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時 事 通 信 「内 外 教 育」メールマガジン 2008/8/14 第209号
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時事通信社の教育情報誌「内外教育」は1946年の創刊以来、教育界の動向を詳細に
報道しています。このメールマガジンは、教育に関心をお持ちの方々に、「内外教育
」などの教育情報をより広く知っていただくため、原則として木曜日(祝日を除く)
に発行します。内容は、教育コラムや最新の教育ニュース、直近に発売された内外教
育の目次などです。
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<<<<<<<<<<<<<< コ ラ ム >>>>>>>>>>>>>
《有効な研修実現の要件》
筑波大学名誉教授 永岡 順
教員研修が全校的な規模で行われる場合でも、教科の領域を中心とする規模で行わ
れる場合でも、まずどのような研修を企画し、どんなふうに研修を推進していく組織
をつくっていくか、それが検討されるべき課題になる。
学校によっては、「研修企画推進委員会」といったものが設けられて原案がつくら
れ、教科部会などでさらに実行可能なものに仕上げられていくことになる。全校研修
的なものであれば、教員会議で時間をかけて全教職員に理解されていくのが望ましい。
校内研修では、一つではなく教科によって異なる研修集団が生まれる場合もある。
けれども教科を越える領域や全校的研修課題・実施方法などが望まれ、作られる研修
計画については、教師それぞれの理解と協力がなければうまく機能しないと思われる。
これは全員の何らかの形での参加か意見の反映が必要とされるところである。研修小
集団によるセクショナリズムの問題を抱えている学校などでは、研修の成果を上げて
いく上で、特に留意すべき点であろう。
研修を企画していく際に留意しておくことは、このほかいろいろあるが、基本的な
こととして次の点が挙げられる。(1)研修計画と学校の全体的な教育計画が遊離して
いないか(2)学校の各種の年間行事計画と研修計画が、無理のない日程や組織で展開
できるよう作られているか(3)関心と意欲のある教師であれば、より広く参加してい
ける開かれた研修となっているか──などである。
このほか研修を実施していく上で当面する問題は多い。例えば研修時間が足りない、
適切な指導助言者が得られない、予算が足りないなど問題はさまざま。学校規模、教
職員、児童・生徒の実態、教育指導の態様などから、研修改善の課題は簡単ではない。
だが最も大事なことは、なぜ今このようなテーマで研修するのかで、教師の理解と意
欲を高めていくことが、研修活動の成否の鍵となろう。
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教育スポットニュース
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◇「信頼取り戻したい」=1次試験の合格発表−受験者全員に教育長が謝罪文・大分
教員採用汚職発覚後に実施された大分県教育委員会の来年度教員採用1次試験合格
者397人が14日午前、県庁1階と県教委ホームページで発表された。県教委は同
日、受験者全員に合否結果と共に、小矢文則教育長名の謝罪文を郵送した。
謝罪文は不祥事について「重ねて心からおわび申し上げます」と陳謝。外部の人材
を入れたチームによる不正の徹底解明や試験の抜本的見直しなどの対応を説明し、「
信頼回復に向けて全力で取り組んでまいります」とした。
1次試験は採用予定者数127人に対し、13.4倍の1704人が受験した。2
次試験は9月16〜19日に面接や模擬授業などが行われ、10月21日に合格発表
の予定。
◇文科省は強力指導を=不正採用でアピール−教育再生懇
政府の教育再生懇談会(座長・安西祐一郎慶応義塾塾長)は11日、大分県での教
員採用汚職事件を受け、全国の教育委員会と文部科学省へのアピールを発表。教員の
採用や昇任を不正のない制度の下で行うよう、同省に対し教委をより強力に指導する
よう求めた。
懇談会は「事件は、子どもや保護者の信頼を裏切る深刻な事件で、教育再生の努力
が水泡に帰すことにもなりかねない」と指摘。アピールでは▽試験問題や選考基準の
公開など透明性の向上▽教員出身者以外の職員を教委幹部に置くなど閉鎖性の改善▽
首長による教委改革への積極支援−などを盛り込んだ。
◇全国学力テスト、一転非開示決定=市町村・学校別結果−鳥取県教委
文部科学省が実施した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)の市町村・
学校別結果の開示をめぐり、鳥取県教育委員会は11日、臨時教育委員会を開き、2
007、08年度の結果について非開示決定をした。
教育長が県教委の非開示決定を取り消した県情報公開審議会の答申を尊重する考え
を示し、全国で初めて市町村・学校別結果の開示が認められるかが注目されていた。
県教委は、先月15日の定例会で開示の是非を協議したが、結論を先送りし、市町
村教育長やPTA役員の意見を参考に再協議した。
各委員が意見を述べた後、山田修平委員長が07、08年度の結果については非開
示、来年度の結果ついては検討を提案し、委員会で採決した。
非開示理由として、▽子供たちの心情に教育的配慮が必要▽開示により過度な競争
が生じる恐れが否定できない▽学力テストは非公開を前提に実施した−を挙げた。
◇帰宅10時以降が23%=保護者の6割「過熱」懸念−公立小中生の塾通い
学習塾に通う公立小中学校の児童生徒のうち、帰宅が午後10時を過ぎる割合は2
3.0%に上ることが、文部科学省の実態調査で8日分かった。月謝は中学生で平均
2万6064円。保護者の6割が「塾通いが過熱している」と答え、背景に学校教育
への不安を挙げる声が多かった。
調査では、全国の保護者約6万8000人と小中学生から、昨年11月の状況につ
いて回答を得た。同様の調査は1993年以来。
塾に通う小学生は93年より2.3ポイント増え25.9%、中学生が6.0ポイ
ント減り53.5%。政令指定都市と東京都区部では小中平均で41.3%、人口1
0万人未満の市町村では32.5%だった。
主に通う塾の月平均回数は9回で、月謝は平均2万1302円。指導時間は「1時
間以上2時間未満」が49.4%で最多だが、「3時間以上」も7.0%いた。
帰宅時刻は、ピークが午後9時台だった93年より遅く、10時以降が最多となり、
9時台が20.0%で続く。10時以降は小学校低学年でも4.4%、高学年が4.
