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花岡信昭メールマガジン550号

発行日時: 2008/3/30

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★★花岡信昭メールマガジン★★550号[2008・3・30]

<<どうする政治の「機能不全」>>
【SANKEI EXPRESS 29日付・「福田政権考」】再掲


 福田政権は発足から半年。懸念された年度末決戦の渦の中で機能不全状態に陥ってしまった。それもガソリンの値下げをめぐる攻防が最大の焦点というのでは、日本政治の「劣化」を指摘せざるを得ない。

 韓国に続いてロシア、台湾で新政権が生まれ、アメリカ大統領選はいよいよ大詰めだ。中国チベット自治区では大騒乱が発生、五輪を目前にした中国の「人権」問題が国際社会の最大の関心事になっている。

 政権の機能不全は日本の存在感、発信力の希薄さにつながる。周辺地域の政治的変化に対する国家戦略はまったく見えてこない。政治のトップリーダーである首相の声が聞こえてこない。

 ■日本政治は危機的状況

 いま、日本政治の危機はまさに、その点にある。与野党が矮小(わいしよう)化された低次元の攻防戦を展開していてすまされるはずはない。

 ここは福田康夫首相(71)と野党第1党の小沢一郎代表(65)が、その権威と見識にかけて動くべき局面だろう。だが、小沢氏は福田首相からの電話にも出ないそうだから、なんともはやである。

 とはいえ、まだ希望はある。福田、小沢両氏は昨年の大連立構想でいったんは歩み寄った仲だ。10、11月に党首会談が2回開かれたことは伝えられているが、実はこれ以外にもひそかに3回程度は会っている。

 それまでは疎遠な関係だったが、互いに、よけいなことは口にしない、シャイでぶっきらぼう、といった性格が似通っていることを発見して、「気脈が通じる関係になった」(政界通)ともいわれる。

 となれば、大連立構想は完全には消えていないとみるべきだろう。参院で与党は過半数に17議席不足しているから、この隙間(すきま)を埋めるだけの「中連立」という手もある。

 日銀総裁人事で福田首相が武藤敏郎(としろう)氏(64)と田波耕治(たなみ・こうじ)氏(68)を相次いで提示したのは、小沢氏の了解があったためという解説もある。だいたいが、そういうことでもなければ、民主党が同意しないことが分かりきっている旧大蔵事務次官出身者を提示したりはしない。

■関連法案の遅れは必至

 年度末に向けての両首脳の動きが注目されるところだが、実は問題のガソリン税の暫定税率期限切れなど予算関連法案の成立遅れは折り込みずみ、という見方もある。

 予算関連の歳入関連法案は4月末に参院送付後60日を迎え、衆院での再議決が可能になる。政府与党案が成立すれば、ガソリンの値下げ、元の価格への復帰といった混乱は1カ月ほどで収拾されることになる。

 この分の歳入欠陥が生じるが、それも、特別会計などに利用可能な多額の資金が隠れているとされる「埋蔵金」などで手当てがつき、地方財政に影響を与えることはない、というのである。

 となると、現在の政治状況は、民主党内で小沢氏の求心力が低下し、「小沢離れ」が始まっていることに対して、福田首相が助け舟を出したという側面があるのかもしれない。そこが、政治の世界の奥の深さというべきか、奇妙なところではある。

 民主党が年度末決戦で強硬な態度を崩さないのは、党内の不協和音を覆い隠そうとする思惑による、というのは政治を見る目としてほぼ常識化している。その背後に福田首相側の深謀遠慮(しんぼうえんりょ)があるのだとすれば、まったく違う光景も見えてくる。

 もっとも政治の世界のことだから、「きのうの敵はきょうの友」もあれば、その逆もあり得る。ボタンの掛け違いが生ずると、衆院解散・総選挙、あるいは内閣総辞職といった局面に一気に転がる可能性もなしとしない。

<お知らせ 「SANKEI EXPRESS」は4月1日から首都圏の主要駅で販売開始。100円>


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パトリオット>日銀総裁人事で福田首相が武藤敏郎(としろう)氏(64)と田波耕治(たなみ・こうじ)氏(68)を相次いで提示したのは、小沢氏の了解があったためという解説もある。

前に解説してほしいと書いたことへのお返事でしょうか。「解説もある」とは遠慮がちですね。今朝の産経では小沢氏が武藤氏で民主党をまとめると言ってたのに裏切られたと福田氏がぼやいている由ですが、「解説」の裏づけはあったということですか。そうと解釈できる言動はあったのでしょうが、情勢が違っていることに気づかぬ福田氏はウブというかバカというか・・・ 小沢氏が武藤氏に希望を持たせることを言ったとすれば、同じ席で福田氏は予算成立に強行採決はしないと匂わせたのだと思います。それを2月末の強行採決でおしゃかにしたのは福田氏の方で、その原因を作った側が恨み言を言うとは、何とも情けないものです。ジャーナリストを自認なさっているならそれらしく、もっと複眼でものを見てください。
日時:2008年4月1日

どちらに転んでも問題のないような表現でずるいように感じますが、これも政治を見てきた方には常識なのかもしれませんね。日時:2008年3月30日

いつも 楽しみにしています。日時:2008年3月30日


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