谷川うさ子が日々を元気に、自信をもって人と接する事ができるようになる事を願い、役に立つ知識、正しい言葉、明確で分かりやすい態度とは何か?を心や体の仕組と、プロのカウンセリング・交渉術を元にして設問形式でお送りします。
- 最新号:2008-09-02
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ポルソナーレ153号 「クレーマー」の病理には「社会教育」が必要
発行日: 2008/3/18
ポルソナーレのメルマガ『日常のマナーとコミュニケーション』
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◎ 第153号
日本人の脳の働かせ方の仕組み
■「クレーマー」の病理には「社会教育」が必要
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みなさん、こんにちは。ポルソナーレの谷川うさ子です。
今はもう珍しくはありませんが、「クレーマー」なる人がいて、
どこの企業、学校、団体でも専用のシフトが敷かれていることは、
みなさまもよくご存知のとおりです。
「クレーマー」には三つのタイプがあります。
一つは、匿名で「クレーム」なるものを発信する、というタイプです。
もう一つは、直接、電話なり面談なりで「クレーム」を申し立てる、
というものです。
三つめは、家の外に発信せず家の中の身近な人間に
「クレーム」なるものを向けつづける、というものです。
みなさまの中には、高木徹が書いたノンフィクションの
『大仏破壊』(文春文庫)をお読みになった方もおられるでしょう。
アメリカの「ツインタワー」が攻撃されて
破壊された「9・11」のプレリュードとなったと、
国際的な当事者の見解が一致している
「アフガニスタン」の古代遺跡の「ツインの大仏」の破壊に至る
オサマ・ビンラディンの行動の軌跡を調査して書かれたノンフィクションです。
ここには、「国際テロ」というものがどのように生成されるものか、
ということが具体的に描写されています。
「オサマ・ビンラディン」は、初めから現実にたいして
閉じたものの考え方をもっていました。
過激なイスラム原理主義の言葉です。
しかし、原油を売った豊富な資金をもっていたので、
このお金をつかって「リクルート広告」を発信しつづけます。
最新のDVD撮影技術や編集技術をつかって
「DVD」や、ネットをとおして、
アルカイダのメンバーを世界中からリクルートしつづけます。
その「リクルート」のメッセージは、
「クレーム」そのものになっています。
アメリカは敵だ、アメリカ人を一人でもいいから殺せ、
外国人は全員敵だ、といった「クレーム」です。
高木徹の説明によると、ビンラディンの「クレームメッセージ」は、
今も、ネットやDVDなどをとおして世界中にばらまかれている、
といいます。
日本人の「クレーマー」が、
ビンラディンの「リクルート・クレームメッセージ」
に共感しているかどうかはもちろん、分かりません。
しかし、ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが解明した
脳の働き方のソフトウェアの「行動」と「言葉」は、
脳でどのように生成されるのか?のメカニズムの観点から見ると、
「国際テロの生成のされ方」と
「クレーマーの生成のされ方」には基本的な共通性があります。
それは「行動が止まっていること」(行動停止の状態)、
と「半行動停止」の状態にあること、です。
人間の脳は、本質的に「今日」から「明日」に向かっての行動を生成する、
という働き方を特質にしています。
行動は、「自分にとって楽しいことがもたらされる」か
「自分にとって得することがやってくる」ことのうち、
どれか、もしくは両方をつくり出すものということを本質にしています。
このような「行動」が止まるとき、
「負の行動のイメージ」が「右脳」に表象されます。
この「負の行動のイメージ」とは、
「自分は楽しくない」「自分だけがひどく損をしている」
という内容になるのです。
「行動停止」とは、「働かないで家にいる」
「月の半分は何もせず遊んでいる」「病気だからという理由で、
治るまで何もせず薬ばかりを飲んで家でゴロゴロしている」
といったものです。
「半行動停止」とは、「不安なことを考えながら仕事をする」
「イヤイヤながら受け身で仕事をする」
「人の目を気にしながら落ちつかない気分で仕事をする」
「頭の中に、期になることを思い浮べながら人と会話する」
といったことがあてはまります。
こういう場合も、「負の行動のイメージ」が「右脳」に表象します。
「国際テロ」とは、いわばナショナリズムとしての「クレーマー」のことです。
「現実参加」という「行動」を止める反社会教育を受けて、
この反社会教育を高く評価する環境におかれて、
その評価される行動を起こす、
というのが「国際テロ」というクレーム行動です。
すると、日本のいたるところで見られる「クレーマー」とは、
一体、どのような反社会意識をもっているのでしょうか。
■相談の事例
「私は、37歳の男性です。
毎日、眠れません。
薬を服用して10年以上にもなります。
働きに行く、などとは考えたくもありません。
しかし、胸がドキドキするとか、いろんな症状で困っています。
何とか辛い症状を治す方法はありませんか」
(山田吾郎。37歳。無職。精神障害者の年金をもらって生活している。
埼玉県川口市)。
(注・人物は仮名です。特定の人物とは無関係です。
また、特定の地域、団体、職業とも無関係です。
相談の内容もいくつかの内容を合成して再構成してあります)。
■相談の内容
私は、37歳の今になるまで、ろくに働いたことはありません。
少しは働きましたが、人の目が気になるとか、
人が自分のことを悪く言っているなどの不安がひどくて、
仕事が長つづきせず辞めて、ずっと家にいます。
精神科に通って薬をもらって飲んでいるので障害者年金で暮らしています。
母親と同居なので、生活には何の不自由もなく、
毎日、ゴロゴロして、好きなときに起きて、好きな時に寝ています。
私の困った問題は、不眠症です。
薬は、全く効きません。
薬を飲んでも全然、眠れません。
それで、昼か夕方まで寝ていて、起きるので、
明け方になって眠るという生活パターンになっています。
医者に眠れない、とクレームをつけると困ったような顔をしています。
どんな薬を服用しても効果がありません。
何か、強力な治し方の方法はありませんか。
●ポルソナーレの指示性のカウンセリングとはこういうものです
よくお分りのとおり、不眠という症状だけを治そうとしても、
