シネマコリア News |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇─────────◇ シネマコリアと韓国映画に関するニュース
│シネマコリア News ├───────────────────────◇
◇─────────◇ 2005年5月29日号
http://www.seochon.net/cinemakorea/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
∽∽∽∽∽∽ HEADLINE ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
01 シネマコリア2005上映作品 その2
02 『達磨よ、ソウルへ行こう』のヤン・ジヌ
03 <求人>韓国関連雑誌の編集アルバイト
04 ユン・イノ監督のこと
05 編集後記
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃01┃シネマコリア2005上映作品 その2 ┃
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
シネマコリア2005上映作品、2本目のご紹介です。
『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるホン班長』
(日本初公開&未配給作品)
韓国/2004年/108分/35mm/カラー/1:1.85/Dolby SRD
原題 おでぃそんが ぬぐんがえ むすんいり せんぎみょん
とぅるりむおぷし なたなんだ ほんばんじゃん
英題 Mr. Handy
監督 カン・ソッポム(初監督作品)
出演 キム・ジュヒョク
『セイ・イエス』『爆烈野球団!(YMCA野球団)』『シングルス』
オム・ジョンファ
『情愛(結婚は狂気の沙汰)』『シングルス』
キム・ガヨン
『反則王』『魚座』
30代の男女を主人公としたロマンティック・ラブコメディ。
昔、『テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハン
ノにいる』というインディーズ作品を紹介したことがありますが、それに次ぐ
長さの題名です。一言一句間違えずに言えたら、当日券\200引き特典とか付け
たくなりますね。(^^;
『テハンノ〜』は、題名そのものがあらすじになっていましたが(笑)、
『〜ホン班長』は、題名が主人公のキャラクターの特徴を的確に表現していま
す。そう、ホン班長は文字通り、いつでもどこでもひょこひょこと現れるんで
す。ほんと、ケッサクです。「猟奇的な彼女」にも匹敵するような独特なキャ
ラクターだと思います。
そんなタイトル・ロールを演じたのはキム・ジュヒョク。これまではあまり
目立たない男優でしたが、この作品では、洗練されたコメディ・センスで、繊
細かつ、ひょうひょうとホン班長を演じ、女性をときめかせるに十分な魅力を
放っています。こういう作品は主人公に感情移入できるかどうか、女性から見
て「ステキ!」と思えるキャラクター像になっているかどうかがポイントです
が、キム・ジュヒョクはその役割を見事に果たしています。
ヒロイン演じるはオム・ジョンファ。K-POPスターですが、『情愛(結婚は
狂気の沙汰)』『シングルス』、TVドラマ『12月の熱帯夜』など最近は女優と
しての活躍が目立っています。歌手としてはセクシーさを売りにしていますが
この作品ではフェロモン控えめ、白衣の女医姿でナチュラルな魅力を振りまい
ています。で、この映画のオム・ジョンファ、とてもイイ!です。男性陣は彼
女の新しい魅力にクラクラしてしまうかも。(^^;
そして、オム・ジョンファの親友であり助手を演じたキム・ガヨンが、これ
またキュートでイイ! オム姐さん目当てで見たら、ガヨン嬢に持って行かれ
る可能性アリです。要注意です(なに言ってんだか・・・^^;)。
キム・ジュヒョクとオム・ジョンファは『シングルス』で共演しています。
今、全国津々浦々で開催されている韓流シネマ・フェスティバルで上映されま
すので、是非ご覧になってみてください。見逃した方は7/22にDVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009RQXAA/seochonssite-22
がリリースされますので、そちらをどーぞ。
できれば、オム・ジョンファの『結婚は狂気の沙汰』もご覧になっておいて
ください。そうすると、笑いどころが一つ増えます。(^^; 『結婚は狂気
の沙汰』は『情愛』というスットコドッコイな題名でビデオ&DVDがリリース
されています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00064X9PS/seochonssite-22
ビデオ・レンタル・ショップでは、ひょっとしたらコリアン・エロスのコー
ナーにあるかも知れませんが、内容はエロじゃないので、頑張って借りてみて
下さい。
あと、この映画のクライマックスでキム・グァンソクの名曲『忘れなければ
という気持ちで(いじょや はんだぬん まうむろ)』がかかります(キム・ジ
