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[SMASSEメールマガジン] 050929 第16号
発行日時: 2005/9/30
◎★◎★◎ SMASSEメールマガジン 第16号 2005.9.29
ケニア中等理数科教育強化(SMASSE、スマッセ)プロジェクト
がお世話になっている皆様にお送りするメールマガジンです。
Web: http://www.smasse.org
Weblog: http://blog.melma.com/00142345/
Email: news@smasse.org
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□ □ □ □ □ □ 目次 □ □ □ □ □ □
[速報]
★ ナイジェリア連邦教育省チームのSMASSE来訪
[報告]
★ 第3回第三国研修事前周知のための中西部アフリカ訪問
★ ウガンダSESEMATプロジェクト誕生とSMASSEの技術支援
★ ウガンダSESEMATプロジェクトスタッフへのOJT
[最近の出来事]
★ 地方INSETの開催とモニタリング評価活動(2005.8.8-9.2)
★ 中央研修講師の本邦研修参加 (2005.8.9-10.9)
★ JICA教師派遣視察団の受け入れ (2005.8.9)
★ 地方教育長(DEO)研修 (8.15-19)
★ 第3回第三国研修事前周知のための中西部アフリカ訪問 (2005.8.19-9.2)
★ ウガンダの研修講師を対象としたOJT (2005.8.21-9.17)
★ 校長研修 (9.12-16)
★ 第2回SPIAS(中等理数科学習達成度調査)の実施 (2005.9.11-10.1)
★ JOCV進路指導調査団の受け入れ (2005.9.5)
★ 特定評価テーマ「南南協力」調査団の受け入れ (2005.9.9)
★ アフリカ情報通信の利活用のあり方研究会 現地調査団の受け入れ (2005.9.20)
★ ODA評価「ケニア国別評価」調査団の受け入れ (2005.9.21)
★ ナイジェリア日下部専門家のベースライン調査打ち合わせ訪問(2005.9.25-9.30)
★ ADEA運営委員会@Parisに参加 (2005.9.28-9.30)
[SMASSEの今後の予定]
★ 対スーダン第三国研修事前調査への参団 (2005.10.4-10.12)
★ ナイジェリア初等理数科プロジェクトへの技術支援 (2005.10.9-11.5)
★ 中間評価調査団受け入れ (2005.10.17-10.28)
★ 第3回第三国研修の実施 (2005.11.7-12.9、5週間、16ヶ国より88名)
★ 地方研修センター新設のための地方出張 (2005.11月中旬)
★ Mathematics Education into the 21st Century Project (2005.11.25-12.1)
へ発表
★ ウガンダSESEMATプロジェクトへの技術支援 (2005.12月上旬〜)
★ CEMASTEA拡張に関する基本設計調査団受け入れ(2005.12.1-12.23)
★ SEAMEO RECSAM International Conference (2005.12.6-12.8) へ発表
★ ザンビアから研修員受け入れ (2005.12.12-12.23、2週間、定員最大92名)
★ マラウイSMASSEプロジェクトへの第三国専門家派遣 (2005.11月下旬〜)
★ フィリピンでの第三国研修 (2006.1.16-2.24、6週間、定員40名)
★ ケニア国内向け中央研修第3サイクル (2006.1.16-6.16、2週間ずつ11グループ)
[お知らせ]
★ 第3回第三国研修の実施概要と割り当て国(再掲)
[ケニアの生活情報]
★ 気候、通貨、為替レート
[編集後記]
★ SMASSEを通じた一期一会
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┛┛┛ 速報 ★ ナイジェリア連邦教育省チームのSMASSE来訪
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ナイジェリアでもうすぐ始まろうとしている「初等理数科教育強化」プロジェクト
(SMASE Nigeria Project)の関係者6名が、9/25から1週間、ナイロビに滞在中です。
彼ら自身が、プロジェクトの主役として、自ら現状把握を行い(ベースライン調査に必
