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【IOMニュース】セルビア・モンテネグロ -除隊兵士支援、人身取引対策 -アニメ「夢のゆくえ」、リッキーマーティンとの協力
発行日時: 2006/5/19━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■ IOM国際移住機関メールマガジン "Migration" ■□
2006年5月19日号 国際移住機関(IOM)駐日事務所
--- IOM International Organization for Migration ---
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= 多様化する世界の人の流れに向き合う国際社会の求めに応えて =
IOMは国際的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です
◆━━ CONTENTS ━━◆
【1】プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
セルビア・モンテネグロ 除隊兵士の社会復帰を支援
人身取引対策 リッキー・マーティン財団との
グローバル・パートナーシップ
【2】4月19日開催 人身取引対策ワークショップ 報告
人身取引対策アニメ「夢のゆくえ」紹介
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【1】プレス・ブリーフィング・ノート日本語版
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↓写真入りの記事はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/press_044.cfm
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◆セルビア・モンテネグロ 除隊兵士の社会復帰を支援◆
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IOMはセルビア・モンテネグロ軍の除隊兵士およそ1,900人の社会復帰を支援する。2年間のプログラムで、除隊兵士の民間セクターへのスムーズな移行を目指す。
北大西洋条約機構(NATO)加盟20カ国が「NATO平和のためのパートナーシップ信託基金」を通じて支援した約600万ユーロを使用して、セルビア防衛省と密接の協力のもとプログラムを実施する。ニーシュ、ノヴィ・サド、ポトゴリツァ、ベオグラードの地域再定住センターで雇用に関する情報やカウンセリングが提供される。
軍隊での訓練以外に資格・経験を持たない元兵士、家計で唯一の稼ぎ手、住居の提供が打ち切られたり、年金を満額受け取れない場合には、特別な配慮がなされる。就職に必要な技能や知識を得るための補助金の交付や貸付も行う。
セルビア・モンテネグロは、段階的な軍備縮小を含めた今後4年に亘る防衛力の再編に着手している。
IOMはこれまでに、アフガニスタン、アンゴラ、コンゴ共和国、グアテマラ、ハイチ、マリ、モザンビーク、フィリピン、東ティモール、最近ではコソボ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナで、27万人以上の元戦闘員の社会復帰事業を支援した。
IOMは日本政府から10億円の紛争予防・平和構築無償の供与を受けて、インドネシア・アチェ州でも平和構築活動を行っている。
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◆人身取引対策
リッキー・マーティン財団とのグローバル・パートナーシップ◆
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IOMとリッキー・マーティン財団は、人身取引の根絶を目指した世界的な活動を協力して実施していくことで合意した。特に未成年に焦点を当てたプロジェクトを実施する。
調印式はマドリッドでのコンサート前に行われ、リッキー・マーティン氏の立ち会いのもと、ンディオロ・ンジャエIOM事務次長とアンヘル・サルトス同財団代表が合意文書に署名した。
「私たちは子どもの搾取をなくすことを目指しています。残念なことに人身取引の被害者の半分は子どもで、特にポルノ、売春、強制労働に従事させられています。この連携が世界的な行動への呼びかけになると確信しています。」とマーティン氏は語った。
IOMはマーティン氏の出身地プエルトリコで法執行機関やNGO職員向けの人身取引対策トレーニング・セミナーの実施準備をしているが、マーティン氏はこれに感謝の意を表した。
IOMと同財団はすでに3月から、コロンビアで“Don’t Let Anyone Shatter Your Dreams”(夢をあきらめないで)キャンペーンを協力して実施している。マーティン氏を起用した公共広告が用いられ、その社会的影響は大きい。人身取引ホットラインへの問い合わせ件数は過去3カ月でこれまでの5倍になった。
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【2】4月19日開催 人身取引対策ワークショップ 報告
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↓写真入りの詳しい記事はこちら↓
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_005.cfm
