パステルストリート |
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☆☆☆ パステルストリート 2005.11.23 Vol.005
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こんにちは。
StoryHouseの能瀬敦雪です。
原稿の進み具合はいかがですか。
この時期は、雑誌投稿用の原稿と冬コミの原稿が
重なるかもしれませんね。
投稿用はていねいに仕上げても、冬コミの方は
サラッとした原稿になってしまいがちですが、
どんな原稿でも仕上げはていねいにする習慣を
つけることが実力アップにつながります。
ちょっと高めの水準を意識する
→その上で、現在の作業に集中する
このようにすることで、
1つ1つの作業が緻密になっていき、
結果としてその集積が原稿の質に反映します。
マンガの原稿は作業性が高いので、慣れてくると
惰性的に取り組んでも描けてしまいます。
でも、そうするといつまでたっても、
実力が上がらないんですね。
時間がなければ、
・オフセットはやめてコピー本
・原稿自体はていねいに仕上げる
という方法も有効です。
通常、コピー本は直前になって急いで作ることが多いので
「緻密なコピー本」はそれだけで強い印象を与えるものに
なるでしょう。
(オフセットにはない手作り感が出るので、新しい読者が
集まってくる可能性もあります。コミケにくる人たちは、
この感覚に敏感なので、手にとってもらえる率が上がります)
さて、前回はこんな課題が出ていましたね。
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【課題】
1 ・コミックス5冊分の原稿量
・読者に惜しまれつつ連載終了
この2つを満たす作品を描いて欲しいという
依頼がきたら、あなたは受けますか?
2 この条件を満たすために、あなたは原稿に
どのような要素を組み込みますか。
3 現在の能力をフルに発揮して、この条件を満たす
作品を描いたら、どのようなものができると思いますか。
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◇ジュウキさん
1 その時の状況によると思いますが、時間と経済面を踏まえた
うえで出来そうと判断したら少々無理をしてでもやると思います。
2 ストーリーの大きな一貫性、全体的な世界観の構築等を踏まえた
うえでキャラをある程度作った主人公を放り込んでページ数を
あまり気にせず好きに動いてもらう。
3 連載時のような毎回毎回見せ場を作ったり、細かいスパンでの
人気の上下に本筋が影響されることのないような大きいラインで
流れを作れたり、各要素の連鎖性、深度と濃度のコントロールも
比較的やりやすそうで、自分の力を素直に出せそうに思います。
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◇タマキさん
1 プロなら、受ける。
2 終わらない矛盾。
3 矛盾そのもの。ただし、読者が楽しめるか焦点。
論理vs論理=矛盾。このピークを5冊目に。
しかし、自分では解決させない。
読者に解決して貰うよう、仕向けて終り。
資料は、各自の論理を補強させるための道具。
論理の強力なヤツが勝つ。でないと読者(自分)が
納得できないと思う。
失礼します。
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◇がっちゃんさん
1 受けます。−というか、仕事欲しいです。切実に。
2 二冊分なら一話完結形式の漫画にしますが、折角五冊分も
もらったので、しっかり組み立てたプロットから外れないように
中編で描きます。読者から惜しまれつつ、ということなので、
幕は閉じますが、続編の可能性を残したストーリーにします。
3 少女漫画です。グリムやアンデルセン童話をいじったような
物語です。出てくる男性キャラに女性読者が受けてくれる気は
全くしません。ーというか、私の描く男性キャラは面が悪いので、
女性読者がついてきてくれるか、これ以上ないほど不安です。
おまけとして「変質的」という追加属性がつきます。
連載が二ヶ月で終了するような気がしてなりません。
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■コミックス5冊分あれば、必要なエピソードを十分にいれる
ことができて、主人公の魅力を深く探ることができます。
主人公の明るさが魅力だとすると、
・それがどんな明るさなのか
・どんな状況で、その明るさが効果を発揮するか
・その明るさが周囲の人にどのような影響を与えているか
などを、エピソードを通して描くことができます。
1冊分なら、よくある形の「明るさ」になるので、
主人公の勢いが前面に出てくるような作品として
まとまってしまいます。
10冊分なら、その明るさの背景にある事情についても、
ストーリーの流れの中で自然に触れることができます。
この段階までくると、読者が主人公にとても強い共感を
抱くようになるのでロングセラー化するかもしれません。
24ページの読み切りなら、主人公のもつ勢いが重要になるので
それを阻害するような複雑な内容は描けません。
でも、5冊分の原稿に相当する深い理解を得たうえで、
24ページの読み切りを描いたらどうなるでしょうか?
