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地球規模の広がりを見せるHIV/AIDS問題。アフリカなど途上国を中心に、現状と国際社会、市民社会の取り組みの最新情報を伝えるメールマガジン。




75号(Global AIDS Update)

発行日: 2007/8/4




■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

グローバル・エイズ・アップデイト
       GLOBAL AIDS UPDATE
----------------------------------
第75号(第3巻第24号) 2007年(平成19年)8月4日
Vol.3-No. 24(No. 75) Date: August 4, 2007 

■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■

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■「第75号」目次
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地域情報
● アフリカ
1.エイズ被害が拡大するモザンビークで深刻な医師不足
2.(論説)アフリカを「共同墓地」にしないために
_ =アフリカ諸国は、国家予算の15%を保健医療に!=
3.南アフリカ:第3世代マイクロビサイドの臨床試験始まる
4.ルワンダ:女性用コンドームの使用率が低いのは文化的伝統が原因?

●アジア
1.インド:保健システム強化のために、1人の医師の歩み
2.インドで第4回アジア太平洋リプロダクティブ・ヘルス&ライツ国際会議
3.中国新彊ウイグル自治区: ユネスコによるメディアトレーニング

●国際機関
WHO:ARV薬の副作用を世界規模で調査開始

----------------------------------------------- Vol. _ No. ★----

◆発 行:(特活)アフリカ日本協議会
◆連絡先:
・東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル2F
・電 話:03-3834-6902
・FAX:03-3834-6903
・電子メール:info@ajf.gr.jp
◆バックナンバー:下記ブログをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/ajf/
◆Melma!を通しての購読申し込みは
http://www.melma.com/backnumber_123266/
◆本メールマガジンから転送・引用を行う場合は、事前に発行者にご連絡をお願いいたします。

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★エイズ被害が拡大するモザンビークで深刻な医師不足
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モザンビーク共和国のイヴォ・ガリード Ivo Garrido保健大臣は、HIVの感染拡大によって、国内の保健・ケアシステムが打撃を受けているとし、他のアフリカ諸国の医師を8,000人モザンビーク国内で雇用したいという考えを示した。モザンビークのHIV感染状況は、アフリカ大陸内でも特に深刻な状況にある。モザンビークでは現在、全人口2,000万人に対して医師は約650人しかおらず、その数は国際機関による推奨基準の3分の1にすぎない。

同大臣は、ロイター通信とのインタビューで、医師不足と主にエイズによる患者数の増加が、国立病院や診療所の危機を招いていると語った。中でも、医師不足は特に深刻である。こうした状況を打開するため、この先10年内に、他国のアフリカ人医師を8,000人受け入れたい考えである。しかし、他のアフリカ諸国でも医師や看護師が不足する状況にある。アフリカ人医師を見つけるのが困難な場合には、アジアや南米の医師を当てにすることになるだろうと、同大臣は語った。

モザンビークでは、医療従事者を含む成人の16%がHIVに感染している。専門のスタッフの不足はあらゆる地域で深刻な問題となっている。現在同国では、HIV検査やHIVの治療は、看護師と医療助手 (medical helpers) によって行われている。しかし、給料が安く、業務量が膨大なため、このままの状況を続けていくことは難しいとも指摘されている。実際に、看護師の平均的月収は230ドルである(医師の平均月収はその約2倍)。モザンビークの保健システムは、60年代からのポルトガルに対する独立戦争、そして、1975年の独立後は、17年間に及んだ内戦の結果、荒廃してしまい、現在、再建途上にある。

原題:Aids-hit Mozambique looks to recruit more doctors
日付:25 Jun 2007
出典:Guardian Online
URL:http://www.mg.co.za/articledirect.aspx?articleid=312331

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_ (論説)アフリカを「共同墓地」にしないために
_ =アフリカ諸国は、国家予算の15%を保健医療に!=
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※本論説は、アフリカ公衆保健権利同盟(African Public Health Rights Alliance)のリーダー、ロティミ・サンコレ氏が、アフリカの市民社会情報ネットワークである「パンバズーカ・ニュース」Pambazuka Newsに寄稿したものです。

