「問題解決」メルマガセミナー! |
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◆◆「問題解決」メルマガセミナー◆◆
●この記事の知人、同僚、友人への転送は大いに歓迎です。●
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今回の質問は部品メーカーの品質保証部門の責任者から頂きました。不良
の発生で納入先に取引停止を警告されていて危機に直面しているのですが、
社長の品質管理に対する考えが甘く、どうしようもない状況です。皆さん
ならどう対応するでしょうか。
彩愛コンサルピア代表 下山明央
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<第19回>「経営計画が掛け声倒れ!」
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企業は生き物だ。だから毎日のように問題が発生する。それを迅速に解決
して再発防止に結び付けている企業ばかりではない。
未解決の問題が蓄積し、大きなマグマとなり、やがて爆発する。大きな社
会問題にまで発展し、下手をすると廃業や倒産にまで追い込まれる。
本メルマガでは、問題のジャンルは問わず、多くの問題を取り上げ、解決
のノウハウを公開することにする。
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■問題の発生原因には、二つある。一つは「直接原因」で二つ目が「動機的
原因」である。この二つの切り分けを行い、「動機的原因」を追求して再
発防止対策を講じれば、同じ問題・類似の問題の発生に歯止めがかかり、
問題の発生頻度も激減する。「動機的原因」の追求こそが大事なのだ。■
<今回のメニュー>【異業種にこそ、ヒント山積!】
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【1】経営計画がなぜ進捗しないか!
【2】アクションプランと進捗管理法
【3】今日のポイント
【4】編集後記
【5】質問コーナー
【6】相談したい「問題」を募集!
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どんな会社でも「経営計画」はある。しかし年度末になってみると経営計
画が全くといってよいほど進捗していないと嘆く経営者は多い。
なぜ進捗しないのか。経営計画書を見せてもらえば進捗しないわけが納得
できる。
抽象的な項目が事細かに書いてある。アクションプランはといえば、これ
もやる、あれもやると羅列してあるだけで、5W1Hが書いていないか不明
朗になっている。
これでは「殿様、火の用心。足軽、火の用心」になってしまい、掛け声だ
けで終わってしまうのは無理もない。
【1】経営計画がなぜ進捗しないか!
多くの会社には経営理念がある。しかし、これの浸透の度合いは極めて低
い。年に数回年頭の挨拶などで社長が経営理念を語っても浸透するものでは
ない。幹部や管理者が機会あるごとに噛み砕いて社員に分かりやすく、繰り
返し啓蒙する必要がある。
経営理念は主に「経営の目的を明らかにしたもの」をいう。つまり、わが
社の経営の憲法だ。経営者の信念、創業の精神、経営者のフィロソフィ(哲
学)、人生観などを成文化したものである。
この経営理念や年度社長方針、あるいはわが社のボトルネックの解消を実
現するための内容が経営計画に盛り込まれる。そして全社員が一丸となって
経営計画達成に向けて活動しなければ進捗などするわけがない。
1.経営計画の種類
経営計画は、大きく「短期経営計画」、「中期経営計画」、「長期経営計
画」に分けられる。短期経営計画は「年度経営計画」であり、現在ではそれ
を四半期計画に細分化して管理している企業が大半だ。中期は3年、長期は
5年が目安だが、5年先まで見通す事が困難な時代であり、中期経営計画を
毎年見直して策定し直している。(ローリングプラン)
2.進捗しない原因
進捗しない原因を考察してみることは重要だ。これを「直接原因」と「動
機的原因」に分けて考えてみよう。
【直接原因】
(1)主として経営層が頭で考えた経営計画で、管理者以下に当事者意識が
ない。
(2)具体的なアクションプランがないか、あっても内容が不備で5W1H
が欠落している。
(3)毎週あるいは毎月の進捗確認のフォローがなく、誰も進度を管理して
いない。
【動機的原因】
(1)経営計画を達成に向けて実行するのは、現場であり、第一線の社員で
あるとの前提認識が欠如または不足している。
(2)アクションプラン作成に管理者や第一線の社員の関与性が薄いか全く
ない。
(3)「結果系」の管理項目だけを追いかけて、結果系管理項目の数値目標
を左右する「要因系」の管理項目が抜け落ちている。
(4)挽回策を講じるアクション体系が確立していない。
【2】アクションプランと進捗管理法
経営計画に限った話ではないが、アクションプランでは5W1Hが抜け落
ちていては進捗は期待できない。みんなが「誰かがやるだろう」と思い、誰
もやらないからだ。
1.アクションプランは5W1Hで!