昼間にゴロゴロしているとか、夕方まで寝ている
といった「行動停止」の状態が改善されないかぎり、
ぜったいに治らないということは誰の目にも明らかです。
クレーマーの思考のパターンとはこういうものです。
「症状を治す」という今の医療のあり方が
果てしのない症状のドロ沼づくりをおこなっていることがよくお分りでしょう。
行動が止まれば、事例の不眠症のように
自律神経の交感神経が全く正常に機能しなくなるので
身体のいたるところに血流障害が発生して、
少し動いたときに回復反射が起こり、
痛みをはじめとしていろいろな症状が発生します。
このときの苦痛感をさして「病気だ」と訴えています。
生活が保護されていると社会参加という現実が閉じられます。
閉じられた脳の働き方は、「負の行動のイメージ」という
「右脳系だけの記憶」を表象させつづけます。
これは、快楽と快感をイメージし、
しだいにそのイメージがマヒするので
破壊的なイメージを表象して快感を享受する、
という深化のさせ方になるのです。
このような病いの人へは徹底した
「社会教育」としてのカウンセリングしか
有効性をもちえないこともお分かりいただけていることと思います。
このようなタイプの人の「クレーム」に対応するにも
「社会性の能力」が必要で「社会教育」として関わるしか
対応の仕方がないこともお分りでしょう。
●ポルソナーレの指示性のカウンセリングを学習したい方は、
こちらをごらんください。
『相談したい方へのカウンセリングのご案内』
http://www.porsonale.co.jp/t6.htm
以上 第153号をお送りしました。
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◆最新ゼミ情報
■女性と男性の性欲不全時代
『オルガスムスのウソ』(ロルフ・デーゲン)
エクササイズ…「勝ち能力」を身につけるイメージ療法
テクスト『初期ノート』(吉本隆明)
http://www.porsonale.co.jp/semi_i195.htm
「ゼミ・イメージ切り替え法」のゼミは、
「性の能力とはどういうものか?」を
脳の働きのソフトウェアのメカニズムから解明してレクチュアします。
男性よりも女性に多く「性的機能障害」がある
と調査のデータをケースにとりあげて、
ここでの性についての「多元的無知」を明らかにします。
脳の働きの一つとして「性」があり、
それは「女性によってになわれるもの」であって、
男性の「会話の言葉」が拒絶されたり、
不信に思われたりするのが「女性の性的機能障害」です。
女性のサイドに「多元的無知」がある場合にも、
女性の「性」は男性との人間関係も崩壊させる、
という世界で初めて解明された「性」についての
実践実技と理論のゼミです。
■人間の脳の働きのメカニズム・言葉の生成
『フロイト先生のウソ』(ロルフ・デーゲン)
『赤ん坊から見た世界・言語以前の光景』・7(無藤隆)
エクササイズ…成功体験をつくるイメージ療法
テクスト『初期ノート』(吉本隆明)
http://www.porsonale.co.jp/semi_c190.htm
「カウンセラー養成ゼミ」のゼミでは、人間の脳は、
どのように「言葉を生成するのか?」を
論理実証的に解明して、説明します。
日本はもちろん、世界でも初めての解明です。
また、ロルフ・デーゲンの「心理学」「心理療法」への
批判の内容をご紹介します。
「心理療法は、治すというが、その効果はない」、
が批判の主旨です。
これは心や精神の病いを扱う全てののカウンセリング、
薬物療法にもあてはまる批判です。
ポルソナーレのカウンセリングは、
初めから「社会教育法としてのカウンセリング」です。
症状をつくる支障、障害とは
「負の行動のイメージ」からつくられる「行動停止」
もしくは「半行動停止」のことであると定義しています。
「治す」とは苦痛などの限られた知覚症状のみにあてはまる概念です。
今、心と精神の病いへの「療法」は、
ポルソナーレのカウンセリング以外、
全て「レームダックス」(死に体)に向かっているといえましょう。
※その他、バックナンバーの一部を閲覧できるようになりました!
★カウンセラー養成ゼミ
「パニック障害」「予期不安」「不眠症」の脳の働き方
http://www.porsonale.co.jp/semi_c178.htm
初期・脳のシステムデザインの世界・1
http://www.porsonale.co.jp/semi_c184.htm
初期・脳のシステムデザインの世界・2
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人間の脳は「行動」をどう生成するのか
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人間の脳の「自立した行動」のつくり方
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「記憶と行動」のメカニズム
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カウンセラー養成ゼミ
・脳と心の解説 http://www.porsonale.co.jp/c1.htm
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高村智恵子と倉橋由美子の恋愛と結婚
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★初期ノートのページができました。
http://d.hatena.ne.jp/syoki-note/
ゼミでおなじみの初期ノート(著:吉本隆明)を独自に解説したブログです。
初回からの連載すべてを随時掲載していきます。
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参考:男女の脳の違い・脳の働き方自己診断表 http://www.porsonale.co.jp/t9.htm
カウンセリングのお申し込み・お支払い方法 http://www.porsonale.co.jp/t10.htm
◆連載中
今の日本の脳の働き方と病気のリポート
「個人べつの病気と症状の傾向」 http://www.porsonale.co.jp/keikou.htm
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2008年3月18日 発行(第153号)
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