CMMを実装していくために役立つ情報、CMM関連のニュースやイベント情報、イベントレポートなどを無料でお届けいたします。また、ソフトウェアプロセス改善についての意見交換の場としても活用していきたいと思っております。
- 最新号:2008-08-25
- 発行周期:月刊
- 読んでる人:70人
- 創刊日:2005-08-10
- Score!:54点
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[cmm]銀ノ弾丸ディスパッチャー:共通プラクティスとプロセス領域の関係
発行日: 2008/5/23┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━┓
┃月刊 銀ノ弾丸★ディスパッチャー ┏┛Optimizing ┃
┃≪≪プロセス改善のためのCMM活用≫≫ ┏┛Managed ┃
┃ ┏┛Defined ┃
┃発行:(株)大和コンピューター ┏┛Repeatable ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━┛
食器を洗う担当のパート従業員が常に手付かずに見える料理を料理人の元に持っ
て行き、使い回すかどうか判断を仰ぐ。
(TS SP 2.4 自製、購入、または再利用の分析を実施する)
CONTENTS
■正誤表
■共通プラクティスとプロセス領域の関係
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■ピーアール
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C┃M┃M┃I┃ 入┃門┃コ┃ー┃ス┃ 主催:大和コンピューター
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▼詳細はこちら→ http://www.daiwa-computer.co.jp/jp/seminar/index.html
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■ピーアール
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大和コンピューターは、CMMI 開発元である SEI とのパートナー契約の下、SEI
公認の CMMI コースや、CMMI の成熟度レベルを判定する評定手法 SCAMPI によ
るアプレイザル等のサービスをご提供しております。
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・現在のプロセスの改善の機会を明らかにする、ギャップ分析
・改善の機会に対する改善策の検討の参加
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さい。
cmminfo@daiwa-computer.co.jp
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■正誤表
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いまさらですが、知らない人も多いようですので念のためにご案内しておきます。
『開発のためのCMMI 1.2版』には、正誤表があります。
最終更新日は、2007年10月9日です。
CMMI-DEV 1.2 版 公式日本語版 正誤表
http://www.sei.cmu.edu/cmmi/translations/japanese/models/errata-dev-JT.pdf
ちなみに英語版のCMMI-DEVの正誤表はこちら。最終更新日は、2008年2月8日。
http://www.sei.cmu.edu/cmmi/models/errata-dev.pdf
中国語版のCMMI-DEVにも正誤表があります。
CMMI-DEV 1.2 版 勘誤表
http://www.sei.cmu.edu/cmmi/translations/trad-chinese/models/errata-dev-ct.pdf
最終更新日は……
ホームページには、「勘誤表(最近更新日期 2007/10/09)」とあるのですが、
ファイルには、「最新更新時間 09/12/2006」と書かれています。
なんで? と思い、よく読むとこの勘誤表は英語の正誤表が中国語に翻訳されて
いるものでした。中国語版のCMMI-DEVの正誤表ではありませんでした。
日本語の正誤表は、英語の正誤表を日本語に翻訳したものではなく、日本語版の
CMMI-DEVの正誤表です。
CMMI-ACQの正誤表もあります。最終更新日2008年1月23日
http://www.sei.cmu.edu/cmmi/models/errata-acq.pdf
日本語版の変更要求も、SEIで受け付けています(日本語翻訳版用の変更要求フォー
ムを使用し、日本語で記入)。何か見つけた人は送ってみてはいかがでしょうか。
(穴田)
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■共通プラクティスとプロセス領域の関係
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今回は共通プラクティスとプロセス領域の関係についてのお話です。
CMMIを使ったプロセス改善の初期には、まずは各プロセス領域の固有プラクティ
ス(SP:Specific Practice)から実装する事を考える組織は多いと思いますが、
共通プラクティス(GP:Generic Practice)も忘れてはいけません。
共通プラクティスは、すべてのプロセス領域に共通の構成要素であり、プロセス
を組織に根付かせる役割を持っています。
しかし、共通プラクティスはすべてのプロセス領域に同じように存在しますから、
共通プラクティスだけで結構な数になります。成熟度レベル3まで組織が取り組
むとすると、18プロセス領域×12共通プラクティス=216個ものの共通プラクティ
スの実装を考える事になりますから、なかなか大変です。
