LPIC Level2/Level3の例題解説、Level2/Level3を取得することのメリット、活用の事例など、LPIC Level2/Level3を目指す皆さんに役立つメールマガジンです。現在配信中の『LPI通信』(マガジンID:m00130245)と合わせてお楽しみください!
- 最新号:2008-09-05
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【 LPI-Japan 】 L P I C Level2を受けてみよう!第36号(2006.12.15発行)
発行日: 2006/12/15
上記は広告です。LPI-Japanとは関係ありません。
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□□□ Linux学習に役立つメールマガジン
□□ 【 LPI-Japan 】 LPIC Level2を受けてみよう!
□ No.036 [2006年12月15日]
毎月隔週金曜日発行
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http://www.lpi.or.jp/
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皆さん、こんにちは!
今回は主題 201: Linuxカーネルのサンプル問題の解説と、LPI-Japan理事に
よるスペシャルコラムをお送りします。
学習にあたって理解できないポイントについての質問を募集します。
採用になった方には、LPIC特製Tシャツ、LPIC君ぬいぐるみ等の記念品を贈呈
します。どんどんご質問をお寄せください。
◆ご質問・ご意見はこちら→ mail@lpi.or.jp
□□□ CONTENTS xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
01: LPI-Japan事務局からのお知らせ
02: LPI-Japan理事によるスペシャルコラム 第三弾 〜嘉村健氏
03: チャレンジ!LPICサンプル問題 レベル2編
04:「2.201.2 カーネルのコンパイル」の例題
05:「2.201.3 カーネルにパッチを当てる」の例題
06:「2.201.4 カーネルのカスタマイズ」の例題
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01│LPI-Japan事務局からのお知らせ
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【1】LPIがLPICレベル3の作業分析アンケートへのボランティアを募集
Linux Professional Instituteでは、エンタープライズレベルのLPIC
レベル3認定試験の創出にご協力いただけるLinux技術者を募集しています。
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http://www.lpi.or.jp/whatsnew/20061212.shtml
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【2】『LPICレベル3ベータ試験』(2006年12月1日〜2日)開催結果のご報告
12月1日、2日の2日間に渡り、LPICレベル3のベータ試験を開催し、多くの
Linux技術者の方々にボランティアとしてご受験頂きました。
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http://www.lpi.or.jp/event/20061201-2/index.shtml
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【3】『NTTデータテスティングサービス 新規登録キャンペーン』のお知らせ
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http://www.nttd-testing.com/nttdata_info/pro_0612.html
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02│LPI-Japan理事によるスペシャルコラム 第3弾
│ 〜 嘉村健氏『「LPICレベル3ベータ試験」開催について』
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特別企画「LPI-Japan理事のスペシャルコラム」第三弾として、LPI-Japan
理事の嘉村 健 氏(富士通株式会社 サーバシステム事業本部 Linuxソフト
ウェア開発統括部 プロジェクト課長)に、LPIC最上位資格「LPICレベル3」
のベータ試験の開催についてご紹介いただきます。
■『LPICレベル3』ベータ試験受験者が感じたこととは!?
こんにちは、LPI-Japan理事の嘉村です。
12月1日、2日に東京の新宿でLPICレベル3ベータ試験が実施されました。
今回のコラムでは、LPICレベル3ベータ試験を受験した私の身近な人達の
感想などを書きたいと思います。
●コラムの続きはこちらからどうぞ↓
http://www.lpi.or.jp/mail/contents/20061215.shtml
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03│チャレンジ!LPICサンプル問題 レベル2編
│ 〜 主題 201: Linuxカーネル 〜
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今回は主題 201: Linuxカーネルのサンプル問題を解いてみます。
この主題の出題範囲は以下の通りです。
2.201.1 カーネルの構成要素1
2.201.2 カーネルのコンパイル1
2.201.3 カーネルにパッチを当てる2
2.201.4 カーネルのカスタマイズ1
より詳細な出題範囲は、以下のURLを参照してください。
http://lpi.or.jp/exam/201.shtml
また、この主題についての解説が以下のバックナンバーにもありますので、
合わせて参照してみてください。
http://www.melma.com/backnumber_141008_2014987/
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04│「2.201.2 カーネルのコンパイル」の例題
│
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■例題
カーネル本体をコンパイルするために実行するコマンドとして正しいものを
選びなさい。
1. make mrproper
2. make config
3. make dep
