イタリアからボンジョルノ! |
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久々にPaoloと二人だけでPizzeriaへ行きました。
土曜日の夜のことでどこも込み合っていましたが、
隣町の夏場だけ営業するところがすでに開店していて、そこに落ち着きました。
まず最初にウエイターがいくつか案内してくれた中でわれわれが選んだ席は、
私の背中に外気がまともに当たるところだったので、もう少し奥へ移ることにしました。
新たな席に着こうとしているときに別の女性のウエイトレスが来て
「ここは・・・」といいかけたので
「先ほどのウエイターさんがここもいいって言ったのよ。」というと
「ならいいわよ。しかも少し動くのが大変そうだし。」
と松葉杖をついているPaolo (数日前スクーターで転びました。)を見てそういいました。
イタリア語の敬語は三人称で話すことです。
つまりこういう場合にお客に対しては普通敬語を使うものなのですが、
しかもわれわれはそのウエイトレスの親、もしくは祖父母くらいの年恰好なのだから余計に
敬語を使ってもいいところですが、彼女はいきなり友達のように話しかけてきました。
まぁ一流レストランではなく、いたって庶民的なピッツェリーアですから、
ウエイトレスの教育がどうこうというつもりもありません。
次にいきなり飲み物のオーダーを聞かれました。
でも、まだ食べるものを決めていないので何を飲むのか決められません。
そこで、「ピッツァにしようかな」というと
「とっても込んでいて待たされるけどいいですか。」というので
われわれ-「じゃぁ前菜は何かある?」
彼女-「メロンと生ハム、でなければこの店の前菜盛り合わせ。
ハムやチーズやオリーブやいろいろのっかてるの。これをすすめるわ。」
われわれ-「うん、それがいいね。それを食べてる間にPizzaも焼けるでしょうから。」
われわれ-「じゃぁ、飲み物はビールかな。」
彼女「中ジョッキでいい?」
われわれ-「それでいいわよ。」
大きなお皿に4種類のチーズ。生ハム。焼き豚。たまご焼き。ナスのグリル。
ズッキーニのグリル。小粒のオリーブ。おそらく、いのししのサラミ。サラダ菜。
などが所狭しとのっていて、どれもとってもおいしかったです。
中ジョッキを早くもお変わりして、お皿の上もだんだん寂しくなってきました。
一緒にパンと、フォカッチャも運ばれてきたので、軽く済ませるならこれで夕食には十分の量でした。
でも、われわれはアンチョビの乗った「ナポリ」というPizzaと
いろんな具ののった「カプリチョーサ」というPizzaを注文していたので
息子のことなどを話題に辛抱強く待ちました。
注文してから1時間ちょっとすぎたころ、忙しくしている彼女と目が合ったので、
しぐさで催促してみると、すぐにわれわれのテーブルにやってきて、
「今夜は本当に込んでいて・・・でももうすぐ私たちのPizzaの番だと思うわ。」
といいながらPizza職人のほうをみていました。
このとき、彼女が本当にかわいいと思いました。
『私たちのPizza』 と言ったのです。
つまり、彼女も首を長くしてわれわれの注文したPizzaを持ってきたがっているんだという気持ちが伝わりました。
そして、少しぶしつけだなという印象を持っていた気持ちがすっと晴れました。
さらにわかったことは、イタリア人は素顔のままで、普段着の態度で、仕事をするんだなぁということです。
われわれ日本人は家を一歩出ると、体だけではなく、性格にも上着を一枚着込んでしまうのではないでしょうか?
それは公私を分けることであり、さらにはプロ意識の現われであって、決していけないことではないと思います。
むしろそういうところが社会や人の輪をスムーズにしているのだと思います。
でも、こういう素朴な普段着のままのイタリア人が、何かとっても素敵に見えた夜でした。
01/06/2008 Keiko
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