ュヒョクが歌います)。とてーも、いい曲なので、これも予習されておくと感
動が倍になるかも。キム・グァンソクは31歳の若さで急逝したフォーク・シン
ガーで、尾崎豊的ポジションにある歌手です。劇場公開作品では、『JSA』で
使われていた『二等兵の手紙』が有名ですね。
ラブコメは結構好きで、よく見ますが、『〜ホン班長』は、この1年間で観
たラブコメの中で屈指の出来です(韓国映画に限らず他の国の作品も含めて)。
韓国では主要観客層が10代20代のせいか、はたまた有望な若手俳優が次々と登
場するせいか、恋愛ものの主人公の年齢設定も10代20代が多く、この映画のよ
うに明確に30過ぎの男女の恋を描いた作品はちょっと珍しいかも知れません。
韓国でもヒットしましたが、30代の未婚の男女が当たり前に存在する日本で
より受け入れられる作品かも。
期待して下さい。
シネマコリア2005の詳細な開催要領は、6月上旬公表予定です。上映日程、
チケット販売方法などは今しばらくお待ち下さい。
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃02┃『達磨よ、ソウルへ行こう』のヤン・ジヌ ┃
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
シネマコリア2005上映作品『達磨よ、ソウルへ行こう』に出演しているヤン
・ジヌが、TBS系のドラマ30『ヤ・ク・ソ・ク』(5/30より毎週月〜金 13:30)
http://mbs.jp/yakusoku/
で、南野陽子の相手役を演じます。ご都合の付く方は、『達磨よ、ソウルへ行
こう』の予習にご覧になってみて下さい。
ヤン・ジヌは『黄山ヶ原』でスクリーン・デビュー。『達磨よ、ソウルへ行
こう』が映画第2作の若手男優です。TVドラマでは『大望』『マジック』に出
演。『達磨よ、ソウルへ行こう』では、若きお坊さん役で、ちょっとしたロマ
ンスを演じます。お経をラップでシャウトしたりもしますので、お楽しみに〜
なかなかカッコイイですよ。
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃03┃<求人>韓国関連雑誌の編集アルバイト ┃
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
マガジン『ムービー・ムービー・ソウル』の編集アルバイトです。
韓国映画、ドラマに興味のあるかたで、
弊社プランニングオムに通勤可能な方を募集いたします。
経験不問、熱意のある方、7月上旬から1ヶ月間です。
勤務時間などは応相談。交通費支給。
その他の条件は直接相談します。
写真付きの履歴書を郵送、もしくはメールでお送りください。
検討の上、連絡させていただきます。
プランニングオム株式会社
郵便番号135-0005
東京都江東区高橋4−7 玄間ビル6階
TEL 03-3846-4368
murayama@p-om.co.jp
担当 村山
〆切 6/20(月)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃04┃ユン・イノ監督のこと ┃
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
3月に訪韓したおり、ご縁あって、ユン・イノ監督と会ってきました。
といっても、この監督をご存じの方は少ないと思われますので、ちょっと
ご紹介。
ユン・イノ監督は、1963年生まれ。ベテラン監督の下で修行した後、アメリ
カに渡り、インターンとしてハリウッドで『フレンチ・キス』『アポロ13』な
どの映画製作に従事。帰国後、1997年に韓国で働く外国人労働者を題材に、サ
ブテーマとして父息子の軋轢を描いた『バリケード』でデビュー。この映画は
その年の釜山国際映画祭で上映されています。1997年、1998年あたりは新人監
督の当たり年で、1997年には『接続』のチャン・ユニョン、『グリーンフィッ
シュ』のイ・チャンドン、『鰐(ワニ)』のキム・ギドクなどが、1998年には
『八月のクリスマス』のホ・ジノ、『クワイエット・ファミリー』のキム・ジ
ウン、『ディナーの後に』のイム・サンスなどが新人監督としてデビュー。い
ずれも釜山国際映画祭でその作品が上映されています。
ユン・イノは、その後、1999年に母娘の葛藤を描いた『マヨネーズ』、そし
て昨年『九歳の人生』という秀作を立て続けに生み出しています。この2作品
はアジアフォーカス・福岡映画祭で上映されていますので(『九歳の人生』は
『僕が9歳になったら』という題名で上映)、在福の方は、作品、そしてゲス
トとして来日された監督をご存じかも知れません。
『僕が9歳になったら』レポ
http://www.seochon.net/korean_movie/column/column064.htm
その作風は一言でいって地味。しかし、常に親子関係をテーマにしているこ
ともあり、その作品に込められている内容は、どの国の人であっても、等しく
共感できるものです。海外に滞在した経験があるため、デビュー作として外国
