出版翻訳家への最短ルート! TranNetでは、翻訳者選定オーディションを毎月2〜5回、開催しています。オーディションにおいて、選出された翻訳者を出版社に紹介、翻訳をお願いいたします。どなたにも翻訳者になるチャンスがあります!
このマガジンでは「最新オーディションの課題概要」と、英語だけでなく多言語の翻訳のお仕事を紹介する「Job情報」など、翻訳家を目指す方々へ役立つ情報をお届けします。
- 最新号:2008-10-11
- 発行周期:第1・3火曜日
- 読んでる人:2852人
- 創刊日:2000-06-09
- Score!:92点
- コメント数 : 0
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TranNet Pre-vue第78号
発行日: 2003/10/21■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■□ ■
閉鎖的と思われがちな出版翻訳業界にあって、TranNet(トランネット)
はインターネットを通して翻訳者を公募し、最もふさわしい方を出版社に
推薦するガラス張りの翻訳者選定オーディションを行っています。
TranNet pre-vueは、トランネット会員向けのメールマガジン『トランネッ
ト通信』の一部を公開するものです。
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TranNet pre-vue 第78号
2003年10月21日配信
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<CONTENTS>
●『トランネット通信』の抜粋記事
・オーディション入賞者の声
・翻訳Q&A
●催事案内/事務局からのお知らせ
●TranNetのご案内
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●『トランネット通信』の抜粋記事
トランネットにご入会いただいた皆様には、会員の特典として、翻訳に
役立つメールマガジン『トランネット通信』をお届けしています。
TranNet pre-vueでは、同メールマガジンの抜粋をご紹介いたします。
------<TranNet通信からの抜粋>----------
●オーディション入賞者の声
福知里恵
(第128回オーディション入賞者)
英語を使って仕事をすることが私のcallingだ――10代の頃からそう思い込
んでいました。社内通訳/翻訳者の募集に魅力を感じメーカーに就職しまし
たが、自分が期待していたほど実際の業務では英語漬けになれるわけではあ
りませんでした。数年が経ちこのままでいいのかと焦りを感じていた頃、
TranNetという企業が設立されたことを知りました。なんてシンプルで画期
的なシステムなんだろうと興奮しつつ早速入会手続きを取りましたが、日々
の忙しさに追われ、その時は結局レベルチェックさえ提出することがないま
ま1年で退会してしまいました。
しかし、せっかくの人生なのにcallingに従事しないのはもったいないとい
う気持ちがどんどん膨らみ、結局8年半勤めた会社を退職し、すぐさまもう
一度TranNetの門を叩きました。最初に届いたオーディション課題は経営に
関するビジネス本の翻訳で、秘書時代に慣れ親しんだ内容だったこともあり、
チャレンジの第一歩にふさわしい自分に適した課題だと早速翻訳にとりかか
りました。そして、幸運なことに、その初めての応募で合格の通知をいただ
いたのです。
何の実績もないこんな駆け出しの人間に、下訳とはいえ一人で翻訳をさせて
くださるなんてと、嬉しさよりも驚きの方が大きかったというのが正直なと
ころです。TranNetの「機会が公平」「提出した訳文がすべて」という特徴
は、少しの誇張も無い真実だったのだと身をもって実感いたしました。
それから2ヵ月半は、手探り状態の中で走り続けた感があります。課題翻訳
の時は自分が納得いくまで何度も推敲を重ねることができましたが、仕事と
なるとそうはいきません。分量と納期の関係から、「これでよし」という自
分の落し所を決めるのが一番難しいように感じました。「もっと練り上げた
いけどそれでは納期に間に合わない」というジレンマに常に悩まされました。
私のcalling道は想像していた通り岩場の多い険しい山道でした。しかし今
回の経験で、山を登っていくためには今どの筋肉を鍛えなければならないか
がわかり、そして何よりも一歩ずつ頂上を目指して進むことの楽しさを知り
ました。歩みはのろくともいつか必ず山頂が見えるようになる日が来ると信
じています。
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●翻訳Q&A
回答:柴田耕太郎
Q:下訳を仰せつかり、「原文に忠実に訳す」よういわれました。どのよう
にすればよいでしょう。
A:上訳者の心理としては「和文和訳」できる訳文を求めているものと思わ
れます。「この下訳者は文章力はないが、文法力はある」と踏んだのかもし
れません。そこであなたにできることは次のどちらか。
【1】英文の文構造を生かし、語義は基本となるものを選び、前置詞の解釈は
控える態度で、正しい意味での直訳に徹する。
【2】英文をきっちり読み解いた上で、等価の日本語に硬めに移す。
いけないのは、そしてよく起こりがちなのは、あまり自信のないところでは
【1】の方針で訳すくせに、自信ある箇所になると【2】(場合により、さらに自
分好みに歌い上げる)というように、文体のばらつきが出ることです。そう
なると、上訳者としてはスタイルを統一しなければならないだけでなく、ど
こまで正確なのだろうかと疑心暗鬼になって、原文といちいち照合すること
となり、「最初から自分でやったほうがはやい」などと嘆かれたりするので
す。前回のThe Business of Booksを例にとってみましょう。
WHEN RANDOM HOUSE bought the venerable publisher Alfred A. Knopf in
1960, the story was reported on the front page of the NEW YORK
TIMES. Its appearance caused the attorney general's office to call
Bennett Cerf, the head of Random House.
