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花岡信昭メールマガジン599号

発行日: 2008/7/24


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★★花岡信昭メールマガジン★★599号[2008・7・24]


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<<改造と解散と大連立>>
【産経連載コラム「政論探求」23日付】再掲

 福田首相は、伝えられているように週明けにも内閣改造に踏み切れるのかどうか。この数日、政権の命運をかけた政治決断が迫られる。

 改造と衆院解散をめぐって、微妙な相関関係が生じている。

 遅くとも8月上旬までに改造を果たすことができた場合。解散は福田首相の手によって行われるということを意味する。それが、少なくも自民党内の共通認識となっている。

 改造に着手できない状態が続いた場合。早期改造が既定路線として定着しつつあることからすると、「改造できないのなら、退陣のハラを固めたのだろう」ということになる。

 そのケースでは、次の首相によって解散となる。自民党総裁選を経ているわけだから、総裁選に国民の関心が集中し、その余韻が覚めやらぬうちに解散というのが「唯一、自民党が勝てるシナリオ」と見る自民党幹部もいる。

 その場合の総裁選はおそらく麻生太郎、与謝野馨、小池百合子各氏といった顔ぶれになるだろう。いずれも国民的人気度は高く、テレビが政治動向を決めるテレポリティクス時代にはぴったりだ。

 だから、解散はその高揚感、新総裁へのご祝儀感が残っているうちが一番いい、ということになる。

 一方、9月の民主党代表選はどうなるか。早くも小沢一郎氏の無投票3選の可能性が高い。

 小沢氏が党内を完全に掌握しつつあるというのが現在の状況ならば、改造は「大連立」再燃の最後のチャンスである。

 衆院の任期満了まであと1年。大連立によって、消費税をはじめとした多くの国家的課題に道筋をつけ、民主党も政権担当能力を示す。そのための期間としては十分に残されている。

 これは現実を度外視した可能性の話だ。政治はときに大きく転換する。逼塞(ひつそく)感ただよう中、そのダイナミズムを見てみたいというのは、ないものねだりか。


<<たまっていた仕事が・・・>>

 明け方5時、最後の原稿を送信して、ようやくたまりにたまっていたあれやこれやの仕事が一段落した。

 身内の不幸があって、こちらはとくに何をやるということでもないのだが、日常とは違う空間があらわれると、「ものかき」のペースが微妙に左右される。

 というとカッコいいのだが、なに、そういう事態にかこつけて、さぼり心が出るということにすぎない。ものを書くという作業は、のめり込んでいけば何ということもなく進行するのだが、いったん、「逃げ」の感覚が生ずると、元へ戻すのがたいへんだ。

 そんな次第でいくつかの出版社、何人かの編集者に迷惑をかけてしまった。

 なんとかその危機的状況を乗り越え、あとはまた、ルーティンの仕事をこなしていくことになる。それにしても、一晩で400字換算40枚は書けるのだ、ということを知った。

 とにかくぎりぎりにならないと、集中しない。極限まで自分を追い込むことをしないと、一気にというわけにはいかない。ここが中途半端なままパソコンに向かうと、初めの1行が書けない。

 悶々として、1行書くのに何時間も要する仕儀とあいなる。その特殊な異次元空間に入り込むことに成功すれば、あとは一瀉千里だ。


 若いころ、月刊文藝春秋の「赤坂太郎」を担当した時期があった。もう時効だろうから明らかにしてもいいと勝手に判断するが、あの政治コラムの声がかかったときの喜びは、並のものではなかった。

 あのコラムは2−3人が担当する。書いている間は、だれがほかの担当者なのか、編集者は教えてくれない。そこに厳しい仁義がある。

 とはいえ、そこは同じ政治記者同士だから、だれが書いているか、だいたいは分かる。

 で、「赤坂太郎」の締め切りは、25日午前6時半だったように記憶している。発売が翌月の10日。最後に入稿するのが、この原稿だった。


 したがって、担当編集者は前夜から待機している。あのころは手書き原稿をファクスで送っていた。ファクスの電話線の先から無言の「プレッシャー」が伝わってくる。編集者はこちらのペースを乱すのはまずいと思うのか、まず催促してこない。

