【IOMニュース】UNギャラリー展示、人身取引講演・アニメ上映会・シンポジウム報告
発行日時: 2006/3/24━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□■ IOM国際移住機関メールマガジン "Migration" ■□
2006年3月24日号 国際移住機関(IOM)駐日事務所
--- IOM International Organization for Migration ---
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= 多様化する世界の人の流れに向き合う国際社会の求めに応えて =
IOMは国際的な人の移動(移住)の問題に取り組む国際機関です
◆━━ CONTENTS ━━◆
【1】「人身取引と世界的な人の移動」展
2006年4月5日〜5月10日 UNギャラリー
【2】人身取引関連イベント報告
●講演・アニメ上映会 2006年2月23日開催
「国際的な人身取引の解決に向けて -今、日本社会にできること-
●人身取引問題に関する国際シンポジウム 2006年2月25日開催
【お知らせ】
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【1】「人身取引と世界的な人の移動」展
国連広報センターと共催
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↓写真入りのお知らせはこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/event_005.cfm
国際移住機関(IOM)と国際連合広報センターは、東京・渋谷のUNギャラリーで、「人身取引と世界的な人の移動」展を開催します。
世界的に広がる人の移動を背景として、人身取引(トラフィッキング)の問題とその対策に焦点を当てつつ、IOMが実施するスマトラ沖地震・津波、パキスタン地震他に対応した支援活動、スーダンの国内避難民帰還支援などを紹介します。
人身取引というと、性的搾取のために若い女性や子どもが国際的に取引されることが一般的にイメージされますが、 実際には男性や大人が、強制労働や物乞い、臓器摘出のために犠牲となる場合も見られます。IOMは国際機関としての活動実績をもとに、人身取引の背景としての被害者の出身国の貧困問題、被害者を移動させ搾取する手口、国際的な犯罪ネットワークの存在、アジア地域を含めた国際的な人身取引の実態などの理解を深めてもらえるような展示を行います。
IOMが各国で使用している人身取引対策キャンペーンポスター、パンフレットの紹介を始め、東南アジアなど人身取引の被害者が多い国で教育活動に使用しているビデオの日本語吹替版や、各国で作成した人身取引の危険を教えるビデオの上映を行います。
4月19日(水)15:00〜17:00 IOM職員が人身取引問題などをテーマに行うワークショップを予定しています(詳細は次号で)。
◆「人身取引と世界的な人の移動」展◆ 入場無料
期間:2006年4月5日(水)〜5月10日(水)(最終日は15時まで)
午前10時〜午後5時30分
休館日: 毎土日、5月3〜5日
会場:UNハウス1、2階 UNギャラリー
東京都渋谷区神宮前5-53-70
(東京メトロ表参道駅B2出口徒歩5分。または、JR渋谷駅東口徒歩8分)
≫会場への地図 http://www.iomjapan.org/archives/UNHouseMapWeb.jpg
主催:国際移住機関(IOM)、国際連合広報センター
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【2】2006年2月開催 人身取引関連イベント報告
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◆━━国際的な人身取引の解決に向けて -今、日本社会にできること━━◆
2006年2月23日
↓写真入りの報告はこちらからご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_002.cfm
2006年2月23日、「国際的な人身取引の解決に向けて -今、日本社会にできること−」を開催しました。当日は40名の方にご参加いただき、IOMが制作した人身取引対策アニメの日本語版、「夢の行方−取引される少女たち」上映の後、リチャード・ダンジガーIOM本部人身取引対策部長が人身取引の現状を国際的な視点から報告しました。その後の質疑応答では、参加者から活発な質問・コメントが寄せられました。
●アニメ「夢のゆくえ−取引される少女たち」上映●
「夢のゆくえ」には、とある開発途上国の農村出身の少女が出稼ぎ先の都会で知り合った「リクルーター」に騙されて、売春宿で強制的に働かされる様子が描かれています。「夢のゆくえ」(原題:“Shattered Dreams”)のオリジナルはIOMバンコク地域事務所が制作したもので、日本語以外に9つの言語に翻訳され、タイ、カンボジア、ラオス、インドネシア、ベトナムで、若者の人身取引への意識を高める活動や、被害者の社会復帰支援、入国管理局などの政府関係者やNGO職員向けのトレーニングで使用されています。日本語吹替版(英語字幕付)全編45分を上映しました。
●リチャード・ダンジガーIOM本部人身取引対策部長 報告(概要)●
人身取引は世界的な問題で、国連の人身取引議定書で定義されています。人身取引に対処するには、特に3つのP(加害者の追訴prosecution、被害者の保護protection、人身取引の防止prevention)に留意する必要があると言われています。
