藤原雄一郎のクルーズワールド ブランドの大切さ
発行日時: 2008/5/11ブランドの大切さ
今、日本船は三隻とも世界一周クルーズの最中です。日本に残された私たちクルーズファンは寂しいかぎりですが、各社のHPで世界一周の状況を見て楽しんでいます。クルーの人たちが知恵を絞って楽しいクルーズを懸命に演出していることが良くわかります。これでこそ一流のサービスだと!
飛鳥
http://www.asukacruise.co.jp/focus/photoessay.php
びいなす
http://www.venus-cruise.co.jp/blog/cruise_log/world/
にっぽん丸
http://www.mopas.co.jp/cruise/2402008/
さて船場吉兆で「食べ残しの使い回し」という信じられないことが発生しました。船場吉兆ブランドもこれで終焉をむかえることでしょうし、またそうでなければなりません。日本のクルーズは「一流のサービス」というブランドを確立しています。そこで本日は懸念をひとつ述べたいと思います。
昨年のクリスマスを三隻のり比べました。その時に「ある船」はわずか二泊三日のクルーズにもかかわらず、行き一泊、帰り一泊を団体に大量に切り売りしているのです。おかげでクルーズを知らない素人の添乗員がウロウロするし、日頃とは異なった雰囲気でした。そしてたまたま食事で相席となったある乗客が、今までに遭遇したことのない人でとても困惑し、楽しいクリスマスの雰囲気が吹っ飛んでしまいました。
別に団体客が悪いというわけではありませんが、その時私は、団体客のおかげで「一流のサービス」というブランドが砕け散った思いがしました。また食事の時には街のC級グルメレストランでも入り口で座席まで案内してくれます。ところがある船では「座席への案内」をやめてしまったのかと勘違いするような、大衆食堂のような光景に遭遇したこともありました。
船場吉兆の例を持ち出すまでもなく、ブランドを築きあげるには世界一周のクルーの涙ぐましい努力に見るごとく、長年にわたる血と汗のにじむ努力が必要です。ある日、ある時、少しばかり経営効率を優先したばかりに、せっかく苦労して築きあげたブランドが音を立てて崩れることを経営者は深く認識して欲しいと思います。
藤原雄一郎のクルーズワールド
http://inox-tabi.com/cruise/cruisetop.htm
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