祝福の儀式が行われました。健康診断と今後の生計手段についてのカウンセリングを行った後、IOMは一家を故郷に送り届けました。

数ヵ月後にもIOMは医療サービスの提供や、小規模ビジネスを起業するための計画作りを引き続き支援しました。アリの妻が再び出産した際には、IOMが州社会事務所との協力で運営している「情報・カウンセリング・紹介サービス」を通じて、IOM医療スタッフが助言を行いました。

アリ一家は今、平和な生活を満喫しています。IOMの支援で小さな店を出すことを計画しています。IOMは一家が生活するUjung Baru村へも支援を行っており、村が決めた集会所の建築のために資金を提供しました。紛争中は、政府や軍の指導のもとで村の集会を行ってきました。これからは村人が自発的に村の将来について話し合い、集会所を子どもたちの教育や女性が生計を助けるための活動に使用します。アリは、集会所建設事業の委員に選ばれました。

アリは村の人たちに対して感謝の気持ちを述べました。
「釈放の日に村人たちが迎えに来てくれたこと、祝ってくれたことは決して忘れません。孤立しているのではなく、このコミュニティの一員であると感じることができました。」

◆━━平和のメッセージ発信とジェンダーの視点━━◆

IOMは、元戦闘員と元政治犯、及び受け入れコミュニティへの直接の支援だけでなく、5月から6月にかけてアチェ伝統の語り部のパフォーマンスを通じて平和のメッセージを36ヵ所で15,000人に対して伝えたり、社会復帰支援にジェンダーの視点を欠くことがないよう専門家を迎えた援助関係者のフォーラムを6月に開催したりといった活動を行っています。女性の元戦闘員や紛争被害者の多くは、コミュニティの意思決定プロセスに関われないため、支援が平等にされるように特別な配慮が必要です。

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IOM全体の「平和構築」紹介ページもご覧ください
http://iomjapan.org/act/peacebuilding.cfm
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◇◆―IOM駐日事務所からのお知らせ―◇◆――――◇◆――――◇◆

【IOM本部のウェブサイトがリニューアルされました】
人道復興支援だけでなく、移住に関する幅広いIOMの活動を、テーマ別に見やすく紹介しています。
是非一度ご覧ください。 
詳細→ http://www.iom.int

【人身取引対策アニメ「夢のゆくえ」】
「夢のゆくえ」は主に東南アジア地域で、若者の人身取引への意識を高める活動や、被害者の社会復帰支援、入国管理局などの政府関係者やNGO職員向けのトレーニングで使用されているアニメーションです。 
駐日事務所が作成した日本語吹替版について、NGOや自治体、学校関係者などから、研修や授業の教材として使用するために多数お問い合わせをいただいています。
↓DVDの入手方法など詳細はこちら↓
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_006.cfm

【IOM駐日事務所インターン募集】
移住問題、人身取引対策、人道支援を始め、国際協力や国際機関のお仕事にご興味のある方のご応募をお待ちしています。
お問い合わせはメールでお願い致します。
詳細はこちら→ http://iomjapan.org/act/act_004.cfm

【外務省・IOM共催シンポジウム -報告】
3月9日(木)開催
「外国人問題にどう対処すべきか− 外国人の日本社会への統合に向けての模索 −」
↓当日のプログラムと配付資料(PDF)はこちらからご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/news/symposium2006.cfm

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発行:
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国際移住機関(IOM)駐日事務所  駐日代表 中山暁雄
          お問い合わせ  広報 後藤裕子
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル8階
Tel: +81(0)3 3595 2487 Fax: +81(0)3 3595 2497
E-mail: iomjpmagazine@iom.int
Website: http://www.iomjapan.org/(日本語)
         http://www.iom.int/(本部英文)
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ペンネーム : iomjpmagazine

  • IOMは世界的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です。人道復興支援、人身取引対策、移送支援、保健衛 生など、移民個人への直接支援から関係国への技術支援、移住問題に関する地域協力の促進にいたるまで、移住問題に対応する幅広い活動を世界各地で実施しています。

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