食品偽装に消えた年金!「人気メルマガ発行者」が鋭く斬り込むNEWS評論!【投票は28日迄】
トップ > アート&カルチャー > 文学 > JUNKOのワザありコラム「ぶんぶん便」

ぶんぶん便 No.323

発行日時: 2006/9/5

     bunbun-bin ha tanosiina kyoumogenkini bunbunikou sore!
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■・・■
■■■    「ぶんぶん便」  2006/9/5  No.323
■  ■ 
■■■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  作/者/か/ら/

以前、読者の方の思い出の曲として、

吉田拓郎の『夏休み』と『たどり着いたらいつも雨降り』をご紹介し、

「わたし自身は聴いたことがない」と書きました。これを読んだ友人が、

CDを貸してくれたので、聴いてみました。

記憶にありました。『夏休み』、単純でせつない曲です。

『たどりついたら…』、共感できる詩です。

どこで聴いたのかしら。CMかなあ。

吉田拓郎が歌う映像って、観たことがありません。

しゃべってるところはあります。たしか浅田美代子との結婚会見で

彼女を選んだ理由を「かわいいから」と言ったので、

ふつーだぁ、と思った記憶があります。

彼にはなにか「ふつーじゃないもの」を期待してたんでしょうね。

こうして聴くと、彼の歌は普通感覚です。「ふつー」を歌える(言える)ことが、

彼の才能であり、人気の根源なのでしょう。



――C―o―n―t―e―n―t―s――――――――――――――――


□ 今 週 の コ ラ ム  : 肌と言わないで

● シネマ de ぶんぶん : 『もしも昨日が選べたら』

○ ぶんぶん館更新のお知らせ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□  肌と言わないで

─────────────────────────────────

先日、とあるバラエティ番組で、女優の高木美保が、
「若い男の子が裸でマッサージしてくれるのよ。うふっ、
 若い男の子の肌ってもう、すべすべなんだからっ」
と言った。どうやら海外旅行先でのエステ体験らしい。

話題の全容は知らないが、そのひとことにゾッとし、
わたしはチャンネルを変えた。

最近、妙齢の女性が「若い男の子の肌がいい」系の発言を
嬉々としてする。まるでそれが自立してツキヌケた女の証明、
のごとく、高らかに笑いながら話すわけだけど、
わたしはそれをおもしろがることも、聞き流すこともできない。
真剣に不愉快。
ケシゴムで消したろか? くらい不愉快だ。

想像してみて。
妙齢のオジサンがにやけた顔でこういうの。
「若い女の子のすべすべ肌ったらもうたまらないぜ。
 ぴちぴちしてて、へへっ」

ゾッとしない?
同じことだよ。おばさん。
おじさんと同じこと言うなよ、おばさん。

若い、少女の頃から。
わたしたち女は、男のそういう目線にさらされて、
いやな思いをしてきた。違う?

肌ではなくハートを見てほしいから、肌を隠す。
そんな経験、ないですか?
ぶかぶか、だぶだぶ服で、体のラインを隠す。
そんな時期、なかったですか?

わたしはそうしてたの。
高校は私服だったので、兄のセーターを着て学校へ通った。
今思うと、ひどい格好だった。
母が「いいかげん、女の子らしい服を買いなさい!」と
1万円札を投げつけてきたこともあったが、無視した。

イヤだったんだ。
若い女を見る男の目付きがね。
あの目で見られると、言いたい事、言えなくなるんだよ。
したいこと、できなくなるんだよ。

本来、女は、女であることを誇りに思い、楽しみ、
丸い胸をうんとはって生きればいい。
ああそれなのに、わたしは若いとき、女と見られた瞬間、
人格を否定されたと感じた。

だって。
生まれて初めての男性との接触が満員電車の痴漢だし。
なんなのよあれ。恐ろしくて、貧血起こした。
酒席での、体のラインや美醜への無節操な言及にもゾッとした。
嫌で嫌で、嫌だった。
だからわたし、女を意識しないですむように、
少女からイッキにおばさんになりたかった。
女の飛び級したかった。

よく、結婚すると女は女でなくなる、なんて言うけど、
わたしはむしろそれを望んだ。

まあ、わたしのこの感覚はちと極端だろうけど、
そうね、女性から全くの同意は得られないと思うけど、
肌ではなく、頭とハートで勝負できる女になろう。と、
その方向で努力している女はいっぱいいる。
そして社会全体が女の能力を見直し始めた昨今。

やっと女に(しかもおばさんに)、発言権が得られて、
そこで言うセリフが
「若い男の子のすべすべお肌が好き」だなんて。
おバカなおやじと同じこと、してくれるな。
自分がされて嫌だったことをしたらオシマイなんだよ。

わたしは若い女でなくなり、あの視線を浴びなくなって、
昔よりずいぶんラクに生きられるようになった。
安心して肌も出せるようになった。
もはやニノウデ出すし、鎖骨も出すわ。あー涼しい。

