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政治ジャーナリスト・花岡信昭が独自の視点で激動の政治を分析・考察します。ときにあちこち飛びます。




花岡信昭メールマガジン582号

発行日: 2008/6/10


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★★花岡信昭メールマガジン★★582号[2008・6・10]


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<<8年ぶりの「手打ち」>>

あれから8年か、と感慨深く、この記事を読んだ。加藤紘一氏が「加藤の乱」について、森喜朗元首相に謝罪、森氏は「水に流そう」と応じたという。

 
 そういわれてみれば、そうか、まだ「手打ち」は行われていなかったのか、と改めて政治の世界の人間関係の機微のようなものを感じる。

 で、これを伝える産経イザニュースでは、関連記事として、秋葉原通り魔事件が載っている。「加藤容疑者」! 姓が同じだとこういうことになるのか。


 自民党の加藤紘一元幹事長と山崎拓前副総裁は9日夜、都内で森喜朗元首相と会談した。加藤氏らが、平成12年に当時の森首相に退陣を迫った「加藤の乱」について「当時はいろいろと無礼なことをした」と謝罪し、仲直りの“手打ち”をした。

 出席者によると、森氏は「水に流して党のためにともに頑張ろう」と応じ、引き続き福田政権を支えていくことで一致したという。

 会談には青木幹雄前参院議員会長も同席した。


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 大平政権当時、政治部の駆け出しだった当方は、加藤官房副長官を担当していた。

 副長官になってから初めて、地元の山形に帰るという。新幹線もない時代だから、夜行列車である。各社の記者と上野まで見送りに行った。出発まで2−3時間あるからと、上野駅近くのマージャン屋で加藤氏をまじえてマージャンをやった。

 実はそのとき、朝日の記者に役マンを振り込んでしまった。国士無双である。やっているなと気が付いてはいたのだが、流局近くなって、こちらの手もよかったので、つい振り込んだ。「イーピン」だったことをいまだに覚えている。

 で、汽車の時間になり、加藤氏は駅の売店でスルメか何かを買った。売店のおばさんが「がんばってください」と声をかけた。

 「オレのこと、知ってたよ」。なんともうれしそうに、照れ笑いしていた加藤氏の子どものような顔が浮かぶ。

 あれからまもなく30年。加藤氏の政治人生の起伏を思い返している。「YKK」(山崎、加藤、小泉)と呼ばれた時代もあった。


 「ポスト福田」攻防がスタートしているが、この段階で森氏と「手打ち」を行った加藤氏の心境はどういうものだったのか。
 

<<「同時中継」とは>>

 秋葉原・通り魔事件の犯人は、携帯メールの掲示板で、犯行を予告、刻々と同時中継でもしているかのように書き込んでいたという。

 異常な犯罪の実態がうかがわれるが、この掲示板をだれか見た人はいなかったのだろうか。

 警察に通報していた人がいなかったのかどうか、そこが知りたい。これを見ても、いたずら程度に思ったのかどうか。

 もし通報があって、警察が動いていなかったとしたら、また別の問題が浮上する。

 事件当時の現場にいた警官の行動を徹底的に検証するのは当然だが、携帯掲示板の異様な書き込みがどう扱われたのか、当局は徹底して調べてほしい。


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<<読者から>>
★じつに身勝手な通り魔事件、この凶悪事件の背後にある深層心理はどこにあるのか?
  聞くところによると、地元では有数の進学校へ進み自分の中ではエリート意識が内在していて いま自分が置かれている環境とのギャップに対して、社会に恨みを感じ周りを巻き込んだ自暴自棄な犯罪と言えます。
 いまの社会の現状は、こうした短絡的な身勝手さを自己中心的に表現する人物は多く潜在しているような気がします。
 家庭を含めたいまの教育の在り方、本当に基礎的な人格形成に関わるところは欠落し外面的な成績優秀とか才能を伸ばし、将来は有名になってなど親の志向を中心とした方向が主導になっています。ここには地道に社会性を身につける事、 本人が将来の人生でもっとも必要な事はどこかなおざりにされていて、そのために自己中心的に欲望達成のために凶悪犯罪の手段へと自分を追い込んで行く異常な素地が醸成されているのではないでしょうか?
 それにしても、ご指摘のように警察官の対応ぶりには問題があります。 マスコミを中心として、正当な犯罪者対応についても逐次、銃の使用の正当性問われるのは如何なものでしょう。 これでは警察官の信頼性が失われ、結果的にその影響は私たち一般市民が大きく被害を受けるのです。
 こうしたいろいろな奇妙な声がマスコミ中心に大変な混乱を社会にもたらしていま
す。ここも正すべきで、社会の公器に対しては信頼感を醸成する社会を構築すべきで、悪を暴き立てだけでは駄目です。(岡目八目さん)

[花岡コメント]
 お気持ち、よく分かります。この事件、徹底検証してほしいですね。

★ いつも面白く読んでます。今号の話は同感です。話題の「管理主義」ですが、当今行われる「成人式」もおかしいと思います。
私は昭和三十年の生まれで、昭和五十年当時すでに「成人式」というものはありましたが、わが成人を「区」に祝ってもらう「すじ」はないと思っていました。今でもそう思います。
「成人式」を開く方も、そこへのこのこ出てゆく方も、何か「勘違い」があるようです。(東京 SS53さん)

[花岡コメント]
 その通りですねえ。成人式については、小生も同じような感覚で見ておりました。そういう形式だけのことは断固拒否ですねえ。



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★WiLL3月号 「民主党の腫れもの小沢一郎」
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★激論ムック「反日マスコミの真実2」(オークラ出版)
★交詢雑誌(財団法人交詢社) 507号「当面の政局動向と日本の行方を考える」
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★JAPAN TAIWAN(日華文化協会)158号 「『大連立』は必ずよみがえる」
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この記事へのコメント

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雑踏の中で、しかも走って逃げている犯人に向かってけん銃を撃ったりしたら、当たらないどころか誰を死傷させるか分かった問じゃない。花岡氏よ、もう少し勉強してからコメントせよ。日時:2008年6月10日

加藤氏や山崎氏のように明らかに革新的(反日的)行動が多い輩は新党を作るべきです。自民党も保守本流の憂国の志を持つものが結集して新自由民主党を構築するべきです。」最近の内閣は政策が地に付いて居ません。国民の目線にたった政策を望みます。反日国家に媚をうることは避けるべきです。日時:2008年6月10日

いつも有り難う御座います。秋葉原事件での警察の対応を検証する必要がありますね。日時:2008年6月10日

掲示板を見た人間から警察に通報があったのか、警察はそれに適当に対応したかを、どうしたら検証できるかも書いて欲しかったア。日時:2008年6月10日


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  • ジャーナリスト花岡信昭(元産経新聞論説副委員長、日本の新聞社で戦後生まれの政治部長第1号)が現代政治、メディア、世相などを独自の視点で分析・解読、この国のありようをさぐる。

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