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時 事 通 信 「内 外 教 育」メールマガジン 2007/2/23 第134号
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時事通信社の教育情報誌「内外教育」は1946年の創刊以来、教育界の動向を詳細に
報道しています。このメールマガジンは、教育に関心をお持ちの方々に、「内外教育
」などの教育情報をより広く知っていただくため、原則として金曜日(祝日を除く)
に発行します。内容は、教育コラムや最新の教育ニュース、直近に発売された内外教
育の目次などです。
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<<<<<<<<<<<<<< コ ラ ム >>>>>>>>>>>>>
《教職の後継者難を恐れる》
広島大学・武庫川女子大学名誉教授 新堀通也
いじめ、不登校、暴力、自殺、学級崩壊、学力低下など、数え上げれば際限のない
深刻な教育病理が多発し、広く報道されるにつれて、こうした状況にお手上げの観の
ある学校への風当たりは強まり、教員への不満や非難の声が高まる。「不適格」「指
導力不足」教員排除が公然と叫ばれる。
教育改革を最重要目標に掲げた安倍内閣がまず立ち上げた教育再生会議は、いじめ
自殺事件への差し当たっての緊急対策としていじめっ子に対する毅然(きぜん)たる
態度を示す出席停止措置など強硬策を提案したが、同じスタンスの下で教員に対して
も能力主義的評価や教員免許状更新制などを打ち出した。そうでなくてもいったん、
何かショッキングな事件が起きれば、教員、中でも校長はマスコミなどから集中砲火
を浴びる。
こうした状況下、学校はますます事なかれ主義の自己防衛に走り、自らの殻の中に
閉じ込もろうとするが、この消極的な萎縮がさらなる不満を生む。過大な要求、厳し
い監視、絶えざる告発の下、うつ、引き込もりに陥る教員、自殺に追い込まれる校長
が出てきても不思議ではない。
「教員いじめ」「校長たたき」は子供の親からの理不尽な要求、「いちゃもん」「
無理難題」はもとより、子供自身のいささかの反抗にも孤立無縁、なすすべもない現
実に表明されている。万策尽きて辞表を提出する教員、「大過なく定年退職の日を迎
える」ことを唯一の楽しみとする校長もまれではない。
こうした状況が広く体験、観察、報道されるにつれて、あえて教職を志望する学生、
あえて校長になろうとする教員は減ってくるだろう。都合の悪いことには、教員相互
が対立反目したり、「校長敵論」を奉じて校長をつるし上げたりして、一致協力が得
られない学校もある。
「仰げば尊し」は空々しい言葉になった。「団塊の世代」に属するベテラン教員が
大量に定年退職し始める今後、新採教員や民間人校長が多数必要となるが、優秀な後
継者を確保する道を社会全体で考える必要がある。
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教育スポットニュース
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◇文科省に公開討論を要求=教委制度見直しで−政府の規制改革会議
政府の規制改革会議の草刈隆郎議長(日本郵船会長)は23日午前の会合後の記者
会見で、教育委員会制度改革をめぐって文部科学省に公開討論を申し入れたことを明
らかにした。同省は「多忙」を理由に消極的だという。
同会議は、政府の教育再生会議がまとめた国の権限強化を柱とする教委制度改革案
に反対を表明。草刈氏は会見で「一方的にああいう(教育再生会議の)意見だけ(検
討したの)では、非常に浅い議論に終わる」と指摘した。
公開討論で草刈氏は、いじめなどを理由にした転校は容認すると閣議決定されてい
るにもかかわらず各地の教委が対応していない問題も取り上げる方針。また、教育改
革関連法案の国会提出に向けて議論している中央教育審議会のメンバーとの意見交換
も求める考えだ。
◇「地方分権とは違う問題」=教委に対する是正勧告・指示権で−伊吹文科相
伊吹文明文部科学相は23日の閣議後の記者会見で、教育委員会制度改革の焦点と
なっている文科相の是正勧告・指示権について、「国家の教育への介入とか、文科省
の権限拡大という受け止め方をする言動は言語道断」とした上で、「法律、政令や告
