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ぶんぶん便 No.365

発行日時: 2007/7/24

     bunbun-bin ha tanosiina kyoumogenkini bunbunikou sore!
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■■■    「ぶんぶん便」  2007/7/24  No.365
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  作/者/か/ら/

カラダにいいもの悪いものってあまり気にしたくありません。

気にしだしたら気にしすぎてカラダに悪い気がします。

わたしはお酒もタバコやりませんが珈琲は飲みます。

「いいんじゃないの。気分がよければ」とみんな言ってくれます。

「1日にどれくらい飲むの?」と聞かれて

数えたことないからおおざっぱに答えておきます。

「じゅうごはいくらい」

そのあとみんな黙ってしまいます。

実際はじゅうななはいかもしれません。

お酒は好きですが、カラダがいやがるんです。

ノースリーブからにょきっと出た腕じゅうに赤い編み目ができます。

服で隠された部分も(想像不可)赤い編み目がはりめぐらされ

さながらスパイダーウーマン。

注射のアルコール消毒でも真っ赤になるので相性が悪いのでしょう。

でも好きだからときどき飲みます。

編み目ができた手をシュッと伸ばしてみますが白い糸は出ません。

シュッシュッシュッ。…出ません。

酔ってるんじゃなくてマジにマジです。



─C─o─n─t─e─n─t─s─────────────────

□今週のコラム: 悪口の薬効

■シネマ de ぶんぶん :  『ジャンゴ』


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□ 悪口の薬効

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悪口って、言わない方がいいに決まってる。
良い悪いじゃないの。醜いの。なのに。
悪口って、ほとんどの人が使う。

そう、悪口は「使う」のだ。
薬みたいなものだと思う。
使う人に効くクスリ。
使わないで健康でいられるのが1番だが
使うと症状が治る。というメリットがある。

悪口で治る症状とは
「孤独」や「うっくつ」だ。

たとえば孤独なAくんと孤独なBくんがいて、
Cくんの悪口を言うことでAくんとBくんは共通認識が持てる。
共通認識は安心であたたかい。
連帯感が生まれて仲良くなって孤独から解放される。

悪口を言い続けてつながっている関係はハカナい。
ハカナくて寒いけど、こういう関係は結構普通にあると思う。
国同士の国交なんてのも、共通の敵をバッシングすることで
成り立っている。そんな一面もあるのではないかと思う。

日本は情報が開けているようで、そうでもないから
報道されていることが100%の真実ではないし、
報道の大きさはコトの重大さと同じではない。

たとえばある日のスーパーニュース(フジ)では
しょっぱなからハンカチ王子の話題を延々と流し、
いいかげん我慢の限界!のところで、
安藤優子女史が深刻な表情で
「さて次はハニカミ王子の話題です」って。

あんなに恵まれた育ちの子を大のオトナたちがよってたかって
ちやほやしやがって。しゃらくせー。
なにが教育改革だ? 青少年がグレるのも道理だ。
元青少年のわたしもグレてやる。

ばかばかしくてチャンネルを変えたらヨソの局も似たようなもので。
「今日のニュースはどこへ行った?」とあきれた。

報道は事実を等身大に伝えない。
一連のニュースについて、市民は正しい検証ができない。
できないまま、印象で暴言を吐いてしまうと、
最近のアメリカは中国の悪口を言っている。ように見える。
もちろん、実際に毒物混入があったり、被害者が出ている場合は
当然報道されるべきだが、それにしてもデカい声で、
ありとあらゆる中国製品にクレームをつけて世界へ発信し、
日本もそのあとを追うように小声で悪口に参加し始めている。
日本は中国をバッシングしたくないのだが、
親友(親分)の米国の顔色をうかがって、
おそるおそる悪口を「使って」いるのだろう。

食品の安全性について、わたし個人的には、
アメリカのほうが危険な匂いがする。
異論はあると思う。
危険嗅覚は個人個人の気分みたいなものだから。
わたしはわたしの気分でアメリカ産の肉や野菜は買わない。
輸出牛肉の管理を見ても。
セスナで撒く除草剤の映像を見ても。
なんかこう「あぶないものは東洋人に食わせとけ」みたいな
根源的な差別意識があるように感じてしまう。印象だけど。
そのアメリカがクレームをつける。ということに
妙な違和感があり、政治的意図を感じるのだ。

アメリカ牛肉閉め出しの矛先を変えたくて
「♪あっちのみ〜ずはニ〜ガいぞ」って言ってない?

アメリカは悪口を使っている。
悪口で治る症状は「孤独」や「うっくつ」だから
あの戦争での世界的信頼の失墜による「孤独」や「うっくつ」も
あるのだろう。なきゃ困るし。

批判と悪口は違う。
悪口は話のはじめとおわりで理論に矛盾があったりする。
それと、言葉遣いが上から目線。
それと、大声。
「相手をおとしめたい」だけなんだもの。

悪口は政治家がよく使う。口汚く相手をオトシメて言い負かす。
そんなテで生き延びてきたから「失言」につながる。

悲しい事実なんだけど、大勢の前にふたりの人間がいて
「バカじゃねー、おまえ」と片方が言ったとたん、
言われたほうは「バカ」に見えてしまう。
大勢にとりその発言しか情報がなく、瞬時にその情報が印象となって
言われた方が低く小さくみっともなく見えてしまう。
これはイッタモンガチ効果といって、
いじめの構図でもある。