人労働者問題を取り上げるなど、その視点がグローバルなのも見逃せません。
同期デビューのキム・ギドク作品に見られるような、強烈なインパクトはない
かも知れませんが、ジワジワ心に染み入る作品を撮る、そんな監督です。
実は昨年アジアフォーカスで上映された『九歳の人生』は、日本の配給が購
入しており、いつか劇場公開されると思われますが、この映画は、じっくり時
間をかけて宣伝してもらいたいなと思っています(=そうされると信じていま
す)。最近は、配給する側も観客の側もとにかく「早く、早く」でトコロテン
式にニュルニュルニュルッと押し出されるように公開されますが、この監督の
映画は、韓国映画がブームになろうが、ならまいが、出演俳優の人気が出よう
が出まいが、製作から時間が経とうが経つまいが、そんなことは一切関係ない
本物の価値を持っているからです。
今のところ、日本では実質無名の監督ですが、『九歳の人生』公開前に福岡
以外でも、ちゃんとした形で紹介したいなと思い、その調整も兼ねてお会いし
てきました。シネマコリアとは別の形になりますが、年内に同好の士と協力し
て、彼およびその作品を紹介するイベントを開く予定です(正確には他団体の
主催イベントに協力する形)。こうご期待。
さて、ユン・イノ監督。昨年『九歳の人生』が福岡で上映されたおり、その
ティーチインを聞く機会があり、その時は「真面目な好青年」という印象だっ
たのですが、プライベートでお会いしてみるとマシンガン・トーク系の愉快な
方でした。(^^; とにかく、よくしゃべること、しゃべること。もう一方
的に言葉で蜂巣にされました(笑)。
お会いしたときのお話しでは、現在はテレビ・ドラマの企画を進めていると
のこと。日本も絡んだ企画のようなので、実現したら、将来彼が演出したドラ
マが日本のお茶の間でも観られるかも知れません。
話しは多岐にわたり、そのすべてをご紹介することはできないわけですが、
一つ興味深かったのが、福岡で『九歳の人生』を観たNHKのプロデューサーから
アジアの映画監督とNHKが映画を共同制作するプロジェクト「アジア・フィルム
・フェスティバル」( http://www.nhk.or.jp/sun_asia/ )への参加を打診さ
れたとのお話し。このプロジェクトは映画製作に苦労しているアジアの作家に
NHKが出資する形で映画を製作しようというもので、誰でも選ばれるものでは
ありません。まずは、作家性を認められること、そして本国では資金調達が難
しい状況であること、その二点が絶対条件。韓国映画で選ばれたのは、これま
でイ・チャンドンの『ペパーミント・キャンディー』1本のみです。スケジュ
ール的な都合で、今回は参加はかなわなかったようですが、ひらたく言えば、
ユン・イノはイ・チャンドンと同等の価値のある作家であることが、客観的に
も示されたわけで、観ている人はちゃんと観ているものだと、感心し、かつ嬉
しくなったのを憶えています。
「ユン・イノ」 是非、この名前は覚えておいて下さい。
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃05┃編集後記 ┃
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
最近、ホラー映画にハマッてます。
基本的に怖いものはキライなので、ホラーも見ない人だったんですが、ちょ
っと前に、とある韓国ホラーのプレスシートの原稿を依頼されて、「書くから
には古今東西のホラーを見て勉強しなくては!」と一念発起してTSUTAYAに通い
始めたワタシ。
しばらくは、朝、顔を洗うために水道の蛇口をひねるとドロドロドロ〜と女
の人の髪の毛が出てきたり、夜、お風呂に入っていると水の中から手がにょき
っと出てくるような気がして、おっかなびっくりの毎日を送っていましたが、
今ではもう随分と慣れました。そして、見続けていくとホラーも結構面白いか
も、と思えるように。
韓国ものでは、『時失里(シシルリ)2km』が、ナカナカに面白かったですネ。
『クワイエット・ファミリー』みたく不幸のドミノ倒し&普通の人が一番怖い
というところが。
いつかホラー映画特集もやってみたいものです。(^^;
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『シネマコリア News』
■ 発行:シネマコリア http://www.seochon.net/cinemakorea/
■ 編集:西村嘉夫 seochon@xa2.so-net.ne.jp
Copyright (C) 2005 Cinema Korea
本メルマガの記事を許可なく転載することを禁じます。
───────────────────────────────────
■ メルマガの購読解除・登録メルアドの変更、バックナンバー閲覧などは
以下のURLまで。
http://www.melma.com/mag/62/m00132362/
■ 購読解除・登録メルアドの変更などは、ご自身でお願い致します。
■ MSゴシック、Osakaなど等幅フォントでご覧ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