示に従わない場合どうするかという問題。地方分権とこのことは全く違うと思う」と
の見解を示した。
是正勧告・指示権をめぐっては、全国知事会などが「地方分権に逆行する」と反対
の姿勢を示している。同相は、高校必修科目の履修漏れ問題で法令違反が放置されて
いたことを指摘し、「(地方)6団体は、こういうことがあったということについて、
まずきちっとした説明をすることが必要」とけん制した。
◇教育改革、大胆な具体案をと安倍首相=2次報告へ再生会議が議論開始
政府の教育再生会議(野依良治座長)は22日午前、安倍晋三首相も出席して首相
官邸で合同分科会を開き、5月末にまとめる予定の第2次報告に向けた議論に着手し
た。首相は「次の報告に向け、(教育の)再生にふさわしい枠組みを示してもらいた
い。今までできなかった具体策を示していくことで、全面的な大きな変化も可能にな
ってくる」と述べ、教育改革の実現へ大胆な具体案をまとめるよう求めた。
会合では、ゆとり教育見直しの具体策や乳幼児教育の充実、大学・大学院教育シス
テムの改革などを、今後の重点テーマとして検討していくことを決めた。また、自由
な学校選択を可能にする教育バウチャー制度や大学の9月入学についても、議論の対
象とすることを確認した。
◇23日から学校視察=議論を公開へ−教育再生会議
政府の教育再生会議(野依良治座長)は5月末の第2次報告取りまとめに向け、2
3日から小中学校など教育現場の視察を開始する。また、再生会議は22日の合同分
科会で、現在は非公開としている同会議の議論を公開する方向で大筋一致した。
23日には、浅利慶太委員が代表を務める劇団四季が「話し方教室」を開いている
都内の小学校を、翌24日は「土曜スクール」で授業を行っている都内の中学校を訪
れる。
一方、「議論より結論が重要」(野依座長)として、議論を非公開としてきた問題
については、中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)が議論を公開しているのに対
し、再生会議は会合後しばらくして議事録が公開され、「密室審議」との批判が出て
いた。
政府関係者によると、分科会は公開するものの総会は非公開のままとする方向だ。
◇指導力不足の研修中は更新停止=教育職員免許法改正で原案−文科省
文部科学省は21日、教員免許更新制に関する教育職員免許法改正案の原案を、教
育関連3法の改正を議論している中央教育審議会(文科相の諮問機関)の分科会に示
し、大筋で了承を得た。
原案は、政府の教育再生会議で異論も出た免許の有効期限を「10年間」と明記。
勤務実績などに応じて更新講習を免除する一方、指導力不足の認定を受け研修中の教
員に対しては更新を停止することも盛り込まれた。
同日の分科会では、学校教育法改正案の原案も大筋で了承された。原案は、校長、
教頭らを補佐する「副校長」や「主幹」、教育指導に関する指導・助言を行う「指導
教諭」の新設のほか、教育基本法改正に伴う各学校の目標などを規定。義務教育の目
標には、「我が国と郷土を愛する態度」の文言で「愛国心」が盛り込まれた。
教育委員会制度に関する地方教育行政法に関しては、同省が改正の方向性として(1
)市町村教委に指導主事設置を義務付ける(2)首長の求めに応じて教委が私立学校に対
し、指導・助言・援助をできるようにする―ことなどを新たに提示。焦点の教委に対
する国の権限に関しては、「現行制度で対応できる」などと反発があり、意見が分か
れた。
◇志願倍率5倍切る=国公立大2次、センター試験で初めて
文部科学省は20日、今春の国公立大2次試験の確定志願者数が、前年度より1万
6843人少ない48万8527人で、募集人員に対する倍率は4.8倍だったと発
表した。志願倍率が5倍を切ったのは、センター試験が始まった1990年度以来初
めて。
5倍割れの背景について文部科学省は「少子化で、18歳人口が前年度から約2万
6000人減ったことなどが考えられる」としている。
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最新の「内 外 教 育」目次
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★★★★★おすすめ記事★★★★★
文科省が、児童・生徒が問題行動をおこした場合の指導についての通知を都道府県
教育委員会などに出した。「毅然とした対応」を求め、出席停止の積極的活用を打ち
