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CMMIを実装していくために役立つ情報、CMMI関連のニュースやイベント情報、イベントレポートなどを無料でお届けいたします。また、ソフトウェアプロセス改善についての意見交換の場としても活用していきたいと思っております。




[cmm]銀ノ弾丸ディスパッチャー:SEPG2006 プログラム発表

発行日: 2005/12/22

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━┓
┃月刊 銀ノ弾丸★ディスパッチャー          ┏┛Optimizing ┃
┃≪≪プロセス改善のためのCMM活用≫≫      ┏┛Managed    ┃
┃                        ┏┛Defind     ┃
┃発行:(株)大和コンピューター         ┏┛Repeatable    ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━┛
メガネをかけたからといって、メガネっ娘と呼んでもらえると思ったら大間違い
だ!!             (PPQA SP 1.1 プロセスを客観的に評価する)

CONTENTS
■SEPG2006 プログラム発表
■CMMI 2つの表現
■直接の利害関係者を特定し関与させる話

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ピーアール
────────────────────────────────────
大和コンピューターは、CMM 開発元である SEI とのパートナー契約の下、SEI 
公認の CMMI コースや、SW-CMM、CMMI の成熟度レベルを判定する評定手法
SCAMPI によるアプレイザル等のサービスをご提供しております。

詳細は→http://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/cmmi/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■SEPG2006 プログラム発表
────────────────────────────────────
毎年3月ごろに行われているSEI主催のカンファレンス、SEPG2006 のプログラム
が発表されました。ざっと見たところ、People CMM や Safety And Security と
いったカテゴリが増えているのが特徴でしょうか。参加申込の受付も始まってい
ますので、興味のある方は是非一度チェックしてみて下さい。
プログラムは下記アドレスからダウンロードできます。
http://www.sei.cmu.edu/sepg/downloads.html
                                  (平)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■CMMI 2つの表現
────────────────────────────────────
まいどですぅ。CMMやCMMIの理解をより深めていただくために、私CMMセミナー担
当の西田理恵子が、プロセス改善活動家なら必ず押さえておきたい情報を簡単に
説明していきます。

では今月は、CMMI 2つの表現について。

CMMIには2つの表現、

Staged Representation(段階表現) と

Continuous Representation(連続表現) が、あります。


●Staged Representation(段階表現)

    ML5 ┌┐
   ML4 ┌┴┴┐
  ML3 ┌┴──┴┐
 ML2 ┌┴────┴┐
ML1 ┌┴──────┴┐
  └────────┘

-ポイント-
・SW-CMMで使用されている。
・組織の成熟度レベルによって、改善の達成度を示す。
・一次元:成熟度により、達成するプロセス領域(PA)をグループ化し、
達成度を一次元で表現する。(レベル1→レベル2・・・レベル5)

例えば、
レベル2は、
・要件管理
・プロジェクト計画策定
・プロジェクトの監視と制御
・供給者合意管理
・測定と分析
・プロセスと成果物の品質保証
・構成管理

の7つのPAでグループ化されています。

それら全てのPAが達成されれば、
レベル2に到達したことになります。



●Continuous Representation(連続表現)

CL5|
CL4|  ┌┐
CL3|  ││
CL2|  ││┌┐
CL1|┌┐││││
CL0└┴┴┴┴┴┴
   PA PA PA

-ポイント-
・SE-CMMで使用されている。
・プロセス領域の「能力レベル」によって、改善の達成度を示す。
・二次元:「PA」次元と「能力」レベル次元の二次元で達成度を表現する。

例えば、要件管理のPAだけのレベルを判定することができます。


今月は以上です。
では、さようなら。バイバイキーン!
                                 (西田)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■直接の利害関係者を特定し関与させる話
────────────────────────────────────
今回は、「GP 2.7 直接の利害関係者を特定し関与させる」についての話です。

┌──────────────────────────────────┐
│GP 2.7 直接の利害関係者を特定し計画どおりに関与させる。      │
└──────────────────────────────────┘

この共通プラクティスの目的は、プロセスの実行中に期待される利害関係者の関
与を確立し維持することです。

利害関係者を関与させる活動は、次のようなものがあります。
・計画策定
・決定
・意思疎通
・調整
・レビュー
・評定
・要件定義
・問題/課題の解決

直接の利害関係者は特定されなければなりません。開発要員、顧客、エンドユー
ザ、レビューア、供給者、承認者などが利害関係者になると思います。計画書な
どに誰がどのような活動に関与するのか記述してください。

プロジェクト計画策定SP2.6は、この共通プラクティスと関係深いプラクティス
です。参考にしてください。利害関係者を一つの軸とし、活動をもう一つの軸と
する2次元のマトリクスは、利害関係者の特定を簡単に示すことができます。

