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花岡信昭メールマガジン558号

発行日時: 2008/4/16


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★★花岡信昭メールマガジン★★558号[2008・4・16]


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<<「人権」に鈍感すぎる福田首相>>
【産経新聞連載コラム「政論探求」15日付】再掲



 全体主義国家には共通する「法則」があるという。「軍隊の行進はヒザを曲げない」「五輪開催後、9年後に崩壊する」というものだそうだ。

 「五輪から9年後崩壊説」は、だれが言い出したのか定かではないが、このところ、永田町でもよく耳にする。

 たしかに、ベルリン五輪(1936年)から9年後にヒトラーは自殺、ナチス帝国は崩壊した。アフガニスタン侵攻への抗議で日本もボイコットしたモスクワ五輪(1980年)から9年後、ソ連(当時)はアフガン撤退を余儀なくされ、マルタ会談によって冷戦が集結した。

 この歴史を踏まえれば、北京五輪から9年後に中国はどうなっているか。名目GDP(国内総生産)で日本を追い抜きそうな中国だが、バブル崩壊は必至という見方も強い。いまの政治経済体制がこのまま続くとは思えない。

 チベット自治区の騒乱に対する中国当局の態度は、国際社会が許容するものではない。中国政府は「内政問題だ」としているが、武力で少数民族の意思を押しつぶそうとするのは、国際常識とは相当な乖離がある。

 五輪開会式には欧米の多くの国の首相、大統領らが出席しない意向を打ち出している。日本はどうするのか。福田首相は「チベット問題は関係者間で冷静に解決を。この問題と五輪を関連づけるべきではない」などと述べただけだ。

靖国参拝問題で「相手の嫌がることはしない」と明言した福田首相ならではの発言だ。国際社会には、日本は人権問題にきわめて無頓着、鈍感な国として映っているに違いない。

胡錦濤国家主席の訪日を控えているからといって、ここは、もの分かりのよさを印象付けていてすまされる局面ではあるまい。中国側の「ミス」につけ込んで人権重視を迫るぐらいのしたたかさがないと、外交パワーは生まれない。

長野で行われる聖火リレーにどう対処しようとするのか。厳重な警備陣に取りかこまれて「平穏に」進行すれば結構なのだろうが、ほかの国々との違い、日本の異質さが浮き彫りになってしまう。

福田首相がチベット問題で明確な意思表示を避けていることとあいまって、おかしなメッセージを国際社会に送りかねないのである。





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<<読者の声>>

★ 民主党は小沢さんの決定により日銀副総裁の人事について不同意としました。鳩山さんは同意の方向でしたし、党内の大勢は同意だったというのにです。この件では、もう矛を収めるのではという気がしたのですが。天下り人事には反対というのが小沢さんの立場のようですが、副総裁二人のうちの一人ですし、国際金融に通じている方だったので少し無理があるのではないでしょうか?

あくまで福田さんを解散に追い込むつもりでしょうが、3分の2を持っている衆議院を簡単に解散するとは思えません。党内から造反者が出たこと、小沢さんに対する反発が出たことを考えると、民主党として決して良い戦略だったとは思いません。あまり強硬路線で突き進むのも考えものだと思います。(HIさん)

