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ウイーンの街・食文化・徒然なるままに・・・・

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ウイーンの街・食文化・徒然なるままに・・・・

発行日: 2005/7/1

☆☆☆━━━━━━━━日本・オーストリア食文化協会━━━━━━━☆☆☆
         ウィーンの街・食文化・徒然なるままに・・・・
      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    Nr.0009             2005年7月1日 (毎月発行) 
☆☆☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆☆☆
 オーストリアの食文化を日本に正しく紹介し、より良い食文化交流を行う事
を目的として設立されました。
日本でオーストリアの料理・パン・菓子のプロフェッショナルとして活躍する
人たちの集まりであり、営利を目的とするものではなく、オーストリアの食文
化を愛し、日本に正しく紹介してその普及に務める団体として活動していくも
のです。もちろん、オーストリアに興味のある人はどなたでも会員になれます。
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○ オーストリアの歴史?? 
○ ウィーン料理・菓子
○ 古都ウィーン
○ 日本にあるウィーンのお店(レストラン・菓子・パン店・その他)
○ 日本・オーストリア食文化協会
○ 編集後記

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【オーストリアの歴史??】  ユリウス・マインルと田中路子

田中路子      1909年〜1988年5月18日(享年79歳)
ユリウス・マインル1873年〜1943年5月16日(享年70歳)
結婚期間      1930年〜1941年 11年間

ウィーンの中心街を散策すると必ず目にとまるのが高級スーパーマーケット
「ユリウス・マインル」です。
この店はオーストリアのコーヒー王と呼ばれた大富豪ユリウス・マインルが経
営するお店です。ウィーンといえばカフェー文化が今でも続いているお国柄で
すから、コーヒー王と呼ばれるユリウス・マインルはかなりのお金持ちです。
ここの奥様が日本人、田中路子氏です。青山光子氏といい日本女性は海外でが
んばっているのですね。

この田中路子というのはどんな女性だったかというと、1909年高名な日本画家
田中頼璋の娘として神田に生まれ根岸で育ち、小学校時代の同級生には中村勘
三郎がいたそうです。
田中路子は東京音楽学校で声楽を学んでいるときに、チェロ奏者斎籐秀雄と道
ならぬ恋に落ち、そのほとぼりを冷ますために、両親の意向でウィーンに留学
しました。そこでオーストリアのコーヒー王と呼ばれた大富豪ユリウス・マイ
ンルに出会います。
結婚時に路子21歳マインル57歳と年齢の離れた二人でしたがマインルの薫陶と
当時の知識人・文化人との交流で次第に中欧文化の粋とも言うべき教養を身に
つけていったのです。
その時のオーストリアは1929年に始まった世界大恐慌の真っ只中で、1933年に
はヒットラーが首相に就任。1939年には第二次世界大戦がはじまりました。
そんな激動の中での結婚生活でした。
1931年10月20日にドイツ映画「会議は踊る」がヨーロッパで封切りされ、
ウィーンが注目された年でもあります。

今、日本の財団法人日本音楽教育文化振興会が主催する事業の一つに田中路子
賞というのがあります、これは声楽部門の賞で有能なソリストを発掘し優秀な
人材育成並びに声楽技術の啓発を目的とするものだそうです。

高級スーパーマーケット「ユリウス・マインル」は数年前に、デリカテッセン、
レストラン、出張パーティー、お土産などそろえて新規オープンしました。
場所はグラーベン通りです、日本・オーストリア食文化協会のメンバーである
SCHOKOLADE KOENIG(チョコレートの王様)店のすぐそばです。

コーヒー王の店ということでここのコーヒーの味には定評があります、このコ
ーヒーを日本でお求めになるのなら神奈川県藤沢市湘南台のフレイ延齢堂で
購入できます。 http://cake-cake.net/frey こちらからどうぞ。

【追加情報】
今、オーストリアのディスカウントストアー(DS)、ホーファー「Hofer」
は少品種大量仕入れで低価格を打ち出したDSとしてウィーンで評判です。
このお店は「ユリウス・マインル」の元従業員ヘルムート・ホーファー氏が立
ち上げました。
サービスは「ユリウス・マインル」と同じで、値段は低価格です。
ウィーン土産もありきたりの物よりもウィーン子が日常利用しているものを
お土産にしてみるのも面白いのでは。

