富裕層大研究! |
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《富裕層の資産形成大研究!》 【2008/03/22】
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本日のテーマ【投資尺度で異なる手数料の重要性】
流動性と透明性の高い株式や債券、為替などのオープンマーケッ
トは、手数料を無視すると完全なランダムウォークではなく、フ
ラクラル性があるとも言われています。ということは、投資パフ
ォーマンスは、ある意味、投資家の投資尺度に依存しないという
ことです。興味深い点です。
それでは、手数料の点では、どう考えたらよいでしょうか?
株式など元本保障がなく価値の上昇を目的とする投資性商品のパ
フォーマンス(リターン/リスク)に与える売買手数料の影響度
は投資期間あるいは投資の時間尺度によって変わってきます。
投資性商品の場合、年間に期待できる上昇の度合い、いわゆる期
待リターンと、実際の値がどれくらいブレるかという変動の度合
い、いわゆる標準偏差の2つの数値で表現してみますと、例えば
国内外の株式の場合、過去のデータから、年間の期待リターンは
おおよそ8〜12%ぐらいなのに対して、標準偏差は20〜30%程度、
あります。
年間あたりで見た期待リターンからのブレ率を2標準偏差(標準
偏差×2倍)と想定するならば、期待リターンが-40%〜+60%の幅
のブレは十分に想定できるということを意味します。
投資尺度を年単位以上で考えている投資家の場合、売買手数料の
3%程度までの差は、-40%〜+60%という変化の大きい投資対象を相
手にする上では、ほとんど影響を無視してよいレベルになります。
それよりも、良い投資対象や資産配分について考えることが、パ
フォーマンス向上の上では重要なファクターになります。
ところが、投資尺度を月単位や週単位、あるいは一日単位という
ように短くしていきますと、手数料が、より重要なファクターに
なっていきます。
なぜならば、期待リターンは投資尺度に比例するのに対し、ブレ
率の方は投資尺度のルートに比例するので、例えば月単位の投資
尺度で見た場合、上述の国内外の株式の期待リターンは月間で1%
程度になるのに対し、標準偏差は7%程度となり、特に、期待リタ
ーンを絶対的に押し下げることになる手数料の1〜3%の差がパフ
ォーマンスに対して重要な意味をもつようになるからです。
付け加えて言えば、手数料を差し引くと、期待リターンがゼロ、
あるいはマイナスになってしまう投資期間を想定するならば、
ゼロサムゲームやマイナスサムゲームのギャンブルと同じような
ゲームに参加していることになります。
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