出すとともに、放課後の居残りや教室外退去などの肉体的苦痛を与えない措置は「体
罰」に当たらないとの基準も示している。
《記事は2月16日号=■特集・解説等▽問題行動には毅然とした対応を=「
出席停止」活用も─文科省が生徒指導で通知
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2007年02月16日 第5716号
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■ひとこと
▽教職の後継者難を恐れる=広島大学・武庫川女子大学名誉教授・新堀通也
■特集・解説等
▽問題行動には毅然とした対応を=「出席停止」活用も─文科省が生徒指導で通知
《資料》
◎問題行動を起こす児童生徒に対する指導について(通知)=平成19年2月5
日
◎学校教育法第11条に規定する児童生徒の懲戒・体罰に関する考え方
▽「美化語」などを加え5種類に=文化審が「敬語の指針」で答申
▽4年ぶりに受験者数が増加=2007年度センター試験の実施結果
▽地教行法改正、3月早々に提言へ=新会長に劇作家の山崎正和氏─第4期中央教
育審議会が初会合
■アンテナ(地方の教育の話題など)
◎「本を読まない子ども」を5年で解消=静岡市教委
◎俳句で感性磨く副教材開発=三重県
◎高校総体期間中に自転車無料貸し出し=佐賀県武雄市
◎生涯学習推進大綱案を策定=静岡県袋井市
◎宇治小侵入男、懲役3年確定へ=検察側の量刑不当主張退け─最高裁
◎7年以上無免許運転、懲戒免職に=小学校教諭、ベルト装着違反で発覚─福岡県
◎小学校教諭を逮捕=児童ポルノ、メールで提供─事故死写真転載問題で警視庁
◎教育熱心な「二重丸先生」=HP開設、書き込みも─事故死写真転載の渡辺容疑者
◎教え子の盗撮写真保管=津波被災地に「撮影旅行」─事故死写真転載の渡辺容疑
者
◎連続児童殺害の畠山被告初公判は5月以降か=公判前整理開始─秋田地裁
◎教員6人を処分=愛知県教委
◎わいせつ行為で2人免職、1人停職=三重県教委
◎採点用の解答に誤り=2人追加合格に─同志社香里中
◎「いじめ防止怠った」と国などに賠償請求=自殺した中1女子の両親提訴─東京
地裁
◎起立させ指導「問題ない」=中2飛び降り自殺で千葉県松戸市教委
◎生徒537人分の個人情報漏えいで中学校教諭処分=熊本県教委
◎「パワハラ校長」教諭に降任=部下自殺で分限処分─千葉市教委
◎いじめメール、中学生2人逮捕=「死ね」「キモイ」女子に700回─奈良県
◎高校履修漏れ問題で24人処分=島根県教委
◎問題漏えいで職員処分=福岡市教委
◎元少年に懲役3年求刑=不処分取り消しの少女暴行未遂─静岡県
◎パチンコ中に名簿盗難=県立高校教諭─愛知県
◎複数生徒に体罰、暴言=男性高校教諭を停職1カ月に─福岡県教委
◎逃亡日系人、ひき逃げ認める=女子高生死亡事故─サンパウロ州地裁
◎県立生涯教育センターに不正アクセス=個人情報漏れの可能性も─大分県
◎殺人と死体損壊で兄を起訴=女子短大生殺害事件─東京地検
◎少女がわいせつ写真投稿=中・高校生、大学生ら書類送検、携帯サイト管理者も
逮捕─兵庫県警
◎入試の物理で出題ミス=全員正解、得点調整も─日本女子大
◎入試英語で出題ミス=大阪経法大
■SPOT
▽教育関連3法案、3月中に提出=安倍首相の指示受け伊吹文科相表明
▽授業10%増を重点議論=再生会議
▽国が「是正勧告」、監督を強化=統廃合促進も明記─再生会議が教委改革で具体
案
▽文科相の権限強化に反対=全国知事会など
▽全国統一の24時間いじめ相談ダイヤル設置=文科省
▽中教審、中身伴う答申を=塩崎官房長官
▽中教審にも再生会議でメス=「大ざっぱなこと延々議論」と批判─山谷補佐官
▽山谷補佐官の発言を否定=中教審の見直しに慎重─安倍首相
■掲示板
▽「道徳と特別活動の教育研究賞」受賞校決まる=総合初等教育研究所
▽3月に改正教育基本法についての公開研究会=国民基本文化総合研究所
▽3月に福岡市で学力調査シンポジウム=中央教育研究所
■海外のニュース・話題
▽マレーシア=エリート学校300校を選定
▽マレーシア=全国の理・数教師の英語力をテスト
▽中国=ハイテクカンニングにはハイテク機器で対抗
▽中国=農民工の余暇学校が開校
▽中国=デジタル図書館が年内に完成
▽EU=最大言語グループでもドイツ語の人気さっぱり
▽シンガポール=MBAランキング、南洋工科大が世界67位
▽シンガポール=教養大設立の必要性強調
▽シンガポール=小・中学校でネットの安全利用教育