要な調査票の作成)、実行計画(PDM)を立て、事業を素早く軌道に乗せられるよう、
私達(日本人とケニア人)の経験に基づいて支援させていただきました。
ケニアの食事は「お口に合わなかった」様子でしたが、ケニア人スタッフと日本人
専門家の助言のもとに、CEMASTEA(SMASSEの合宿研修所)で4日間、昼も夜もなく
業務に取り組んだ結果、ベースライン調査に必要な調査票を完成させることが出来ま
した。今回ナイジェリアチームと共同作業に取り組んだケニア人チームのうち2名は、
10月9日から4週間、ナイジェリアのプロジェクト対象地域で実施されるベースライン
調査に同行し、ナイジェリアチームの技術支援にあたる予定です。
ご参考まで、これまでのナイジェリアとケニアの行き来は以下の通り。ナイジェリ
ア関連の仕事が軌道に乗って来れば、これからも忙しく往来することになりそうです。
2003年6月 ナ国連邦教育省2名がWECSA地域会合(第3回、ガーナ)参加。
2004年1月 ナ国連邦教育省4名がSMASSE視察、第三国研修にオブザーバー参加。
4月 ナ国連邦教育省がSMASSE-WECSAネットワークに正式に加入。
6月 ナ国連邦教育省4名がWECSA地域会合(第4回、南ア)参加。
9月 ナ国連邦教育省が州政府並びに関係機関からの参加者を募り、ASEI/PDSI
普及を図る共同ワークショップ開催。ケニアSMASSEから4名を招聘。
11月 ナ国連邦教育省より6名が第三国研修に参加。
2005年2月 ナ国連邦教育省次官・局長を中心とした視察団13名がSMASSE訪問。
4月 ナ国連邦教育省より教員養成大学長を中心とした視察団13名がSMASSE訪問。
5月 ナ国連邦教育省スタッフ4名がWECSA地域会合(第5回、ルワンダ)参加。
6月 ナ国プラトー州ジョスにて「初等理数科教育強化(SMASE Nigeria Project)」
立ち上げのための説明会とASEI/PDSI推進のワークショップを開催。
ケニアSMASSEプロジェクトスタッフ2名を招聘。
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┛┛┛ 報告 ★ 西部・中部アフリカ諸国への訪問
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SMASSEフェーズ2では、アフリカ域内を対象とした事業の中核として第三国研修
を実施している。本研修は、SMASSE-WECSA連携ネットワークの活動推進の母体と
なる人材育成を目的とするものであり、第1回研修を2004年1月、第2回研修を2004年
11月に実施した。域内連携活動においてもケニア国内対象の活動と同じく、関係者の
主体性を涵養するという観点から、コスト・シェアリングを活動の基本としている。
そのため過去にも、第1回及び第2回第三国研修の準備段階として、域内7ヶ国に調査
団を派遣し、関係者にSMASSE-WECSA活動の意義、第三国研修の目的、ネットワー
ク形成の拠点となる機関発掘等、関係国に対する啓蒙・啓発活動を行った。
本年も第3回第三国研修(今年11月7日から5週間、定員88名を計画)を実施するに際し、
昨年同様の準備をする必要があり、本啓蒙・啓発活動のためのチームを派遣する必要
から本計画を作成した。訪問国の選定は、第三国研修の新規招聘国であり、英語を公
用語としているガンビア、カメルーン、近々理数科教育プロジェクト立ち上げを予定
しているニジェール、及び西アフリカの中心国であるセネガルを選定した。
WECSA事務局にて提供可能な技術支援メニューや今後の連携スケジュールに関し、
JICA事務所(ニジェール、中西部アフリカ地域支援)ならびに先方政府・教育省と具体
的な打ち合わせを行う機会でもあった。
【日程ならびに訪問国】
- 平成17年8月19日〜9月2日, 14泊15日
- セネガル、ガンビア、ニジェール、カメルーンの教育省ならびに教員養成大学/中等学校
【ガンビア】
ガンビアでは、同国教育省から、数学教員研修会及び理科教員研修会の会長が訪問先
として紹介されていた。彼らと協議をし、その結果を教育省の次官補および計画局長
に報告した。
この教員研修会は、2001年に復活したもので、どちらも教員から年会費を徴収し運
営されている。会員数は双方とも100名未満で、必ずしも活発に活動しているとは言え
ないが、NGO等の支援を受け、年に数回の研修を実施しているとのことであった。
彼らの要望は、第三国研修への参加により、研修指導員の能力が向上することを期待
していた。
