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Weekly Offshore News No.0380毎週水曜日発行
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ベトナム再訪 その2 居酒屋にて
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ハノイの町の建物は、皆一様に間口が小さく、上に5-6階建てで、ヨーロッ
パ、そうパリの町の様子と似ています。ベトナムは長い間、フランスの統
治だったことを思うと、フランスのアパルトマンを意識する造りです。敷
地わずか、20坪程度の小さな建物が隣りとの隙間なく並んで建っています。
典型的なビルは、1階がお店で、2-5階が居住スペースだったりします。中
に入ると、昔のビルは、エレベーターがなく、狭い急な階段を上がります。
ビル全部がお店の場合、5階まで案内されると、狭い階段を上り目が回りそ
うです。
ハノイで現地の会社とミーティングをしてきました。社員数万人のコング
ロマリットです。なんといっても驚くのは、この会社の本社の建物です。
ハノイの中心地にいきなり、植民地時代の総本部を連想させるような洋館
です。入り口の守衛が門を開けると、真ん中に噴水、奥にはプール、車寄
せの先には、昔の貴族の館のような洋館があります。ここ全部がこの会社
の本社なのです。もうこれだけで、ただものではない感じが伝わってきま
す。オフィスにある写真には、ここの会長とベトナム首相の写真が写って
います。この本社には、大臣クラスは頻繁に出入りがあるとのこと。なる
ほど、それほどの会社でこの建物。納得です。実はこの会社、通信、航空、
港湾、エネルギー、不動産、サービスなど、国の根幹に関わる全ての業界
に進出しています。
夜、この会社の会長の右腕のK氏というベトナム人に招待され、プライベ
ートで食事に行きました。今、ハノイで一番きてる(流行っているという
意味です)地元の居酒屋です。店内は超満員で、狭い階段を屋上まで上っ
て、一番奥に通されました。しかし、ここのお客達皆、若い。多分筆者が
一番年上でしょう。年齢層だけで言えば、渋谷109あたりの居酒屋「和民」
にいる若者をそのまま移したような集まりです。K氏は、ハノイの地元の
鍋をオーダーしてくれました。どうも「馬」やら「鳩」などが入った料理
だったと記憶しています。というのも、料理が出来るまでに、なんども
「乾杯」をやらされ、下戸の筆者は食べるころには頭痛とめまいで、味ど
ころではなかったからです。酒を飲み合うのは、韓国をはじめアジアのビ
ジネスシーンではよくあることです。この店のベトナム人達、それにして
も皆「乾杯」を繰り返しているようです。店のメニューを見れば、決して
ベトナムでは安くない金額です。しかし、この若者達、何者なのでしょう。
ちなみに一緒に行った会長の右腕のK氏は、流暢な英語を操る30代の人物
です。聞けばロンドンへ留学していたといいます。そう言えば、少し前、
ベトナム政府は国の将来の為、優秀な人材を世界へ出して、勉強させたと
言います。推測するにこのK氏は、国費留学組みのエリートなのでしょう。
そんな彼らが今、国に戻ってきて一線で働いているのです。先週は、韓国
にいて、20億円ほどの資金運用を彼のマネッジド・ファンドに任されたと
いっています。
私のベトナムのイメージのひとつに「安い」という先入観、偏見がありま
した。実際、工場のラインで月給7千円、公務員でも1万5千円程度だそ
うです。町の路上で食べるフォー(ベトナムラーメン)は90円。しかし、
この居酒屋では、見事に違います。K氏がなにげなくテーブルの上におい
た携帯は、日本ではまだ未発売のブラックベリーにアップルのソフトが入
っている最新の物です。聞けば4万円。この前奥さんには、イタリアのバ
イクを買ってあげたそうです。価格にして60万円。特別なペイントが施さ
れているそうです。この店の支払いも日本の「和民」の数倍です。この間
連れて行かれたベトナムレストランは、飲まないでも4人で4万円です。
ハノイのいつも満室のメトロポールホテルは、1泊6万円からです。ベトナ
ムは「安い」というのは嘘だったの?と思ってしまいます。ベトナム人っ
て実はとても金持ちじゃないのと疑う光景が目の前にあります。
この居酒屋で、まわりを見渡すと、彼らの身なりからも、K氏のようなエ
リートや起業家の集まりのように見えてきました。「乾杯」と熱気溢れる
店内にいるこのベトナムの若者達は、ベトナムの将来のことやビジネスの
ことを話しているのだろうと想いました。