(【1】に則った訳――原文が透けて見えるので、上訳者は安心して直せる反
面、手間が掛かる)
ランダムハウスが1960年に由緒ある出版社のアルフレッド・A・クノップを
買収した時、その話はニューヨークタイムズの第一面に報道された。それが
明るみにでたことにより、司法長官事務所はランダムハウスの長であるベネッ
ト・カーフを呼ぶことになった。
*[文構造]When S+V, S+V. A cause B to C(AがBがCすることを引き起こ
す→AのためBがCとなる)。[語義]story:(広めに)話 the attorney
general's office:(定訳が不確かなためそのまま)司法長官事務所 head:
(役職名が不確かなため広めに)長 call:(広めに)呼ぶ。[前置詞]on:
(場所を示すのがわかればよい)…に
(【2】に則った訳――流れよく、上訳者は直しの労が少なくて済む反面、解
釈が妥当か不安も)
ランダムハウスが1960年に由緒ある出版社のアルフレッド・A・クノップを
買収した時、ニューヨークタイムズの第一面にその記事が出た。このため法
務当局はランダムハウスのトップであるベネット・カーフを召還した。
*第一文:受身を能動にした。storyは意味を狭めた。reportは「報告する」
→「報道する」をさらに意味を狭め「出る」とした。
第二文:因果関係を簡素化した。The attorney general's officeを通例使
われる表記にした。chefを日本語としてぎこちなくない訳にした。callの意
味を踏みこんだ。
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●催事案内/事務局からのお知らせ
【1】アルク刊行『映画翻訳入門』の割引販売のお知らせ
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アルク会員の場合、送料無料(会員番号をご記入ください)
2冊以上お申込みの場合も送料無料
支払方法:商品と一緒に振込用紙をお送りしますので、郵便局またはコンビ
ニでお支払いください。
申込方法:商品名・数量・お届け先住所(郵便番号を含む)・氏名・氏名の
フリガナ・送付先電話番号・年齢・職業・性別を明記のうえ、
tanaka@trannet.co.jpまでメールでお申し込みください。
詳しくはこちらをどうぞ↓
http://home.alc.co.jp/db/owa/sp_item_detail?p_sec_cd=31&p_item_cd=7003014
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【2】翻訳に威力の辞典『類語玉手箱』のご紹介
映像・出版分野で豊富なキャリアをもつ翻訳者で、トランネットの会員
でもある藤本直さんより、自作の類語辞典(40万語収録)のご紹介です。
**********
翻訳の苦労を知る翻訳者が30年、語彙と句を拾いに拾ってまとめた
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◆◆次号(第79号)は11月4日発行予定です。お楽しみに!◆◆
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●トランネットのご案内
TranNetには次のような特徴があります。
1.仕事に結びつく 成績優秀者は在宅で出版書の翻訳、下訳、リーディング
などの仕事をすることが可能です。
2.機会が公平 オーディション方式ですから、会員のだれにも公平に
機会が与えられ、結果もオープンに公表されます。
3.場所を問わない インターネットを利用しますから、世界のどこにいて
もオーディションに参加することができます。仕事の
うえでも地方(海外)在住のハンデはありません。
4.翻訳の勉強ができる
さまざまなジャンルのオーディション課題に取り組む
ことにより、しぜんと翻訳力がつきます。
参加者には翻訳のプロによる模範訳とくわしい解説、
評価が送られます。また、翻訳に役立つ情報満載の
メールマガジン『トランネット通信』が月2回配信
されます。
5.出資企業 日経BP社、株式会社アルク、株式会社アイディ、
日本ラッド株式会社が出資しています。
ぜひ一度、トランネットのホームページhttp://www.trannet.co.jp
にアクセスしてみてください!
TranNet pre-vue 第78号
発行 株式会社トランネット
〒162-0843 東京都新宿区市谷田町3丁目8番地
新杵ビル3階
TEL 03-3513-5488
FAX 03-3513-5589
E-mail info@trannet.co.jp
URL http://www.trannet.co.jp
編集責任者:竹内ふみえ
発行責任者:高野雅博
Copyrights(c)2003 TranNet KK
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