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【ウィーン料理・菓子】   ウィーンのスープ

ウィーンのスープはコンソメ(ブイヨンタイプ)ポタージュ(具沢山)とも
フランスのスープとは少し違います。

スープとは元来、肉の塊を煮込んでいく際に出来る汁や、いろいろな野菜を煮
込んで出来る汁などをいいます。フラン料理のポト・フー(注1)というボイ
ルドビーフ料理がこれにあたります。
肉の塊や野菜の塊なども一緒に煮込んで食すところから欧米ではスープは食べ
るといいます。(スープを飲むというのは日本だけ)またスプーン(注2)が
一般庶民に使われるようになったのは中世以降、完全普及は近代になってから
です。それまではどのようにして食べていたかと言うと、汁はパンに浸したり、
直接口をつけて飲んだりしていました。中に入っている肉や野菜の塊は指でつ
まんで食べます。中世の頃の「スープを食べる貴婦人」の絵画がいくつも残っ
ていて小指を立ててスープを優雅に食べている姿を見ることが出来ます。
スープを裏ごしして今のような滑らかなポタージュは中世頃作られたものです。
このような裏ごしスープは貴族階級の食べ物だったわけですが、一般庶民は肉
がちょっぴり、野菜もちょっぴり水はたっぷりのスープだったようで・・・・

今のウィーン(オーストリア)のスープはビーフコンソメ(ブイヨン)スープ
が一般的です。

ウィーンのレストランでもっともポピュラーなのが
Griessnockelnsuppeグリースノッケルスッペ(*セモリナの団子スープ)
*セモリナ=あら引きの小麦粉(パスタなどに使われている小麦粉)
Leberknoedel suppeレバークヌーデルスッペ(レバーの団子スープ)
Frittaten suppeフリタッテンヌーデルスッペ(クレープの千切スープ)
Gulasch suppeグーラッシュスッペ(パプリカ入りのスープ)
Zwiebel suppeツイーベルスッペ(オニオンスープ)
などがあります。春先のアスパラガスの時期になるとアスパラガスのスープも
見逃せません。  
まだまだ有ります、カリフラワー、グリンピース、白インゲンのスープ。日本
では余り見かけないものではニンニクのスープ、春キャベツのスープ、サワー
クリームスープ、クミンスープ。あっと驚くものに白ワインのスープやビール
スープも有りますが今ではレストランのメニューには見かけないようです。

白ワインやビールのスープを見かけた方がいらっしゃいましたらお知らせくだ
さい、私はすぐにでもウィーンに向かいたいと舌なめずりして待ってます。

注1
pot-au-feu=ポト・フ
名前の意味は"火にかけた鍋" 肉や野菜を香草、スパイスと共に長時間煮込ん
だフランスの家庭料理で名前どおり数時間火にかけて作ります。ブイヨン、肉、
野菜を別々に味わう料理が原型となり、スープは肉・野菜を食べるものだから
スープを食べるといいます。

注2
スプーンは紀元前、貝殻は汁をすくう道具として使われていたが、イタリアな
どではかなり古くから使われていたようだ、しかしヨーロッパ各地では一般的
ではなかったらしい。フランス語でスプーンの事をキュイエール(貝殻)とい
います。ムール貝のスープはムールの貝殻で汁をいただくのがマナーともいわ
れています。
ルイ16世(1754〜1793)は、食事は手づかみでないと美味しくないといって
生涯カトラリー(注3)(ナイフ、フォーク類)を使わなかった事は有名です。

注3
カトラリー
ナイフ・フォーク類などの銀食器類をいいます。
カトリーヌ.ド.メディチが1533年、フランスのアンリ二世に嫁いだ際、フィレ
ンツェから料理人と、食器類が運ばれました。当時のフランスでは、手づかみ
で食べていたので、この時からナイフ、フォーク、スプーンがフランスでも使
われるようになったといいますがほとんどの貴族がフォークを馬鹿にしていた
ようです。カトリーヌ.ド.メディチが銀食器類を持ち込んだ事から、これらを
カトリーヌ=カトラリーと呼ばれるようになった。

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【古都ウィーン】  ベートーヴェンハウス

ウィーン観光でベートーヴェンハウスを見たいというと「どこのですか?」と
言われるくらいベートーヴェンはウィーンの街を転々としていました。ようは
引越し魔だったんでしょうかね。それほど多い彼の家は有名なところでは

★ハイリゲンシュタット遺書の家:ヴェートーヴェンの記念館。
最初の滞在である1802年4月から半年住んだ家は、彼がここで1802年10月6日
に遺書を書いたので「遺書の家」と呼ばれる。19区にあります。
住所は 19区Probusgasse 6    Tel. 370 54 08