▽フランス=学校などでの禁煙がスタート
▽台湾=「国父」孫文の表現消える
▽タイ=「自習カリキュラム」作成へ支援要請
■わたしの学校経営
▽何のために学校は在るのか?=三重県立白子高校長・大島謙
■授業を創る
▽English Idobatakaigi=千葉県立千葉女子高校教諭・百瀬美帆
■教育法規あらかると
▽懲戒・体罰の解釈運用基準の通知
■ラウンジ
▽敬語の指針
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2007年02月20日 第5717号
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■ひとこと
▽知の散策と手応え=名古屋大学名誉教授・堀内守
■特集・解説等
▽表現する力の育成などで実践発表=3日間で延べ1万2000人が参加─日教組第56次
教研集会(上)
▽「改悪教基法」具体化阻止を確認=全教が定期大会、新委員長に米浦氏
■Let's Try!総合学習
▽各教科の実践基盤に伝統文化理解=東京都国立市立国立第三小学校
■2007年度文部科学省予算案
▽「放課後子どもプラン」を創設=(4)生涯学習・政策
■手づくり教材教具拝見
▽ペットボトル利用し磁界を再現=鹿児島市立郡山中学校
■アンテナ(地方の教育の話題など)
◎小学校での環境教育、500校に拡大=シャープ、社員スタッフも倍増
◎児童虐待で連絡会=県保健福祉部と県警─愛媛県
◎インターネット巡視隊が発足=石川県野々市町
◎再生会議第一次報告に対する「見解」まとめる=全連小
◎いじめ対策で相談相手の大学生派遣=大阪府教委
◎校外学習プロジェクト「『THE仕事』ギャラリーを作ろう」を実施=新潟県
◎新人教員の育成で支援室=東京都墨田区
◎農業分野などで九州大と協定=北海道名寄町
◎授業料納入でポイント還元=横浜市立大と京急のクレジットカード
◎逮捕監禁致死罪で父親を起訴=小4女児縛り放置─仙台地検
◎鈴花ちゃん小学校入学へ=「普通学級への就学が適当」─東京都東大和市
◎研修虚偽報告の2人を減給に=神戸市教委
◎3人目も初等少年院送致=ホームレス襲撃で名古屋家裁支部
◎児童買春で私立中教諭を逮捕=16歳少女にみだらな行為─千葉県
◎女性に暴言吐いた中学校教諭を停職=都教委
◎都に22万円賠償命令=元中学校教諭の個人情報開示─東京高裁
◎2被告、虐待認める=中2長男の首に鎖─大阪地裁
◎町教育長と建築会社社長逮捕=学校整備で入札妨害容疑─三重県警
◎自分の授業を講師に任せる=高校教諭を戒告─鳥取県教委
◎同乗者の不起訴不当訴え=高校生死傷事故で遺族ら─宮城県
◎都教職員173人が提訴=懲戒処分取り消し求め、国旗・国歌の強制拒否─東京地
裁
◎宇和島水産高の犠牲者悼む=えひめ丸事故6年で式典─愛媛県
◎無期判決の元少年、控訴取り下げ=夫婦強殺、当時17歳─名古屋高裁支部
◎履修漏れ問題で教育長ら24人処分=福島県教委
◎未明の大阪大で不審火2件=部室と学生寮の一部焼く─府警
◎患者情報、学生が無断持ち出し=パソコンから69人分流出─東京医科歯科大
◎大学生を窃盗未遂で逮捕=杉並の親子強殺、関与追及─警視庁
◎逮捕の大学生、裏手に居住=「裕福な家庭なのに」と住民─杉並の親子強殺
◎大学生、殺害認める供述=「金が欲しかった」─杉並の親子強殺
◎成績保存のパソコン盗難=研究室に空き巣─京大
◎日本史、世界史で出題ミス=法政大
■SPOT
▽「再生会議よりはオープン」=「中教審批判」で伊吹文科相
▽是正勧告、教育長承認で綱引きへ=目的は「国の責任明確化」─文科省、教委改
革で3月中旬法案提出
▽教基法対案を再提出=民主党
▽児童見守りでモデル事業=携帯電話や電子タグ活用─総務省
▽女子中学生からチョコもらい笑顔=児童青少年センターを視察─安倍首相
▽「再生会議の議論は一面的」=都道府県教育委員長協議会などが意見
▽教委改革の議論スタート=中教審分科会
■教育関係の新刊書コーナー
(略)
■ラウンジ
▽大学の水準維持
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【お知らせ】メールマガジン発行日の変更について
これまで金曜日発行としていましたが、3月より木曜日に変更させて
頂きます。今後とも、ご愛読よろしくお願いします。
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