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海外CAD事情:UPFRONT.EZINE - ISSUE #289

発行日: 2002/4/18

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        海外CAD事情:UPFRONT.EZINE - ISSUE #289(簡略版)
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Tuesday, 2 April 2002 -英語版- http://www.upfrontezine.com

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今週号の内容:
* ADTからDXFを削除?
* 読者の意見 第2部:図面暗号化の是非
* Q&A :Okino Computer Graphicsとの5分間インタビュー、第2部
* プレスリリースのサマリー、及び他のレギュラー項目

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◆◆ADTからDXFを削除?◆◆

Tony Tanzillo が教えてくれたのだが、AutodeskのArchitectural Desktop
カスタマイゼーション・ニュースグループの会合でPeter Funk(APIプロダ
クトマネージャー、Autodeskビルディング・インダストリー事業部)が次の
ように言っている。"Architectural Desktop [ADT]の次のリリースではADT
オブジェクトに対するDXFコードのサポートを止めるかもしれない。ユーザー
に対してはこのことは実際的なインパクトはないが、アプリケーションの中
でADTオブジェクトにDXFコードを使用しているアプリケーション・ディベロ
ッパーに対してはインパクトを与えるかもしれない。"
Funk氏はさらに続けてこう言っている。"壁、ドア、窓のような複雑なオブ
ジェクトの場合はDXFではうまくいかない。" ADTによって生成されたDXFファ
イルを読めるのはADTしかないという認識をAutodeskは持っている。
"AutoLISPやActiveXでの作業時にはDXFコードを使用する方が、顧客のための
ADTの機能アップを行うにはやり易いケースがあるであろうことはAutodeskも
認識している。そのようなケースの情報提供に協力して欲しい。その情報を
基にして代替案の発掘やニーズに合うような将来的なActiveXの機能強化を
行うことができる。"、とFunk氏は言っている。
Funk氏へのコンタクトは <peter.funk@autodesk.com>

ADTによって生成されたオブジェクトのエンティティをDXFファイルの中から
削除するかもしれないというAutodeskの発表をあなたはどう解釈する?それ
を使っている人が本当にいるのか私には分からない。しかしながら一人の
業界通の推測では、"ADTのDXFファイルのリバースエンジニアリングにほぼ
成功している者がいる。"
競合CAD間でのインテリジェント・オブジェクトのデータ交換の問題を取り
扱うために、現在は独立となっているIAIをAutodeskは作った。10年間に
渡る努力の結果、いくつかのCADパッケージで限定的に使用されているIFC
が生まれることになった。厳密に言えばDXFへのサポートの質を落とすのは
今回が初めてではない。AutodeskがソリッドモデルのエンジンとしてPADL
からACISに切り替えたとき、DXFファイルに出力されるACISデータを暗号化
している。ACISデータにアクセスしたかったらAutoCADのAcisOutコマンド
を使って生成されたSATファイルを使用しなければならない。Autodeskは
他のAutoCADベース製品でのDXFサポートも止めることになるのだろうか?


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◇◇読者の意見、第2部:図面暗号化の是非◇◇

図面暗号化についてのMartyn Day氏の論説に関して読者から寄せられた
意見を紹介しておく。

"最近のことだが、クライアント(建築家 #1)のために証拠書類を準備
する経験をした。これは別の(建築家 #2)が私のクライアントの前プロ
ジェクトマネージャー(建築家 #3)を経由して図面を入手し、
(建築家 #2)は承認を得るためにその図面を建築申請文書のベースとして
使用した、ということを証明するためであった。前プロジェクトマネー
ジャー(建築家 #3)はクライアントの会社を辞職後はクライアントの
顧客のところで働いていた。最終提出図面には何度も手が入り、かなり
変更もされていた。しかし我々の最終レポートの力により、(建築家 #2)
と(建築家 #3)の両者とも裁判になる前に示談に応じることになった。
図面の所有権に関する熱心な主張者でもある私のクライアントはCadlock
も調査したことがあった。ニーズには合うが、心得違いの社員がいたら
簡単に破られてしまうということだった。"
- Robert C. Visser
Visser Software Services

Martyn Dayの回答:"印刷可能なファイルであれば、スキャンしてベクトル化
することができる。ファイルの変換をする必要もなく、参照や追跡もできる。
ファイルを使う方が便利ではあるが、技術的に有能な不心得の社員から身を
守れるシステムが多数あるとは思えない。"

Visser氏の回答:"スキャンとベクトル化が有効であることは私も認める。
しかしながら私のケースでは、建築家 #2はトレーシング用のバックグラン
ドとして図面を使用しただけだと主張していたが、それが嘘であることを
我々は証明した。悪意のある社員から身を守るのは確かに難しいことだ。"