★エロイカハウス:ヴェートーヴェンが「英雄」を作曲した家。夏になると
郊外に住むことを習慣としていた彼は、1803年6月からここに滞在し「英雄」
の主要部分を作曲。
開館:金曜15-18および予約 Tel. 5058747 19.区Doblinger Hauptstrase 92 

そのほかにも、1817年の夏に住んだ家が聖ヤコブ教会に隣接するホイリゲの
2階に滞在したと言われています。その建物の側面に「ヴェートーヴェン音楽
散歩の案内板」があるのでわかるでしょう。

ヌスドルフには1817年と1824年に住んでいます。「田園」を完成した家は、
また別・・・・・・。と、いうように色々と引っ越してます。
また、ウィーンばかりでなく「バーデン」にも住んでいました。

こんなベートーヴェン。生まれはご存知のようにドイツのボンで(1770年12月
16日〜1827年3月26日)生まれました。お父さんは宮廷に仕えるテノール歌手
だったが、アルコール依存症であり、人格的に問題があったとされる。
そして彼は、1792年11月10日ウィーンに移り住みました。

学校の音楽室には気難しいベートーヴェンの顔が、私は今でもしっかりと覚え
ています。
ウィーンにお出かけの際にはどんなベートーヴェンに合えるのでしょうね。

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【日本にあるウィーンのお店】  ウィーン菓子「シュトラウス」

青森県では113年も続く老舗の和菓子店、甘精堂本店ですが、明治時代に考
案された「昆布羊羹」が有名です。現在の5代目当主は和菓子ではなく、オー
ストリア国家公認の洋菓子づくりのマイスターです。オーストリアには7年間
修行しコンディトールマイスターの称号を得ました。帰国後の昭和62年、店舗
ビルを改築してウィーン菓子「シュトラウス」を開業、同時に喫茶部もオープ
ンさせ、青森市では「昆布羊羹」とともに、ウィーン菓子が親しまれています。
場所は青森市の目抜き通り、新町商店街にあり「シュトラウス」は皆様のおい
でをお待ちしています。

[お店からのお勧め品]
マルモアクグロフ
 マリーアントワネットがこよなく愛したバターケーキ
  小(16×16×11) ¥1680
  大(19×19×12) ¥2520

ザッハ-トルテ
 ウィーンを代表する伝統のチョコレートケーキ
 (21×21×6) ¥3675

ヴィーナートルテ
 しっとりとしたアーモンド風味のトルテ
 (21×21×6) ¥2730

ショコラーデスフレ
 最高級のチョコレートを使い、蒸し焼きにしたしっとりとしたチョコレート
  ケーキ
 5ヶ入れ(6×26×3) ¥735

ショコラクーヘン
 チョコチップの入ったバターケーキ
 (22×9×6) ¥1575

[所在地]   〒030-0801青森県青森市新町1丁目13−21
[営業時間]  10:00〜18:30(ケーキコーナー)
        12:00〜18:30(喫茶)
[定休日]   ケーキコーナー 元旦のみ
       喫茶 月曜日(祝日の場合火曜日)
[連絡先]   Phone 017-722-3740 Fax 017-722-1661       
[URL]   http://www.jomon.ne.jp/~kanseid/
[E-mail]  kanseido@actv.ne.jp

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【日本・オーストリア食文化協会】

6月22日にオーストリア・ウィーンより「菓子マイスター・ギービッシュ」
氏を迎え、『ウィーン菓子・勉強会』が開かれました。約60名の講習生が熱
心に聞き入り、試食・質問に熱気があふれていました。
講習内容は以下の5品目でした。
Schokoladebogen(ショコラーデボーゲン)チョコレートのデザート
Biskuitrouladen(ビスクイットルラーデン)スポンジロール
Streuselkuchen(シュトロイセルクーヘン)シュトロイセル(降りかけ)菓子
Lebkuchen(レープクーヘン)蜂蜜菓子
W.R.Topfenauge(ヴィーナートップッフェンアウグ)ウィーン風白チーズ菓子

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【編集後記】

ギービッシュ氏の講習会では、全ての講習内容をDVDに録画しました。
後日、ホームページ上に動画を流す予定です。これから編集作業に入りますの
で少し時間がかかりそうです。しばらくお待ちください。

今年の梅雨は雨が少ないようですね。カラ梅雨になってもジトッとした湿度に
はまいりますね。クーラーの使い過ぎには気をつけましょう。電気の使い過ぎ
は地球温暖化の原因、今流行りの『クールビズ』で夏を乗り越えましょう。

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  ■ 発行者:Aida  mailto:servus@kitanet.ne.jp
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