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Webエコビズ No.65

発行日: 2004/9/16


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 環境ビジネスシンクタンクのメールマガジン 『Webエコビズ』 
   
   Presented by Eco-Business Network http://www.ecobiz.co.jp
                      
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━/ 2004年9月16日No.65/ ━━━━━
Webエコビズ65号をお届けします。

第65号 目次━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇巻頭言          エコビズ・ネットワーキング 
◇環境ビジネスINDEX  イベント情報
◇お薦めサイト       産業デザイン
◇みる・よむ・きく             BOOK 『古代日本の超技術』
◇環境小史                           VOC問題の変遷
◇Columnビジネスヒント   ニッチ市場の創出
◇サイトで見る各省庁の動き   概算要求出揃う(速報)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第65号 目次

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◇巻頭言
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●エコビズ・ネットワーキング

             安藤 眞(エコビジネスネットワーク 代表)

私たちが享受するエネルギー及びマテリアル資源の多くは化石資源などの地
下資源である。地下資源は採掘し続ければいずれは枯渇するという自明な事
実に加えて、利便性、経済性、快適性などの代償に、廃棄物問題、二酸化炭
素問題、有害化学物質の人体・生態系影響問題など、多くの地域・地球環境
にかかわる深刻な問題を抱えている。この地下資源などを基盤とする現状は
持続可能ではない。そして我国はこれらの地下資源の多くを海外調達してい
る。資源のセキュリティ(安全保障)の観点からも大きなリスクを背負って
いる。エネルギー及びマテリアル資源を地下資源から再生可能な地上資源に
転換することによって将来にわたる持続可能な社会の実現は可能である。地
上資源への転換はエネルギー及びマテリアル分野で着々と進行している。エ
ネルギー分野では再生可能な地上資源であり、自然力に由来する太陽光、風
力、波力、水素、有機系廃棄物利用のバイオマスなどがあり、マテリアル分
野では植物資源に由来する工業用原料の生産及び製品化などがある。そうし
た中で、にわかに注目を集めているのがバイオマスである。エネルギー分野
ではバイオマスは他の再生可能なエネルギーと際立って違っている点がある。
それはバイオマスのみが有機体であるという点である。いいかえれば炭素系
のエネルギー資源であり、燃料としてはもとより化学原料として使える。他
の再生可能エネルギーはすべて電気エネルギーには変換できるが、液体燃料
にも化学原料にもなり得ない。一方マテリアル分野においても、バイオマス
は有機体を構成するでんぷん及び糖分から多様な製品の原料提供が可能であ
る。つまり持続可能な社会のエネルギー及びマテリアル資源の重要な供給源
が他ならぬバイオマスなのである。各地に利活用可能なバイオマス資源の多
様で、莫大な賦存量がある。エコビジネスネットワークはそれらのバイオマ
ス資源を利活用した「地産地消」のエネルギー及びマテリアルの開発をレポ
ートしている。

☆月刊「環境ビジネスレポート」は
手元にしっかりファイルできる紙媒体としてたいへん好評です。
ご購読をお奨めします。
購読手続きは
http://www.ecobiz.co.jp/ebr/subscription.html
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◇環境ビジネスINDEX イベント情報
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2004東京国際木工機械展 〜新たな出会いで未来を感じて〜
日程:2004.9.22(水)-9.25(土) 場所:東京ビックサイト
開催コンセプトに現れているように、プラスチック・軽金属・セラミック・
産廃・リサイクル等の多様な異業種との交流と志向している。
環境ビジネスでの関連分野は、リサイクル関連、バイオマス関連、その他あ
らゆる素材関連業
http://www.mmjp.or.jp/nichimoku/pages/04/04top.html

食育甲子園inいいやま〜土・汗・笑顔が育てる人・地域〜
日程:2004.9.25(土) 場所:長野県飯山市
長野県飯山市で開催。食農教育や体験学習に取り組む農業・教育・観光業や
市民による情報交換・交流イベント
http://www.city.iiyama.nagano.jp/shokuiku/

第18回エコマネー&コミュニティビジネス・トーク(主催:エコミュニティ
・ネットワーク)
日程:2004.9.28(火)  場所:東京
「エコマネー」「エコポイント」「コミュニティ・ビジネス」「コミュニテ
ィ・ネットワーク」の4つの手法を組み合わせ、コミュニティ・ビジネスを
成功させるための秘訣について、活動を実践しているNPOが講演。
http://www.ecommunity.or.jp/news/talk18.html