[花岡コメント]
 ご指摘の通りかと思います。小沢さんは党内で代表の権威を示そうとしたのでしょうね。


<<重要注目記事>>

★「朝鮮日報」08/04/12

【社説】「軍人は戦闘の専門家であるべき」

 李相喜(イ・サンヒ)国防長官は11日に行われた全軍主要指揮官会議の席で、「各部隊は今晩突然戦闘が開始されたとしても、勝つことができるように準備を行わなければならない。軍人とはそれができる戦闘の専門家であるべきだ」と訓示を行った。李長官はさらに、「これまでわが軍は“強い軍”ではなく、“楽な軍”を目指してきた。このように戦闘型の軍隊ではなく管理型の軍隊へと変わってしまうことを警戒しなければならない。見せるための業績ではなく、ただひたすらどうすれば勝てるのかを考えて準備し、訓練に臨む軍とならなければならない」と述べた。
 韓国軍はベトナム戦争から30年以上、戦闘らしい戦闘を行った事がなく、戦争や戦闘に備える心構えが緩んでしまっているのは事実だ。昨年行われた空軍に対する国防部の監査では、航空機の稼働率が2000年には89%だったが、整備不良が原因で06年には77%にまで落ち込んでいたことが、その典型的な事例だ。
 兵士たちの精神武装と戦闘に向けた意思が何よりも重要だが、休暇や外出中の兵士たちに尋ねたところ、60%が「韓半島(朝鮮半島)で戦争が起こる可能性はゼロだ」と回答し、63%が「北朝鮮を敵ではなく同伴者と見るべきだ」と回答した。12万人の特殊部隊を含む北朝鮮軍112万人が、休戦ラインからわずか20キロのソウルを狙っている。それにもかかわらず、兵士たちはなぜ戦闘の準備を行い、つらい訓練に耐えなければならないのか、その理由を理解できていないのだ。
 北朝鮮との和解と協力は必要だろう。しかし軍による準備態勢は、南北関係が友好ムードにある時と険悪な雰囲気にある時とでそれぞれ異なってくるものではない。軍はただひたすら、潜在的な敵がどれだけの武力を持ってわれわれを狙っているのかを把握し、それを撃退できるだけの準備を常に行う必要があるのだ。国民の生命と安全を、相手側の善意に任せるわけにはいかないのだ。
 兵営の雰囲気を改善するとして、これまでは部隊ごとに、「新世代将兵のためのリラックスした部隊」を作り上げる競争を行ってきた。2006年に模範部隊として賞を受けたある空軍部隊では、内務班の将兵同士がお互いに「アジョシ(おじさん)」と呼び合っていたという。一兵卒と兵長が敬語も使わずに対話を行い、将校は何か問題でも起こるのではないかと部下のご機嫌ばかりを伺っていたというのだ。そのような雰囲気の中で訓練らしい訓練も行おうとしない軍が、実際に敵と対峙した時に勇敢に戦えるわけがない。軍の首脳部はたるみ切った雰囲気を正し、厳正に統率を行って弱い軍隊を強靭な軍隊へと生まれ変わらせなければならない。





<<産経新聞コラム>>
 花岡のコラム『政論探求』は原則火曜付ですが、紙面の都合でときどき水曜付となります。

<<SAFETY JAPAN>>(日経BP社サイト)
<http://www.nikkeibp.co.jp/sj/>
花岡のコラム『我々の国家はどこに向かっているのか』連載中。毎週木曜更新。

<<Janet>>
 時事通信サイトJanetの花岡コラム『官邸ウオッチ・風測計』。月1回更新。
<http://janet.jw.jiji.com/apps/do/auth/login.html>

<<知的空間・人形町サロン>>
<http://www.japancm.com/sekitei/>
若手研究者らによる「知的空間サイト」。花岡の政治コラム連載。月初めに更新。


<<そのほか花岡の論文・コラムなど>>
★WiLL3月号 民主党の腫れもの小沢一郎
★Voice4月号  渡辺喜美行革担当相インタビュー「霞が関との戦いに勝つ」
★道経塾(モラロジー研究所)50号 「国家としての汚名を晴らせ」
★激論ムック「反日マスコミの真実2」(オークラ出版)
★コメントライナー(時事通信)3月27日付 「国政混迷に『民主党主因』論」
★政経往来5月号 「政局展望 不透明政局の行方を追う」
★交詢雑誌(財団法人交詢社) 507号「当面の政局動向と日本の行方を考える」
★現代警察119号 「大連立は必ず再燃する」
★JAPAN TAIWAN(日華文化協会)158号 「『大連立』は必ずよみがえる」
★時事評論(647・8合併号) 「自民党の手のひらの上で踊らされる民主党」

 
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beijing2008日本はどやって中国とうまく付き合えるか、強く中国の問題を反発すると、経済界に非難されます。はっきりしない時国民に非難されます。難しい問題ですね。日時:2008年4月23日

パトリオット人権擁護法に反対したり、個人の権利を守ろうとする者を「人権屋」呼ばわりしたりする人たちが、こと中国のこととなると「人権」「人権」と言うのは興味深いですね。最近覚えた言葉ですが、「ダブスタ」と言うのかしら。ただし、私も中国のチベット人等の人権を憂慮しています。日時:2008年4月16日

トンデモ首相ばかりが続いて脱力です。早く独立を果たしたいですね日時:2008年4月16日

福田首相の「中国(含む韓国・北朝鮮)への過剰な思いやり」にはどんな背景・経緯・理由があるのか不思議です。一度解説頂きますと有難いです。日時:2008年4月16日

日本外交は外交の基本を知らない!!。只只物分りが良いだけでは相手国に侮られます。外交の基本は物分りでは無くいかに国益を確保するか!!。ですよ。日時:2008年4月16日


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