2007年7月1日から3日までの間、ガーナ共和国の首都アクラで開かれる第9回アフリカ連合総会の主要な議題に、「アフリカ合州国 United States of Africa」の構想とその計画が上がっている。公衆衛生の荒廃に顕著にみられるアフリカの低開発の問題は、総会の議題にはなっていない。

2001年にナイジェリアの首都アブジャで開催されたアフリカ・エイズ・サミットにおいて、アフリカ連合(当時、アフリカ統一機構)加盟各国が「国家予算の15%を保健分野に割り当てること」を公約してから、6年が経過した。しかし、現在、アフリカ連合に加盟している53カ国のうち、この公約を果たしているのはわずか2カ国(ボツワナ、セーシェル)にすぎない。

G8諸国には、2005年のグレンイーグルズ・サミットでの公約を守るように要求しておきながら、ほとんどのアフリカ諸国が2001年のアブジャでの公約を果たしていないという状況は遺憾である。2006年の世界人権デーに、アフリカ公衆保健権利同盟 African Public Health Rights Alliance(APHRA) と、「15% Now!」キャンペーンは、アフリカで毎年800万人もの人々が主としてマラリアや結核、HIV、小児・妊産婦死亡などの、予防・治療・管理の可能な病気および健康上の状態によって亡くなっているということを様々なデータから推計した。

「アフリカ合州国の実現」が予定されている2015年は、ミレニアム開発目標 Millennium Development Goals(MDG’s)の目標達成期限ともなっている。もしアフリカの保健分野の荒廃が続けば、それまでにさらに7,200万人もの命を失うことになる。もちろん、アフリカは一体とならなければならない。しかし、意味のある統一とは、こうした死者の数を積み重ねるという、死者による統一ではないはずだ。

保健分野に国家予算の15%を割り当てるという公約を達成するかどうかは、アフリカ諸国のリーダーたちが自分の国に関心を向け、国民に健康的な生活を保障するという一義的な責任を果たす準備があるかどうかを推し量るのに重要な指標である。保健医療への持続的な財政投入なしには、アフリカの意義のある、持続的な発展はありえない。実際に公衆保健は社会的、経済的発展の最も重要な指標となっている。

2001年に採択された15%の公約の達成を延期することは、アフリカでの死者を増加させることになる。アフリカ連合はこの公約を2007年7月の総会の議題に掲げ、少なくともそれが喫緊の課題であると周知させる必要がある。さらに、この15%の公約を次回のサミットの主要課題とするか、この公約を達成するための特別サミットを召集すべきである。しかも、財政および経済開発大臣の特別サミットよりも前に行われなければならない。

また、アフリカでは医療従事者が極端に不足しており、ミレニアム開発目標を達成するためには、今後8年間にアフリカ各国は約59,000人の医師を養成し、かつ他国への流出を食い止めなければならないとされている。同様に、看護士や薬剤師など、その他の保健分野の専門家の養成および確保が必要である。こうした保健医療従事者の国内での確保は、アフリカの最優先事項である。

原題:No! to the united graves of Africa 
Unity of the living and healthy ミ not a unity of the diseased, dying and dead
日付:June 21, 2007
出典:pambazuka news
URL:http://www.pambazuka.org/en/category/comment/42108

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★女性用コンドームの使用率が低いのは文化的伝統が原因?
ルワンダで開催された「HIV/AIDSプロジェクト実施者会議」
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先月、ルワンダの首都キガリで、ルワンダ政府による招聘、米国大統領エイズ救済緊急計画PEPFARおよび世界基金Global fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria(Global Funds)の主催により、HIV/AIDSプロジェクト実施者会議が行われた。2000人が参加したこの会議では今後のHIV/AIDS対策方針、特に政府、企業および医療分野の間の協力体制を中心に話し合いが行われた。

その中でも、注目を浴びたのが女性用コンドームの普及率の低さについてであった。女性研究国際センターInternational Center for Research on Women健康・開発部門 の副代表であるサラ・カンボウ氏Sarah Kambouは、ルワンダにおいて女性用コンドームの使用拡大を妨げているのは、ルワンダ社会における文化的要因によるところが大きい、と指摘した。文化的背景によって女性の地位が低い社会おいて、女性は女性用コンドームについて夫と話すことすらできないのである。さらに、ウガンダ・エイズ委員会の代表のデビッド・アピュ−リ氏David Apuuliは、女性用コンドームの完成度の低さも一つの要因として付け加え、「女性たちから、使いにくい、音がうるさいなどといった不満を耳にする。ひどい匂いを発するものもある。」と述べた。

