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甦れ美しい日本 第175号

発行日時: 2008/4/15

□□■平河総合戦略研究所メルマガ■□□(2008年4月16日 NO.175号)

  ☆☆甦れ美しい日本☆☆

☆・・・・私たちは書きたいから書くのです・・・・
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☆文化・芸術・映画・味覚などは水曜日発信となりました。

< 目次 >
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◎奥山篤信の映画評論 

1.イギリス映画「つぐない Atonement」☆☆
2.アメリカ映画「フィクサー(Michael Clayton)」☆

◎奥山篤信のDVD映画評論 

1.インド映画「モンスーン・ウェディング(Monsoon Wedding)」2001☆☆☆
2.アメリカ映画「赤ちゃん泥棒 Raising Arisona」1987 ☆☆
3.アメリカ映画「未来は今(The Hudsucker Proxy)」1994 ☆
4.アメリカ映画「天才マックスの世界Rushmore 」1998 ☆
5.アメリカ映画「サイドウェイ(Sideways)」2004 ☆

◎阿嶋彩子の料理つれづれに (33)<鯛>

◎廸薫の「タカラジェンヌが日本舞踊家になったわけ」
其の十八「着物の合わせ・・・のお話」
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◎奥山篤信の映画評論 
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1.イギリス映画「つぐない Atonement」☆☆
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この映画第80回アカデミー賞作曲賞受賞作品をした。ダリオ・マリアネッリ(Dario Marianelli)の作品でプライドと偏見 、Vフォー・ヴェンデッタ 、ブレイブ ワンの作曲を手掛けているイタリア人作曲家であり、Vフォー・ヴェンデッタなどは観客を痺れさせる音響効果を与えた。僕はこの映画は上映の前にサントラを先に取り寄せ、聞いていたので音楽が映画の場面とがどう噛み合うか楽しみながら映画を観た。

この映画の原作は現代イギリス文学の巨匠イアン・マキューアンのベストセラー「贖罪」であり、1972人生まれの若いイギリス人監督が「プライドと偏見」に引き続きキーラ・ナイトレイを配して映像化した。あの「ラストキング・オブ・スコットランド」で権力者に取り入り、そしてその逆上せ上がりで権力者の怒りを買って失墜するスコットランド青年を演じたジェームズ・マカヴォイが共演している。 

舞台はイギリスの政府役人の大豪邸に住む一家を巡り、その小説家志望の末娘ブライオニー(シーアシャ・ローハン)の子供がゆえの潔癖さと残酷さにより引き裂かれた姉セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と使用人の息子ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)の悲恋の物語である。嫉妬なのか亡想なのか、幼いがゆえの残酷性なのか、幼いがゆえの差別意識なのか、ブライオニーはロビーへの憎悪と軽蔑の心から、冤罪で陥れてしまう。その為ロビーは刑務所にそして戦線に出てしまう。

過ちを後悔するブライオニーは看護婦となりエリートの道を捨て、つぐなうのであるが・・・

大女優ヴァネッサ・レッドグレイヴが晩年の作家となったブライオニーとして、この小説を語るが、小説とは異なり、実際は二人は引き裂かれたまま会わずに悲劇で終わったのであると語る。この語り草が大女優の貫録とともに、この映画の最高の見せ場である。

結論としてそれほど大騒ぎする傑作作品ではなく、前作の「プライドと偏見」の方がはるかに作品として完成度が高いと思う。サントラだけは素晴らしい。
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2.アメリカ映画「フィクサー(Michael Clayton)」☆
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「ボーン・アイデンティティー」のジェイソン・ボーン三部作の脚本を手掛けたトニー・ギルロイの映画監督初作品であり、第80回アカデミー賞では作品賞を含む7部門の候補となり、悪党女性弁護士に扮したティルダ・スウィントンが助演女優賞を受賞した。

この映画、今までのアメリカの企業犯罪を描く映画の域・パターンから出ておらず、むしろ殺人や盗聴やテロなどを加えることで作品を非現実的なものにしてしまっている。全く期待外れの映画である。

この映画のつまならさは、なるほどあのスティーヴン・ソダーバーグが製作総指揮で加わっていることからも分かる。映画の商業性・娯楽性の権化が見える。社会の悪を糾弾するのがお好きなシドニー・ポラックが制作であるが、嬉しそうに配役でも出ている。
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◎奥山篤信のDVD映画評論 
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1.インド映画「モンスーン・ウェディング(Monsoon Wedding)」2001☆☆☆
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インド女流監督ミーラ・ナイールの傑作である。ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞の栄冠はインド人としてはサタジット・レイ以来である。