4. make bzImage
5. make modules
■解答と解説
答えは 4.になります。
Linuxカーネルの本体は、make bzImageを実行することでコンパイルされ、
生成されます。bはBIG KERNELの意で、bが付かないzImageとカーネルを
メモリにロードする方法が異なっていることを表しています。
zImageのzは圧縮されていることを表しています。
make mrproperは、カーネルソースを展開したディレクトリツリーから
余計な設定ファイルなどを削除します。カーネルのコンパイルなどの
作業を行った状態から、ソースコードを展開した直後の状態と同じに
戻したい場合に実行します。
make configで行ったカーネルの設定も削除されるので注意してください。
設定を残したままディレクトリツリーの中のコンパイル済オブジェクトを
削除するにはmake cleanを実行します。
make modulesはカーネル本体に含まれていないモジュールをコンパイルします。
コンパイルが終わったモジュールは、make modules_installでインストール
されます。
インストール先のディレクトリは /lib/modules/カーネルバージョン/ と
なります。これはすなわち、カーネルバージョン毎にモジュール群を別々に
用意しておき、システムを起動するときに使用したカーネルに合わせて
モジュールを使い分けて利用できるようにする仕組みになっているという
ことです。
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05│「2.201.3 カーネルにパッチを当てる」の例題
│
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■例題
カーネル2.4.32に更新するパッチとして適当なものを2つ選びなさい。
1. linux-2.4.31.tar.bz2
2. linux-2.4.32.tar.bz2
3. patch-2.4.31.gz
4. patch-2.4.32.gz
5. patch-2.4.32.bz2
■解答と解説
答えは 4. と 5. になります。
カーネルパッチは、前のバージョンのカーネルソースコードからの差分情報
のみを取り出したもので、patchコマンドを使用することで変更部分を適用
することができます。
パッチのファイルには、このパッチを当てるとどのバージョンになるのかが
ファイル名として使われているので、patch-2.4.32.gz とpatch-2.4.32.bz2
が答えになります。
どちらも同じ内容で、gzipかbzip2のいずれかで圧縮されています。パッチは
ソースコードと違い、単一のファイルになっているのでtarコマンドを使用
する必要はありません。取り出したパッチファイルは、パッチを当てたい
ソースコードツリーにコピーして、patchコマンドを実行します。
例)patch-2.4.32がパッチファイルの場合
# cp patch-2.4.32 /usr/src/linux-2.4.31
# cd /usr/src/linux-2.4.31
# patch -p1 < patch-patch-2.4.32
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06│「2.201.4 カーネルのカスタマイズ」の例題
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■例題
カーネルパラメータの変更を、システム起動時に自動的に適用するように
したい。実現するために編集するファイルを記述しなさい。
■解答と解説
答えは /etc/sysctl.conf になります。
このファイルに設定を記述しておくことで、システム起動時にsysctlプロセス
が読み込み、カーネルパラメータを設定します。
カーネルそのもののパラメータは/proc/sys/kernel仮想ディレクトリ以下に
仮想ファイルとして配置されています。どのような設定が行えるかは、
たとえば以下のドキュメントに記述されています。
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/kernel-docs-2.6/sysctl/kernel.txt.html
カーネルパラメータの設定変更が必要な代表的な例は、ipchainsを使用した
IPマスカレードの設定です。IPマスカレードは、2つのネットワークインター
フェースの間で、IPアドレスとポート番号の変換を行うNAPT(Network Address
Port Translation)を実現します。そのためにはネットワークインターフェース
間でパケットのやり取りが行えなくてはなりませんが、デフォルトではやり
取りができなくなっています。この設定を変更するには/etc/sysctl.confに
以下のように記述しておきます。
net.ipv4.ip_forward=1
この設定は、実は以下のコマンドを実行しているのと同じ働きを示します。
# echo 1 > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward
/etc/sysctl.confの記述は、/proc/sysディレクトリ以下に存在する仮想
ファイルと符合するということになります。
いずれにしろ、カーネルパラメータの変更によるチューニング作業は、シス
テム全体に大きな影響を及ぼすこともありますので、その役割や効果を十分
に理解して実施する必要があります。
次回は「主題 202: システムの起動」について解説します。
◆LPIC Level2の出題範囲の詳細:http://www.lpi.or.jp/exam/index.shtml
◆今回の解説について、理解できないポイントがあればどんどん質問を。
◆採用になった方にはLPIオリジナルの記念品を贈呈します。
◆ご質問・ご意見はこちら→ mail@lpi.or.jp
(文章作成:(株)びぎねっと 宮原 徹)
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いかがでしたでしょうか?
ご意見をお待ちしております。mail@lpi.or.jp
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次回発行予定日は2007年1月5日(金)です!
お楽しみに!
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━【LPI-Japan】LPIC Level2を受けてみよう! No.036(2006年12月15日) ━
■ 発行:特定非営利活動法人エルピーアイジャパン
Copyright 2005 LPI-Japan
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