ユーラシア・ウォッチ 第130号【秋野豊ユーラシア基金】
発行日時: 2008/4/16----------------------------------------------------------------------
第130号 2008年4月15日
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◇Contents◇
・秋野豊賞募集、締切まであと約3週間となりました
・文献紹介
・イベント紹介
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■第10回秋野豊賞、ただいま募集中です!■
このほど第10回秋野豊賞の募集要項が発表されました。「秋野豊賞」は、
欧州からアジアまでユーラシア大陸のいずれかの紛争や安全保障の問題につい
て、調査・研究を行う意欲を持った方に対する助成制度です。応募の締め切り
は2008年5月9日(金曜)ですので、奮ってご応募下さい。詳細は基金ホーム
ページをご覧下さい。 http://www.akinoyutaka.org
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◆新刊書・論文紹介
冒頭の「○」は単行本や雑誌、「・」は雑誌に掲載された論文を意味します。
価格は原則として総額表示としております。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜《政治・安全保障全般》〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○五百旗頭真編『日米関係史』有斐閣、2008年3月刊(\2520)
○金子譲『NATO北大西洋条約機構の研究』彩流社、2008年4月刊(\3,999)
○田所昌幸『国際政治経済学』名古屋大学出版会、2008年4月刊(\2,800+税)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜《ヨーロッパ》〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○遠藤乾編『ヨーロッパ統合史』名古屋大学出版会、2008年3月刊行
(\3,200+税)
○『海外事情』(拓殖大学海外事情研究所) 第56巻4号(2008年4月)
特集:EUの課題
・田中俊郎「ローマ条約からリスボン条約まで」
・中西優美子「リスボン条約」
・渡邊啓貴「EUの共通外交・安全保障政策の現状」
・田中友義「絶えず深化・拡大するEU・アジア関係」
・小山洋司「コソボ独立をめぐる諸問題」
・岡部みどり「EU共同出入国管理の対外的意味」
・藤原豊司「ユーロを襲うドル安の大波」
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◆イベント情報
○ ユーラシア研究所08年総合シンポジウム
「新プーチン体制とユーラシア」
プーチン体制8年を経て、プーチン=メドベージェフ体制が発足する。ロシ
アはこの間、経済大国として復活しつつあるが、この新プーチン体制の下でど
こへ行くのか——その深層を明らかにしたい。
日時:2008年4月19日(土) 10:00〜16:30
場所:明治大学リバティタワー10階1106号室(駿河台)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
第!)部 10:00〜
司会 染谷武彦氏(二松学舎大学)
1. 「プーチン権力構造の内幕」塩原俊彦氏 (高知大学)
2. 「浮上するロシア・ナショナリズム」石郷岡建氏 (日本大学)
第!)部 13:30〜
司会 酒井正三郎氏(中央大学)
3. 「ロシア・エネルギー戦略」坂口泉氏(ロシアNIS経済研究所)、
蓮見雄氏(立正大学)
4. 「中国から見たロシア外交戦略」石井明氏 (東京大学)
*参加費 会員:500円/一般:1,000円
問い合わせはユーラシア研究所事務局まで
E-mail:yuken@t3.rim.or.jp
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◆編集後記
新学期の季節ですが、中学ではじめて英語を勉強したときの教科書の登場人
物の名前なんて覚えてますか。私ははっきり覚えています。中学に入って、こ
れまで勉強したことのない英語にワクワクしていたこともあるかもしれません
が、なによりも教科書の主要登場人物の名前がちょっと変わっていて面食らっ
たからです。それはヴィンセントとスタニスラスでした。◆ジャックとベティ
とか、ベンとルーシーといった、いかにもアメリカ人風の名前ではありません。
まだbe動詞もわからないうちから、"Hello, Vincent, Hi, Stanislas"なんて
発音もしにくくて、変だなあ、向こうではこんな名前が多いのかなと子供心に
思ったりもしました。しかしヴィンセントなんていう名前には、その後もオラ
ンダの画家でしか出くわしたことがありませんし、スタニスラスなんてロシア
のピアニストくらいです。日本語をはじめて学ぶ人の教科書の主人公が、「太
郎」や「花子」でなく「龍之介」だったりする感じでしょうか。◆たしかヴィ
ンセント君が中心のストーリー展開で、その文通相手がスタニスラスでした。
冷戦期のソ連市民です。私が中学に入った頃はいわゆる「ユーロデタント」の
時代で、西独とポーランドが和解したり東西ドイツがそろって国連に加入した
りして、やがてCSCEヘルシンキ首脳会議へとすすむ頃だったのです。そうした
東西デタントを反映して米ソの登場人物が交流する英語教科書が作られ、採用
されたのでしょうか。だとしたらずいぶん大胆な教科書です。◆もっとも翌年
になったら急に教科書が変更になり、ヴィンセントとスタニスラスは消え、マ
イクとかナンシーといったごく普通の名前になりました。その頃、ソ連はさか
んに第三世界の反体制勢力へのてこ入れをはじめるようになり、やがて時代は
新冷戦へと移行しました。教科書変更の背景には、アメリカで台頭してきたデ
タント批判や新冷戦の影があったのかもしれません。◆次回のメルマガ配信は
5月1日頃を予定しています。 (広瀬)
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ユーラシア・ウォッチ 第130号(2008年4月15日発行)
発行元:秋野豊ユーラシア基金(代表 秋野洋子)
〒151-0061 渋谷区初台1-51-1 初台センタービル803
編集責任者:広瀬佳一・湯浅 剛
郵便振替02740−2−3000
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