インド・パンジャビ地方の伝統的結婚式を通じ、インドの文化伝統、西欧化される波、インド社会特有の家族主義など数々のプロットを走らせながら描いていく手法と取る。

アディティ(ヴァスンダラー・ダース)はデリーでテレビ局に勤めるナウなインド女性、妻子あるボスと不倫関係がある。それと断ち切るため親の決めたアメリカに在住する技師との見合い結婚をする。親はモンスーンの季節に古来からの方式に則って結婚式を盛大に贅沢に賑々しく行おうとする。結婚式の数日前からがこの映画の舞台である。

不倫を結婚相手に告白するアディティ。話はいとこの少女に性的abuseをする義理の叔父と無邪気な少女。結婚式請負業者とメイドとの愛。などを絡ませながらインドの大地を感じさせるようなゆっくりとして堂々としたうねりをもってストーリーを纏めていくのである。監督はまさに欧米育ちだけに、インドを客観的に透視できるところがまことにインドをインドとして描き切れるのである。
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2.アメリカ映画「赤ちゃん泥棒 Raising Arisona」1987 ☆☆
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コーエン兄弟の初期のコメディ作品である。警察官のエド(ホリー・ハンター)と泥棒常習犯ハイ(ニコラス・ケイジ)は刑務所で会ってハイの出所後結婚する。子供の欲しいエドは産まず女とわかり愕然とする。そんな中5つ子ができたという家具の帝王ネイサン・アリゾナの邸宅に忍び込んで一人を盗み出すのだが・・・
ここに登場する赤ん坊の演技力には驚く。文字通りこの赤ん坊がとても可愛く主役といえる。このコーエンの映画はギャグが多いので英語やアメリカのことを知悉していないとこういうコメディは特にわかりにくいのではないだろうか。
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3.アメリカ映画「未来は今(The Hudsucker Proxy)」1994 ☆
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コーエン兄弟制作のコメディ映画。駅弁大学を卒業したばかりのノーヴィル(ティム・ロビンス)は、ニューヨークに出て職安に出向くが、経験不足で仕事が見つからない。やっとハッドサッカー社の郵便係りに職を得た。その日ハッドサッカー社の社長ウェアリング・ハッドサッカーが、会議中に重役室の窓から身投げをしてしまう。

ポール・ニューマンも出てくるこの映画、今は懐かしいフラフープが出てくる。この映画
ノーヴィルの夢と挫折と成功を描いているようだが、どうもドタバタぽくて好きになれない。
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4.アメリカ映画「天才マックスの世界Rushmore 」1998 ☆
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ウェス・アンダーソン監督の初期の作品で彼の毎回でてくるファミリー勢ぞろいである。
頭脳明晰な天才少年マックスは課外活動に専念し単位が取れず落第を繰り返している。
思いを寄せる女教師に対して大人と二人で横恋慕を仕掛けるが・・

やはり初期の作品でありアンダーソン監督の「ダージリン急行」に見られる完成度はこの映画にはない。
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5.アメリカ映画「サイドウェイ(Sideways)」2004 ☆
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骨董通りのフランス料理のフランス人のMaitre D’Hotelにワインが満載の映画で面白いというのでDVDを取り寄せた。
この映画第77回アカデミー賞で脚色賞を、その他作品賞や助演男優賞など数多くノミネートされており、第62回ゴールデングローブ賞で作品賞を受賞している。アレクサンダー・ペイン監督。原作はレックス・ピケット著「サイドウェイ」、さえないダメ男のマイルス(ポール・ジアマッティ)は離婚歴ある小説家でワイン通、親友の結婚前のジャック(トーマス・ヘイデン・チャーチ)と二人でカリフォルニア州サンタバーバラ郡のワイナリー巡りに出かけるという話である。極上のワインとゴルフを楽しもうというマイルスに対して、ジャックは色キチでセックス目当ての女漁りしか興味がない。

そこに繰りなす喜劇とドタバタがこの映画の軸である。こんな見所のない映画がアカデミー賞に縁があるとは信じ難いが、ワインと人生・結婚・恋愛・セックスなどと比較しているのであろうか。'61の Cheval Blanc をプラスティックカップで飲むシーンはやけ酒とは云えやめてほしいものである。ピノノワールを好むマイルスの御蔭で、西カリフォルニア州のピノノワールのワイン消費量が16%アップ、逆にメルローが2%ダウンしたらしい。
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◎阿嶋彩子の料理つれづれに (33)<鯛>
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春は桜鯛の季節。晩春の季語を持つこの時期の鯛は産卵の為に内海に群れて来て、綺麗な桜色をしている。祝い事に使う鯛が春のこの時期に赤みを帯びるので人は春の桜に因んでこのように呼び、愛でるのである。刺身にすると、背が明るい桃色を帯びており脂も乗っているので、これこそ見ても食しても素晴らしい。焼いても蒸しても本当に美味しい時期である。