しかし一方で、おばさん蔑視の憂き目に遭う。
労働市場では、
「さんじゅーおんな。よんじゅーおんな」というククリで
おばさんを蔑視する傾向が、この国にはあるんだな。
日本てほんと、女の落ち着く場所がなくて、
つくづく嫌になっちゃう。
けど、敵と同じことしてたら、芸が無いじゃん。

女性蔑視をなげき、男女平等を推進するフェミニズム団体が、
いきおいあまって男性蔑視する。って、変でしょ?
権力に戦いを挑む団体が、権力を握っちゃったら、変でしょ?
それって、ただのエゴイストじゃん。

皮肉にも、他人の権力に敏感なひとって、権力好きが多い。
権力に興味ない人は、権力からスライムみたいにすり抜ける。
戦わずして去る、みたいな。ね?

若い女や若い男が好き。という個人的好みはあるでしょう。
しかしそれはわざわざ電波で流すほど面白いセリフではないし、
若い人や、そうでない人を傷つけるので、
そっと胸にしまっといてくれないか。

わたし?
わたしは年齢など関係なく人と付き合ってるよ。
と言いたいが、正直、若い人といると、やや緊張する。

若いのに落ち着いてて、しっかりとした考えを持った人に会うと、
うれしい反面、あせってしまう。
わたしは今まで何をしてたんだ? 自己反省モードに入る。
そういうときは、
「この若者は誰かの生まれ変わりなんだ。
 前世は聖徳太子か石川五右衛門なんだ。
 生きるのは3回目くらいで、生き慣れてるんだ」
と思ってみたりする。
前世を含めたのべ年数では自分のほうが若輩だと計算し、
真摯にひれ伏して、学ばせていただく。

男でも女でも、髪に白いものが混じり、手にシワやシミができ、
「近くが見づらくて」なんて人といると、
一緒にいて背伸びせずにいられる気安さがある。

だからといって「たるんだ肌が好き」「でっパラに胸きゅん」
なんて発言するのもイヤラしさとしては同質なので、
そっと胸にしまっておく。

ものごとすべて表裏一体のコトワリだよね。
今、ふっと思ったんだけど
表裏一体のニワトリがいたら怖いね。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● シネマ de ぶんぶん : 『もしも昨日が選べたら』

─────────────────────────────────
↓公式サイト 9月23日公開
http://www.sonypictures.jp/movies/click/index.html

注)ごめんね。ネタバレトークです。知りたくない方は読まないでください。

家庭を顧みない出世志向の男が、人生を操れるリモコンを手に入れて、
思い通りに人生を進めた結果、孤独になり、激しく後悔。
後悔しつつ死を迎えるところで、目を覚ます。ヨカッタねえ。
で、いいパパになる。ちゃんちゃん。
という、SFの化粧をしたホームドラマ。

ふう。夢オチって、好きくなーい。

わたしのこの上記感想文はヒドいよね。
ここまで書いちゃうと、見る気しなくなっちゃうよね。
実は、あんまりオススメじゃないの。
わたしの好みとしてだけど、×。
作品としては、優等生だと思う。偏差値60はいくかも。
構成も展開もセリフも、ハリウッドらしく完成されているが、
そのスムーズなハコビに、既視感あり。
もう、飽き飽き。

でもこの映画、誰かに観てほしいの。
わたし、配給会社のまわしものじゃないよ。
感想が聞きたいの。観た人は感想聞かせてね。
「ここが面白いじゃないの!」「このシーンが好き」と教えてくれたらうれしい。

映画って、初見では気付かないうまみがあったりするからね。
わたしがどこか見落としているのかもしれない。

この映画、ちゃんとツボを押さえているから、泣けます。
実際わたしは泣いた。泣いたくせに文句言ってるわけだけど、
見終わって、スッキリしないんだ。

そもそも、主演のアダム・サンドラーが好になれない。
『50回目のファースト・キス』、『スパングリッシュ』など
過去の出演作品も、ちゃんといい映画なの。
でも、なぜかこの人が出ていると
映画のスケールがちまちまとイイハナシにまとまってしまう。

真面目な顔をすると「真面目顔ツクッてます」って見え見え。
しゃれたセリフ言うと「今のセリフ決まったっしょ」って見え見え。
なんかこう、目がワザトラなのよん。

この俳優を好きな人がいたら、教えて。この人の魅力を。
ハリウッドでは売れっこだが、わたしにはその良さがわからない。
トム・クルーズもわからないのだけど、この人はその上を行く。
あれだけ人材豊富なハリウッドで勝ち抜いてるんだから、
きっとイイトコあるはずなんだけど。
わたしの目は節穴なんだね。

もしも昨日が選べたら。って。誰もが思うフレーズをタイトルにしたわけで。
日常のさりげない感情を取り上げたところは、悪くないけど、
でもそれって、テレビドラマ的視点なので、
それをテーマに映画を作るのは難しい。
そこで、真理を追究する方向に深めることなく、
チャラッとSFにしちゃった。のかな?