今年度の第三国研修参加者の帰国後の動向をフォローし、今後の対応を策定すること
になると考える。
教育省との協議終了後、中学校2校と教員養成カレッジを視察した。
【セネガル】
セネガルでは、すでに第三国研修に8名が参加しており、本年6月に教育省次官を
リーダーとする技術交換チームも派遣されており、教育省関係者の啓発が進行中。
特に、高級スタッフの姿勢に関し、技術交換の成果を見ることができた。
現在、セネガル側で包括的な支援要請書が作成中であり、その完成を待って、JICAと
して可能な支援計画を策定することとなるのだろう。今後の方針としては、包括的要請
書をもとに、本年10月頃にプロジェクトドキュメント作成にケニア側からの支援を行い、
技プロが発足したら、マラウィやウガンダ同様の連携活動を展開することになると予想
している。特に、ケニア人の第三国専門家としての活用により、現地での研修プログラ
ム開発、研修実施を支援することが費用対効果の観点からも適切だろう。
今回の協議には、現在進行中のフランス政府が支援する初等教育科学・技術プロジェク
トの調整役のフランス人も出席し、SMASSE-WECSA活動に強い関心を示していた。
既に現地ではフランスとの連携の話も出ているようである。
最後に、教員研修施設を視察したが、施設に十分活用されている状況ではなかった。
物や金の前に、人的資源の能力向上と質の高いINSETの提供が、教育の持続的発展の
ために不可欠である。
【ニジェール】
ニジェールも、すでに第三国研修に8名が参加しており、SMASSE-WECSA会議を
通し啓発が進んでいる。協議前のJICA事務所からの説明、ニジェール教育省の対応、
第三国研修参加者の活動状況、いずれも好ましい反応を得た。
協議は、当方からSMASSE-WECSA活動の紹介をし、特にプロジェクトの主体性と
持続性に重点を置いた。続いて協議に入り、理数科教育案件に絞った協議をした。
その結果、実施可能な行動計画として、下記4点を本協議の議事録に記載した。
- プロドクの作成等事前のSMASSE-WECSAからの支援
- 教育省トップの啓発のための高級技術交換の実施
- ケニアでの研修のカリキュラム協同開発のためのケニア人第三国専門家派遣
- ケニアでのコアトレーナーの研修
ニジェールでは、今後JOCV隊員が増える見込みであり、隊員との緩やかな連携も
活動に含むことになるだろう。
協議の後、市内の中学校3校と教員養成大学を視察したが、ケニアと同様に学校に
は何らかの資機材が準備されているにもかかわらず、それらが教員により活用され
ていなかった。したがって、技プロにおいては、資機材の供与は慎重に対応するこ
とが求められ、ケニア同様、アフリカ人の能力向上に重点を置くことが求められる。
特に、電気・水道等のインフラが脆弱であることから資機材供与は慎重を要する。
ニジェールに適用可能な持続性の道を開拓する必要がある。関係者のやる気は十分に
あると感じられるので、士気の高いうちに、プロドク作成に繋がるステークホルダー
ワークショップを開催することが望ましいだろう。
【カメルーン】
カメルーンは第5回WECSA会議(今年5月にルワンダで開催)にて最初の接触を持ち、
来る11月実施の第三国研修に8名の研修員枠を割り当てている。
教育省との協議では、SMASSE-WECSAの紹介メンバーとなるための条件、第三国
研修の人選、コスト・シェアリング等を説明し、教育省の十分な理解を得たと思う。
特に、第三国研修参加者の帰国後の活動をどうするかに焦点を当て協議をした。
カメルーンにもINSETのシステムは存在しており、既存のINSET基盤(Pedagogy
Support Centre)を活性化する方向でSMASSE-WECSAとの連携を検討することになる。
過去の日本のODA支援が小学校建設等に集中してきた経緯を踏まえ、また、今後計
画されている初等教育教員養成学校建設との連携も視野に入れるならば、SMASSE
案件の一本化をし「基礎教育レベルにおける理数科教育強化連携案件」にすることが
望ましいと考える。
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┛┛┛ 報告 ★ ウガンダSESEMATプロジェクト誕生とSMASSEの技術支援
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ケニアのお隣ウガンダに新たなJICA理数科プロジェクトが誕生しました。その名も
SESEMATプロジェクト。
この4月からウガンダに派遣され、この案件の立ち上げに尽力されてきた岡本専門家
