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欧州からの文化の風【日本の未来のために】

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欧州からの文化の風【日本の未来のために】No81:オランダの社会と環境

発行日: 2007/10/28

◆◇欧州からの文化の風【日本の未来のために】◇◆No81:オランダの社会と環境
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         オランダの社会と環境
     国土も社会も、自分たちで「造って」きた
           知恵に学ぶ

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ロンドンのヒースロー、パリのシャルル・ドゴール、アムステルダムのスキポール
は、欧州の3大ハブ空港と、いわれています。
日本やアメリカからの直行便が入り、ここから欧州各地を結ぶシャトル便が飛ぶ。
航空会社が出している旅客機の周航軌跡図を見ると、ヨーロッパ大陸の上に、
「欧州の空の三角形」が、まさしく、描かれている様を見ることができます。

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アムステルダムのスキポール空港に向けて降下していく飛行機の窓から見下ろす
と、オランダの、現代の美しい田園地帯の風景を見ることができます。
直線で区切られた、美しい緑の田園地帯で、そこには何本もの白い風車が立ってい
て、くるくると回っている風景を見ることができます。

風車は、あの、絵葉書で有名な、クラシックな風車ではありません。
風力発電のための風車です。
オランダは、北欧・ドイツと並ぶ環境政策における先進国で、脱原発も、政策の大
きな要の一つなのです。

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スキポール空港から、アムステルダム中央駅までは、列車で約20分。
アクセスは非常によく、簡単にアムステルダムの旧市街まで入ることができます。
アムステルダム中央駅の駅舎は、1889年の完成で、その美しい赤レンガの建物は、
東京駅のモデルになったともいわれています。

アムステルダム中央駅の正面入口を外へ出ると、そこは広場になっていて、
運河の水面の光、赤レンガにカラフルな色をまとった建物が並ぶ旧市街の街並、
市民の足であるトラム(路面電車)、などを見渡すことができます。


以下、私が撮影してきたアムステルダムの街の風景です。

■スキポール空港からアムステルダム市内へ(アルバム形式)
http://photozou.jp/photo/list/146408/386229

■アムステルダム中央駅(アルバム形式)
http://photozou.jp/photo/list/146408/386235

■アムステルダムの街並(アルバム形式)
http://photozou.jp/photo/list/146408/389667
http://photozou.jp/photo/list/146408/393218

■アムステルダムの街並夕景(アルバム形式)
http://photozou.jp/photo/list/146408/386242
http://photozou.jp/photo/list/146408/393245

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街はカラフルで、どこかまったりとした空気を感じさせられるのは、この国が、
「自由」に対して、世界で最も寛容な先進国であるからなのかもしれません。
始めてこのアムステルダムに来る人は、ちょっとびっくりするかもしれない。
土産物店に入ると、性グッズやその手の写真が店頭に並べられている。
私も始めは、びっくり、驚きました。
麻薬、売春、安楽死などのタブーが、この国では制限付きで、許されている。
「自己決定」と個人の責任に、タブーを含めた選択の自由を、可能な限り委ねる
べきだということのようです。

オランダは65%の国土が、埋立てによってつくられた国であるということは
有名ですが、そうして国土を自ら造り、管理してきたという歴史が、
社会の制度についても、禁止よりも管理と制御という方法を尊ぶという文化風土
を、育んできたといわれています。
オランダには、「自然」がありません。
緑も土も、草も木も、水も運河も、自分達が「造った」ものなのです。
社会制度も「そこにある」ものではなく、自分達が「造る」もなのだという
意識が、根元のところにある。

はるか昔から自然に恵まれ、囲まれて、その中で育まれてきた日本人の文化風土
からは、ちょっと想像することが難しい、意識であるかもしれません。

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しかし、彼らは自分たちが何かを「造る」ということが得意です。
なにしろ、足元の地面から始まって、自分たちの住む環境を自分たちでつくって
きただけに、環境は管理しなければ壊れてしまうということも、よく知っている。

幾何学的な美しい田園風景や、よく造りこまれた街並や、環境政策への姿勢、
そこに暮らすオランダ人の社会制度への視点などには、日本人が学べる点もある
ような気がします。
なぜなら、日本も現代においては、環境や社会制度は「自然に任せておけばいい」
という姿勢では、うまくいかない時代に入っているからです。
「造り」、「管理」し、「制御」するという姿勢は、人工の環境に囲まれた現代に
おいては、大切な知恵なのかもしれません。


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