ルワンダをはじめ、アフリカ社会における女性のケア、予防へのアクセスについて再検討しなければならない。

原題:Cultural Traditions Hindering Use Of Female Condoms, HIV/AIDS Conference
日付: 22 Jun 2007
URL: http://www.medicalnewstoday.com/medicalnews.php?newsid=74839
Main Category: Sexual Health / STDs News

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★南アフリカ:第3世代マイクロビサイドの臨床試験始まる
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南アフリカ共和国で、女性のHIV予防のための新たなマイクロビサイド候補の臨床試験が開始された。この臨床試験は、これまでに臨床試験の対象となったマイクロビサイド候補と異なる「第3世代」のものであり、抗レトロウイルス薬 ARV を膣に塗布する種類のものである。今回臨床に使われるのは、抗HIV経口剤としての有効性が確認されているテノフォビル Tenofovir(※日本での一般名称:「テノホビル」)を含むジェル型マイクロビサイドで、女性用のHIV感染予防薬としてその効果が期待されている。

マイクロビサイドの治験については、2007年1月に、インドとアフリカにおいて実施予定だったが、治験薬がHIV感染防止に逆効果をもたらすかもしれないというデータが得られたため中止になったという経緯がある。

今回の臨床試験は、HIV陽性者率が南アフリカ全体の平均よりも10%高いクワズールー・ナタール州 KwaZulu-Natal の2つの医療機関(都市部と地方)で行われる。合計で980人の女性が参加する予定だ。試験の結果は2010年に判明する予定で、テノフォビル・ジェルがHIV感染予防に有効かどうかが示されることになる。

治験を実施する南アフリカ・エイズ研究プログラムセンター the Centre for the Aids Programme of Research in South Africa(CAPRISA)では、今回の試験結果を楽観視している。これは現在使用されているテノフォビル経口剤が、有効性・安全性ともに高く、HIVが感染した細胞内でのHIV複製を阻害するという点で類を見ない新しい薬剤だからである。この点から、テノフォビル・ジェルは「第3世代マイクロビサイド」と呼ばれている。また、テノフォビル・マイクロビサイドをサルに経直腸投与した際、HIVに似たサル免疫不全ウイルス(SIV)への感染が予防できたということも、動物実験で明らかになっている。

これに対し、これまで臨床試験で有効性を証明できなかった「第2世代」のポリマー系マイクロビサイドは、HIVそのものを全滅させるか、HIVが細胞に侵入するのを阻止することを試みるものであり、この1つであるスルホン酸セルロースを用いた臨床試験(ベナン・インド・ウガンダ・南アフリカで実施)は、当該のマイクロビサイドが被験者に行き渡らなかったり、HIVに感染した被験者が発生したりして、当該薬品の効果に疑念が生じたため、今年の初めに試験自体が中止され、有効性が証明されなかったという事実がある。

女性は、生物学的要因により、男性よりもHIV感染の可能性が高いと一般に言われている。南アフリカ保健局によると、同国では25〜29歳女性の33%がHIV陽性であり、男性の陽性者率が最も高いのは30〜34歳で27%であるという。さらに、多くの途上国においては、女性が男性にコンドーム使用を交渉することが難しいため、膣塗布用ジェル剤としてのマイクロビサイドやクリーム、膣挿入型リング、フォーム等は、女性が自分でHIV感染を予防できるようにするために非常に有効な手段となる。CAPRISAによると、今回の抗レトロウイルス剤ベースのマイクロビサイドは、女性の体内で長時間活性を保つため、性交渉の12時間前〜12時間後まで使用可能であり、こうした側面も女性のHIV感染予防上の利点の1つとなっている。

原題:South Africa to trial new microbicide
日付: 13 June 2007
出典: SciDev.Net
URL: http://www.scidev.net/content/news/eng/south-africa-to-trial-new-microbicide.cfm