IOMは4月19日、国連広報センターとUNギャラリーで共催した「人身取引と世界的な人の移動展」(2006年4月5日〜5月10日)の一環で、「人身取引対策ワークショップ」を行いました。当日は国際機関、NGO、マスコミ、教育関係、学生など、さまざまなバックグラウンドを持った26人の方々が参加して人身取引問題に関する理解を深め、ディスカッションを行いました。ファシリテーターは中山暁雄IOM駐日代表が務めました。
“Trafficking”という言葉は、麻薬、武器、そして人の取引について使われます。人身取引は世界的な問題で、様々な機関が人身取引に対応する活動を行っています。IOMは「移民の権利保護」という観点からこの問題を捉え、様々な国で活動を展開しています。UNギャラリーに展示しているポスターやビデオも、世界各地でのIOMの人身取引対策の一環で使用されているものです。
ワークショップではまず、メコン川流域地域で主に若者の意識を高める活動で使用されているアニメ「夢のゆくえ -取引される少女たち-」を参加者に見ていただきました。「夢のゆくえ」にはジェンダーや都会への強いあこがれなど、少女たちを取り巻く様々な問題が描かれています。このアニメは、ワークショップなどを通じて少女たちが自分で考え、生きる力を身に付ける題材として制作されました。
アニメを見た後は、目を閉じた状態でファシリテーターの指示に従って正方形の紙を折ったり、ちぎったりというエクササイズを行いました。最後に目を開けて紙の形を参加者同士で確認し合いましたが、ほとんどが違う形になりました。この体験を通じて、他の人の行動を見ることができない中で不完全な命令に従う、不安で不平等な状態を体験しました。人身取引の被害者はこれと似たような状況に置かれています。充分な情報がなければ正しい判断は出来ません。また騙されたときに反論も出来ません。「夢のゆくえ」はそれを題材としたワークショップを通して、人身取引の被害者が多い地域に暮らす少女たちが、心ない人に騙されることなく正しい情報に基づいて自分で判断するスキルを身に付けることを目指しているのです。
人身取引の定義についてファシリテーターから説明があった後、最後に参加者が3グループに分かれてディスカッションを行いました。町の暮らしに憧れる村の子どもたちに対してその村で活動する青年海外協力隊員としてどのようなアドバイスをするか、町で勧誘されている若い女性に通りがかりの日本人ジャーナリストとしてどのように助言するか、というテーマで話し合いました。参加者からは、「夢のゆくえ」を見て得られた視点や自らの体験をもとに、多様な発言がされました。このディスカッションを通じて、潜在的な被害者に説得力のある活動をするためには、単に情報を伝えるだけでなく影響力のある地域のリーダーなどを巻き込む必要性や、村と町それぞれで、集会、ポスター、マスコミなどさまざまな形でのアプローチが必要との認識を改めて得ることができました。目の前に危険がまだ見えていない場合、その人の身に起こり得る危険として捉えてもらう難しさを、実際の市民活動の経験から語る参加者もいらっしゃいました。
IOMはより多くの日本の人たちに人身取引とそれにまつわる国際的な問題について知ってもらうため、学校や自治体、NGOなどの催しでこのワークショップのように「夢のゆくえ」を活用していただくことを期待しています。特に日本の青少年や子どもたちに、海外の同年代の若者が抱えている問題やそれを取り巻く環境について理解してもらえるよう、国際理解教育における有効な活用法についてのご提案やアイデアをお待ちしております。
◇◇◇ 「夢のゆくえ -取引される少女たち-」について ◇◇◇◇
「夢のゆくえ」は主に東南アジアの青少年向けにIOMが制作した、人身取引についてのアニメーションです。同地域での若者の人身取引への意識を高める活動や、被害者の社会復帰支援、入国管理局などの政府関係者やNGO職員向けのトレーニングで使用されています。
日本でも上記で報告したワークショップで題材として使用し、参加者から好評を博しました。さまざまなNGOや自治体、学校関係者などから、研修や授業の教材として使用するために多数お問い合わせをいただいています。日本語吹き替え版DVDの入手が可能です。詳細は以下のページをご覧ください。
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_006.cfm
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◆◆ お知らせ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆
【外務省・IOM共催シンポジウム -報告】
2006年3月9日(木)開催
「外国人問題にどう対処すべきか− 外国人の日本社会への統合に向けての模索 −」
↓当日のプログラムと配付資料(PDF)はこちらからご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/news/symposium2006.cfm
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発行:
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国際移住機関(IOM)駐日事務所 駐日代表 中山暁雄
お問い合わせ 広報 後藤裕子
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル8階
Tel: +81(0)3 3595 2487 Fax: +81(0)3 3595 2497
E-mail: iomjpmagazine@iom.int
Website: http://www.iomjapan.org/(日本語)
http://www.iom.int/tsunami/(本部英文)
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