7%、中学生が39.9%。
塾通いが過熱しているかについて、保護者全体の60.6%が「そう思う」と答え、
93年と同率。「思わない」は6.6%にとどまった。過熱を懸念する保護者は、要
因(複数回答)として「学校だけでの学習に対する不安」(66.5%)、「学歴重
視の社会風潮」(59.9%)などを選んだ。
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最新の「内 外 教 育」目次
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2008年08月08日 第5845号(合併号)
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■ひとこと
▽有効な研修実現の要件=筑波大学名誉教授・永岡順
■特集・解説等
▽文部科学相に自民党の鈴木氏=福田改造内閣が2日発足
▽学校挙げ「伝え合う力」育成に本腰=第24回時事通信社「教育奨励賞」候補校の
実践(2)─青森市立浪打小学校
▽異文化交流でトライリンガル育成=第24回時事通信社「教育奨励賞」候補校の実
践(3)─横浜市立港中学校
▽生涯にわたり運動続ける態度育てる=情報モラル、食育から和装まで充実─新学
習指導要領ポイント解説─(13)中学校・保健体育と技術・家庭
■Let'sTry!総合学習
▽朝市で野菜販売、町おこしに一役=佐賀県武雄市立武雄小学校
■手づくり教材教具拝見
▽開発した小器具で水の電気分解=大津市立北大路中学校
■アンテナ(地方の教育の話題など)
◎「自転車紙芝居」で読書推進=香川県坂出市
◎給食で「地消地産」展開へ=宮崎県都城市教委
◎給食費を300円値上げ=滞納者への徴収も強化─横浜市
◎給食メニュー画像をHPで速報=茨城県龍ヶ崎市
◎いじめ・不登校防止に、保護者用チェックシート=石川県教委
◎食材検査で薬剤師会検査センターと協定締結へ=千葉県学校給食会
◎新潟県立柏崎常盤高が優勝=北海道で開催の写真甲子園
◎試験結果発表前に解答例を公開=佐賀県教委
◎教員採用試験の面接を匿名化=浜松市
◎教員採用結果、県議に回答=受験者への郵送後─長崎県教委
◎女子栄養大と「食」で連携=秋田県
◎2小学校が韓国初等学校との交流を中止=愛知県豊田市
◎あくび児童に「包丁で刺すかも」=授業中の注意で小学校教頭─宮城県
◎公然わいせつの中学校教員に停職6カ月=広島市教委
◎「2、3日前にナイフ買った」=教諭襲撃、計画的か─愛知県警
◎「本当に申し訳ない」=中学校教諭襲撃で少年の父
◎フリーター少年を送検=中学校教諭襲撃・愛知県警
◎口利き疑惑「市教委で調査」=大分市長
◎富松審議監の処分検討=商品券授受を調査─大分県教委
◎事件前「起きていた」=中3長女、供述を一転─埼玉県の父親殺害
◎家族全員殺すつもりだった=「すべてが嫌、疲れた」─中3長女
◎高3自殺、安全配慮義務違反なし=母の請求棄却─さいたま地裁
◎桐生第一高野球部員を逮捕=強制わいせつ容疑で群馬県警─夏の甲子園群馬県代
表校
◎桐生第一の出場認める=全国理事会で決定─高野連
◎バイク転倒、女子高校生死亡=3人乗り、ヘルメットなし─警視庁
◎高校生、列車に上り感電=友人と鬼ごっこ─茨城県
◎女子高校生に覚せい剤=「風邪に効く」と飲ませる─兵庫県警、ノーリツ部長を
逮捕
◎教諭ら4人を懲戒処分=再発防止対策会議を設置へ─徳島県教委
◎ネットに複合施設の爆破予告=18歳専門学校生を逮捕─新潟県警
◎学校倒壊追及の教師を拘束=四川大地震─中国
◎ウェブ上に9年間=研究者の個人情報─阪大
■SPOT
▽常用漢字、188字の追加候補を了承=文化審国語分科会
▽国立大、人件費606億円圧縮=「追加削減すれば支障」─文科省
▽文部科学省人事(1日)
■わたしの学校経営
▽どれだけ「無」になり切れるか=京都府立城南高校長・谷本義和
■授業を創る
▽無理数の指導について=栃木県立大田原高校教諭・滝沢昌弘
■評の評(新聞・雑誌評)
▽各教委に求められる再発防止策=7月後期の新聞
■新刊案内
▽現代日本のベスト21が集合=『短篇ベストコレクション』─日本文芸家協会編
▽急がれる情報端末のリテラシー=ケータイ世界の子どもたち』─藤川大祐著
■教育法規あらかると
▽教員採用に絡む贈収賄事件
■ラウンジ
▽大学と保護者
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── N E W !─ 時事通信オンデマンドブックレットシリーズ ──────
│NO.35『内外教育』データで読む教育 2007〜2008 調査・統計解説集 │
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◎今こそ実証的な教育論議を
新聞・テレビにはない調査結果・データ多数を含む。教育問題を実証的に考
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編 集 後 記★★★★★★★
◎国威発揚。異常な警備態勢。北京五輪に対する率直な感想です。
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