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★ 保健システム強化のために、1人の医師の歩み
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1981年、インドで医師をしていたモガ・カミル・ヤニさんMohga Kamal-Yanniは、心臓発作で倒れた父の看病のため、回復するまで病院で看病を行うこととなった。その中で彼女が気づいたのは自国の医療レベルの低さであった。彼女いわく、薬もなく、不清潔でひどい場所であると言う。結局、彼女の父親は助かったが、それは彼の意志の強さであって医療サービスのおかげではないと彼女は話している。

翌年、派遣医療事業のためイングランドへやってきた彼女は、英国の公的医療サービスである国家保健サービス National Health Service (NHS)と自国の医療サービスとのあまりの格差に驚かされた。彼女は、インドのような国に生まれたというだけで英国のような十分な医療が受けられないという事実を不思議に思った。

現在、カマル・ヤニさんはオックスファムOxfamの第三世界におけるHIVおよび高度医療アドバイザーとなり、自分の経験を踏まえ、「西欧諸国が高度な医療技術によって先進国で糖尿病や癌の治療を研究している間に、途上国はマラリアやHIVとの戦いを強いられている。」と途上国の医療サービス充実に向けて、声を上げている。

医療サービスなどのインフラ不足が深刻な状態であるのは、インドでなく多くの発展途上国にも共通していることだ。WHOの報告書によると、57カ国の途上国で425万人の医師や看護士が必要とされ、医薬品などの支援が行われても、医療関係者を養成するような長期的支援がより活発化しなければ、この状況は改善しないだろう、と言われている。しかし、途上国政府は医師や看護士達に十分な給料を支払う能力と収入源がなく、医療関係者の多くはより高い収入を求めて海外や他の職場へと行ってしまうのである。たとえ、薬が届けられても処方する人間がいない、この現象が多くの途上国で起こっている。また、公共医療サービスのない国では貧しい人々や地方に住む人々は適切な医療サービスを受けることができずにいるということは、その社会が感染症に対して全くの無防備状態であるといえる。

10億人が暮らすインドにおけるHIV蔓延の脅威はアフリカ諸国に劣らず深刻である。だがそれでも、援助が増えれば、HIVやマラリアなどの治療はより多くの人々が受けられるようになる。しかし、糖尿病や癌のように伝染性のない病気は支援の対象とはならず、無視されることになるだろう。現在求められていることは、途上国の中でも増加し始めているこうした死に至る病気をも対象とした長期的な支援システムだ。それと同時に政府と支援者の協力体制をさらに強め、資金や物資を無駄なく使うことがより重要になってくるのだ。

「人々が圧力を強めれば、政府や国際社会も医療の重要性を認識し、より多くの予算を充てるだろう。十分な医療や教育を国民に提供することで貧困を克服できる。」と語る彼女の夢はアフリカの全ての人々が満足できる医療サービスへとアクセスできるようになることだという。

原題:Stark future for health in Third World
出典:CNN
日付:2007年6月26日
URL:http://www.cnn.com/2007/TECH/science/06/26/health.divide/index.html

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★インドで第4回アジア太平洋リプロダクティブ・ヘルス&ライツ国際会議が10月に開催
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第4回アジア太平洋リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(生殖に関する健康と権利)国際会議(APCRSH)が、2007年10月29日から31日にかけ、インド中央部に位置するハイデラバードの国際会議場で開催される。この会議では参加者に様々な専門的知識や見識によって、国際人口開発会議(ICPD, 1994年)で採択されたリプロダクティブ・ヘルス&ライツの「行動計画」の導入に関し、参加者らが相互に理解を深める予定だ。

会議のテーマは「リプロダクティブ・ヘルス&ライツにおけるフロンティアの拡大」であり、以下のような目的を掲げている。

1. アジア太平洋地域における、人権に基づいたRight-based リプロダクティブ・ヘルス&ライツ・プログラムの原理と主義の理解普及
2. 将来の研究に貢献する新しい文脈 discourse を開拓し、思春期層を含む幅広い若者の視点からリプロダクティブ・ヘルスの必要性を訴えるプログラム作成
3. ミレニアム開発目標(MDGs)達成のため、リプロダクティブ・ヘルスの中心的な役割を強化するアドボカシーにおいて、様々なステークホルダーとの連携

