LA LUNA |
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
□ ■ ■ ■ ■ ■ ■■ ■ ■ ■
□ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■■ ■?■
□■■ ■ ■ ■■■ ■ ■ ■ ■ ■
市民と精神保健福祉とマスコミをつなぐネットワーク情報誌
vol.78 2002.4.8【幻の子育て本】
http://www.mars.sphere.ne.jp/la_luna/
「昔 子どもで、今も子どもだった事を忘れていない大人と
今 大人になるのが少し恐い子どものために」
■■■■ LA LUNA(ラルナ)は、毎週月曜日発行の週刊マガジンです ■■■
■
□今週のつきざき□
■子どもも私も無事、溶れん菌感染症から立ち直り回復しました。御心配おかけして
すみません。すっかり暖かくなり初夏の陽射しが眩しいです。
■実は、この週末、急きょいろいろな事情があり、京都と大阪に行ってきました。大
阪のこころの健康相談センター、そして豊中精神障害者当事者会HOTを訪問し、セル
フヘルプグループについて取材をしてきました。中村さん、小西さんというお二人の
サバイバーの話がこころに滲みました。テープおこしをまとめて次号に掲載したいと
思います。
■土曜日には「心身喪失などの状態で他害行為を行なった者の医療および観察に関す
る法律案」について考える4/6緊急市民集会を取材してきました。
■個人的な事情もあり、バタバタと関西を動き回ったのですが、短い時間でしたが、
ある知人のおかげで、京都の郊外に立ち寄り、新緑と桜色に霞む山々を眺めることが
できました。ひさしぶりに自然の中でぼーっとしました。
■そうそう。子どもたちの先生は、二人ともピースです。私に仕事をしろってことか
しらん?でも今日は疲れちゃったので、書評のみで失礼します。
LA LUNAのメニューは以下の6つあります。毎回どれかをランダムにお届けします。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
『インテルビスタ』 ジャンルを問わず月崎が会いたい人を訪ねたインタビュー
『OH ! ママ ミイア』 子育て現場の問題や現状を母親の立場でレポートします
『サバイバ−ズエッセイ 春鳴の言えなかった履歴』 サバイバーで、音楽家
春鳴の笑い、涙、ビンボー、そして幸せありの青春譜。
『a journalist eyes』 精神保健福祉政策に関する制度や情報をレポートします。
『月影茶房』本、映画、アートなどカルチャーの話題を紹介します
新連載『ようこそ ご本屋サン 月崎の販促日記』
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm
『オーママ ミイア』 by 月崎時央
「産んではいけない」楠ぽとす著(太田出版)
mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm● oh-mama●
また新学期が始まった。洗濯物と宿題とお知らせのプリントに追われる毎日が夏休
みまで続くんだなあ…
ところで、昨年の夏前だったと思うけれど、大手出版者K書店の女性編集者から、突
然、子育てと心の問題について本を書きませんかという連絡が入った。なんでも別冊
宝島の『子どもが危ない』に私が書いた原稿を読んで、私に興味をもってくれたのだ
という。
その原稿はプロデューサータイプの仕切り屋のお母さんの子育てについて書いたレ
ポートだったが、自分としては取材もしたし結構面白く書けていると思っていたので
うれしかった。
早速会ってみると、編集者は私より10歳近く若いきれいな女性で、保育園に通う
お子さんがいるといい、是非一緒にやりましょうと意気投合したような気がした。
企画は、子育ての大変さ、子育てが女性にとってこれまでしてきた仕事や学歴社会
での体験とは別のベクトルを持った難題で、まず、その難しさと違いを冷静に分析し
てみましょうというような話になった。
