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花岡信昭メールマガジン474号
発行日: 2007/8/31★★花岡信昭メールマガジン★★474号[2007・8・31]
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<< がけっぷちで活路が開ける >>
【産経連載コラム・政論探求・29日付】再掲
政治部在勤時代に、ざっと勘定してみると35回ほどの組閣を体験してきた。そのたびに頭を悩ますのが1面の主見出しであった。
「○○の実務型」「党内融和優先の○○型」などと、その内閣の性格をずばりと表現するのはなんとも難しい。困ったあげく、主要閣僚の名前をあげて逃げたケースもあった。
で、今回、各紙はどんな主見出しをつけたか。東京発行版で見ると、以下の通りである。
朝日「延命へ改革路線修正」
毎日「派閥・世論配慮の『挙党』」
読売「政権浮揚へ重厚布陣」
産経「安倍内閣『実務型』改造」
日経「『挙党』掲げ重鎮起用」
東京「重鎮起用 地方格差も重視」。
朝日と毎日が安倍首相にはきつい表現だが、朝日は「地方重視・重鎮も起用」という見出しも目立つ位置につけている。「延命へ…」には政権への批判をにじませ、「重鎮…」で事実を提示してバランスをはかるという巧みさである。
参院選惨敗を受けて、安倍首相にはきわめて困難な人事であった。挙党体制の確立と安倍政治の継続という、ともすれば二律背反のテーマを同時に満たさなくてはならない。「重鎮」「重厚」「実務型」といった表現が目立つことに象徴されているように、出来栄えは「なかなか」といっていいのではないか。内閣と党に派閥の領袖・ナンバー2を6人も配するというぜいたくな布陣だ。
社説の見出しとなると、各紙のトーンの差がより浮き彫りになる。
朝日「『脱安倍色』で、さて何をする」
毎日「安倍カラーより国会重視 瀬戸際状況は変わらない」
読売「必要な政策の遂行に邁進せよ」
産経「総力挙げ改革路線貫け ねじれ国会へ重厚な布陣だ」
日経「後がない安倍改造内閣の活路は改革」
東京「ぬぐえるか 手遅れ感」
かつて大平正芳首相は「大臣は役所にとって“過客”にすぎない」といった趣旨の言葉を残した。官僚の気質をあらわしていておもしろいが、初の女性防衛相となった小池百合子氏はわずか2カ月で、4年も君臨した大物次官を更迭する“成果”をあげた。評価は両論あるが、“過客”であってもその気になれば絶大なパワーを発揮できる見本だ。
参院選は民主党の「生活・格差」路線に敗れた。年金問題で後手にまわったのは官僚の判断に振り回され、政治レベルの感覚が鈍かったためだ。古今、「民のカマド」に思いをはせるのは政治のイロハである。
それを承知のうえで、やはり、政治リーダーはこの国をどういう姿にしようというのか、明確な国家観を語らねばならない。それが本格保守政権の使命だ。崖っぷちに立った安倍首相が官僚的発想を抑え込み、「国家的課題の選択」を率直に国民に語りかけるとき、初めて活路が開けるように思える。
<< データ・内閣支持率まとめ >>
改造直後の内閣支持率は以下の通り。カッコ内は参院選直後との比較。(pはポイント)
支持率 不支持率
朝日新聞 33%(+7p) 53%(−7p)
毎日新聞 33%(+11p) 52%(−13p)
読売新聞 44・2%(+12・5p) 36・1%(−23・8p)
日経新聞 41%(+13p) 40%(−23p)
産経FNN 38・0%(+16・0p) 42・9%(−21・9p)
共同通信 40・5%(+11・5p) 45・5%(−13・5p)
<< データ・自民、民主支持率 >> カッコ内は前回調査。
自民 民主
朝日新聞 25%(21%) 32%(34%)
毎日新聞 26%(17%) 26%(33%)
読売新聞 31・8%(31・3%) 30・9%(31・4%)
日経新聞 35%(29%) 36%(44%)
産経FNN 28・2%(23・0%) 30・9%(32・8%)
共同通信 38・8%(31・5%) 25・6%(37・6%)
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<< 重要注目記事 >>
★「朝鮮新報」07/08/29
〈論調〉 日豪「安保協力」構想はアジア侵略の先行措置
日本がオーストラリアと「安保協力」に関する「共同宣言」を採択した。彼らが米国以外の国と「安保協力」の構想について合意したのは、前例のないことである。
日本は、アジア太平洋地域で集団的な「安保協力」機構を作り上げ、それを進歩的な国々をけん制し、同地域を支配するための政治的、経済的、軍事的テコとして利用しようとしている。
日本の執権者たちが標ぼうしている「安保協力」構想とは、日米間の同盟関係、米豪間の同盟関係をそれぞれ中身とする「扇形構造」をもつ「安保協力」機構を設け、地域の「安全」を「保障」するということである。
これを通じて日本は、アジア太平洋地域で広大な原料資源と商品販売市場を掌握し、反日自主勢力の成長を抑制し、制圧しようとしている。「安保協力」構想が日本軍国主義者の海外膨張のためのものであるというのは言うまでもない。
日本の反動層がオーストラリアと「安保協力」に関する「共同宣言」を採択したのは、アジア侵略のための先行措置である。
日本が掲げた「安保協力」構想なるものがまず、朝鮮を軍事的に侵略するための道具に利用されるというのは明白である。
日本反動層の危険きわまりない「安保協力」構想に警戒心を高めなければならない。(労働新聞23日付)
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【お知らせ】
<<産経新聞コラム>>
花岡のコラム『政論探求』は原則火曜付ですが、紙面の都合でときどき水曜付となります。
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若手研究者らによる「知的空間サイト」。8月の識者コラムは、雑誌「正論」編集長、上島嘉郎氏の「参院選挙、自民大敗北の深層」、花岡コラム<政治を視る目>は「安倍首相は『本格保守』の原点に戻れ」です。
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<<そのほか花岡の論文・コラムなど>>
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★Voice7月号 「民主党解体論 小沢代表は覚悟を決めて政界再再編に舵を切れ」
★政経往来 8月号 「政局展望 復元力問われる安倍政権」
★時事評論(北潮社) 641号 「思い出すままに政治家群像を・・」
★週刊新潮 6月14日号(7日発売) 意見広告「軽い一票に物申す 一票の格差是正」「格差是正に政治の見識を 道州制導入との同時決着も」
「一票の格差を考える会」サイトに掲載されています。
http://www.ne.jp/asahi/ippyou/kakusa/index.html
★修親(修親刊行事務局) 8月号 「米紙『慰安婦意見広告』掲載の顛末」
★JAPAN TAIWAN 桜梅通信156号・日華(台)文化協会 「『年金』騒動の不可解さ」
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