日経ナノテク・ビジネスフェア2004
日程:2004.9.29(水)-10.1(金) 場所:東京ビックサイト
蓄電システムの高容量化や浄化技術などで、環境・エネルギー分野でも重要
度が増しつつあるナノテクが一同に会する展示会。
http://www.nikkei-nanofair.com/

全日本プラスチック日用品フェア
日程:2004.9.30(木)-10.1(金) 場所:東京ビックサイト
生分解性プラスチックやPET再生樹脂などを原料とした日用品も出展される。
http://www.bigsight.jp/event/event_c/event_c.html

第1回グリーン購入世界会議in仙台(グリーン購入ネットワーク)
日程:2004.10.6(水)-10.7(木)
環境ラベルの動向やグリーン購入の展開、環境マーケッティング等について
の分科会を開催。
http://www.ics-inc.co.jp/icgps/

江東区民祭り「上勝町のゼロ・ウェイスト」(グリーンピースジャパン講演)
日程:2004.10.9
徹底的な分別の実施により家庭ゴミ減量化を実施している徳島県上勝町の取
り組みを紹介。同町は2020年までにゴミゼロを掲げる。
http://www.greenpeace.or.jp/event/e20041009/view

「環境コミュニケーション大賞」を募集(環境省)
募集期間:〜10.15
環境報告書とエコアクション21に基づく環境活動に加え、テレビCMも
対象に加わる。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5229

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◇お薦めサイト:産業デザイン
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商品の付加価値として、環境配慮だけでなく、機能性やデザイン性を高める
ことが、売れるモノづくりのポイント。グッドデザイン賞を受賞すれば、販
促効果も大きい。産業デザインについて知るには、こちらのサイトをどうぞ。

■(財)日本産業デザイン振興会
グッドデザイン賞選定(毎年10月に発表)、グッドデザインプレゼンテーシ
ョン(展示会:本年は8月に開催済み)、地域振興支援、ビジネスサポート、
人材開発等も手がける。
グッドデザインにはエコロジーデザイン賞もあり、前身の地球にやさしいデ
ザイン賞も含めると46件が受賞している。
http://www.jidpo.or.jp/
過去のグッドデザイン賞検索は
こちら⇒ http://www.g-mark.org/library/

■地方の支援センター
以下に挙げたのは、ごく一部です。各都道府県でセンターあるいは県庁産業
振興課等が相談に応じてくれます。

大阪府産業デザインセンター
流行色見本帳等の情報発信に加え、人材育成や個別相談にも応じる。
http://www.pref.osaka.jp/oidc/

福岡県産業デザイン協議会
福岡産業デザイン賞募集中(9.17まで):環境・福祉部門あり。
http://www.joho-fukuoka.or.jp/fsandkyo/home.html

かわさきデザイン(川崎市経済局産業振興部産業振興課運営のwebサイト)
かわさきデザインコンペ(募集期間10.26-11.1)
他にデザインフォーラムや現代ガラス展(コンペ)も開催。
http://www.kawasaki-net.ne.jp/design/

■グッドデザイン賞を受賞した環境配慮型商品の例

・生分解性樹脂歯ブラシ(とうもろこし由来)(ファイン株式会社)
環境負荷の小さい生分解性樹脂は高温で軟化する熱可塑性が弱点。この歯
ブラシはこの弱点を逆手にとり、握力等の障害をもつ方が使いやすいよう
に、柄を自由に曲げることができるユニバーサルデザインの歯ブラシを開
発。柄を65℃以上のお湯につけ柔らかくなったところで手の形に合わせて
整形。冷めれば固くなる。
http://www.g-mark.org/search/Detail?id=1&lang=ja

・風力発電機(那須電機鉄工株式会社)
無機質なデザインの風力発電機が多い中で、尾翼とプロペラが半透明で、
「青空に舞う蝶のように見える」デザイン。発電機をローター内に収容す
る技術によって斬新なデザインを実現。
http://www.g-mark.org/search/Detail?id=828&lang=ja