女性にとって子育ては、とても大変で、独身時代に身につけた合理主義や自由さは
失う。けれど、私たちは子育てから多くのものを得ているし、子どもの存在は何もの
にも替え難いのだから、最終的には『産む性』であることを誇りに思うという結論に
持って行くためにこれから一緒に考えて行きましょうと、数回の打ち合わせで私と彼
女は合意した。私はそのつもりで資料集めを始めていた。
しかし、実に不思議な事だけれど、ある時突然、彼女との連絡がぱたりと途絶えて
しまった。メールも携帯電話も通じなくなった。会社に電話をすると「都合により長
期にお休みいただいております」という返事で、それ以上のことを聞くことはできな
かった。
あの企画はどうなるんだろう。私は狐につままれたような気持ちのまま、積み上げ
た子育て関係の雑誌や資料をみてため息をついた。本当に彼女の身に何が起ったのだ
ろうと今も不思議で仕方がない。
先日、目的もなく本屋をぶらぶらしていたらオレンジと黄緑と黄色い色で書かれた
妊婦さんがすごい顔をしているマンガのポップな表紙が目に飛び込んできた。そして
表紙には「少子化なんてくそくらえ 産んではいけない」のタイトルがあった。いか
にも太田出版の本と言う感じなのだが、読んでみるとなかなか迫力があった。
「もっと遊びたい」「もっと眠りたい」から始まって、子どもを抱えた母親に対する
世間の目の冷たさ、幼児虐待の危険性、思春期の子どもとつきあう大変さ、そして子
育てにかかるコストパフォーマンスの計算、データを使った少子化の分析などなど、
ありとあらゆる切り口で、子どもを産むことがどんなに「損」でバカげた選択なのか
が、実に論理的に歯切れよく説明してある。
著者が私と同年代の女性でウチの子と同年代の子どもがひとりいるようだが、「自
分は実態を知らなかったから産んでしまっただけだ」と断言している。語り口は首尾
一貫して明解だ。子育てはこれほどトンでもないものだから、とにかく産んではいけ
ないと結論まで一気に読ませる。男性には是非読んでほしいと思う。
この本のように論理的に分析していけば、確かに子どもを産むメリットなんてない
なあ。人生が面倒くさくなるだけだ。子育ての楽しさなんて情の部分に訴えるよりほ
かに、損だという事実に反論の余地はないような気がするし。
だけど、やっぱり私は子どものせいで損したなんて思えないし、そんなこと本に書き
たくはないなあと思う。たとえ、売るためのキャッチコピーで、本心は違うとしても、
今を一所懸命生きている子どもたちにそんなこと言うのは失礼だよなと…。
昨年、謎の理由で頓挫した幻の子育て本も、私が書いてみたところで、これほど歯
切れよく、きっとうまく行かなかっただろうな。フ−ッ。それにしても謎だ。
編集者さん、もし、これ読んでいたら連絡くださいね
★:::‥‥‥:‥***★☆:::‥‥‥:‥***★☆:::‥‥‥:‥**
*☆
発行者からのお知らせ
■メールマガジンLA LUNAの転送は、基本的にお断りしています。もしお知り合いに
紹介していただける場合はホームページよりバックナンバー閲覧ができるページに行
けますので、そちらを御利用ください。
LA LUNA URL http://www.mars.sphere.ne.jp/la_luna/
■メールマガジンLA LUNAは毎回、マガジン内に広告を掲載することで、読者の方へ
無料で購読できるサービスを提供しております。
■読者の皆様からの御意見は下記のアドレスにお願いします。感想や企画に関するア
ドバイスなど、いろいろな方からのメールをお待ちしております。
mokito@anet.ne.jp
■メールによる登録。退会は受け付けておりません。バックナンバーの閲
覧、登録、退会は以下のアドレスにお願い致します。
http://www.melma.com/mag/44/m00012144/index_bn.html
■編集・発行者:TOKIO TSUKIZAKI■
★☆:::‥‥‥:‥***★☆:::‥‥‥:‥***☆★☆:::‥‥‥:‥*
*
この記事の発行者<<前の記事
|
次の記事>>
|
最新の記事