プログラムには、シンポジウム、衛星会議、ポスターセッション、またスキルビルディングなどが含まれ、国際会議では以下の6つのテーマが同時進行する。
*リプロダクティブ・ヘルス&ライツの拡大・強化
*リプロダクティブ・ヘルスの社会的向上、若者への機会提供とその認識
*性別による課題:ジェンダーなど性的な差異などを平等にする
*新たな課題:科学技術、倫理、政策などに対処する
*リプロダクティブ・ヘルスのサービスが、不足しているところの焦点化
*妊娠期の安全と、女性のための譲ることのできない権利を確保する

抄録は国際会議のウェブサイト(www.4apcrsh.org)抄録ページからのみ提出でき、〆切は2007年6月30日まで延長された。

国際会議の参加者は約1200人と見込まれ、そのうち800人の参加者が、航空費や宿泊費が免除される奨学金に応募する。奨学金応募対象者は、第4回APCRSHへの抄録提供者、アジア太平洋内の地域組織、NGO、特別参加者など。

会議の詳しい情報については、会議のウェブサイト(www.4apcrsh.org)を参照か、第4回APCRSHコーディネーターのフランセスカ・バロロ Francesca Baroloに問い合わせること。(4thapcrsh@gmail.com)

原題:4th Asia Pacific Conference on Reproductive and Sexual Health and Rights
出典:国際家族計画連盟ウェブサイト
URL:http://www.ippf.org/en/What-we-do/APCRSR.htm

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★シンチャン・ウイグル自治区でユネスコによるメディアトレーニング実施
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「中国マスメディアとHIV/AIDSによる取り組み」 Fghting HIV/AIDS through Mass Media in China と題されたプロジェクトが、石油輸出国機構 OPEC の国際開発基金 OPEC Fund for International Development によって出資されている。2007年5月8日から12日、シンチャン(新彊)・ウイグル自治区のウルムチにてHIV/AIDSのトレーニングワークショップの報告がなされた。

シンチャン・ウイグル自治区は、現在の中華人民共和国の領土の最西部に位置し、イスラム教徒の少数民族であるウイグル人が人口の大半を占める。このトレーニングはユネスコのメディアトレーニングの新彊における初めての試み。

 新彊のメディア専門家は、以前ユネスコ北京事務所主催のトレーニングに参加し、その後、ユネスコに対しHIV/AIDS報告における専門性を高めるトレーニングを要請した。トレー二ング中は、ユネスコと新彊のラジオ映画、テレビ局が集まるトレーニングセンターが、プログラムに関連するHIV/AIDS問題を取り上げ、情報を普及させるよう、地方の放送組織をサポートした。

北京にある精華大学AIDS政策研究センターAIDS Policy Research Centerジン・ジュン氏 Jing Junと国立AIDS管理・予防センター National Center for AIDS Control and Prevention のワン・ルオタオ氏 Wang Ruotao による講演が、参加した20人のメディア専門家から注目を集めた。専門家のほとんどが新彊の少数民族の中でも少数派である女性をを代表する人々であった。無機的な数値の統計だけでなく、HIV陽性者の生き様と、異なる社会環境における感染拡大など、現実的な課題についての比較研究がワークショップ中に発表された。
参加者は、HIV感染リスクなどについて、視聴者にいかに把握させるかと同時に、HIV陽性者へのスティグマについて実践的なアドバイスを受けた。新彊のメディア専門家らは、この事業が長期にわたって有効であるとし、群や地方自治レベルで組織される同様のトレーニングを要請した。

原題:Covering HIV/AIDS in ethnic minority media in China 18 June 2007
出典:UNESCO PRESS RELEASE
日付:2007年6月18日
URL:http://portal.unesco.org/ci/fr/ev.php-
URL_ID=24729&URL_DO=DO_TOPIC&URL_SECTION=201.html

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★WHO:ARV薬の副作用を世界規模で調査開始
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世界保健機関(WHO)は、6月16日、ルワンダの首都キガリで行われた2007年HIVプロジェクト実施者会議 2007HIV Implementers’ meeting において、HIVの副作用に関する調査プログラムを開始すると発表した。WHOのチャールズ・ギルクス Charles Gilks 教授によると、このプログラムは、HIV陽性者の治療に用いられる抗レトロウイルス(ARV)薬が引き起こす副作用や耐性の症例をより正確に把握することを目的にしている。現在、ARV薬による副作用の発生は、国ごとに異なっているが、その原因究明が課題となっていたためだ。