・マーブルスタンド(大進興産株式会社)
廃プラと廃ガラスで製造した便利なカードスタンド。半透明なボールと曲
面デザインのホルダーにより、カード類を立てられる。
http://www.g-mark.org/search/Detail?id=25588&lang=ja

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◇みる・よむ・きく メディアレビュー
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『古代日本の超技術〜あっと驚くご先祖様の智恵〜』(志村史夫著)
(講談社ブルーバックス)

創建以来1300年の時を刻む法隆寺、この世界最古の木造建築は、高温多湿か
つ地震が多いこの国でも、倒壊することなく、今も斑鳩の往時を偲ばせてい
る。この驚異的ともいえる寿命を持つ建築は、古代の匠達によって命を吹き
込まれた。そこにあるのは、適材適所の思想。「宮は檜で、船は杉・楠で」
これは、実に『日本書紀』でスサノオノミコトが教えている。

なぜ「宮は檜で」なのか? 住宅用建材として人気の高い欅は、曲げ強度の
強い木材であるが、伐採直後から強度が弱くなり続ける。一方、檜は欅ほど
の強さは持っていないが、驚くべきことに、伐採後、徐々に強度が増し続け、
伐採後二百年経過してピークを迎える。その後は強度が低下するが、劣化の
速度は緩やかであり、五百年後には欅と檜の強度は逆転する。そして、1300
年を経過した法隆寺の檜は、いまだに創建時の強度を保っているのである。
神社仏閣は長期の建築寿命を考えて「宮は檜で」と言っているのである。
強度試験機もない古代において、匠達は、どのようにして、このような智恵
を会得したのであろうか・・

著者はハイテク分野である半導体結晶の専門家。木材強度の秘密は、半導体
のミクロな結晶質に繋がるものがあり、大いに触発をうけている。木材の他、
石材穿孔技術や木材切削技術、錆びない製鉄技術など、数々の古代の技が、
著者の現代のミクロなハイテク分野に刺激をもたらしている。

環境問題を考える時も、いにしえの智恵から得るものは多々あるに違いない
・・そんな事を思い起こさせる1冊である。


☆月刊誌・環境ビジネスレポート(有料)の購読手続きは
こちら→ http://www.ecobiz.co.jp/ebr/subscription.html

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◇環境小史:VOC問題の変遷
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VOC(揮発性有機化合物)によるシックハウス症候群が話題になって久し
い。現在も、各種の規制が強化されている一方で、患者数は増え続けている
といわれる(ただし正確な患者数は不明)。
ここではVOC問題の変遷を整理した。

原因物質:石油系溶剤等のVOC
低コストで品質が安定しているため、各種建材・消費財(家具、日用品、家
電製品、畳の防虫シート、防カビ剤、殺虫剤等)への利用が急増。接着剤や
塗料に含有される形で製品内に残存する場合も多い。
塗装工程でも溶剤として大量に用いられており、工場・建築現場等から大気
中へ放散する。

1950年代 アメリカではランドルフ博士により化学物質過敏症が報告される。
     アメリカではオフィスビルに患者が多く見られ、シックビルディ
     ング症候群等と呼ぶ。
1973〜  第一次オイルショック。省エネ対策が至上命題となる。日本では
     建築基準法が改正され、換気量の基準が引き下げられた(省エネ
     とVOC対策の背反性)。
     また、建材としてサッシや断熱材が普及し、換気量基準の引き下
     げと相まって住宅等の高気密化が進行した。

※この間に、日本でもシックハウスが問題として顕在化するが、症状が不定
 愁訴であり、定義も曖昧なため、患者数の確かな統計が今も存在しない。
 発症機構も複合していると考えられるなど不明瞭であり、いつの時点から
 顕在化したかを明確に定義することは不可能となっている。
 一般に、1980年代頃から話題となり、1990年代には問題として広く知られ
 ている。