5W1Hとは「誰が」、「いつまで」、「なぜ」、「どのようにして」、
「どこで」、「予算はいくらかけて」ということだ。中でも重要なのが、「
誰が、いつまでに」ということになる。これが当事者意識を持たせるカギに
なるわけだ。
2.「結果糸」と「要因系」の管理項目を併設せよ
例えば「売上高10%アップ」とか「市場不良率半減」といった内容を経
営計画に採り挙げることがあると思う。
しかし、これらの項目は「結果系」の数値目標ということになる。何をど
うすれば売上げが10%以上アップするのか、何をどうすれば市場不良率が
半減できるのか、これが問題だ。これらは「要因系」の管理項目ということ
になる。要因系の管理項目に対して活動するから結果系の管理項目に初めて
影響を及ぼすことができるのだ。
売上げ10%アップを例に取れば、「既存顧客が抱えている問題解決の提
案件数」や「新規顧客開拓のためのプロモーション内容の充実とプロモーシ
ョン件数」などが考えられよう。ただ10%アップと掲げてもアップするわ
けがない。
なお、具体的な進捗管理は「方針管理」という手法できめ細かく進捗をフ
ォローしたり、「目標管理」という手法で担当者一人一人にまで進捗を管理
している企業は、概ね進捗管理がうまく機能している。
経営計画の策定と進捗管理についての支援承ります。
ご相談は→ 3223898301@jcom.home.ne.jp
【3】今日のポイント
(1)経営計画には、「短期経営計画」や「中長期経営計画」があること。
短期経営計画は四半期計画に細分化して管理している企業が多いこと。中期
経営計画はローリングプランとして毎年見直しをかけなければならないこと。
(2)経営計画が進捗しない動機的原因を分析して対策を講じる必要がある
こと。対策の骨子は5W1Hを基本にすること。特に「誰が、いつまでに」
が重要であること。
(3)「結果系」の管理項目のほかに「要因系」の管理項目を設定して、方
針管理や目標管理といった手法を活用することが大切であること。
【4】編集後記
管理のサークルを回すことは重要だ。PDCAといっている。Plan Do
Check Actionのことだ。
プランがプラプラした状態では始まらない。実行に移したかと思えば堂々
(Do Do)巡りに終わる。うまくいったかどうかのチェックもできず、反省
もなく、歯止めもかからない状態では成果は得られない。
是非、今回の記事を参考に“成果物を刈り取りできる経営計画”にしてほ
しい。
【5】質問コーナー(山梨、部品メーカー、品質保証管理者、Oさん)
◆Oさんの質問◆(アドバイスをください)
「顧客の離反が止まらない」の記事を読み、正にわが社の危機感を感じま
した。
わが社は大手セットメーカーの一次サプライヤーに成型部品や機械加工部
品を納入していますが、品質不良で何度も呼び出され、選別や再加工しての
代品納入に追われています。
対策書も何度も提出しているのですが、再発が多いため対策書の文面も使
い果たし、どんな対策書を書けばよいのかも品質保証責任者として悩みの種
です。
今度不良を出したら取引停止すると何度も言われているのですが、幸いま
だ取引停止には至っていません。
納入先の購入品検査の担当者も上司から叱られているとのことで、気の毒に
思います。
その上司は「あの会社はISO9001も取っていないのか。取っている会社へ
の切り替えを検討しろ」と指示している様子です。
このままでは本当に切られてしまうのではないかと心配なのですが、社長
にそのことを報告しても「全数検査してでも不良を納品するな」と我々品質
保証にハッパをかけるだけで、製造部門へはあまり文句も言いません。
現状から脱却するために、どんな手を打てばよいのかアドバイスを頂きた
いと思います。
【アドバイス】
う〜ん、はっきり言って重症だね。
経営トップが品質管理に対する認識がない。「全数検査してでも不良を納
入するな」に全てが現れている。
全数検査で不良品と良品を分別して何パーセントの良品率なのかも分から
ずに言っているとしか思えない。
それともう一つ重要なのは、全数検査で不良が全て検出できると思ってい
る向きがあるが、とんでもない間違いだ。
優秀な検査員でも混入している不良の9割しか発見できない。並みの検査
員で5割、検出力の弱い検査員なら2割しか発見できない。必ず漏れて不良
が納入されてしまうということだ。
文面から推察すると対策書を品質保証部門で勝手に作文して顧客に提出し
ているように思える。文面の種が尽きてどんな対策書を書いたらいいか悩ん
でいることから作文だと分かる。要するに現場と話し合って「動機的原因」
を追求し、それに対する対策を講じて実行していないから再発するのは当た
り前だ。
納入先の購入品検査あるいは調達部門の責任者にお願いして、社長を呼び
出してももらい、品質管理に対する考え方の指導をしてもらうようにお願い
するのが手っ取り早いように思う。社長に痛みを分からせないと考えが変わ
らないから・・・。
<まとめ>
1.社長の意識改革が先決
前述したように納入先の力を借りて社長の意識改革をすること。このまま
では取引停止に至ることを直接伝えてもらい、品質管理に対する基本的な考
え方などを洗脳してもらうことだ。その機会をアレンジしたのはOさん、あ
なただと分かった社長があなたに感謝もせずに辛く当たるようなら、あなた
のように会社のことを思う人材は去ってしまう。ここは社長の人間性に掛け
るしかない。
2.「分別検査」から「不良を作らせない検査」への転換
「私作る人、あなた検査する人」という言葉がぴったりな今の現状から脱
皮しなければならない。そのためには「品質は工程の中で作りこむ」という
考え方に一大転換する必要がある。不良対策は製造、技術、品質保証部門が
一体となって活動することだ。
3.「手数のかからない全数検査」も選択肢
品質保証部門が人海戦術で全数選別しても前述のように必ず漏れる。どう
してもある確率で不良が発生するなら手数のかからない全数検査という手も
ある。つまり、不良をもらさない全数検査でしかも極力手数がかからないよ
うに工夫することだ。
例えば精度の高い検査治具を考案作成して、治具を通過させる。通過した
ものが良品で通過しなかったものが不良品だ。外観不良は治具化が難しいが
寸法や性能なら治具化を考えるべきだ。
4.技術的対策
「動機的原因」を追求すれば、「技術不足」にたどり着くかも知れない。
その場合は、技術力のレベルアップが対策になる。(元々今の技術レベルで
はムリな受注だった可能性が高いような気がする)
Oさん、ご質問ありがとうございました。
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相談したい問題を募集します。アドバイスします。本メルマガに掲載させ
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彩愛コンサルピア代表 下山明央
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