瀬戸内に鞆の浦という場所があり、ここは昔、春になると鯛がたくさん捕れて、大漁旗を掲げて鯛を一本釣りしている絵があるが、ずっと前に行った時は名前だけで、華やかな鯛釣りはなかった。そのころは道端でおばさんが釣れたての鯛を数匹並べて売っており、求めたらそのおばさんが釣りたては身が固くて料理が出来ないので翌日に料理をしなさい、と教えてくれた。身が締まっており甘みのあるあの味は忘れられない美味しさである。

大鯛を塩に漬けてから蒸す『浜蒸し』というものがあり、これは身を生姜醤油で食し、皮は唐揚げで酒のつまみにして後、骨でスープをとって雑炊を作る。一匹丸ごと全部楽しめる上、本当に日本の味そのものである。又胸ヒレの付け根にある鯛のタイという小さな鯛の形をした骨を取り出し、商人は商売繁盛を願ったと言われている。

一匹を姿良く焼いた鯛は祝い事には嬉しい品であり、又それを使った「鯛めし」も素晴らしい。地方によって作り方は色々であるが、私は土鍋で味付け御飯を炊き、炊き上がる直前に焼タイを一匹丸ごと入れて炊き上げる。しばらく蒸らして後、丁寧に骨を取り除き、御飯と混ぜ合わせて好みでネギや生姜を散らして食すのである。魚好きな人には堪らない味なのだ。赤坂の与太呂という店がこの鯛めしで有名な店で以前は時々行ったが、注文してから作るので出来上がるまでお客は天ぷらや刺身、小鉢料理を酒と共に食して待つのであるが、お酒が入り気分がよくなってきた折、頂く鯛めしの美味しさは格別であった。

私は鯛の兜煮も好きで、小料理屋に食事に行くと時々頼む。これはのんびり時を忘れて楽しめる品で照りの効いた兜煮は眺めているだけで絵になる品だ。そして骨についた身をゆっくり箸でつつきながら味わう間、一緒に食している人と日常の他愛無い会話が快く続く。このような間というものも味の片棒を担っているように思う。

玄界灘の干物屋が作っている近海で取れる中鯛の干物があるが、これも可愛らしい桜色で味も良い。お皿に一匹乗っている姿は丸みがあり大変愛嬌がある。これを頂くまでは鯛の干物は食した事がなかったが、鯛の持つ味わいがあり、なかなかの逸品である。鯛を干物にするのは勿体ないように思うが近海で大量に取れるらしく、昔は保存食であったのであろう。福井県の特産物である「小鯛の笹づけ」も好物である。これも近海で大量に取れた小鯛の保存食からはじまったものだと推察する。小さな桶に笹の葉を敷き、ぎっしりと小鯛の半身がつまっている。この小鯛の半身を作るのは根気のいる作業であろうといつも感心しながら味わっており、防腐作用のある笹の葉を敷いた故人の知恵が偲ばれる。

どのような食し方をしても美味しい鯛は潮汁にすると、立派な椀物である。薬味のネギを入れてあるお椀の蓋をぱっと開けた時、魚好きな私には良い魚の香りが漂い、鯛の世界に入っていく。鯛の味そのものが素晴らしいので塩だけの味つけで耐えられるのだと改めて思うのである。

色々鯛についての雑感を述べてみたが、鯛は一匹丸ごとをどのように食しても美味しく又美しく、日本人が祝い事に好んで使う気持ちが語呂合わせのみではないと真に思う。養殖鯛の研究が進み随分味が良くなってきているが、やはり荒波にもまれた天然の身が引き締まり余分な脂の付いていない鯛は魅力である。幸せな気持ちで食すことが多い鯛を愛でる機会が多い事を願う。
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◎廸薫の「タカラジェンヌが日本舞踊家になったわけ」
其の十八「着物の合わせ・・・のお話」
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 桜の季節が過ぎ、青葉の美しい季節になりました。
良い季節なのにも係わらず、桜の時期のテンションが高すぎるせいか桜が散ってしまうのと同時に毎年この時期は暫くテンションが上がりません。困ったものです・・・。

 ところで、日々日本伝統文化に近いところで生活をしていても今更・・・、というようなタイミングで改めて疑問に思ったり、真実に気が付いたりすることが往々にして有るのですが、今年に入って「着付けと所作」の講座を定期的に開催していることによって、殆ど毎日身につけている着物に関して色々と気付かされる事が有りました。

