建築設計事務所の開き方 |
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『建築設計事務所の開き方』第42号 4月10日号
★建築家を志す人へ 事務所開設などの実務系の情報を提供公開します★
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発行・編集:建築設計工房 office31
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■目 次
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事務所設立開始
・いろいろとある雑用
・仕事を得るきっかけ
・建築主の選び方
・営業に必要なこと
・仕事の断り方
・継続は力
・次号予告
・編集後記
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■いろいろとある雑用
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事務所をあたらしく構えると、しばらくはいろんな雑用に追われます。
オフィス家具や備品などを取り揃えてレイアウトしたり、自分の机を構え
たり、新しく口座を作ったり、家賃や光熱費などの引落しの手続きやらで
なかなか落ち着くことが出来ません。だいたい予定より1〜2週間、余計
な時間がかかると見込んでおいた方が良いでしょう。どの時点からスター
トするかを明確にしておくことが大切です。
自分が仕事をこなす環境はなるべく早く整えたいものです。
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■仕事を得るきっかけ
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何もなしで独立して建築設計事務所を開いた場合、しばらくは貯えや融資
で事務所を運営していくことになります。最初の1年目は開業したてなの
でさまざまな公的な開業支援などを受けやすく、仕事がなくてもなんとな
く日々を過ごせてしまいます。
ここで安穏としていると2年目から3年目にかけて、経費や運転資金、融
資返済に困窮していくことになります。実際にそういう例はごまんと見て
きました。結果、アルバイトをしたり、外注作業が常態化して、何のため
に独立したのかわからない結果になってしまいます。
建築設計事務所が仕事を取るためのきっかけのつくり方は、いくつかのパ
ターンが考えられます。
以前に勤めていた設計事務所つながりの仕事を引き受けるか、新規開拓す
るか、はたまた違う路線でいくのかは人それぞれですが、まずクライアン
トが特定の対象か、不特定多数かということで分けられます。
狙いを定めた売り込みをしてアプローチをかけるか、情報発信をして先方
からアプローチを待つかのどちらかの選択肢になります。
ゼロからきっかけづくりをする場合、アプローチの方法はいろいろありま
す。異業種交流会や建築関係のイベントで交流を深めて売り込む方法もあ
りますし、雑誌やウェブサイトで求人している会社や仕事がマッチしそう
な会社に作品ファイルを送ってみる方法もあります。もう少し積極的な売
り込みとして、求人をしている会社に電話やメールで直接コンタクトを取
ります。
情報発信をして先方からアプローチを待つ場合は、比較的長期的な戦略と
なりますが、自分の作品を掲載したウェブサイトやブログをつくったり、
個展を開いたりして、不特定多数の対象に情報発信を行うという方法もあ
ります。また建築家を一般の建築主とつなげるいわゆる仕事マッチングサ
イトなどに登録して、不特定多数の対象に売り込みをかける方法がありま
す。
いずれにしても最終的には個人対個人の関係で仕事は成り立ちます。組織
に所属して仕事を進めていた(こなしていた)時のように通り一遍等では
進まないことを覚悟しなければなりません。
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■建築主の選び方
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ただやみくもに営業をし、仕事をこなしていると、自分の目標を見失うこ
になります。そうならないためには、ある程度、クライアントや建築主を
選ぶことが必要です。大切なのは、自分の強みを活かせる建築主かどうか
ということ。そして、自分の働き方を理解してくれる建築主かどうかとい
うことです。
独立開業1年目は、お金を稼ぐ必要もありますが、その後の事務所の方向
性を決める大きな意味のある時期と言えます。徹底して自分を見つめる環
境をつくるべきでしょう。
ポイントとなるのは、最初の建築主との仕事です。自分に求められている
仕事の内容を把握し、精査するよい機会となります。最初の建築主をいい
加減に選ぶと、その後、忙しくなってしまって、軌道修正をしたくてもで
きなくなる場合も考えられるので、慎重に選ぶ必要があります。
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■営業に必要なこと
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実際に営業を行う場合、いくつか押さえておくべき重要な要素があります。
まず、自分の実力と実績、そしてどういう仕事がしたいのかを明確にして
おくことです。そして自分の強みをしっかりと依頼主にアピールするとい
うこと。
そのためには、言葉によるアピールだけでなく、以前に発行したメールマ
ガジンでも述べているように、自分自身を説明できる作品ファイル、つま
りポートフォリオを用意することが重要です。
また機会を得てしりあった依頼主未満の人たちにも、季節の挨拶状やメー
ルなど、継続的な情報発信をおこなうようにすべきです。建築設計の営業
行為とは、「あれもできます。これもできます。」的な攻勢をかける行為
ではなく、日々の人としてのつながりが最終的な判断材料となります。
そういった営業が功を奏して仕事を依頼された場合、条件交渉においては
金額、スケジュール、知的財産権の3つについては必ず確認をしておきま
しょう。建築設計の仕事は、その人の作風が建築主の求めるものと合うか
どうかで決まります。合う建築主もいれば合わない建築主もいるので、営
業がうまくいかなくても落ち込むことはありません。
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■仕事の断り方
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建築設計事務所をひとりでしていると、すべての仕事の依頼を受けること
ができるとは限りません。その際に重要になるのが、仕事の断り方です。
仕事は何でもかんでも引き受ける必要はありません。自分自身の建築設計
に対する時間と品質のバランスを考えて、うまくいきそうにない仕事は断
る勇気も大切です。
せっかくの機会を与えてくれた依頼主に断りを言うのはつらい作業です。
しかし断る時は、きちんと理由を説明し、誠意をもって断りましょう。
そうすることで、建築主の信頼と次へつながります。
しかし、そうは言っても、新規の建築主からの依頼は、とりあえず一度引
き受けた方がいいことは確かです。その際には、自分が引き受けられる条
件をしっかりと説明しておくと次につながりやすいでしょう。
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■継続は力
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大切なのは継続することです。営業活動は一度やったら終わりというもの
ではなく、仕事が忙しくなっても、バランスを取りながら継続していくこ
とが大切です。
建築家として自分の成長のステージに応じて、依頼主も変わっていきます。
自分がなぜ独立したのか、その目的を忘れずに、それにかなった仕事を取
る努力をしていくこと、それが営業活動と言えるでしょう。
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■次号予告
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次号は「事務所のスケジュールの立て方」についてです。
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■編集後記
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●社会人になってから、会社の人とお花見に行くようになりました。中之島
公園に行って来たのですが、飲んでしゃべってただけで・・・
誰も桜を見ずに、ちょっともったいないかもしれません。 (yukayuka)
●春真っ只中、桜前線が日本列島を通過中です。
編集部のある大阪・北区は先週末から満開を迎え、各所でお花見が行われ
ています。東北〜北海道地方にお住まいの方の桜シーズンはこれからでし
ょうか。楽しみですね! (編集人)
●諸般の事情により、発刊が大きく遅れたことをお詫びします。
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『建築設計事務所の開き方』第43号 4月10日号
★建築家を志す人へ 事務所開設などの実務系の情報を提供公開します★
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発行・編集:建築設計工房 office31
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編集人:方立芳郎
編集長:無我境地
連絡先:office31@chikuba-net.com
Webサイト:http://www.chikuba-net.com/index31.html
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