エディタの回答:"エンジニアリングのコンサル会社で働いた経験から、
この種のことが起こるのは私にも分かる。理由?それはコスト削減のためだ。
他にもいくつか図面の不正使用によって発生した問題について報告された
e-メールを受け取ったが、ここに記載するには詳細すぎて長すぎるので割愛
した。CAD図面は絶対的に正確なため、昔のNTS表記(not to scale)が今では
使えないという問題を述べたメールもあった。"

"セキュリティ対策としてのPDFの使用を述べた読者も何人かいた。DWF、
DXB等などのように図面からインテリジェンスを削除する方法としてはPDFも
重宝である。DWFと同じく、そのやり方も安全ではない。DWF同様にドキュメ
ントが揃っていて、暗号化されていないベクトルフォーマットをDWGなどの
他のベクトルフォーマットに容易に変換できる。その目的だけのプログラム
も入手できる。
図面をPDFを使って配布することを考えているユーザーはDWG -> PDF -> DWG
のサイクルで図面を渡すテストをやってみる価値がある。その結果、目的を
果たすレベルでの情報落しが果たされているか否かを自分自身で判断できる。
http://www.pstoedit.net/pstoeditのサイトからPDFをDXFなどの他のフォー
マットに変換する無料ユーティリティを入手できる。変換ファイルをAutoCAD
で開いた後で、必要以上に大きくばらばらの個々の文字となっているテキスト
を整頓する作業が少し必要となる。もっと使いやすくて変換機能も良いPDF
変換ユーティリティがおそらく他にもあると思うが、コストパフォーマンス
を考えればこのユーティリティに優るものはない。"
- Steve Johnson
CADLock, Inc.

"CorelにPDFファイルをインポートしてから、次に寸法が入ったDXFファイル
をエクスポートできる。"
- David William Edwards
Dave Edwards Consulting

"HPGLプロッタ出力ファイルをDWGファイル(DXFを介して)に再変換する
ルーチンがある。"
- John Rutkowski
Bolder Designs


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◆◆Q&A: Okino Computer Graphicsとの5分間インタビュー、第2部◆◆
http://www.okino.com

数週間前のインタビューの続きになるが、Okino Computer GraphicsのRobert 
Lansdaleは、どうやってユニークなソフトウェアを作り、その良さをいかに
して口コミで伝えるかについての彼の考えを述べている。

1992年のことであるが、NeoVisualsの社長が私に言ったことがある。"人々が
抱えた問題を解くことだ。そうすれば彼ら自身があなたの家のドアまでの道
を切り開いてくれる。"我々が提供するのはユーザーが直面した大きな問題に
対するソリューションである。毎日受け取るe-メールのほとんどは、"問題が
あります。助けてもらえますか?"、という言葉で始まるのが普通である。
我々のコンバータはカナズチや釘のようなものだ。私は自ら技術サポートを
行い、ユーザーの抱えた問題の解決法を直接ユーザーに伝える。
高価な3Dアニメーション製品はモデリング/レンダリング/アニメーションに
は大きな効果があるが、大規模データ変換プロジェクトを処理するようには
設計されていない。我々のツールキットはそもそも286-ベースのPC/IRIXマシ
ーン用に最適化させたものだったので、常に処理が速くメモリー効率も高か
った。200MBのIGESファイル作成や300MBのSoftImageからMayaへの変換の際
には、それが大きな違いを生むことになる。
我々のソフトウェアの隠れた使われ方の一つは次のステップへの継なぎとし
ての使用である。複雑なCADファイルはNuGraf/PolyTransにインポートされて
単純化され、きれいな状態で他のフォーマットに変換されることになる。こ
れはCADデータをMAX、Maya、及びLightwaveに移行させるときに特に重要に
なる。我々のソフトウェアを購入するときにこのことを考慮するユーザーは
ほとんどいないが、実際の制作状況の時点でその能力を実感することになる。
主要な3Dアニメーション/モデリング/CADパッケージなどの上位10%の会社に
"データ変換のことをどこまで真剣に考えているのか?"と聞いてみたらいい。
ほとんどの会社が真剣には考えていない。この状態は10年間何も変わっては
いない。正にこの領域こそが、データ変換ソフトウェアへの私の熱情が3Dコ
ミュニティのために役立ってきた領域である。我々の狙いは"競合相手との
データ交換を望まないソフトウェア会社ばかりの3D世界で、データ変換の
ユニバーサル・ハブになる"ということにあった。データ変換を妨げる政治的
な動きや戦術を採るのではなく、データ変換のオープンマーケットを作りた
いと願っている。政治的な動きは"データ相互運用性"として現れ、データを
自社独自のパッケージにインポートするだけであり、エクスポートしない側
のアドバンテージにしかならないのが普通である。データ変換は1990年代の
大部分を通して真剣には考えてこられなかった。変換ソフトウェアが実際に
役に立つこと(パイプラインの欠陥は多くの場合ソース/デスティネーション
・プログラムである)を多くの人に知ってもらうための活動を私は行ってきた。

