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花岡信昭メールマガジン536号

発行日時: 2008/3/2


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★★花岡信昭メールマガジン★★536号[2008・3・2]

<<14歳少女はこれを教訓に人生を生きてほしい>>


沖縄の米兵暴行事件の「被害者」、14歳少女が告訴を取り下げた一件は、ネット社会で最大の話題となっているようだ。

 この少女のことをまず考えると、軽率にも米兵のバイクに乗ってついていってしまったことが、日米関係を揺るがせ、「反米・反基地」勢力を勢いづかせてしまったことを、どこまで理解できるか不明だとしても、ともあれ、このことを人生の大きな教訓として生きてほしい。

 そのことを願っておく。そうでないと、いつまでも「米兵の蛮行の被害少女」として扱われることになってしまう。少女を政治的に利用しようとする勢力がこんなにもいたことに、本人は当惑し、沖縄の現実を痛いほど身にしみてわかったはずだ。

 「強姦」容疑での逮捕だったが、少女が告訴を取り下げたことで、結論的には、事件はなかったことになる。「強姦」はなかったのだ。地検は「強姦未遂」や親告罪ではない罪名での起訴も考えたらしいが、それもやめた。

 「強姦」されてはいなかったということであるならば、それでいいのではないか。周囲はそっとこの少女の今後を見守ってほしいものだ。

 米兵は今後、米軍によって調べを受けることになる。軍法が適用されるのだから、見方によっては、日本の刑法よりも重い罪に問われるかもしれない。

 米兵にはこの少女を誣告罪(最近は虚偽告訴罪というらしい)や名誉毀損で訴えるという道が残されている。読売の報道では、少女側はこのことを気にして、訴えないよう求めたという。

 法律的には、「強姦」で告訴され、緊急逮捕されて、名前が明らかにされたのだから、米兵側が名誉回復の手段を取るのもアメリカの訴訟社会を考えれば、当然かもしれない。言うのも気が引けるが、「損害賠償1億円」でもおかしくない。それがアメリカだ。

 おそらくは、逆告訴しないことを条件に、少女側が告訴を取り下げた、ということなのであろう。

 こういうことが二度とないよう、米側に綱紀粛正、再発防止策を求めるというのは、これまた当たり前すぎるほど当たり前の話だ。今回、昼間も外出禁止令を出したということだから、相当にこたえたのは事実だろう。

 それにしても、ネット社会の「百家争鳴」ぶりは、いまさらながらすさまじい。検索機能を使ってざっと調べてみたら、筆者のGoogleヒット件数は17万を超えている。

 まあ、これまでもあれこれ騒がせてきたので、それも分かるのだが、当方の基本スタンスは「責任ある言論表現の多様性」が民主社会の基本である、というところにある。

 だから、その点を踏まえて、あえて「とんがった」表現を使ったりもした。

 もうひとつ、今後のネット社会の本格化を見据えて、この世界の裏表を身を持って知っておく必要があるという「学究意識」、というとなんだが、好奇心だけは旺盛である。

 したがって、反論、異論、批判、大いに歓迎だ。だが、ネット社会に巣食う「匿名を隠れ蓑とした誹謗中傷」「悪罵の投げつけあい」はなんとかならないか、と常に思う。

 自分の知らない間に、書いたものが勝手に批判の対象になっていることを、あとで知ったりする。それでもかまわないが、相手を批判したら、トラックバックぐらいはやってほしいものだ。あるいは、コメントでもいい。

 「愉快犯」というのがあって、こういうときに悪態をつくことで溜飲をさげるのか、はたまた、欲求不満を解消しているのか、なんとも卑劣な内容のものがあるのは哀しい現実だ。

 当方は何をいわれてもいいが、関係する新聞社や大学、団体などを引き合いに非難を浴びせるというのは、フェアーとはいえない。こちらの「過去」を持ち出すのも、なんともはやである。

 異常なとしかいいようがない誹謗中傷は放置しておくのが一番だが、黙っていると認めたかのように思われるのもしゃくなので、ひとこと言及してみた。

 建設的な批判は大いに歓迎である。批判するときは相手の目前でもやれる範囲で、というのが、新聞社勤務の間に教わった基本的たしなみだが、いまのネット社会にそこまで求めるのは無理か。


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<<読者から>>

★ 沖縄が本土に返還されて2年後から数年間沖縄に頻繁に出入りした時期がありますが、あの頃の沖縄はまさしく「日本ではない」空気が充満する、米軍基地による繁栄が光を放っていた(本土から行った人間には圧倒されるものがあった)。まさにフェンスの向こうはアメリカだった。
米兵の出入りするようなエリアなどはおっかなくて近づけもせず、那覇の波の上と呼ばれていた繁華街にあるステーキハウスジャッキーで安いステーキをたらふく食べ、ブルーシールのアイスクリームを平らげる位が関の山だった。

海自イージス艦とアメリカ海兵隊との違いは、コンピューターゲームの世界にしか存在できない「バーチャル軍隊」と命令一つで即座に命のやりとりをする「リアルなプロの軍隊」にある。プロの連中は下手すりゃ明日の命をも知れない極限状況の中に身を置くのだから、寄港地ではその反動が一気に解放され、ハメをはずしがちになることなど経験から充分分かっているはずだし、これと地元の繁栄が共存することはまさにコインの表裏。