このHIV副作用プログラムは、ビル&メリンダ・ゲイツ財団Bill and Melinda Gates Foundationが資金を提供している。このプログラムは、WHOがHIV治療ガイドラインを変更し、末梢神経障害の発症を低下させるために、成人用のスタブジンd4Tの服用量を30mgに減らすよう推奨したことをうけてできたものである。

HIVプロジェクト実施者会議では、スタブジンによる末梢神経障害が原因で、初回治療の変更が高い割合で発生している事が報告された。

疾病予防管理センター・ウガンダCenters for Disease Control and Prevention-Uganda (CDC-Uganda) のウィリー・ワー Willy Were 氏によれば、ウガンダでは在宅看護プログラムで治療を受けている患者の10%が重度の末梢神経障害を患ったという。また抹消神経障害は、他の副作用に比べて極めて発症率が高かった。18ヶ月間スタブジンの投薬を受けた患者のうちで17%が初回治療を変更した。これに対し、d4Tとは異なる種類の治療薬(非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤:NNRTI)の一種であるネビラピンの投薬を受けていた患者たちが、副作用を理由に治療薬を変更した率は4%で、その副作用の多くは発疹だった。重度の抹消神経障害は35歳以上の年齢で特に発症しやすく、スタブジンと同時に結核治療を受けている人に多くみられた。
同様の傾向はコートジボワールやルワンダでも報告されている。

しかし、ケニアの首都ナイロビにあるバガシ病院 Mgabathi Hospital のリリアン・コチョラ Lillian Kocholla 氏によると、ケニアでは抹消神経障害は治療変更の主要な要因とはなっておらず、全要因のうちの5%に満たない。

これについては、ケニアにおける抹消神経障害の定義が他と異なっているのではないかという指摘もある。また、前出のチャールズ・ギルクス教授は医薬品副作用プログラムにおける共通の定義が重要であるとともに、医療従事者に対する教育の必要性を説いた。

一方で、副作用の発症が国ごとに違うのは、その定義の差異によるものではなく、実際に、集団間の実際の差異を反映しているという主張も根強い。D4Tによる別の副作用である乳酸アシドーシスは、75kg以上の体重の女性に高い割合で発症する。これは過剰な体重が肝臓に脂肪の蓄積をもたらすためだと考えられている。

ギルクス教授は、近年、調査やプログラムにおいて、資源の限られた状況では、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤NRTIであるジドブジン(AZT)とラミブジン(3TC)を補助薬として使用し、として使用するようになってきていると語った。この補助薬の組み合わせを使用するのは単に安全上の問題だけではない。ジドブジンは母子感染予防や被曝後感染予防のための薬としても使われている。ジドブジンを使えば、処方における医薬品の種類を少なくすることができ、入手も容易となる。こうしたことから、近年はスタブジンにかえてジドブジンとラミブジンの組み合わせによる治療ケースが増えているという。

タイトル:WHO to monitor ARV side-effects worldwide
日付:June 18, 2007
出典:Aids map news
URL:http://www.aidsmap.com/en/news/B153727A-1CDC-44E9-AC17-6E46BA2F771D.asp?type=preview


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■□編集後記
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だんだん暑さも厳しくなってきましたが、読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。編集員Wは、先週末に花火とスイカ割りを楽しんできました。ちょうど隅田川の花火大会の日だったのですが、どうせ混んでるし・・・、と川辺で花火をしたんです。あ、もちろん、しっかりごみと火の始末はしましたよ!久しぶりにおなかがふくれるほどスイカを食べて、小学生の頃の夏休みを思い出すような楽しいひとときを過ごしました。

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■□メールマガジンご案内
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○メールマガジン「グローバル・エイズ・アップデイト」は、世界のHIV/AIDS問題の最新動向を網羅するメールマガジンにして発行しています。

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ペンネーム : AJF

  • (特活)アフリカ日本協議会は、アフリカの人々の地域自立の支援、アフリカの人々との対等なパートナーシップの構築、アフリカに関わる人々のネットワークの形成、アフリカ理解の促進とアフリカの自立支援のための政策提言などを行っています。

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