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日韓比較で新アイデア

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日韓比較で新アイデア(Vol.48)

発行日: 2006/4/16


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           【日韓比較で新アイデア】

 既成概念にとらわれていせんか?韓国を知れば新アイデアがザックザク!
 
                          2006/04/16 Vol.48 
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■今週の日韓比較
 
>>>>   造船業(1)

世界の造船受注残量順位

1. 現代重工業 (韓国)    : 1千82万 
2. 大宇造船海洋 (韓国)  : 782万 
3. 三星重工業 (韓国)    : 744万 
4. 現代尾浦造船 (韓国)  : 393万 
5. 現代三湖重工業 (韓国) : 327万 
6. STX造船 (韓国)       : 213万 
7. 韓進重工業 (韓国)    : 210万 
8. 三菱重工業 (日本)    : 209万 
9. IHI重工業 (日本)     : 173万 
10. 常石船舶 (日本)     : 172万
*)単位:CGT

4月の韓国の新聞に出ていた内容ですが、イギリスのClerkson社によれば、
今年の2月末まで各国造船所受注残高を基準で評価した世界造船所順位は、
なんと韓国が1位から7位まで独占し、世界最強と認められたそうです。

注目する点はその間、不動の6位を守っていた三菱重工業が、受注残高209万
CGTで伸び悩んでいる中、STX造船(213万CGT)と韓進重工業(210万CGT)が6位
と7位を記録し、ついに追い越されてしまいました。特に今年2月末まで全世
界全体受注残高が1億734万CGTという点を考慮すれば韓国7業者がおおよそ世
界市場の35%を占有し、世界造船業を制覇してしまったと言っても過言では
ないでしょう。

どうして韓国がこのように造船業が強くなったのかを見る前に、日本の造船
の歴史を見てみます。

日本に本格的な造船所がつくられたのは、大船建造禁止令が廃止された嘉永6年
(1853年)以降のことで、アメリカの提督ペリーの浦賀来航以来、徳川幕府は
海上防衛の必要性を痛感し、イギリスなどの指導を受けて浦賀、横浜、神戸、
長崎などに造船所を建設しました。明治に入ると、これらの造船所のいくつかは
民間に引き継がれ、現在に至っています。

こうしてスタートした日本の造船業ですが、明治中頃には、まだ国内建造船より
輸入船の方が3倍も多い状況でしたが、めざましい技術進歩により、明治41年
(1908年)には、国産第1号の「天洋丸」を建造するまでに成長しました。
大正7年(1918年)にはアメリカ向けに初めての輸出船を建造し、翌年には
世界第3位の建造量を記録しています。

第2次世界大戦によって日本の商船隊は大きな打撃を受けましたが、昭和25年(1950
年)に起きた朝鮮動乱では、船の建造ブームが起き、造船業界は活況となり、以降、
建造量も順調に増加していきます。

昭和31年(1956年)には175万総トンを建造し、世界一となります。
1964年にいたっては世界造船所別進水量を見ると、1位の石川島播磨をはじめと
して6位まで日本の造船所で、圧倒的な強さを誇っていました。

統計を見ると(日本造船工業会:www.sajn.or.jp/data/neworder.htm)新船
舶の受注量は90年までは日本が日本が優勢でしたが、90年代に入って韓国が
伸びて93年にはついに日本を追い越すまでに到りました。その後抜かれ抜き
つつ2003年には完全に韓国の優勢になっているのがわかります。

それでは韓国の状況を見てみます。
韓国で最初に現代式鉄鋼造船所が設立されたのは韓進重工業で、1937年日本
が韓国を占領していた時代に設立されました。
解放された1945年に韓進重工業は国営の大韓造船公社に変わり1968年に民営
化されました。 

1969年には韓国最初の船舶輸出を果たし、72年には韓国最初の国産警備艇と
1万8000t級大型船舶を建造しました。
1977年には石油試錐船を, 1984年には冷凍船を韓国最初に作り、1995年には
アジアで最初にメンブレイン型LNG船を建造しました。

以上のように韓国の造船業の歴史はそれ程古くはありませんが、なぜ最近こ
れほど成長してきたのでしょうか?

日本の造船業は施設規模をふやす投資よりは合理化に力を注ぎ、製作工程を
を単純化して設計を規格化するなど追加投資なしに最大の利益を出す方向で
構造調整をしまいした。一方韓国の造船業では去る10年間に果敢な投資をし、
施設投資はもちろん R&D(研究開発) 分野に対する惜しみない投資で造船所
の船舶製造能力を大幅に拡充しました。

このような状況は日韓両国の造船所規模だけ見てもすぐに分かります。日本
の造船業者は、数は多いが事業場別規模はそれ程大きくありません。反対に
韓国造船所は、数はそれ程多くなくても規模が大きいのが特徴です。特に韓
国では蔚山・巨済などの特定地域に集中されて、まさに一つの企業都市を成
すほどになっています。そのことがいろいろな面でシナジー効果をもたらし
ているのかもしれません。

面白いことは、IMF外為危機が韓国造船業が日本を追い越す契機を提供した
という点です。外為危機のためウォン・ドル為替がドル当り800ウォン台だ
ったのが急に2000ウォン台までになり、100% 輸出企業である造船業は意図
しなかった、為替差益で大きな利益を得て、その利益を惜しみなく投資した
のが功を奏したそうです。

“災いが福をなす“といったところでしょうか?

それにしても韓国の造船所はスケールが大きいですが、どうやってこれほど
の投資をしたのか不思議なくらいですが、 その辺に関する逸話があるので
(韓国人のスケールの大きさを感じさせる)次回に紹介したいと思います。

日韓比較のバックナンバーは=> http://blog.livedoor.jp/asiabizgate/ 


■編集後記

4月は桜の季節ですが、皆さんは花見はいかれたでしょうか?
こちら韓国では春になるとケナリという花が咲きますが、鮮やかな黄色で遠
くから見るととてもきれいです。

枝が自由奔放に入り乱れ、まさに韓国的な花ではないかと感じさせられます。

近くの川の土手にいくと桜並木かありますが、その桜と一緒にケナリが咲い
ているのでピンクと黄色が調和しとてもきれいです。

昨年は桜とケナリが同時に咲いてとても印象的でしたが、今年はケナリが少
し早めに咲きました。

ケナリと桜を見ながら日韓関係を考えさせられるこの頃です。

ケナリの写真
http://imagebingo.naver.com/album/image_view.htm?user_id=msch0934&board_no=32374&nid=15202


編集後記のバックナンバーは=>  http://blog.livedoor.jp/kuwa123/ 
(韓国在住ビジネスマンの奮闘記)

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このマガジンは日韓比較を通じて韓国を知り、新しいアイデアや発想を得て、
ビジネス等に役立てていただくことにあります。

したがって資料等を参考にして比較はしますが、あくまでも自分の感じる内
容を中心に掲載しますので、このメ-ルを基に問題が発生しても責任を取れ
ませんのでご了承下さい。
尚、”こういった内容を日韓比較して欲しい”という要望があれば、遠慮な
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