から連絡があり、8月3日、SESEMATプロジェクトの実施に関する合意文書に日本・
ウガンダ両政府の代表者がサインをしたとのことです。
ウガンダでは、政府予算の相当額がドナー諸国(英国等のいわゆる先進国)からの援
助資金で賄われており、それと引き換えにドナー諸国はウガンダの政府運営にしっか
りと口を挟むシステムになっています。こういう状況を「援助協調システムがしっか
りと根付いている」と表現することがあるのですが、日本のようにプロジェクト事業
を主体とした援助思想を持っている国が、技術協力事業を新たに開始するには難易度
の高い国だと見なされています(その話を書き出すと私の手には負えなくなりますし、
ケニアでは状況が異なるため、詳しい説明は省略します)。
そんな状況の下、新プロジェクトを開始するためには日本側の粘り強い案件形成作
業もさることながら、ウガンダ教育省側も相当の責任感をもって、ウガンダ財務省+
ドナーによる政策決定者グループとの予算協議にあたったのでしょう。岡本氏から
の連絡によれば、ウガンダ教育省の事務方トップである事務次官の並々ならぬ熱意が
このプロジェクトを誕生させたとのことでした。
SMASSEでは、昨年末から今年前半にかけて次官をはじめとした沢山の教育行政官
を受け入れました。ケニア教育省との意見交換をアレンジし、中央研修の様子をお見
せして、ケニア政府とJICAがどのように連携してプロジェクト運営管理にあたってい
るのか、たっぷりと説明させていただきました。
そうした過去の人的交流(とそれに伴う啓蒙活動)の積み重ねが、今日の新プロジェク
ト誕生のプロセスに少しでもお役に立てていたなら光栄です。これからも色々な技術
協力メニューを準備させていただきたいと思います。
まず最初のメニューは8月下旬から1ヶ月間実施したOJT (On the Job Training)。
新たにSESEMATプロジェクトに配置されたばかりのウガンダ人研修講師4名が
ケニアに派遣され、SMASSEのスタッフとともに働きながら、SMASSEの教育哲学
ASEI&PDSIを体得し、中央研修講師としての日常業務や研修運営管理のノウハウを
体験していただきました。同時に、ウガンダで実施する中央研修カリキュラムの開発
まで目論みに入れた欲張りな、そして充実した、4週間だった模様です。
今後も、ケニアで実施する第三国研修への受け入れ、ウガンダで実施する中央研修
や啓蒙ワークショップへのスタッフ派遣などを通じて、新生SESEMATプロジェクト
の期待する技術協力支援を実施していきたいと思います。
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┛┛┛ 報告 ★ ウガンダSESEMATプロジェクトスタッフへのOJT
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これは、ウガンダ人スタッフ4名を受け入れていた時に、ケニアからウガンダへ宛て
て書いた報告メールから抜粋・編集して、メルマガ用原稿に仕立てたものです。
ウガンダSESEMATプロジェクト 岡本様
さてウガンダトレーナーについての近況を。
先週はナクルの地方研修を見てもらいましたが、カスケードシステムのレベルの高さ
に驚いていたようでした。月曜からはこちらのケニア人スタッフの本研修担当4人が
つきっきりで研修や打ち合わせをやっています。
月曜こそSMASSEについての説明や、またSESEMATの事業説明などの一般論的なも
のでしたが、火曜からは具体的な研修カリキュラムについての打ち合わせに入ってい
きました。現時点で3サイクルで実施する全体セッションの30トピックが決まり、
それを各サイクルに割り振っている状況です。今後は具体的な科目のトピックを各サ
イクルの研修プログラムに落としていく予定です。
研修と言っても、8人が輪になって頭をつき合わせて話し合っていくと言う、参加型、
パートナー型で進められており、見ていて非常に良い感じです。ケニアの経験をウガ
ンダの形に合うように話し合いながら決めていくという、これこそ理想的な南南協力、
第三国研修の姿という感じです。
ケニア人にウガンダ人の印象を聞くと、「非常に優秀である」という返事が返ってき
ました。また非常に熱心であるともいってました。彼らの居室には彼らのリクエストに
よりパソコンを貸与しており、夜間は昼に出た課題(宿題)例えば研修カリキュラム
作成、などの作業をやっているようです。朝に確認したらちゃんと出来ているそうです。
