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●。*○ o*。°o BL★1000本ノック!!! *。°●*o。○*o。●。*
* o *。°●* No.018 *。*○ o*。*o。*○ o*o ●。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2005.Jan.28━━━
■□■ 今週の魂心の1本 ■□■
【 薔薇は誘惑する 】 著者:藤森 ちひろ
イラスト:佐々 成美
出版社名:ビブロス
‥‥‥STORY‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
財閥の御曹司・雅季は、新オープンの香水美術館の目玉にと
オリジナル香水の制作をカリスマ調香師・成見依頼することに。
けれど、成見が出した条件は雅季の『躯』。
「調香の代償にあなたの躯が欲しい」という成見。
取引としての強引な セックス…のはずなのに、
与えられる愛撫は深く優しく、恥らいつつも淫らな快楽に溺れてしまう。
が、香水の完成を目前に思わぬ裏切りが二人を襲い!?
‥‥‥REVEIW『 甘く淫らな香り 』‥‥‥‥‥‥‥‥
[独断と偏見の5つ星評価]★★★☆☆
かつてBL初心者だった私が手にとった著者の某作品。
そのHシーンがあまりにも衝撃的(!?)だったこともあって、
私のなかでは"藤森ちひろ"=「エロい」
というイメージが先行する作家さんのひとりとなってしまいました。
今回は香水に薔薇という優雅で、色気の漂うアイテムの登場。
そのうえ、BLお約束の取り引きの代償は「躯」という
シチュエーションを著者がどのようにエロくみせてくれるのか?
すでに読む前から、エロ重視体制で臨んだ本作はというと…。
綺麗に2部に構成された前半のタイトル作「薔薇は誘惑する」。
こちらではふたりの出会いから、
ある事件を経て、両想いに至るまでが描かれています。
財閥御曹子、世間知らずでお坊ちゃまな雅希が、
美術館のオープンを成功させるために成見に「躯」を差し出す訳ですが、
自分を犠牲にしてまで美術館に賭ける、
その理由や情熱、決死の覚悟がいまひとつこちらに伝わってきませんでした。
また、15年前の母の死を思い出して泣く25歳の男子というのも、
少々、美化しすぎな気がいなめません…。
後半の2部「薔薇は惑う」では、
大人で才能ある成見に引け目を感じずにはいれらない雅希の胸の内が語られ、
両想いになったふたりのすれ違いが描かれていきます。
ここで雅希を不安にさせる根本は、
自分は取るに足らない人間だ、と彼が思っているように自分不信なのです。
自分の無力さ、姉へのコンプレックス…
最終的には誤解を解き合い、互いの愛を確認するふたりですが、
成見の包容力に助けられるカタチでハッピーエンドへ一直線。
そこでも雅希自身の問題がなんら解決されないまま、という気がしました。
雅希のコンプレックスから生じたすれ違いなのに、
その根本に対する雅希自身の答え…
成見にふさわしい人間になろうとする前向きな決意だったり、成長だったり。
そういったものがないまま終わってしまった点が残念です。
(それとも、雅希は今のままで充分魅力的なのよ、ってことなのかな?)
とはいっても、エロシーンはやはり、なかなか。
誰とも体を重ねた経験のない雅希に、年上の成熟した色香を持った成見。
メガネ、白衣の敬語責めに、
羞恥心や抵抗心を煽られつつ、最後は快楽に泣かされる受けといったパターン。
お約束パターンなのですが、
セックスという行為自体の表現が巧いので飽きさせません。
肉体的部位ひとつをとっても、幻想的に表現し、
BLにおいて幾度となく描かれたありふれた行為を
念密に、いやらしく、甘く、且つ生々しくなりすぎないように描く著者。
エロシーンの文章が一番、冴えていると思ったのは私だけでしょうか!?
しかし、厳しくいうのならば、
実際の行為で読者にエロを感じさせるのは当然。
せっかく、甘く色香のあるアイテムで雰囲気を盛り上げているのですから、
セックスという直接的行為とは違った面で、
セクシャルな空気感を醸し出して欲しかったですね。
「調香師の喜びとは、愛する人に自分の作った香りをつけること」
という成見のセリフが表すような、
行為なしに読者を酔わせる官能まで到達してこそ、
真のエロ作家でしょう!
■□■ NOTE ■□■
前回、ご紹介した『はつこいの死霊』ですが、
タイトル表記が『初恋の死霊』となっておりましたが、
そちらは間違いです。申し訳ありません。
ついつい自分の好み一辺倒だと、
同じ出版社の本を手に取りがちになってしまいますね。
ということで、今回は私的にはちょっと選択を外してみましたが、
いかがでしたでしょうか?
同じく香水ものとしてオススメなのが、
松岡なつき『甘い毒』。
こちらも「セブンアンドワイ」のウ゛ァセリンの書店別館で
ご紹介しておりますのでよろしければお手に取って見て下さい。
また、『はつこいの死霊』ですが、
メルマガ発行後、同じくウ゛ァセリンの書店にて、
お買い求め下さった方がいらしゃいました。
メルマガを見て下さってかは、わかりませんが、
思い入れのある作品だけに、
自分の書店で売れたことが非常に嬉しかったです!
それ以外の作品を購入して下さった方々も含め、
お礼を伝えさせて下さい。
ありがとうございます!
来月初旬には相方のヒナちゃんの協力のもと、
2004年ベストを本屋で展開していきたいと思っておりますので、
よろしかったらお立ち寄りくださいね。
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▼オトナな乙女に贈るウ゛ァセリンのBL小説専門店 『BL☆53rd&3rd』
http://myshop.7andy.jp/myshop/bl53rd3rd?shelf_id=01
▼ヒナ&ウ゛ァセリン主催 乙女の社交場 『BL富士見三丁目♪』
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