この映画の(わたし的)みどころは、
死神兼天使役、クリストファー・ウォーケンで、
彼が主役(か準主役)だったらもっとおかしく、
もっと毒を持った作品となっただろう。
ハリウッドのトヨエツ。って感じで、味のある痩せ男だ。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

○ お知らせ

─────────────────────────────────

月初めはホームページ『ぶんぶん館』が更新されます。
今週のコラムにイラストを付けました。お暇な時に覗いてください。 
              ↓
         http://homepage1.nifty.com/jyk/bun.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スパムメール対策で、筆者アドレスを変型して載せることにしました。
お手数ですが、よろしくお願いします。


ご意見ご感想はこちらへ(文中の「あっと」を@に変えてください)

  ↓
 rxe01422あっとnifty.ne.jp (直接JUNKOに届きます)

※過去の作品からよりすぐり。ぶんぶんセレクションはこちら。
         http://homepage1.nifty.com/jyk/bbsel.html
         http://homepage1.nifty.com/jyk/bbsel2.html

※すべてのバックナンバーは下記URLでご覧になれます。
         http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000037573

※創刊以前のコラムは、ぶんぶん書庫で読めます。
         http://homepage1.nifty.com/jyk/syoko.html


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
執 筆 者● 大山淳子 
発行責任者● 吉永和夫 yoshinaga@mbe.nifty.com
連 係 HP●『ぶんぶん館』 http://homepage1.nifty.com/jyk/

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して発行しています。
  まぐまぐ   ID:0000037573 http://www.mag2.com/
  melma!    ID:00012880   http://melma.com/
  E-Magazine  ID:embbb    http://www.emaga.com
  メルマガ天国 ID:1493    http://melten.com/
  めろんぱん  ID:002791   http://www.melonpan.net/

※当メールマガジンの無断転載・複写を禁止します。
─────────────────────────────────
「ぶんぶん便」の登録/解除は下記URLで(配信5社対応)。
         http://homepage1.nifty.com/jyk/bbb.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※姉妹誌あります。『今日のいきぬき』発行人:いまむら氏
        http://homepage3.nifty.com/imacha/iki/

 
このメルマガの読者になる
規約 
>> メルマ!の会報誌もお届けします
ブックマーク: はてなブックマークに追加del.icio.usに追加Buzzurlにブックマークニフティクリップに追加ライブドアクリップに追加Yahoo!ブックマークに登録My Yahoo!に追加Add to GoogleRSS

このメルマガを読んでいる人はこんなメルマガも読んでいます

すべてのクリエイターのために【日刊デジタルクリエイターズ】
デジタルメディアで活躍する現役クリエイターたちのコラムで構成されている本格派。総発行部数約16000! 真のクリエイターを目指している方からデジタル...
ピュア☆ラ☆バリ〜バリの自然派雑貨店〜
ピュア☆ラ☆バリのアジア雑貨 新着情報やプレゼント情報!おとぼけバリ島情報やダイエットやバリエステの情報などをお届けします♪
浅野まなみの10分ランチ&今夜のおかず
TVチャンピオン「3分料理人選手権」で準優勝!浅野まなみのオリジナルレシピ集「muybien」掲載の最新レシピをメールでお届け。専門家は教えてくれな...
「世界の英語ペンパル紹介」
毎週海外のペンパルを紹介します。英語でメールをやり取りできる海外のペンパルをあなたも みつけませんか。
なるほどこういうことだったのかぁ〜〜!わかったっ♪IT用語
次から次に出てくるIT用語って「???」ですね。でも大丈夫!指導内容のわかりやすさ“日本一”をめざす石岡美奈子が長年のインストラクター歴をいかして、...


この記事へのコメント


コメントを書く
コメントはありません。

おすすめキャンペーン

おすすめカードローン!
オリックスVIPローンカードなら

<<年率5.9%〜15.0%、利用可能枠最高500万円>>
ゆとりのカードローンです。
お申込みはこちら⇒

はじめようメルマガ生活
メルマガを読むには
メルマガを出すには
約64000誌から検索

メルマガデータ

  • メルマガID : 12880
  • 創刊日 : 2000-07-02
  • 最新号 : 2008-07-14
  • 発行周期 : 週一回
  • バックナンバー: 全て公開
  • 発行者サイト: あり
  • 読んでる人 : 316人
  • コメント数 : 8
  • Score! : 100点
  • >> 月間ランキング

発行者プロフィール

ペンネーム :


このメルマガの読者になる

規約に同意する



このメルマガの最近の記事


このメルマガの最近のコメント


このメルマガのバックナンバー


注目情報


新着記事トピックス