1996    杉並病(廃棄物中間処理施設からの化学物質による健康被害)
1997    ドイツ:床材用接着剤でレイティング。ドイツでは内装材用接着
     剤の水系剤への転換が進む(2002年で97%転換済み)。
1999   PRTR法公布
     グリーン購入ネットワーク:オフィス家具購入ガイドライン制定
2002   厚生労働省室内空気濃度指針値(ガイドライン:13規制)制定
     「学校環境衛生の基準」改訂
2003   建築基準法改正(建材のVOC含有量により内装材としての利用割
     合を規制。また、換気回数も増加)
     含有少ない建材F☆☆☆☆(フォースター)商品の流通始まる。
     岩手で畳内部の防虫シートによる健康被害訴訟
2004   「学校環境衛生の基準」改訂
     大気汚染防止法改正で工場等からの排出を規制。
     マンション住民が開発者の大京を集団提訴。その他、大阪での学
     校に対する訴訟等多数あり。

2004〜05 建材業界等が自主規制としてレイティング(等級区分表示)を推
     進予定
2005〜06 建材等VOC含有量がJIS化の見込み
2006頃  建築基準法改正の見通し。規制対象が広がり、T-VOC(Total-VOC)
     の概念が導入される可能性がある。
?    厚生労働省ガイドラインの規制対象が広がる可能性あり(13種→
     30種?)

発症機構や治療方法で、いまだ決定打もなく、床下防蟻剤のように20年の長
期に渡ってVOCを発散し続けるものもある。さらに、杉並病のように新た
な発生類型も生じている。このため、現在規制が強化されて身の回りの発生
源が減少しつつあるが、VOCによる健康被害は当面、継続したままになる
と考えられる。

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◇Column ビジネスヒント
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●ニッチ市場の創出:家具リニューアル

2004.8.17朝のNHKニュースで、こんなニュースが流れていた。「新潟市のホ
テルでは7〜8年毎に家具を交換しており、今回、廃棄処分になる家具を、
この夏の集中豪雨災害の被災者に贈ることにした。」

ホテルや店舗から定期的に大量の家具・調度品が廃棄される状態は、循環型
社会の構築で一つの課題である。従来の流れでは、廃棄処分されるか、一部
がリサイクルショップに回って、一般消費者が購入するといったところであ
ろう。事業スキームにおいて、排出サイドが業務用で購入サイドが一般消費
者では、量的・質的なマッチングが難しく、リサイクル量が伸び悩むことは
想像がつく。「業務用 to 業務用」のリサイクルは、厨房機器ではテンポス
バスターズのように成功している企業があるが、家具類では机など事務所用
品が中心である。

一部のホテルでは「エコホテル・エコ旅館」の動きがあり、グリーン購入ネ
ットワークでの登録要件チェックリストには、「家具を修理・リフォームし
て長期利用に努める」という項目がある。
( http://www.ecochallenge.jp/index.html 
しかし、登録件数は2004年8月現在で225件であり、全国の宿泊施設数は7万
軒(うちホテル登録が8,500軒あまり)と比べると、まだ、一部の動きに留ま
っている。ホテル・店舗等の場合、客の目に付く接客スペース内でのリサイ
クルは、「ボロイ」「古い」という客のイメージを嫌うため、難しいに違い
ない。

マテリアルフローや所要エネルギーの観点から最適なリサイクル形態は、利
用していた場所でのリユースに違いない。しかし、事業者(ホテル・店舗等)
側は、競争力確保のためにも古ぼけた傷だらけのモノは使いたくない。ここ
に、事業者側の本音と環境配慮のギャップがある。ギャップがあるところに
はビジネスのチャンスがあるはずである。

例えば、家具を「使いこんだ重厚感のある調度品」にリニューアルするサー
ビスは、どうであろうか。あたかもヨーロッパの古城で数百年も前から使わ
れているかのような「落ち着き」を表面加工で演出できないであろうか。
ジーンズでストーンウォッシュがもてはやされたように、人間は、新品だけ
でなく、使いこまれたモノにも魅力を感じる。レトロフューチャーと言われ
る価値観である。敬遠されるのは、中途半端に古ぼけ、くすみ、色褪せた状
態のモノである。
最初は新品で購入して利用し、色褪せ、傷が目立つようになったら、「使い
こんだ質感」を出す加工を行う。事業者(ホテル・店舗)側としては、新品
に入れ替るより、安くて上質な空間演出が可能になれば、経済原理からいっ
ても需要があろう。
このような加工技術を持つ業者は、全国にきっと何社かあるはずである。事
業に必要なリソースは、技術と少々の用具・材料だけである。自動車の傷・
ヘコミを修理するフランチャイズが全国で広がっているように、家具のリニ
ューアル・リペアもFC展開が馴染みそうである。小型トラックの荷台を工房
にして、ホテルの駐車場で出張サービスを行ってもよい。ホテル業界はデフ
レによる競争激化にさらされており、経費節減と差異化の両立を図れるサー
ビスは需要があるはずである。グリーン購入ネットワークと連携することで
も顧客は開拓できよう。また、ホテル業界はチェーン展開している場合も多
いため、特定顧客を確保すれば事業規模を確保できる強みがある。
ニッチ市場開拓の一つの可能性が、そこにはある。    (本木浩也)