現在カレンはケニア人スタッフが少なく、今日などは全部で11名、昼からは8名しかい
ませんでした。現在実施されている地方研修の視察にほとんど出ているからです。また
来週から全員揃いますので、ウガンダの人たちもびっくりすると同時に、また色んな
スタッフとの接触を通じて、貴重な体験を積み重ねてくれることと思います。今度ケ
ニアにいらっしゃるそうですが、彼らの成長・変貌ぶりを楽しみにしていて下さい。
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┛┛┛ 最近の出来事
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★ 地方INSETの開催とモニタリング評価活動(2005.8.8-9.2)
この4月から6月までにナイロビで中央INSET(第2サイクル)に参加した地方研修講師
の数は500名弱。8月には彼らが自ら運営する地方研修が開催され、全国48ヶ所の研修
センターで約1万人の理数科教員が参加しました。同時期、SMASSEから大勢のスタッ
フが地方へ散って、地方研修の運営・カリキュラムをモニタリングしました。
★ 中央研修講師の本邦研修参加 (2005.8.9-10.9)
広島大学の「中等科学教育実技」という研修コースには、本プロジェクトの主力
メンバーが毎年お世話になっております。今年もMr. Odindo、Ms. Ombati(数学)、
Mr. Kibanya(物理)、Mr. Oduor(化学)、Mr. Kiruja(生物)の5名が、研修カリキュラム
作成能力やASEI&PDSIに基づく授業案開発能力を向上させるため、約2ヶ月間の
研修コースに参加中です。
★ JICA教師派遣視察団の受け入れ (2005.8.9)
広島県周辺の小学校・高校の先生8名を募り、ケニアにおけるJICA事業を視察して
いただく機会に、SMASSEにも立ち寄っていただきました。
★ 地方教育長(DEO)研修 (8.15-19)
直前のタイミングで発表された地方教育行政官の人事異動の煽りを受け、月曜日
には参加者が少なかったDEO研修。それでも日を追うごとに参加者が増え、研修中
の議論も非常に内容の濃いものになりました。マラウイからも地方行政官である
Ms. Mussaと長谷さん(マラウイSMASSEプロジェクトと密接に関係しているJOCV
シニア隊員)が見学参加しました。
★ 第3回第三国研修事前周知のための中西部アフリカ訪問 (2005.8.19-9.2)
今年はガンビア、セネガル、シエラレオーネ、カメルーンを訪問しました。
この7月からケニア航空ナイロビ発バマコ経由ダカール行きフライトが週2便就航し、
西への移動がちょっとだけ楽になったのですが、「横の移動」は相変わらずトラブル
続きで、ナイロビ帰着が2日間遅れました。その間、関係者の皆様には本当にお世話
になりました。
★ ウガンダの研修講師を対象としたOJT (2005.8.21-9.17)
ウガンダでの研修カリキュラム開発、地方研修のモニタリング活動視察、中央研修
を運営管理するスタッフとしての業務体験、等を目的として実施した業務同行研修
(On the Job Training)。こういう研修は初めての試みでしたが、ケニア側にとっても
ウガンダ側にとっても、ライバル意識を刺激する貴重な経験になったようです。
★ 校長研修 (9.12-16)
1月から6月まで続いた中央INSET第2サイクル、そして、7月から始まった校長、
視学官、DEOといった教育行政系の関係者を対象とした啓蒙活動。それも今回の校長
研修で今年度の日程を終え、いよいよWECSA諸国向けの研修事業準備が始まります。
そして来年1月から始める第3サイクルの研修カリキュラム準備も進行中です。
なお、この校長研修にはマラウイのSMASSEから中学校校長6名が参加しました。
★ 第2回SPIAS(中等理数科学習達成度調査)の実施 (2005.9.11-10.1)
昨年から開始した、ケニア中等理数科学習達成度調査を今年も実施中です。今年は
昨年の結果と比較して分析作業が可能になります。SMASSEの研修事業が、時間の経
過とともに、生徒の学習達成度にどこまで貢献できているのか、期待しています。
★ JOCV進路指導調査団の受け入れ (2005.9.5)
★ 特定評価テーマ「南南協力」調査団の受け入れ (2005.9.9)
★ アフリカ情報通信の利活用のあり方研究会 現地調査団の受け入れ (2005.9.20)
★ ODA評価「ケニア国別評価」調査団の受け入れ (2005.9.21)
