今世界で何が起こっているのか。世界の人たちは何を考えているのか。世界の主要な新聞記事を読んで興味を引かれたものを日本語に要約してお伝えします。
- 最新号:2008-09-10
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’05.2.7のNew York Timesから
発行日: 2005/2/9
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世界の今日を知る
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世界で今何が起こっているのか?
世界の人々は何を考え行動しようとしているのか?
代表的な世界の新聞の記事を読んで、興味を引かれたものを
日本語に要約してお届けします。少しでもお役に立てば幸いです。
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’05.2.7. Mew York Times から
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皆さんこんにちは。このメルマガを発行している牛込です。
北朝鮮とのサッカーの試合はかろうじて日本が勝利を収めましたね。
これはスポーツを通じての国際交流と呼ぶのでしょうが、国際交流
の実情は国と国の利害のぶつかり合いですから、本当にドロドロした
ものがあります。スポーツの世界でも、選手自体は純粋でも、国の
威信を背負って戦うことになると、その胸中たるや我々の想像を
絶するものがあることでしょう。フェアな戦いと、負けても勝っても両国
の選手の健闘を賞賛してあげたいものです。
今日は事故を起こして暫く打ち上げが延期されていたスペースシャトル
がいよいよ再開に向けてあわただしい動きを見せていますが、その安全性
についてまだ疑問がつけられている、という記事を取り上げました。
《ジョン シュバルツ記者の記事》
批評家は、NASA(米国航空宇宙局)のスペースシャトルの
安全性に疑問を投げかけている
NASAがこの春スペースシャトルの飛行再開を準備していることから、船体が
本当に安全かどうかに関して、航空関係者の間で論議を呼んでいる。
2年前コロンビアが事故を起こした原因を調査した専門家パネルの報告書に
せかされて、NASAはより安全なスペースシャトルを作り、5月の早い時期の
飛行再開に向けて、全力を傾注するという認識が広く行き渡っている。
しかし、批評家達は、NASA内部の書類や委託した改善が全て実行されては
いないというNASA自身の認識を引用して、NASAが多くのことをやりのこして
いながら、誤りが許されない宇宙環境に戻ろうとしている、と主張する。
コロンビアは2003年2月1日の朝、地球に戻る途中、テキサス上空で空中分解
して、乗っていた7人の宇宙飛行士が死亡した。
その16日前に離陸して82秒後に、燃料慮タンクを覆っていた絶縁体のパネル
が剥離して左翼にぶつかり、左翼の最先端に穴があき、大気圏再突入の際に、
異常に加熱したガスが左翼に流れ込んだものである。
コロンビアの惨事を調査した独立委員会は、短期的目標としてパネルの損傷を
防ぐ方策と宇宙で調査して修理する方法を、また、長期的目標として安全を優先
する文化の崩壊が惨事に繋がったとし、その対策を講じることを勧告した。
15項目にわたって、事故で判明した本質的に取るべき対策が勧告された。
NASAのセアン オキーフ長官は、委員会の勧告には必ず従う、と繰り返し
誓った。
しかしそれ以後、NASAの高官は安全面では大きな進歩を遂げたので、委員会勧告
の全てに対応する必要性は緊急の課題ではないと言って約束から遠ざかっている。
調査委員会の委員長は、勧告された項目の改善進捗状況をモニターしていることを
理由に高官の言い分を支持している。しかし、委員会の他のメンバーやNASAの従業
員は異議を唱えている。彼らの心配は次のようなことである。
委員会は、NASAが宇宙で調査をして修理が実際に可能な方法を開発することを勧告
している。これに対してNASAは、初期の段階であれば小さな修理は宇宙で可能である
と言っている。開発には巨額な費用がかかることから、何百万ドルもかけたgoo gun が失望するものであったことを例にあげている。NASAのスポークスマンであるアラード ビューテルは、勧告を実行する上での“実際に実行可能な”には、段階的に行っていくという柔軟性がある、と語る。
更に委員会は、外部タンクからはがれて機体を保護しているパネルやタイルを損傷させる可能性のある断熱材の大きさを小さくすることを要求しているが、NASAの文書では、小さくする努力は機体を不安定にするという問題があることを示唆している.
また、NASA内部のプレゼンテーションでは、事故調査委員会の勧告通りにやっても全ての事故を防げるかどうか分からないと技術者の論争を呼んでいる。
NASAには、シャトルが損傷を受けた場合の避難場所として宇宙ステーションの計画があるが、これは委員会の勧告によるものではなく、NASA自体がより安全策を講じようとしているためである。
NASAは事故調査委員会の勧告に沿った改善状況をモニターするために、その実行部隊
を指名した。前宇宙飛行士のリチャード コーベイとトーマス スタンフォードが主導するこの実行部隊は来月NASAの改善進行状況について最終決定をする予定であるが、既にNASAの緩みを容認するようである。1月28日のレポートでは、改善が遣り残された部分は、委員会が技術的に極めて困難な要求をしているところである、また、全体として危険性を減少させることができれば、必ずしも勧告どおりに実行する必要はない、と述べている。
(あとがき)
NASAも予算削減で厳しい状況にあるようですが、それでも人の命は最優先されるべき
です。国のために人の命があまりにも粗末に扱われているような気がします。
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