表面的な勢いではなく、深い理解を基盤にすることができるので
リアリティも備え、表現を自由に見つけることができます。
おそらく、主人公のセリフや表情も
「そのシーンでしか描けないもの」に
なります。
「自由に表現する」というのは、
表現を自由に見つけ出し、
このような水準で描くことです。
何も考えずに、自由に表現していると
すでに頭の中に蓄積された小説やテレビドラマ、
マンガやアニメの影響のもとで描いてしまいます。
それらの影響を抜け出し、
「自由に表現する」ことに
マンガを描くおもしろさがあるので、
深い理解を基盤にする習慣を
確実に身につけてください。
そこで、今回の課題です。
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【課題】
1 主人公を設定してください。
2 その主人公で、24ページ読み切りのマンガを描くとき
どんな要素を前面に出しますか。
3 その要素を読者に印象づけるには、どのような舞台を
用意したらいいと思いますか。
4 最後のページには、どんなシーンを持ってきますか。
回答とペンネームを書いてメールで送ってください。
件名は【Vol.5の課題】でお願いします。
このメルマガに掲載してもいいという方は〔掲載希望〕
掲載はしないでほしいという方は〔掲載しません〕
と書いてください。
pastel@storylesson.com
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◇StoryHouse Seminar◇
マンガ家育成ゼミ開講中です。
自分の原稿を見直して、読者を惹きつける
作品を描きたいと思っている方に最適です。
http://storylesson.com/comic.html
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◇◇画材とBGMのコーナー◇◇
●がっちゃんさん
愛用の漫画道具
参考本として、「スーバーデッサン」シリーズを三冊買いました。
二千円前後だった気がします。建物の描き方や影のつけ方など
詳しく載っているし、何より絵が多い。人物はさらに細かいです。
じーさんばーさんが描けねーよぉぉぉとお嘆きの貴方!
建物ってだめ!って貴方!
スーパーボックスなどで力をつけて下さい。
むっちゃいきなりな提案。
オノマトペ(擬音・擬声)特集なんてどうですか?
「私が見つけた忘れたくても十年は忘れられそうにないオノマトペ!」
私の場合、「ワンピース」(WJ)のでかい「どーん」です。
ただ、「どーん」ですが、あれは忘れられそうにありません。
他に「ジョジョの奇妙な冒険」で色々見つけましたが、合わなかった
ためか脳内から削除されています。
●ぐれいへろんさん
現在はデジタルコミックに挑戦中。
ですので、紙に描いていた頃のことを思い返してみますと……。
・ペン先
ゼブラ丸ペン(硬い方)。カケアミも細い線も太い線もコレ一種。
おろしたばかりの時は細い線、こなれてきたものは太い線用にと
使い分けていました。
慣れれば(←ここ重要)線の太さのコントロールがしやすくて便利。
・ペン軸
ゼブラ木製丸ペン用ペン軸(緑色のヤツ)。買ったままの形で使用。
専用軸だけあってホールド力ばっちり。
・インク
パイロット製図用インク。
うっかり者なので、墨汁だと乾かないうちにこすって汚してしまう
ことが度々あり、速乾性のインクに乗り換えました。
同じ理由でベタ墨も油性ペン。
印刷した時に黒く出ればいいのです(開き直り)。
・紙
いわゆる「漫画用原稿用紙」。ブランドは気にしません。
・BGM
イージーリスニング系、ピアノ曲が好き。
ボーカルならENYA。日本語の歌は気が散ってダメです。
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■このコーナーは、情報交換の場です。
まだ投稿していない方も、ぜひ参加してください。
ペン先やインク、原稿用紙などの使用感を知り、
選択するときの参考にできるのは、初心者にとって
心強いでしょう。
スクリーントーンも「こんなシーンでは、コレを使う」という
観点から紹介できれば、参考になる点が多いと思います。
実践的な情報を交換できるコーナーとして
ぜひ活用してください。
オノマトペ(擬音・擬声)はマンガでは欠かせない要素ですね。
いろいろなシーンでの使い方なども含めて考えるとおもしろい
かもしれません。
それから、トーンの使い方もみんなのアイデアを集めてみると
参考になることが多いでしょう。
「悲しいシーンでは、このトーンをこんなふうに使う」
という感じですね。
気軽に投稿してください。
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このコーナーでは、
いつも愛用している漫画道具、
おすすめの画材、
原稿を描いているとき流しているBGM
などを紹介していきます。
道具/画材の名称と、気に入っている点、おすすめなところ
BGMは曲名やアルバム名、アーチスト名、簡単な感想など
を書いて
pastel@storylesson.com
まで送ってください。ペンネームも忘れずに。
件名は【私のおすすめ】です。
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○発行 StoryHouse/BrainsLink
○編集 能瀬敦雪
○WebサイトURL http://storylesson.com
○お問い合わせ E-mail info@storylesson.com
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