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◇各省庁の動き&ほか
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●概算要求出揃う(速報)

8月末に各省庁の2005年度予算概算要求が出揃った。予算編成の大枠と、各
省庁の環境ビジネスに関連する動向は以下のとおりである。

■予算の大枠は引き続き緊縮型
予算編成は、骨太の方針2004が骨格となり、概算要求の基本的考え方が閣議
決定されている。

・2005年度予算編成方針
   公共投資 :04年当初予算比97%
   裁量的経費:04年当初予算比98%
        (ただし科学技術振興費は04年比100%)
 なお、社会保険等義務的経費が増加見込みであり、全体としては厳しい
 財政状況が続く。

・2005年度概算要求基準
 概算要求では、上記予算額に20%の積み増しが認められているため、
 公共投資で対前年比116.4%(97×1.2)、裁量的経費では117.6%(98×1.2)
 が平均的な要求といえる。  

骨太の方針2004 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizai/tousin/040603unei.pdf
概算要求の基本的考え方 http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h17/h17gla.pdf

■環境省

環境省では、一般会計に加え石油及びエネルギー需給構造高度化対策特別会
計(石油特会)が財源として用いられる。2005年度環境省予算で最も大きな
トピックは、この石油特会の環境省割り当て金額が125億円から270億円へと
大幅増額になったことである。石油特会は、地球温暖化対策として、省エネ
促進等の新規施策に集中的に投下されている。
一方、従来型のハード整備である廃棄物処理施設整備費等は本年度予算並み
を目指す16%増の要求額となっている。
なお、環境省では、2005年度より地方部局(管区環境事務所)が設置される
予定である。

■農林水産省

農林水産省では、バイオマスの有効利用が大きな柱となっている。畜産排せ
つ物等に加え、05年度は木質バイオマス、特に間伐材の有効利用が焦点とな
ると見られる。
農林水産省では、来年3月の食料・農業・農村基本計画改定に向け、農業の
構造改革が検討されており、04年8月に「中間論点整理」として途中経過が
公表されている。05年度の施策動向については、この基本計画の検討推移も
注意深く見守る必要がある。

■経済産業省

経済産業省では、省エネ推進が目を引く。産業部門では、単独の事業者では
省エネ努力が限界に近いことが多いため、複数の事業者の連携策が施策とし
て挙げられている。
新エネルギーでは、燃料電池や太陽光、バイオマスに引き続き注力される他、
新エネルギーの課題である系統安定化も重点項目となっている。

■国土交通省

国土交通省では、運輸部門の二酸化炭素排出量削減が主要課題となっており、
車輌・船舶等のハード開発に加え、物流システム効率化等のソフト対策も本
格的に取り組まれる予定である。
また、年々悪化するヒートアイランド対策に関連する項目(水の回廊・緑の
回廊・防災公園等)も注目に値しよう。
この他、建設業の再生策として環境等新分野への進出支援も検討されている。

●速報の詳しい内容は
まもなく発刊の『環境ビジネスレポート』2004年9月号に掲載されます。
また、同レポート10月号には省庁別施策動向の速報を掲載予定です。

☆月刊「環境ビジネスレポート」は
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それでは 皆様、次回のWebエコビズNo.66をお楽しみに!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━/ 2004年9月16日No.65/ ━━━━━
エコビジネスネットワーク  
http://www.ecobiz.co.jp
         info@ecobiz.co.jp
Tel03-3267-8950 Fax03-3269-3596
株式会社 オフィス・メイ
〒162-0825東京都新宿区神楽坂5−37 高村ビル

☆Webエコビズ編集スタッフ☆
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