人はいじめる醜さよりもいじめられるみっともなさを嫌う。
いじめられる=恥ずかしい。の感覚って
どうしてあるのかな? 
弱肉強食の動物的感覚のなごりで、
尾てい骨みたいなものかな。

大勢を味方につけるから、言ったほうは「勝った」気になる。
言って勝って言って勝ってを続けていると
勝ち組なんてのになったりして高いトコロに住んだりする。

偉そうにあれこれ言ってるが、わたしも悪口を使う。
使っている最中に気付く。だって理論が矛盾だらけだもの。
3行しか筋が通ってない。
「ああ今、わたしはうっくつを抱えてるんだなあ」と思う。
「相手を下に置く事でしか自分を正当化できないんだな」と思う。
みっともないったらありゃしない。

人により美意識はさまざまだが、
わたしはこの「大声でねじふせて勝った気になる」のが一番醜く、
恥ずかしいことだと感じる。
年齢が高い識者などにもこういう人がいるが
なんのためにトシくっとる!とあきれてしまう。

悪口で事態を乗り切ろうとするのは「負け」である。
悪口を使わずに幸福でいられたら「勝ち」である。
世間で言うところの勝ち組負け組はどーでもいい話だが、
悪口薬使用の勝ち負けにはこだわって生きたい。

しかし、良性な悪口もあって。
聞いてて笑っちゃう、芸がある。そんな悪口に出会うとうれしい。
悪口を言う自分ごと滑稽視してユーモアでくるんで発信してるのだ。
垂れ流しじゃなくて浄化しているから聞いていて楽しい。
そんな悪口の根底には「愛」があると思う。
そんな悪口は文化と言っていい。

文化悪口。
ぶんぶんで悪口禁止は無理だけどせめて浄化して
文化悪口を使おうっと。

あれ?
悪口使っていいわけ? 今日のぶんぶん、理論矛盾してない?
結局わたしはこんなに長々と悪口の悪口を言ってたんだ。あれ〜。

悪口の高笑いが聴こえる。



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■ シネマ de ぶんぶん 『ジャンゴ』

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公式ホームページ↓ 9月公開
http://www.sonypictures.jp/movies/sukiyakiwesterndjango/index.html


スキヤキ・ウエスタンですって。めっちゃ楽しい映画みたい。
クランクアップ記者会見に行きました。
クランクアップっていうのは「撮り終えました」ってことですが、
「今朝の4時に無理矢理撮り終えたので一応クランクアップ記者会見で
間違いないっす」みたいなことでした。

三池崇史監督。邦画なんだけど全編英語です。
日本語字幕が出るそうです。

出演は豪華メンバー。
英語得意派と苦手派がいます。
今回もわたしのへたくそな写真ですが一見の価値有りですぞ。

http://homepage1.nifty.com/jyk/js/58.html

英語苦手派・伊藤英明さんはひとりジーンズ姿で
「衣装さんの用意してくれたタキシードが入りませんでした。
 ぼくが成長しちゃったので。うははっ」
と終始ぼや〜んと脱力していました。

英語得意派・伊勢谷友介さんはひとり真面目にきりきりっとしてます。
英語苦手派・安藤政信さんは開口一番「ぼくの英語に期待しないでください!」だし
英語得意派・木村佳乃さんは「佐藤浩市さんに襲われるシーンで思わず
石を探しました。生まれて初めて殺意を覚えました」と言います。
英語苦手派・香川照之さんは
「二重人格の保安官役で英語には自信がないが二重人格には自信ある」
と言いました。

てんでんばらばら。たのし〜い。

英語まあまあ派・桃井かおりさまは
「ふだんは台詞をいじっちゃうんだけどさ〜、
ほらわたし、日本語めちゃくちゃうまいじゃない?
でも英語はいじれないのよ。それで監督のいうとおりしゃべっちゃったわ」
とあいかわらずしゃれたトークです。

なんとあのタランティーノ監督が役者として参加していて
「ぼく英語は苦手じゃあないよ」とジョークで返していました。

僻地でのロケはたいへんだったようで
会見場にいなかった佐藤浩市さんは現場でぼそっと
「おれさいきんラクしてたな」とつぶやいたそうです。
それくらい過酷で「もう一生終わらないかと思った!」と出演者たちは
「クランクアップ万歳!」モードでした。

三池監督は言います。
「思ったことを言ってみようと思った。
最近は現場が夢を見られない状況なので、これではいけない。
自分たちが夢を見ないで人に夢を売れるか?」
と一念発起して作ったそうです。

まだ編集中で試写は見ていませんが
「つくりたいものをつくった!」
そんな作品は人の心を打ちます。

よく「ひとりよがり」とかって批判する人がいますが
すべての作品はひとりの熱い想いから始まるものだとわたしは思うの。
発火点はひとり。
会議から創造は生まれません。
ふくらませたり固めたりはできるけどね。

わたしもつくりたいものをつくりたいし
人がつくりたくてつくった作品を見てみたい。
「あなたが見たがるモノを作りました」みたいなコビは苦手です。

期待いっぱいの作品です。


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川柳などは最高の悪口ですな。日時:2007年7月24日


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