★ ナイジェリア日下部専門家のベースライン調査打ち合わせ訪問(2005.9.25-9.30)
★ ADEA運営委員会@Parisに参加 (2005.9.28-9.30)
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┛┛┛ SMASSEの今後の予定
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★ 対スーダン第三国研修事前調査への参団 (2005.10.4-10.12)
東南部アフリカ地域支援事務所が、スーダンに対する第三国研修案件形成を進める
ことを目指し、南北スーダンへ調査団を派遣します。SMASSEでお手伝いできる方法
を模索するため、スタッフ2名を同行させていただきます。
★ ナイジェリア初等理数科プロジェクトへの技術支援 (2005.10.9-11.5)
「速報」をご参照下さい。
★ 中間評価調査団受け入れ(2005.10.17-10.28)
2003年7月から開始されたSMASSEフェーズ2(期間5年)も3年目に突入し、中間評価
を実施する時期となりました。フェーズ2ではケニア国内活動とアフリカ域内活動の
2つのPDM(プロジェクトデザインマトリックス:プロジェクトの計画、設計図)があり、
JICA本部から派遣される調査団により両者について評価がなされる予定です。プロジ
ェクトでは現在、それら調査に使用される基本データを収集、とりまとめ中です。
今後のプロジェクト事業の進め方についても、ケニア政府と協議します。
★ 第3回第三国研修の実施(2005.11.7-12.9、5週間、16ヶ国より88名)
詳細は下記お知らせの通り。応募書類も届き、選考作業を進めながら、航空券手配
を始めています。
★ 地方研修センター新設のための地方出張 (2005.11月中旬)
最後に残った北東部ケニア(マンデラ、モヤレ、マルサビット、ツルカナ、タナ・
リバー、ラム)に地方研修センターを設置するため、文字通りケニアを飛び回ること
になりそうです。
★ Mathematics Education into the 21st Century Project (2005.11.25-12.1)
へ発表
★ SEAMEO RECSAM International Conference (2005.12.6-12.8) へ発表
本邦にて長期研修(鳴門教育大学修士2名、広島大学研究生18ヶ月)を修了した若手
スタッフを、マレーシアで行われる二つの国際学会へ派遣し、彼らが日本とケニアで
積み重ねた経験を論文に仕立てて発表してもらいます。
★ マラウイSMASSEプロジェクトへの第三国専門家派遣 (2005.11月下旬〜)
★ CEMASTEA拡張に関する基本設計調査団受け入れ(2005.12.1-12.23)
★ ザンビアから研修員受け入れ (2005.12.12-12.23、2週間、定員最大92名)
★ ウガンダSESEMATプロジェクトへの技術支援 (2005.12月中旬)
★ フィリピンでの第三国研修 (2006.1.16-2.24、6週間、定員40名)
★ ケニア国内向け中央研修第3サイクル (2006.1.16-6.16、2週間ずつ11グループ)
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┛┛┛ お知らせ ● 第3回第三国研修の実施概要・割り当て国 (再掲)
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◎ 日程と場所
ナイロビ郊外のCentre for Mathematics, Science & Technology Education in Africa
(略称: CEMASTEA)にて、2005年11月7日から12月9日まで5週間開催。
◎ コース概要
中等(あるいは初等)理数科教員養成・再研修に携わる講師・指導員を対象に、
ASEI&PDSIアプローチという授業改革運動をベースとした理数科教員研修を実施。
研修員には、各国に戻って、右アプローチに基づいた理数科教員養成あるいは
現職教員研修を実践することが期待される。使用言語は英語。
◎ 割り当て国と人数
ケニア教育省から対象国政府に宛てて招待レターを発送済み。下記の通り16ヶ国か
ら最大88名を受け入れ予定。各国から定員以上の応募者を募りますので、応募者全員
が参加できるとは限りません。受け入れが決まった方にはケニア教育省から各国政府
経由で受入れ通知いたします。