人身取引の目的には、性的な搾取、臓器の取引、強制労働などがあり、女性だけでなく、男性も同じように被害に遭っています。男性の被害者が多い強制労働の問題は深刻ですが、実態の解明が困難です。PTSDなどで苦しむ男性の被害者もいるため、現在では、男性の被害者を専門に扱うNGOもあります。
人身取引の被害者か被害者ではないかの線引きは非常に難しいのですが、18歳未満の未成年のケースでは、少しでも被害者である可能性があるなら必要な保護・措置を全て与えるという方針で臨むべきだと考えます。
IOM、UNICEF、ILOなど国際機関の連携も活発で、国際機関にはNGOの能力を高める役割が求められており、最終的にはNGOが大きな役割を担うことが期待されています。
3Pの1つに問題への関心を高め人身取引を予防する活動があります。「夢のゆくえ」のように一般の人々をターゲットにした活動と、NGOや法執行機関のキャパシティー・ビルディングを目的とした活動があります。
「夢のゆくえ」はコミュニティーで人身取引への関心を高める活動に使われています。ただビデオ見せるだけでは不充分です。人身取引の根本的な原因である貧困を解決するのが難しい中で、ビデオを見た後に住民が持つ疑問(例えば「出稼ぎは悪いことなのだろうか」など)に対して、肯定的な答えを考えておかなければなりません。
◇◇質疑応答や参加者からのコメントは上記のウェブページをご覧ください◇◇
◆━━人身取引問題に関する国際シンポジウム 2006年2月25日━━◆
↓写真入りの報告はこちらからご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_003.cfm
外務省、国立女性教育会館(NWEC)、国際移住機関(IOM)の共催(協力:人身売買禁止ネットワーク[JNATIP])による「人身取引問題に関する国際シンポジウム-人身取引の根絶に向けて-」が2月25日、国連大学で開かれました。このシンポジウムには、人身取引対策に携わる日本内外の専門家、政府職員、NGO、国際機関などの関係者が参加し、国際協力やネットワークの強化による問題解決に向けた取り組みに関する活発な論議が交わされました。
IOMからは、ジュネーブ本部のリチャード・ダンジガー人身取引対策部長が参加し、基調講演を行ったほか、第2部のパネルディスカッション「人身取引根絶に向けた国際協力」にもパネリストとして加わりました。
基調講演では、加害者の訴追、被害者の保護、人身取引の防止を中心とする包括的な人身取引対策の現状と課題が報告されました。特に、日本と同じように人身取引の目的国となっている欧米諸国で実施されている法執行や被害者保護の具体的な取り組みの紹介には、「今後日本が取るべき対策を考える上で有益であった」という感想が多く聞かれました。
このシンポジウムを通じて、人身取引問題の解決には、各国の政府、NGO、国際機関、市民社会が連携して国境を越えたネットワークを構築していくことが必要不可欠であることが改めて確認されました。IOMは今回のシンポジウムの成果を踏まえて、具体的なフォローアップの活動を今後も継続していきます。
IOMの基調講演の要旨については、以下を参照して下さい。
http://www.iomjapan.org/archives/IOM_RD_CTpresentation_25Feb2006.pdf
◇人身取引についてわかりやすく解説したパンフレットを作成しました◇
「人身取引をなくすために わたしたちにできること」
↓こちらからご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/act/trafficking_001.cfm
◆◆ お知らせ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆
【外務省・IOM共催シンポジウム -報告】
3月9日(木)開催
「外国人問題にどう対処すべきか− 外国人の日本社会への統合に向けての模索 −」
↓当日のプログラムと配付資料(PDF)はこちらからご覧ください↓
http://www.iomjapan.org/news/symposium2006.cfm
【IOM・難民を助ける会 合同報告会 -参加申込受付中】
2006年4月7日(金)開催
「国際協力における国際機関とNGOの連携のあり方」
スマトラ沖大地震・インド洋津波・パキスタン大地震
−被災者支援を通じて見えたもの−
↓詳細はこちら↓
http://www.iomjapan.org/news/event_004.cfm
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発行:
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国際移住機関(IOM)駐日事務所 駐日代表 中山暁雄
お問い合わせ 広報 後藤裕子
〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル8階
Tel: +81(0)3 3595 2487 Fax: +81(0)3 3595 2497
E-mail: iomjpmagazine@iom.int
Website: http://www.iomjapan.org/(日本語)
http://www.iom.int/tsunami/(本部英文)
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