そして計画どおりに直接の利害関係者を関与させてください。ミーティング参加
者一覧、レビュー時の署名、押印などが、関与した証拠になります。

直接の利害関係者の特定は慎重に行ってください。名前だけの責任者を割り当て
たり、キーマンが漏れていたりすると、えらいことになります。

最後にモデルに記載されている利害関係者が関与する活動の例を羅列します。
ご参考に。

◆成熟度レベル2
──┬─────────────────────────────────
PA │利害関係者が関与する活動の例
──┼─────────────────────────────────
REQM│・要件の理解に関する課題の解決
  │・要件変更の影響の評価
  │・双方向の追跡可能性の伝達
  │・プロジェクト計画、作業成果物、および要件の間の不整合の特定
──┼─────────────────────────────────
PP │・見積もりを確立すること
  │・プロジェクトリスクの完全性および正確性に関する課題をレビューし解
  │ 決すること
  │・データ管理計画をレビューすること
  │・プロジェクト計画を確立すること
  │・プロジェクト計画をレビューし、作業に関する課題と資源に関する課題
  │ を解決すること
──┼─────────────────────────────────
PMC │・計画に照らしてプロジェクトを評価すること
  │・コミットメントをレビューし、課題を解決すること
  │・プロジェクトリスクをレビューすること
  │・データ管理活動をレビューすること
  │・プロジェクト進捗をレビューすること
  │・是正処置が終結するまで管理すること
──┼─────────────────────────────────
SAM │・潜在的な供給者の評価基準を確立すること
  │・潜在的な供給者をレビューすること
  │・供給者合意を確立すること
  │・供給者と共に課題を解決すること
  │・供給者実績をレビューすること
──┼─────────────────────────────────
MA │・測定の目標および手順を確立すること
  │・測定データを評価すること
  │・分析および結果が依存する生データを提供する責任者に対する重要なフ
  │ ィードバックを提供すること
──┼─────────────────────────────────
PPQA│・プロセスおよび作業成果物の客観的な評価基準の確立
  │・プロセスおよび作業成果物の評価
  │・非遵守課題の解決
  │・非遵守課題の終結までの追跡
──┼─────────────────────────────────
CM │・ベースラインの確立
  │・構成管理システム報告書のレビュー、および課題の解決
  │・構成品目に対する変更の影響のアセスメント
  │・構成監査の実施
  │・構成管理監査の結果のレビュー
──┴─────────────────────────────────