(最大8名) ベナン、ブルキナファソ、カメルーン、コートジボアール、ガンビア、
ウガンダ、ザンジバル
(最大5名) セネガル
(最大4名) エチオピア、マダガスカル、シエラレオネ
(最大3名) ボツワナ、モーリシャス
(最大2名) ナイジェリア、セイシェル
(最大1名) タンザニア
◎ 特記事項
研修員は応募の時点で、4教科(数学・物理・化学・生物)の中から1教科を選択する。
当方からの日当支給はせず、参加国政府の負担とする。研修期間中の3食付き宿泊施
設、研修教材、空港送迎は提供される。
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┛┛┛ ケニアの生活情報
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◎ 気候
日本では9月23日が秋分の日でしたが、南半球に位置するナイロビでは「春分の日」
に相当します(祝日にはなりませんが)。つまりこれから昼間の時間の方が長くなり、
どんどん暖かくなって、しばらくすると暖かな雨期が始まります。ここ最近、青空の
広がる気持ちよい日が続きました。気温も上がり、子供は小さなプールに入ってご機
嫌。庭の緑も、若葉が芽生え、一斉に伸び上がってきた感じです。
ほぼ赤道直下(南緯1.3度)のナイロビでは、一年の中で太陽の位置が動いても、それ
ほど日の出や日の入りの時刻は変わりません。いつも大体、朝と夕方の6時過ぎです。
ゆっくりと日が沈む日本の夕焼けは、その美しい空の色が移り変わる様子がきれいで
すが、ナイロビでは日が沈む直前まで普通に明るく、日が沈むとあっという間に闇夜
です。
9月27日の最高気温27度 / 最低気温19度 (日の出 06:20 / 日の入り 18:27)
http://www.wunderground.com/global/stations/63741.html
◎ ガソリン Ksh 76-78 / L (高値安定)
1年前はKsh 72-73/L、2年前はKsh 60/Lが相場でした。庶民の足であるマタトゥの
便乗値上げも報道されています。
◎ ケニアに旅行を予定されている方へ
【お金】ケニアシリング (Ksh1=1.5円、$1 = Ksh 70-75くらい)、米ドルあるいはユー
ロの現金を持参すると良い。TCはあまり通用しない。日本円はほとんど通用しない。
大きなスーパーマーケットなどではクレジットカード(VISA, Master)も使用可能。
【入国ビザ】日本人はナイロビ空港到着時に取得可能(シングル$50、7日間以内の
トランジット$20)。
【気候と服装】ナイロビの気候は日本のどこよりも快適。ほぼ一年中、半袖シャツと
軽いジャケットの組み合わせでOK。陽射しは強いのでサングラスや帽子、日焼け止め
の準備を。6-8月の寒い時期はセーター等の防寒着を持参。11-2月が一番暑いが、乾燥
しているので不快ではない。海岸地方に行くなら虫よけ(蚊よけ)と水着、しっかりした
ビーチサンダルを忘れずに。ナイロビにいる限り、蚊は少なく、マラリアの危険性も
少ない。
【電気】220V, 50Hz , コンセントはイギリス式(小さな長方形が三角形に並ぶ)
【食事】ウガリ(トウモロコシの粉を炊いた蕎麦掻き状の主食)とスクマ(日本ではケー
ルとして知られる野菜の炒め物)とニャマチョマ(山羊の焼き肉)が代表的なケニア食。
レストランも多数有って、日本、韓国、中華、インド、イギリス、イタリアン、アラ
ビアン、エチオピア、西アフリカ・・・といった各国料理を食べ歩くのも楽しい。
【公共交通機関】マタトゥと呼ばれる14名乗りのミニバスがナイロビ市内とその周辺
を多数走っている。距離や天候(雨だと高い)にもよるが、数十シル(30円)程度。タク
シー車両やマタトゥ車両には黄色い帯がプリントされているので一目でわかる。日本
と同じ左側通行なので馴染みやすいが、車の運転はとても荒いので交通事故に注意。
【医療】東アフリカで一番医療事情が整っているのが嬉しい。何かあってもナイロビ
病院へ行けば24時間態勢で受け入れてくれます。
【携帯電話】「GSM式の携帯電話」を持参すれば、SIMカード(200シル、300円程
度)を購入して差し替え、プリペイドカードを購入するだけで簡単に利用出来ます。
ところが、日本には「GSM式の携帯電話」がほとんど売られていません。秋葉原の
外国人向けの電器屋さんを探してみてください。
【治安】悪いです。特に夜間は街を歩かないようにしましょう。目立つ服装や装飾品
は犯罪を誘発します。指輪やネックレス、イヤリングは外してから行動しましょう。