間接的にではあるが私は次のことを言い続けている。高校生の従兄弟や息子
でも半日で作れるようなことを言う人もいるが、我々が作成しているコンバ
ータは何ヶ月、何年も掛けて開発している。コンバータの開発は子供を育て
るようなものである(私のコメントをhttp://www.okino.com/conv/filefrmt.htm
のサイトに載せている)。コンバータ作成のポイントはファイルからメッ
シュのデータセットをインポートすることにあるのではなく、エンドユー
ザーに降りかかる火の粉を処理することにある。

私が言いたい最後のポイントは、日々の活動の中でも最も実行が難しいこと
でもある。自社で使うソフトウェアのパッケージを購入するときに、その
会社がどんな会社なのか、だれが開発したのか、どんなサポートを提供して
くれるのか、などをあまり考えたことはない。しかし私の夢の世界では、
すべての3Dパッケージにはその歴史と開発のいきさつが添付されている。
3DStudio、Lightwave、Caligari、Maya/Alias、及びSoftImageなどについ
ては開発の歴史を私も知っている。そのようなソフトウェアには親近感を
感じるし、開発に費やされた努力への尊敬の念も覚える。これらの開発者
が口には出さないがソフトウェア開発に際して心血を注いだ働きをしたこ
とを尊敬している。
我々の製品の新規ユーザーは、サポートがあたかもロボットからの答えと
して提供されるものと思ってでもいるかのようである。直接ユーザーを助
けようとしている本物の人間がそこにいることに彼らもしばらくすると気
付いてくれる。私にとってのサポートは質問に答えることではなく、顧客
の制作デッドラインが明朝に迫っている以上、眠気のあまりキーボ−ドに
頭を打つまで起きて解決策を探すことである。
こういうサポートのやり方を行ってきた結果、多くのe-メールや顧客との
フレンドシップを得ることができた。我々のWebサイトにはNuGrafと
PolyTransの顧客リスト、機能紹介、得意先会社名などが載せられている。
しかし購入したら付いてくるサポートに関する人間的感性はWebサイトには
ほとんどない。


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◇◇プレスリリースのサマリー◇◇

見落としていた人のためにプレスリリースのサマリーを掲載しておきたい。

Structural Research & AnalysisはSolidWorks ユーザー向けCOSMOS/Works 7.0
のインターナショナル版のリリースを発表した。英語、ドイツ語、フランス語、
日本語、及び中国語で使える。http://www.cosmosworks.com

Architectural Studioの30日間の無料トライヤル版が次のサイトからダウン
ロードできる。http://pointa.autodesk.com/archstudiotrial  ダウンロード
できるのは、(1) Point A会員、及び(2) カナダか米国在住者。

米国と極東地区ディーラーからの報告では、デッドラインに間に合わなかった
R14ユーザーは今からでもAutoCAD 2002へのアップグレードができるようだ。
しかし1年間のサブスクリプションを契約購入する必要がある。

SOAP (Southern Ontario AutoCAD Practitioner)は機械、建築、設計・建設
などの分野のユーザーグループである。祝日を除き、毎月の第1月曜日に
ミーティングを行っている。
http://www.greerdesign.com/SOAP.html

RebisはAutoPLANT Process and Instrumentation Workgroupソフトウェア
のv16をリリースした。http://www.rebis.com


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◆◆訂正◆◆

"Chief Architect のWebアドレスはhttp://www.chiefarchitect.com及び 
http://www.chiefarch.com である。"
- Geoff Francis 
Warnbro Western Australia


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◇◇コンピュータ関連ニュースのサマリー◇◇

MicrosoftとUnisysの両社がスポンサーになり、大手企業の関心をUnixオペレ
ーティングシステムから引き離すために作られた
http://www.wehavethewayout.com/ Webサイトは、それ自身がオープンソース
のFreeBSD OSとApache WebサーバーソフトウェアというUnixソフトウェアを
使用している。MicrosoftとUnisysは18ヶ月間に渡る"We Have the Way Out"
キャンペーンに2,500万ドル以上を使う予定である。
- CNET


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◆◆一見の価値あるWebサイト◆◆

http://www.multicians.org/
Multics (Multiplexed Information and  Computing Service) 
メインフレームのタイムシェアリング・オペレーティングシステムは1965年
に始まった。

http://news.bbc.co.uk/hi/english/sci/tech/newsid_710000/710950.stm
BBC Sci/Tech
Babbageのプリンタが遂に動く

http://www.linuxdevices.com/articles/AT8728350077.html
Linux Devices
このWebサイトにはPDAも含んだLinux用デバイスがリストアップ


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◇◇CAD関連の新刊図書◇◇

"Learning Mechanical Desktop R6: A Process-Based Approach"
著者:Thomas Short、Anthony Dudek共著 
価格:US$44.80 
もっと詳しい情報や注文は、
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/1566379083/XyzpublishingltdA


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