これらの実装を考えるにあたり、共通プラクティスと関係性の深いプロセス領域
や固有プラクティスを考慮すると、効率よく実装することが可能になります。
どうゆう事かというと、あるプロセス領域の固有プラクティスを実施する事によ
り、関係ある共通プラクティスの全部または一部の実装が可能になる場合があり
ます。
一例をあげてみましょう。
GP2.6「構成を管理する」は、その名の通り「構成管理(CM)」プロセス領域が関
係します。1つまたは複数のプロセス領域のGP2.6の実装を、構成管理プロセス
領域の各固有プラクティスにてまとめて実施する事ができます。エンジニアリン
グの作業成果物だけでなく、プロジェクト管理や支援プロセスなどのスコープに
含まれるプロセス領域の作業成果物を特定し、そして適切な制御レベルを決めて
構成管理していく、といった具合です。
共通プラクティスと関係の深いプロセス領域や固有プラクティスについて、その
簡単な説明と、実装時の注意点などを以下にまとめました。ご参考まで。
(⇒関係の深いプロセス領域や固有プラクティス ※注意点)
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GP2.2 プロセスを計画する
⇒ プロジェクト計画策定(PP)
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・PPプロセスは、すべてのプロジェクト関連プロセス領域に対して、GP2.2の実
装を支援する。
※PP GP2.2に関しては「計画を計画する」プラクティスとなる事に注意
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GP 2.3 資源を提供する
GP 2.4 責任を割り当てる
⇒ プロジェクト資源について計画する(PP SP2.3)
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・PP SP2.3「プロジェクト資源について計画する」は、すべてのプロジェクト関
連プロセス領域に対して、GP2.3とGP2.4の実装を支援する。
・PPプロセスでは、適切な人員配置、設備、機器、およびプロジェクトが必要と
するその他の資産が確保されていることを確実なものにするために、必要なプ
ロセス、役割、および責任を特定する。
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GP 2.5 人員をトレーニングする
⇒ 組織トレーニング(OT)
必要な知識とスキルについて計画する(PP SP2.5)
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・OTプロセスの固有プラクティスは、すべてのプロセス領域において、GP2.5の
実装を支援する。(OTより各プロセスのトレーニングを提供する等)
・PP SP2.5「必要な知識とスキルについて計画する」もまた、OTプロセスと共に
すべてのプロジェクト関連プロセス領域に対して、GP2.5の実装を支援する。
※OT GP2.5に関しては、組織トレーニング活動を実施する主体(組織トレーニン
グの責任者やトレーナー)のためのトレーニングを取り扱う事に注意。
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GP 2.6 構成を管理する
⇒ 構成管理(CM)
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・CMプロセスの固有プラクティスは、すべてのプロセス領域において、GP2.6の
実装を支援する。
※CM GP2.6は、「構成管理の構成管理」すなわち、構成管理活動によって生成さ
れる作業成果物に対する変更制御や版制御などを扱う事に注意。
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GP 2.7 直接の利害関係者を特定し関与させる
⇒ 利害関係者の関与を計画する(PP SP2.6)
利害関係者の関与を監視する(PMC SP1.5)
利害関係者の関与を管理する(IPM SP2.1)
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・PP SP2.6、PMC SP1.5、IPM SP2.1は、すべてのプロジェクト関連プロセス領域
に対して、GP2.7の実装を支援する。
※PP GP2.7、PMC GP2.7、IPM GP2.7は、それぞれのプロセス領域の活動に関する
直接の利害関係者を特定し関与させる事を取り扱う事に注意。
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GP 2.8 プロセスを監視し制御する
⇒ プロジェクトの監視と制御(PMC)
測定と分析(MA)
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・MAプロセスとPMCプロセスは、すべてのプロジェクト関連プロセス領域に対し
て、GP2.8の実装を支援する。
・MAプロセスは、プロセスの実績を監視するための尺度を確立し、測定し、分析
し、記録することに関する手引きをすべてのプロセス領域に対して提供する。
※PMC GP2.8は、「監視の監視」すなわちプロジェクトの監視と制御活動に対す
る監視と制御を取り扱う事に注意。
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GP 2.9 忠実さを客観的に評価する
⇒ プロセスと成果物の品質保証(PPQA)
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・PPQAプロセスは、すべてのプロセス領域に対して、GP2.9の実装を支援する。
※PPQA GP2.9は、「品質保証の品質保証」すなわち、品質保証活動の客観的な評
価を取り扱う事に注意。
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GP 2.10 上位レベルの管理層と共に状況をレビューする