政治と外交問題で論じると、切実な現実論からかけ離れてしまいがちになる端的なケースがこれだろう。基地という建前と本音の狭間という特殊な環境のなかで生きる人たちに必要なのはそこで逞しく生きる「生活者のプロ」としての知恵であり、行動なのだ。

今回の沖縄騒動は、事件があまりに大きくなりすぎたがために当事者自身の中に逆の不安が生まれてしまい、訴訟を取り下げるという行動に出ざるを得なかったということではないだろうか?
国防と言う問題は、「リアルなプロの世界」を見据えなければならない時は、好むと好まざるとに関らずいつか必ず訪れるだろう。そのときまで「瀬戸際のシミュレーション」を繰り返さなければならないのが、今日本政府と国民が背負わされている厳しい現実なのではないだろうか。(総会屋伝右衛門さん)

[花岡コメント]
 現実を直視した鋭いご指摘、ありがとうございます。やはり、日本は平和ボケなのですね。



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<<産経新聞コラム>>
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<<そのほか花岡の論文・コラムなど>>
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★Voice2月号 防衛省の「平和ボケ」を覚ます 小池百合子氏インタビュー
★道経塾(モラロジー研究所)50号 「国家としての汚名を晴らせ」
★激論ムック「反日マスコミの真実2」(オークラ出版)
★月刊「正論」11月号 「安倍晋三は何に敗れたのか」
★コメントライナー(時事通信)1月28日付 「失態を直視できない民主党」
★政経往来・新春合併号 「福田政権の命運を握る年金問題」
★交詢雑誌(財団法人交詢社) 507号「当面の政局動向と日本の行方を考える」
★現代警察119号 「大連立は必ず再燃する」
★JAPAN TAIWAN(日華文化協会)158号 「『大連立』は必ずよみがえる」
★時事評論(647・8合併号) 「自民党の手のひらの上で踊らされる民主党」

 
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この記事へのコメント

全7件表示
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現在の報道ぶりの異常さにはぞっとする。
当たり前のことをちゃんと書ける人がいて安心した。
日時:2008年3月4日

日本人加害者の他国民を擁護して、被害者の自国民を糾弾するとはそれでも日本人か!恥を知れこの非国民!日本人を中傷して嬉々としてる輩が住む土地はこの日本にない!さっさと国外に出るべきだ!そこで好きなだけ反日運動をやればいい日時:2008年3月4日

パトリオット534号へのコメントを読み返して欲しいのですが、花岡様や他の「自己責任」論者の攻撃や地元業者の圧力で、少女が抵抗しきれずに告訴を取り下げたという可能性を考えてもみないのでしょうか。単に気がつかないだけかと思っていましたが、そうではなくて誣告罪まで持ち出すとは、なるほど良識ある人に批判されるわけです。クライン某と違ってコメント欄を開放し、削除も行なっていないらしいのは評価しますが、あなたの文章に対するせっかくのコメントですから、ちゃんと読んで考えてみてください。日時:2008年3月3日

この記事全体の論旨が理解できないし、冷静な分析とも思えない。そもそも、この人はどれだけ事実関係を調査して物を言っているのだろうか。強姦の親告を取り下げたことだけで「強姦はなかったのだ」と言い出すのは素人の推測の域を出ない。「おそらくは、逆告訴しないことを条件に、少女側が告訴を取り下げた、ということなのであろう。」という文も事実関係が疑わしい。少女が告訴を取り下げる時に、名誉毀損で訴えられないかを検討したのだとすれば、14歳としては立派すぎる態度だと思うし、この花岡なる人物よりも思慮分別がある行動に思える。私は、少女に訴えたい。この記事の内容を人生の教訓としては絶対にならない、と。日時:2008年3月2日

あなたこそ少女の目前以外でばかり批判してないで少女に直接、説教してみたらどうですか?本人の望まないところで勝手に誹謗中傷するだけならあなたが嫌ってる他のコメントとかわりませんよ。自分の意見もきいてもらえないまま勝手にここまで言われる少女はあなたよりもっとつらい思いをしてるとは想像できないのでしょうか?まあネットに自分の意見載せたら匿名で誹謗中傷されるのわかっててそれでも乗ってしまう年配の方に、暴行されるのわかってるんだからバイクになんか乗ってはいけません!て15歳の子に直接説教しろと言っても無理か。日時:2008年3月2日

このような冷静な分析は、非常にわかりやすいです。日時:2008年3月2日

朝日等のマスコミの偏向異常性が良く解り、情けない。集団自決問題と同じだ。(南京の真実)の映画をもっと取上げてください。日時:2008年3月2日


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発行者プロフィール

ペンネーム : はなさん

  • ジャーナリスト花岡信昭(元産経新聞論説副委員長、日本の新聞社で戦後生まれの政治部長第1号)が現代政治、メディア、世相などを独自の視点で分析・解読、この国のありようをさぐる。

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