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┛┛┛ 編集後記 ★ 一期一会
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SMASSEには様々な方が、様々な目的で訪れます。せっかく遠路はるばる来ていた
だいて、私達の活動を視察いただき、お話を聞いていただけるチャンスなのですか
ら、どんな方がどんな目的を持っていらっしゃるのか、対応させていただくこちら
側としても興味津々。
9月6日にいらした3名は、いずれも青年海外協力隊(JOCV)の帰国隊員がお世話になっ
ている進路相談カウンセラーの皆さん。東京本部だけでなく、全国各地のJICA国内機
関に数名ずつ常駐し、活動を終えた隊員の進路相談に乗ってくださっています。かつ
て、ザンビアでの2年間の隊員活動を終えて帰国したばかりの時期、私もお世話にな
りました。(そこで紹介された職場から始まって、今の仕事に至ります。)
JICA沖縄で進路相談カウンセラーをされている津嘉山先生は、かつて沖縄県の教育長
をされていた程の、教育界の大ベテラン。出来上がったばかりのSMASSE活動紹介ビ
デオをご覧いただいた後の質疑応答では、SMASSEが掲げている教育哲学ASEI&PDSI
と、それに基づく現職教員研修システムの構築について、お褒めと共感と激励のコメ
ントをいただきました。心強い思いです。
しかしまだまだ発展途上のSMASSEプロジェクト。研修カリキュラムの品質管理、研
修内容の多様化、研修運営のためのノウハウなどなど日本の教育経験に学びたい点は
まだまだ山ほどあります。この視察訪問がきっかけになって、新たな教育行政系の本
邦研修コース設置につながったりすると嬉しいのですが・・・。
お客様を迎える際、いつもの流れ作業として何の気なしに(受け身の態度で)SMASSE
の活動紹介をさせていただくのではなく、少しでも視察する方から私達の活動に有益
なご意見を引き出せるよう、今後のプロジェクト活動にプラスになる人間関係・組織
関係を残していけるよう、「攻めのプロジェクト視察対応」を心がけたいものです。
そのためにも、SMASSEが何者であって、これまでどんな活動実績を積み重ねていて、
いま何をやっていて、これから何をしようとしているのか、視察する方達に予め「自
己紹介」くらいはしておきたいもの。その反対に、受け入れる私達の方も、視察訪問
の目的や、メンバー構成、プロフィール等を事前に把握できるように努め、受け入れ
準備を整える際の参考情報にしています。
お互い、相手に対して全く予備知識ゼロで初対面を迎えるのではなく、ある程度の
人となり・状況・経緯を把握しておけば、視察後の質疑応答の時間はより会話が弾み
ますし、より広く、深い議論・意見交換を展開することができる。つまり、お互いに
とってより有益な視察訪問になるということです。
今の世の中、便利なもので、広報手段はホームページ、ブログ(SMASSEでも始めて
みました)、メールマガジン、活動紹介ビデオ、テレビ、ラジオ、パンフレット、新
聞、論文、会議、学会発表、口コミ・・・と様々な伝達媒体(電子情報、磁気情報、
紙への印刷、人同士の会話)を選べます。ICT技術革命のお陰で、特に日本に向けた
広報手段については、経費も管理の手間も劇的に「お手軽」になりました。それぞれ
の技術特性に基づく一長一短を把握しながら、攻守硬軟取りそろえた広報活動を充実
させ、SMASSE事業を通じた一期一会を大切にしていきたいと思います。
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発行:独立行政法人国際協力機構(JICA)ケニア中等理数科教育強化計画フェーズ2
Strengthening of Mathematics and Science in Secondary Education Project
編集長:チーフアドバイザー 杉山 隆彦
編集 :業務調整員 長沼 啓一
Web: http://www.smasse.org プロジェクトの各種活動の様子はこちらへ。
Weblog: http://blog.melma.com/00142345/ ブログも始めました。
Email: news@smasse.org ご意見、ご感想のメールはこちらへどうぞ。
掲載内容の「無断 or 一部を取り出して or 改変して」の転載・再配布はご遠慮下さい。
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