◆成熟度レベル3
──┬─────────────────────────────────
PA │利害関係者が関与する活動の例
──┼─────────────────────────────────
RD │・要件が十分でニーズ、期待、制約、およびインタフェースを満たすかど
  │ うかレビューすること
  │・運用の考え方および運用シナリオを確立すること
  │・要件の十分性を評価すること
  │・成果物要件および成果物構成要素の要件を確立すること
  │・成果物費用、スケジュール、およびリスクを評価すること
──┼─────────────────────────────────
TS │・解の選択肢および選定基準を策定すること
  │・運用の考え方および運用シナリオを発展させること
  │・外部インタフェースの仕様および設計記述に関する承認を獲得すること
  │・技術データパッケージを開発すること
  │・成果物構成要素の自製、購入、または再利用に関する選択肢を評価する
  │ こと
  │・設計を実装すること
──┼─────────────────────────────────
PI │・インタフェース記述の完全性をレビューすること
  │・成果物統合の順序を確立すること
  │・成果物統合の手順および基準を確立すること
  │・成果物および成果物構成要素を組み立て納入すること
  │・評価後の結果を伝達すること
  │・影響を受ける人員に実績改善の機会を与えるような、新しい効果的な
  │ 「成果物統合」プロセスを伝達すること
──┼─────────────────────────────────
VER │・検証の対象となる作業成果物および検証手法を選択すること
  │・検証の手順および基準を確立すること
  │・ピアレビューを実施すること
  │・検証結果を評価し是正処置を特定すること
──┼─────────────────────────────────
VAL │・妥当性が確認される成果物および成果物構成要素を選択すること
  │・妥当性確認の手法、手順、および基準を確立すること
  │・成果物および成果物構成要素の妥当性確認の結果をレビューし課題を解
  │ 決すること
  │・顧客または最終利用者の課題を解決すること
──┼─────────────────────────────────
OPF │・プロセス所有者、プロセスを実施している人または実施する予定の人、
  │ および支援組織 (例えば、トレーニング要員、品質保証代表者) と共に
  │ プロセス改善活動を調整し協力すること
  │・組織プロセスのニーズおよび目標を確立すること
  │・組織のプロセスを評定すること
  │・プロセス処置計画を履行すること
  │・選択された改善策をテストする先行評価の実行に関して、調整し協力す
  │ ること
  │・組織プロセス資産および組織プロセス資産への変更を展開すること
  │・プロセス改善活動の実施に関連する計画、状況、活動、および結果を伝
  │ 達すること
──┼─────────────────────────────────
OPD │・「組織の標準プロセスの集合」をレビューすること
  │・組織のライフサイクルモデルをレビューすること
  │・テーラリング指針の課題を解決すること
  │・プロセスおよび成果物の尺度の共通集合に関する定義をアセスメントす
  │ ること
──┼─────────────────────────────────
OT │・トレーニングニーズおよびトレーニングの有効性について議論する協力
  │ 的な環境を確立して、組織のトレーニングニーズが満たされることを確
  │ 実なものにする。
  │・トレーニングニーズを特定する。
  │・組織トレーニングの戦術的計画をレビューする。
  │・トレーニングの有効性をアセスメントする。
──┼─────────────────────────────────
IPM │・組織プロセス資産のテーラリングに関する課題を解決すること
  │・プロジェクト計画と、プロジェクトに影響を与えるその他の計画との間
  │ の課題を解決すること
  │・現在および予想されるニーズ、目標、および要件と、プロジェクトの実
  │ 績とを整合するためにレビューすること
  │・「プロジェクトの共有ビジョン」を創ること(IPPD)
  │・プロジェクトの統合チーム体系を定義すること(IPPD)
──┼─────────────────────────────────
RSKM│・リスクに関する自由で率直な議論のために協力的な環境を確立すること
  │・リスク管理戦略およびリスク軽減計画をレビューすること
  │・リスクの特定、分析、および軽減活動へ参加すること
  │・リスク管理状況を連絡し報告すること
──┼─────────────────────────────────
IT │・チームの共有ビジョンを確立し維持すること
  │・チームの憲章を確立し維持すること
  │・チームの運営手順を確立し維持すること
  │・インタフェースを持つチームと協力すること
──┼─────────────────────────────────
ISM │・供給者合意の改善点について課題を解決すること
  │・供給される成果物により充足される要件の意味についての課題を解決す
  │ ること
  │・実績データの報告と相違点の取り扱いについて課題を解決すること
──┼─────────────────────────────────
DAR │・正式評価プロセスを必要とする課題に関する指針を確立すること
  │・評価基準を確立すること
  │・選択肢を特定し評価すること
  │・評価手法を選択すること
  │・解を選定すること
──┼─────────────────────────────────
OEI │・組織の共有ビジョンを確立し維持すること
  │・統合作業環境を確立し維持すること
  │・IPPD スキルのニーズを確立すること
  │・IPPD リーダシップの仕組みを確立し維持すること
  │・IPPD 環境における人員管理のための組織方針を確立し維持すること
──┴─────────────────────────────────

◆成熟度レベル4
──┬─────────────────────────────────
PA │利害関係者が関与する活動の例
──┼─────────────────────────────────
OPP │・組織の「品質およびプロセス実績の目標」、および目標の優先順位を確
  │ 立すること
  │・組織のプロセス実績ベースラインにおける課題をレビューし解決するこ
  │ と
  │・組織のプロセス実績モデルにおける課題をレビューし解決すること
──┼─────────────────────────────────
QPM │・プロジェクト目標を確立すること。
  │・プロジェクトの「品質およびプロセス実績の目標」の課題を解決するこ
  │ と。
  │・選択されたサブプロセスの実績を評定すること。
  │・プロジェクトの「品質およびプロセス実績の目標」の達成におけるリス
  │ クを特定し管理すること。
  │・とるべき是正処置を特定すること。
──┴─────────────────────────────────

◆成熟度レベル5
──┬─────────────────────────────────
PA │利害関係者が関与する活動の例
──┼─────────────────────────────────
OID │・プロセス実績または顧客満足度および最終利用者の満足度に重要な影響
  │ を与える可能性のあるプロセス改善提案および技術改善提案をレビュー
  │ すること
  │・プロセス改善策および技術改善策の展開活動の状況および結果につい
  │ て、組織にフィードバックを提供すること
──┼─────────────────────────────────
CAR │・原因分析を実施すること
  │・処置提案をアセスメントすること
──┴─────────────────────────────────
                                 (穴田)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
次号は1月25日配信予定です。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(R)CMMおよびCMMIは、カーネギーメロン大学により米国特許商標局に登録されて
います。
(SM)SCAMPIおよびSEI、SEPGは、カーネギーメロン大学のサービスマークです。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
月刊 銀ノ弾丸ディスパッチャー  (毎月25日発行)
編集責任者:山根瑞江
発行:株式会社大和コンピューター http://www.daiwa-computer.co.jp/
登録/解除+バックナンバー:
 http://www.daiwa-computer.co.jp/jp/consulting/mailmagazine/index.html
ご意見・お問い合わせ:cmmnet@daiwa-computer.co.jp

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