 だいたいの材料はそろえて原稿用紙に向かうのだが、書けない。前の日が休みで昼から取り掛かり早めに出そうなどとすると、よけいに書けない。

 午前零時を過ぎて、いよいよ切羽詰まってくる。えいやっと書き出すことができるのは、だいたい2時ごろだった。4時間ほどで25枚書き上げることになる。

 風邪で熱を出したときなどは、布団をかぶって震えながら書いたこともある。今となってはなつかしい思い出だ。

 この「赤坂太郎」を経験すると、政治ジャーナリストとして認知されたような気になる。大きな関門であった。

 という次第で、ブログ、メルマガの更新がこのところ滞ったりしたのは、遅れている原稿を待つ担当編集者に「すまない」と思うからだ。原稿よりも、私的なブログ、メルマガを優先させては、申し訳ないことになる。

 だが、ブログやメルマガを書くことで、原稿に着手する糸口がつかめることもある。ある種の執筆開始儀式の役目を負うのだ。

 あれやこれやと屁理屈を並べながら、毎日毎晩、何かを書いている。


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<<重要注目記事>>

★「中央日報」08/07/22

ヤフージャパン「独島は日本の領土」 独島−鬱陵島の間に海上境界

   日本の検索ポータルサイト「ヤフージャパン」が、独島(ドクト、日本名・竹島)を‘竹島’と表記するだけでなく、鬱陵島(ウルルンド)と独島の中間海域に海上境界を引いた地図をネチズンにサービス中で、波紋が予想される。 
  ヤフージャパンの地図サービスで独島地域の地図を見ると、独島を‘竹島’と表記し、その上に日本側の主張する行政区域である島根県と表記している。 グーグルなど世界主要ポータルの場合、独島の名称を‘リアンクール’と表記しているが、海上境界は表記していない。 
  しかしヤフージャパンは鬱陵島と独島の中間に国境を引いている。 ヤフージャパンの地図に基づくと、鬱陵島近海までが日本の海ということになる。 
  この海上境界は日本で刊行される出版物では一般化されている。 日本で販売中の韓国旅行書に登場する韓半島地図にも、独島は日本式表記の‘竹島’と表記され、海上境界は鬱陵島と独島の中間線に沿って引かれている。 
  こうした観点は、韓日排他的経済水域(EEZ)交渉で日本政府が韓国政府に要求してきた主張と一致する。 日本政府はEEZの境界を鬱陵島と独島の中間線にしようと求めている。 これに対し韓国政府は独島と隠岐島の中間線を主張している。 




【お知らせ】

<<産経新聞コラム>>
 花岡のコラム『政論探求』は原則火曜付ですが、紙面の都合でときどき水曜付となります。

<<SAFETY JAPAN>>(日経BP社サイト)
<http://www.nikkeibp.co.jp/sj/>
花岡のコラム『我々の国家はどこに向かっているのか』連載中。毎週木曜更新。

<<Janet>>
 時事通信サイトJanetの花岡コラム『官邸ウオッチ・風測計』。月末に更新。
<http://janet.jw.jiji.com/apps/do/auth/login.html>



<<そのほか花岡の論文・コラムなど>>
★Voice7月号 「福田政権後の日本  政界分裂・再編マップ」
★正論6月号 「総力特集 胡錦濤訪日で問われる日本の「覚悟」 福田さん、それでも“熱烈歓迎”ですか」
★リベラルタイム8月号 「小沢一郎の是非」
★政経往来7月号 「政局展望 国会攻防、乗り切ったか」
★時事評論(潮流社・653号 7月20日) 「『たばこ1000円』の政治的意味合い」
★激論ムック「民主党政権が誕生したらこうなる」(オークラ出版)
★コメントライナー(時事通信)7月2日号 「消費税論議も棚上げへ」
★カレント(潮流社)5月号 「『馬英九の台湾』とどう付き合うべきか」
★WiLL3月号 「民主党の腫れもの小沢一郎」
★道経塾(モラロジー研究所)50号 「国家としての汚名を晴らせ」
★交詢雑誌(財団法人交詢社) 507号「当面の政局動向と日本の行方を考える」
★季刊・現代警察(啓正社)120号 「セレクト情報・国内政治・この不毛政局をどう見るか」
★JAPAN TAIWAN(日華文化協会)158号 「『大連立』は必ずよみがえる」
★人形町サロン 「保守の気概欠いた福田政権」
http://www.japancm.com/sekitei/hanaoka/hanaoka27.html

 
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物書きさんの実態を垣間見ることができて面白かった。日時:2008年7月24日


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