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政治ジャーナリスト・花岡信昭が独自の視点で激動の政治を分析・考察します。ときにあちこち飛びます。




花岡信昭メールマガジン493号

発行日: 2007/11/12

★★花岡信昭メールマガジン★★493号[2007・11・12]

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<<民主党の嫌がらせ体質はなんとかならないのか>>

 インド洋での海上自衛隊の支援活動再開に向けた新テロ特措法が12日に衆院を通過する見込みだ。

 いよいよ参院での審議が始まるが、参院第一党となった民主党はイラク特措法廃止法案を先に審議するという。これは明らかに民主党の嫌がらせだ。

 政権交代可能なための2大政党時代の実現には、民主党の成熟を欠かせない。この党がちゃんとしてくれないと、日本政治は遅れたままとなってしまう。

 その意味でも「大連立」に飛び込めなかった民主党幹部の政治センスのなさを改めてなじりたくなるのだが、新テロ特措法を成立させないというのは、政略以外のなにものでもない。

 11月1日に旧法の期限切れを迎え、海上自衛隊は撤収を余儀なくされた。これにより、日本は国際的な対テロ戦線から脱落し、国際政治の主要プレーヤーとは見なされなくなった。

 日米同盟の信頼度も低下した。日米安保条約では、アメリカが他国から攻撃を受けても日本は支援に行かないが、日本がやられたらアメリカが来援してくれることになっている。

 その来援度とでもいうべきか、来援を担保する可能性のレベルは確実に数段階、下がった。インド洋から撤退して平気な顔をしていては、アメリカはいざというとき日本を助けようとなどしないだろう。

 次の大統領がヒラリーにでもなったら、その恐れは一段と高まる。ジャパン・パッシング、ジャパン・ナッシングの再現である。

 インド洋での支援活動継続はそうした意味合いからも重要であった。

 民主党はもともと、インド洋での支援には反対ではなかったはずだ。旧法制定当時、国会の事前承認をもとめ、これが事後承認となったことには反対したが、支援活動そのものは支持していた。

 小沢代表の考え方は、それまでの民主党の方針とも違っていた。民主的な党運営を誇張する民主党が、自衛隊の国際貢献をめぐっては、そのときの党首の主張の言いなりになるというのもおかしな話である。

 少なくも、インド洋からの撤収について、民主党内で徹底した議論が行われたという話は伝わってこない。はっきりいってしまえば、その一点から、民主党の「誠実さの欠如」という深刻な問題が浮かび上がる。

 そうしたことがあるからこそ、新テロ特措法の審議には、大人の対応をはかってほしいところだ。それが、新テロ特措法の審議を後回しにするというのでは、なにをかいわんやである。

 大人の対応というのは、新テロ特措法を速やかに審議して、採決することだ。反対して否決でかまわない。その後、衆院で3分の2の賛成で再議決を認めればいい。

 3分の2規定を使えば政局大混乱で解散に直結するというのは、憲法無視、議会制民主主義無視といわなくてはならない。

 憲法59条のこの規定は、政権与党が参院で少数派になった場合でも、政治の安定を損ねないようにする装置として設けられた。衆院優位が現憲法の基本理念であることも忘れてもらっては困る。



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<<重要注目記事>>

★「人民日報」07/11/10

元日本兵、泰安に18回目の謝罪旅行

  旧日本軍の元兵士・塩谷保芳さんは、10月30日〜11月6日まで山東省泰安市を訪れた。泰安訪問は18回目という。塩谷さんは泰安抗日烈士陵園で謝罪するとともに「謝罪侵略反省、中日友好親善」と書かれた碑を提供し、このような特別な方法で日本国民に中日友好に努力するようメッセージを発した。「斉魯晩報」が伝えた。 
  塩谷さんは山梨県出身の87歳で、現在は東京に住む。かつて日本軍第59師団45中隊に所属し、1942〜1945年まで泰安に駐屯していた。この間に多くの中国人殺傷事件に関与したという。 
  塩谷さんは、侵略は中国国民に深く大きな被害を与えただけでなく、日本国民にも深く大きな被害を与えたとし、中国への侵略戦争を反省することで、中日両国民が調和共存し、世々代々にわたり友好関係を持つことが出来れば良いと述べた。 



★「中央日報」07/11/10

「1500キロの巡航ミサイル開発推進」

  韓国軍が潜水艦や艦艇から発射することができる射程距離1500キロの巡航ミサイル開発を推進する。 
  陸軍士官学校ユン・ジョンウォン教授は9日、ソウルプラザホテルで開かれた「平和安保フォーラム」主催セミナーで発表した論文を通じてこのように明らかにした。ユン教授は「南北韓の戦略的軍事力推移と展望」という論文で「韓国は射程距離1500キロ水準の玄武−3C(イーグル−3)を開発する計画」だとし「これを艦艇や潜水艦でも発射が可能になるように改良する事業を模索中」と明らかにした。しかし防衛事業庁関係者は「(関連内容を)一切公開することができない」と事実確認を拒否した。 
  玄武−3Cは慣性航法装置(INS)、衛星航法装置(GPS)受信機を搭載している玄武−3B(イーグル−2)の改良型で、米軍のトマホークのように超精密攻撃が可能だとユン教授は説明した。このミサイルには在来式高爆弾頭が装着される見通しだ。 
  米国ジェネラルダイナミックスが開発した米海軍のトマホーク(BGM−109)は射程距離が2500キロであるとき、10メートルの大きさの標的を当てる精密さを誇る誘導ミサイルだ。主に潜水艦、駆逐艦から発射される。イラク戦争とアフガニスタン戦争初期に数百発を発射し、主要戦略標的物と指揮統制施設を破壊した。価格は1発130万ドル(約12億ウォン)にもなる。 
  ユン教授は「韓国は2000年代初め、射程距離500キロの巡航ミサイル玄武−3A(イーグル−1)を開発し、これをもとに最近、射程距離1000キロの巡航ミサイルイーグル−2(玄武−3B)開発に成功した」とし「これらミサイルの量産体制に入り、それぞれ玄武−3A、玄武−3Bと名付けた」と述べた。 
  韓国軍は短距離弾道ミサイルでは玄武(射程距離180キロ)、米国から導入したATACMS(射程距離300キロ)を保有している。 
  軍の関係者は「韓国軍が開発した艦対地または潜対地巡航ミサイルは海軍が運用中の世宗大王鑑などイージズ級構築艦と2017年まで建造する中型潜水艦から発射することができる」と説明した。特にイーグル−3を中型潜水艦から発射した場合、韓国は北東アジア地域で戦略的な作戦能力を揃えることができる。 
  ユン教授は「韓国のミサイル開発を制限するミサイル技術統制体制(MTCR)は弾頭速度が速い弾道ミサイルにだけ適用され巡航ミサイル開発には制約を置かず、韓国は射程距離500キロの巡航ミサイルであるイーグル−1を開発するのに心血を注いだ」と伝えた。 



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この記事へのコメント

全2件表示
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全く同感!日時:2007年11月12日

花岡さん、また未成熟政治評論家ぶりが露呈しましたね。国会の駆け引きで嫌がらせはは当然。インド洋が最重要というのは、保守陣営の論理理であり、「民主も昔は給油に賛成だった筈」に至っては泣き言以外の何者でもない。「捩じれ国会」肌から面白い。日時:2007年11月12日


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