当然、どこからそんなにお金が入ってくるの?と思ってしまいます。その
答えは、ここでの社会構造を推察すればおのずと出てきました。そう、こ
こは社会主義国だったのです。この居酒屋も、ベトナム料理の高いレスト
ランも、いつも招待?されたハズなのですが、全て勘定はこちらもち。地
元の日本人に聞けば、確かに殆どこちら払いとのことでした。酔いが醒め
ていくうちに、なるほど社会主義だからかと納得した次第です。ここでビ
ジネスをするには、全て所謂上納金が必要です。官がその調子ですから、
民まで浸透しています。企業のトップも、重役も、地方の警察署長も、キ
ャビンアテンダントも、なにからなにまで、上納金、利権がらみなのです。
そんな社会に生きているエリートのK氏は、食事に行っても相手が払うの
が当たり前なのでしょう。私達が招待だと勘違いしただけです。K氏の興
味は、このベトナムにどのくらいの外国資本を持ってきてくれて、俺の懐
に幾ら入るかなのです。良い悪いは別にして、ベトナムではこの仕組みさ
え押さえれば、才覚のある人は商売しやすそうです。
これから2011年までにハノイには、ホーチミンに続けと地下鉄、工業団地、
港湾、新空港、鉄道、高速道路、分譲マンション、計画が目白押しです。
ますますこの居酒屋には、毎夜毎夜「乾杯」が行われそうです。
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スリランカ 株式投資事情 by ココロ特派員
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前回に引き続き、スリランカからの報告です。今回は、スリランカの株式
の購入方法をご紹介します。
スリランカの銀行は、どの銀行でも、株式投資専門の口座を開設してくれ
ます。開設は、海外からもできますので、もちろん、日本からでも大丈夫
です。スリランカ国内にある銀行は、全て同じ条件で開設できますが、日
本の方ですと、知名度の高い、そしてランク付けが日本の銀行と同等、ま
たはそれ以上の銀行が、安心感を持つためにも良いかもしれません。とな
ると、HSBCか、City Bank、Standard Charteredと言ったところは、まず、
間違いのない銀行だと思います。日本にも支店があったと思いますので、
ホームページで確認してみてください。この株式専用口座(Securities
Account)を開設されたら、証券会社を選びます。スリランカには、政府公
認証券会社が20社あると聞いていますが、メジャーなところは、各銀行の
子会社と、独立系の合計6社だと思います。(詳細は、次回報告します)
IT化が進んでいますので、情報は、リアルタイムに入ります。下記は、
Stockitという情報提供会社のホームページですので、一度ご覧ください。
http://www.stockit.biz/companies.php
このページにあるのが、全ての上場会社です。試しにひとつの会社をクリ
ックしてみてください。カラーのきれいな画面で、たいへん分り易く、株
式情報が出てきます。購入しようとする株が見つかったら、証券会社にFAX
またはE-mailで注文を出します。注文の書式は、証券会社によって違いま
すが、内容は同じです。その前に、前述の銀行口座に入金を済ませておき
ましょう。株の購入注文を出すと、証券会社は、あなたの銀行の口座(株
取引専用口座)残高をオンラインで照会を出し、残高が十分であれば、株
の購入手続きをします。株が購入できた場合には、証券会社に銀行から自
動的に支払われます。もし、あなたが、株式の保管を証券会社に任せたく
ない場合には、各銀行が、カストディアンになっていますので、保管業務
を引き受けてくれます。格付けが気になる方は、あの米国の格付け会社フ
ィッチレーティングスのスリランカサイトがありますので、参考までに、
見てください。
http://www.fitchratings.lk/index.php
スリランカは、南アジアで最初にWorld Federation of Exchangesのメンバ
ーになっています。あなたが日本に居ながら投資をしても、安心ですね。
次回は、日本からのネット取引について、スリランカの証券会社を訪問し
て、取材してみましたので、その報告をいたします。
(スリランカ特派員ココロ プロフィール・・・ 1955年、東京生まれ。ス
リランカ在住。スリランカで、ソフトウェア開発の会社を経営。銀行、株
式オンライソフトでスリランカの約46%のシェアを持つ。)
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