 まず、着物の袖の脇、「身八口」と呼ばれている部分は何故開いたのか。これは日本舞踊の起源とされている「天岩戸」の話しが載っている日本で一番古い書物といわれている「古事記」の中の「八岐大蛇」の話に由来しているそうですが、大蛇の餌食に差し出される姫が熱を出し、その熱を冷ます為に袖着けの脇の部分を裂いたのが「身八口」の起源だそうです。長唄「七福神」の始めにも「それ、伊弉諾弉冊(イザナギイザナミ)夫婦寄り合い漫々たる和田津海に天の逆鉾降させ給い引上げ給う其したたり凝り固まって一つの島を・・・。」という歌詞が有り、矢張りこれも「古事記」の国造りの話しが題材になっていますし、今回の「身八口」も同様に、日本舞踊を含む日本文化と「古事記」は切っても切れない関係に有るのだと改めて思ったのです。

その中でも着物の合わせ方で良く言われる「右前」「左前」。この合わせ方は何と、なんと1300年も昔から法律で決まっていたそうです。
養老3年(719年)2月3日に元正天皇が発布した衣服令『天下百姓ををしてえりを右にせしむ』つまり、上は天皇から下は百姓まで、えり合わせをするときは、右襟を先に合わせると決められました。それ以前は奈良県の明日香で発掘された高松塚古墳の壁画の中にも、左衽(ひだりまえ)にした女性が描かれているように、まちまちであったと考えられますが、衣服令以来、日本人はその法律を律儀にも守り続け現在に至っているわけです。

 その理由の1つには日本人は右利きが多く、「右前」の方が着物を整えやすいという理由が考えられますが、他にも頼りになる部下の事を「右腕」大切にしている言葉の事を「座右の銘」と言ったり、日本人にとって「右」という言葉のイメージはいつの頃からか、どこか良いイメージに繋がっている、その事にも何か関係しているのではないかと思います。
反対に「左前」は広辞苑にも「衣服の右の衽(おくみ)を左の衽の上に重ねて着ること。普通の着方と反対で、死者の装束に用いる」とあるように、「左前」は単純に着装上の失敗だけでなく、死者の装束に用いる着方であることから、「不吉」、「縁起が悪い」などの精神的な反発も強いようです。その他にも傾きかけた経営などを「左前」と言ったり、「左」は「右」とは反対に余り良いイメージでは使われていないのが不思議です。
また、舞台の左右を表す「上手・下手」も舞台に向かって「右=上手」「左=下手」と言い、役柄で身分の高い役、若しくは数人で踊る時、先輩格の舞踊家が上手(右)に位置するというのは、舞台上では暗黙のうちの了解の仕来たりです。また、板付き(幕が開くと既に出演者が舞台にいる事)以外は例外を除き殆どの場合、出演者の出は下手(左)からになります。日本の伝統芸能の舞台特有の「花道」も舞台の下手(左)に配されています。これは、観客より高い位置で演じる演者の謙虚な姿勢が、形になって表われたものの1つではないかと思います。
 「右」と「左」に対する日本の言葉の持つ響き「言霊」を思うとき、日本の着物が男も女も「右前」なのに対して、欧米の洋服は女性だけがなぜか「左前」なのも興味深い話です。男性と同様に活躍する場を得る為には、日本の女性だけが日本のタブーとされている「左前」のスーツに身を包まなければならない・・・、なんて深読みしすぎでしょうか?
 でも、女性が外の世界に向かって進出すればするほど、家庭という一番身近な一番大切な人間関係の形態が崩壊している現状を思うとき、この法則もあながち外れていないように思うのです。

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5月は都合により休講と致します。
尚、6月からは夏に向け浴衣の着付け講習を致しますので、親子でカップルで是非ご参加下さい。日程に付きましては改めてお知らせいたします。

花柳廸薫(はなやぎ みちかおる);
NPO法人日本人のアイデンティティを育む会・紫薫子の会 代表理事 
社団法人日本舞踊協会正会員。
兵庫県神戸市出身。三歳より花柳流日本舞踊の手ほどきを受ける。宝塚音楽学校首席入学。宝塚歌劇団退団後、花柳流師範資格を取得。歴史街道推進協議会、関西フォーラムに参加したことを機に、アメリカ(ワシントン、ミネアポリス、ニューヨーク)東南アジア(インドネシア、シンガポール)にて舞踊公演を行うなど、ワークショップや文化交流、結婚式、祝賀会、レセプション等の舞踊活動を中心に、古典に基づく独自の舞踊活動を国内外で行う。平成十七年NPO法人日本人のアイデンティティを育む会・紫薫子の会(しくんしのかい)を設立。日本舞踊のみならず、日常生活から消え行こうとしている日本伝統文化に警鐘を鳴らし、啓蒙普及活動をライフワークとして本格的な取組みを始動。                                        
ご意見箱アドレス; michikaoru@hotmail.com 
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次回の配信は4月19日(土)を予定しております。どうぞお楽しみに!
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