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秘書のつぶやきVol. 142(31, Oct. 2003)
by 堵織めぐ
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――――― もくじ ―――――――――――――――――――――――――
(1) 徒然エッセイ
(2) 秘書必見情報
(3) 秘書つぶの裏側
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== 主な登場人物 =========================
シューマッハー:ドイツ人とは思えないほど陽気なめぐのボス。
モーラン: 仕事は嫌いだし、デキナイ、ドイツ人のオジーサン。
マミ : 一見、バービー人形だけど頭脳派。口は悪いが憎めないタイプ。
サカイさん:ロン毛で英語まで関西弁のお人。超越しているところあり。
フランケン: 神出鬼没のためフライングダッチマンとよばれるドイツ人。
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(1) 徒然エッセイ
――― ハロウィーン ―――
今日はハローウィーンですよね。でも、ハロウィーンってどっちかっていうと
アメリカの風習じゃないんでしょうか。しかも子供向き。めぐは子供がいるわ
けじゃないので、あまり関係ない。ベビーシッターやっていた時に訪ねてくる
子供達にお菓子の包みをあげたり、ついでにめぐももらっちゃったりなんてこ
とはあったけど、大人になってからは、あまりピンとこないですよね。
先週末、都内では幾つかハロウィーン・パーティーが行われていて、たまたま、
めぐもその内の一つにぶちあたったんだけど、親子で仮装している日本人が山
ほどいる(しかも、ガイジンの親子に負けないくらい派手な日本人親子達がい
る!)なんていうのは、最近になってからの現象ですよね。目玉のチョコレー
トとかユウレイのマシュマロなんていうものも買えるようになったし、日本も
変わったもんです。
さっき、サカイさんがやってきて、
「めぐさん、先週末、六本木にいてはったでしょう?」
「え、サカイさんも行ったんですか?なんだ、声かけてくれればいいのに」
「や、恥ずかしいて、よう声かけれまへん。カミサンと息子と一緒やったし」
え、まさか、サカイさんに限って、めぐに声をかけることが恥ずかしいわけじ
ゃないだろうなぁ。だとすると、『恥ずかしい』は、奥さんと息子にかかるわ
け?どんな恥ずかしい奥さんと息子さんなんだろうと想像図がめぐの脳裏を駆
けめぐる。ついで、サカイさんも日本人だから、謙遜してるだけで、きっと着
物の似合う美人の奥さんにカワユイ息子なんだったりして、と思い直す。
「そんな、サカイさん、恥ずかしがることないですよ」
「や、ほんまあきまへんて。私、ドラキュラのかっこでしたん。うちのカミサ
ンも息子もドラキュラや。3人共、はぁ(↑)つけとったし…」
「…(そりゃあ、はずかしいかも)」
で、子供がいる人達は、今日も家でパーティーやったりするらしいけど、めぐ
の周りの独身者は、別に特別なパーティーなんてありません。普通のパブでの
飲み会かな。特に会社勤めだと、帰って着替えて出かける気力がないよね。
電話が鳴ったので、マミからの飲み会の誘いだとばかり思ってとったら、モー
ランだよ。
「ドールさん、あの人、さいきん、ドールさんのところきました?」
この人の英語は、ぎこちない。めぐのところには、海外の色んな支社から来る
ビジターがほとんど必ず立ち寄るんですよね。大体、めぐのボスのシューマッ
ハーに一目会いたいという用件なんだけど、他にはフライトのコンファメーシ
ョンしてくれとか、ヤキトリ食べたいので、どこか紹介してくれとか、そうい
う感じ。
「え、モーラン、誰が来たって?」
「アイツだよ。○×△◇」
「え、ミスター・コップリー?」
そんな人いたかなぁなんて思いながら、はっと気が付いた。モーランは、ドイ
ツ人で、ドイツ語の発音って、『ゴ』は『コ』だし、『ブ』は『プ』なんです
よねー。つまりゴキブリのことですね。
「こないわよー、そんなの」
「ほー、よかった。私、オフィスにコッキプリなしと紙に書けます。グットグ
ット」
一体、なんの書類を書いているのか知らないけれど、モーランは、そーんな仕
事をするようになってしまったのでした。
<注:めぐは関西弁が得意ではないので、まちがってたら、ごめんね〜>
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(2) 秘書必見情報
★ 吉田山荘
京都市左京区吉田下大路町59−1
075−771−6125
(最寄り:京都駅から車で約15分)
東山三十六峰の一つである吉田山に建つ、由緒ある東伏見宮家の別邸。外国人
がため息をもらす優雅な景色を眺めながら昼食なんていかがでしょう?ランチ
は、3500円から(ただし華開席は、11月末までやっていません)有名な
葉皿料理は、6千円から。お茶だけっていうのも可能で大正時代の雰囲気たっ
ぷりの喫茶室で、こんこん飴付き小豆コーヒーなども楽しめます。意外と知ら
れていないのが、ここに泊まれるってこと。京都には有名な旅館も色々ありま
すが、こんなところに泊まる機会があってもいいかも。宿泊は、3万5千円二
食付きからです。
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(3)秘書つぶの裏側
今日の地震の時、めぐは目眩かな?と思ったのに、慌ててオフィスから出てき
たシューマッハー、
「あれは、地震か?それとも、昨晩飲みすぎたのかな?」
そこに走ってきたフランケン。
「地震ですか?それとも、ジェット・ラグかな?」
その後、ホンコン、シンガポール、シドニーと次々に電話がかかってきた。
「メグ、大丈夫?生きてる?」
「大丈夫だってばー。死んでたら電話にでないからね」
以上の会話を3回繰り返したのでした。かなりおおげさなニュースが出まわっ
てるみたい。
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