⇒ 進捗レビューを実施する(PMC SP1.6)
マイルストーンレビューを実施する(PMC SP1.7)
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・PMC SP1.6とSP1.7は、すべてのプロジェクト関連プロセス領域に対して、
GP2.10の実装を支援する。
(上位レベルの管理層がこれらの活動に関与する場合)
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GP 3.1 定義されたプロセスを確立する
⇒ プロジェクトの定義されたプロセスを確立する(IPM SP1.1)
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・IPM SP1.1は、すべてのプロジェクト関連プロセス領域に対して、GP3.1の実装
を支援する。
・OPDプロセスは、定義されたプロセスを確立するのに必要な組織プロセス資産
(組織の標準プロセスやテーラリング基準と指針)を確立する事によりGP3.1を
支援する。
※IPM GP3.1は、統合プロジェクト管理の活動のための定義されたプロセスを確
立することを取り扱う事に注意。
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GP 3.2 改善情報を集める
⇒ 組織プロセス資産に寄与する(IPM SP1.6)
プロセス関連の経験を組織プロセス資産に取り入れる(OPF SP3.4)
組織プロセス定義(OPD)
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・IPM SP1.6は、すべてのプロジェクト関連プロセス領域に対して、GP3.2の実装
を支援する。
・OPF SP3.4は、すべてのプロセス領域に対して、GP3.2の実装を支援する。
・OPDプロセスは、作業成果物、尺度、測定結果、改善情報を集めるのに必要な
組織プロセス資産(組織の測定リポジトリ、組織プロセス資産ライブラリ)を確
立する事によりGP3.2を支援する。
※IPM GP3.2は、統合プロジェクト管理活動から導出された改善情報を収集する
ことを取り扱う事に注意。
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GP 4.1 プロセスに対する定量的な目標を確立する
⇒ プロジェクトの目標を確立する(QPM SP1.1)
品質およびプロセス実績の目標を確立する(OPP SP1.3)
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・QPM SP1.1は、すべてのプロジェクト関連プロセス領域に対して、GP4.1の実装
を支援する。
・OPP SP1.3は、すべてのプロセス領域に対して、GP4.1の実装を支援する。
※QPM GP4.1、OPP GP4.1は、それぞれのプロセス領域の活動の定量的目標を確立
することを取り扱う事に注意。
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GP 4.2 サブプロセス実績を安定させる
⇒ サブプロセス実績を統計的に管理する(QPM SG2)
組織プロセス実績(OPP)
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・QPMプロセスの固有ゴール2(SG2)の固有プラクティスは、すべてのプロジェク
ト関連プロセス領域に対して、GP4.2の実装を支援する。
・OPPプロセスは、サブプロセス実績を安定させるのに必要な組織プロセス資産
(プロセス実績ベースライン、プロセス実績モデル)を確立する事によりGP4.2
を支援する。
※QPM GP4.2は、定量的プロジェクト管理活動の中から選択されたサブプロセス
を安定させることを取り扱う事に注意。
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GP5.1 継続的なプロセス改善を確実なものにする
⇒ 組織改革と展開(OID)
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・OIDプロセスは、すべてのプロセス領域に対して、GP5.1の実装を支援する。
※OID GP5.1は、組織改革と展開活動の継続的なプロセス改善を確実なものにす
ることを取り扱う事に注意。
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GP5.2 問題の根本原因を是正する
⇒ 原因分析と解決(CAR)
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・CARプロセスは、すべてのプロセス領域に対して、GP5.2の実装を支援する。
※CAR GP5.2は、原因分析と解決活動の欠陥および根本原因を特定することを取
り扱う事に注意。
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(大久保)
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次号は6月25日配信予定です。
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(R)CMMおよびCMMIは、カーネギーメロン大学により米国特許商標局に登録されて
います。
(SM)SCAMPIおよびSEI、SEPG、IDEALは、カーネギーメロン大学のサービスマーク
です。
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月刊 銀ノ弾丸ディスパッチャー (毎月25日発行)
編集責任者:山根瑞江
発行:株式会社大和コンピューター http://www.daiwa-computer.co.jp/
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