弁護士が教える男と女の実践的法律戦略
発行日時: 2005/2/25‐‐‐‐弁護士が教える男と女の法律戦略‐‐‐‐
▼▼▼ 夫の離婚戦略 ▼▼▼
こんにちは。
弁護士の神山秀(かみやま しゅう)です。
拙書「男と女の法律戦略」(講談社現代新書)
本名、荘司雅彦(しょうじ まさひこ)著 が、
「春の珍事だ」という、
私の友人の大方の予想に反して、
いまだに、しぶとくアマゾン法律書部門1位をキープしています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index=books-jp&field-keywords=%E6%B3%95%E5%BE%8B/ref=xs_ap_l_xgl14/250-9786899-5965064
これもひとえに、皆さんのおかげです。
本当にありがとうございます。
対話が多いので「小説より読みやすく」
「厚い専門書より役に立つ」
「しかも安い」
と、三拍子そろっています。
騙されたと思って、お手にとってみて下さい。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
前回のメルマガで、
「女性の離婚戦略」を書きました。
男性から「離婚したい」という相談は極めて少ない。
という前提で・・・・。
しかし、その後、よくよく考えてみたところ、
実は「離婚したい男性」は、相当数いたことに気づいたのです。
なぜ、私が、前回、
「妻と離婚したい」という相談が稀だと考えたかと言いますと、
----ここが妻との大きな違いなのですが------
夫たちは、
「離婚願望」はあっても「実行に移そうとしない」のです。
要するに、
「私は、本心は離婚したいんですがねぇ。
裁判所まで行くのはちょっと・・・・。
まあ、しばらく、このままで様子を見ますよ。」
というような話で終わってしまう人が、とても多かったのです。
ということで、
「離婚は妻から」という固定観念が、
私の頭の中にできあがってしまっていたわけです。
勿論、比率からいえば、
「離婚したい」相談は、圧倒的に妻の方が多いのですが・・・・。
では、何故、男性は、
離婚したい妻と結婚生活を続けているのでしょう?
先ず第1の理由として、
「離婚を切り出すのが怖い」のです。
「離婚」なんて言ったら、
「取り乱される」「死んでやる」と脅される、逆に「刃物で刺される」
「両親に報告される。」「会社の上司に報告される。」などなど・・・。
最悪の事態を想像すると、
ついつい問題先送りをしたくなるのです。
第2の理由として、
「子供の親権を取られる」という恐怖心です。
幼い子供の場合、親権者は母親になるのが多いので、
かわいい子供の顔が見られなくなるよりは、
離婚を思いとどまる夫が多いのです。
さらに、
性的にも、妻は拒絶しづらいのに対し、
夫は、無理を強いられることはそうはありません。
このような理由で、問題先送りを続ける夫たちはとても多いのです。
そこで、今回は、
「離婚したい夫」に少しばかりの戦略を授けてみたいと思います。
戦略その1
「人生一度きり。明日は来ないかもしれない。」という、
あたりまえの事実を再認識して、それを肝に銘じましょう。
もしかしたら、このメルマガを読み終えたあと、
あなたは交通事故で死ぬかもしれない。
来週の健康診断で「末期がん」が発見されるかもしれない。
誰でもいつかは死ぬのです。
「一度きりの人生」に先送りは許されません。
男性は女性より優柔不断な場合が多いので、
迷いが生じた時に、常に「この価値観」に照らして考えましょう。
戦略その2
家庭における自分の存在意義を徐々になくしていきましょう。
いきなり「家出」や「別居」をしたら、
それこそパニックです。
しかも、周りから見れば、「悪役」は自分。
これでは、あまりにも精神的に厳しいですね。
ですから、次第に家庭での自分の存在を消していき、
自分が存在しないのが「普通」という状態が作れれば上出来です。
会社が遠い人は、会社の近くにアパートを借りる。
そうでなくても、休日にも会社に行く。などなど、
自分がいなくとも、妻子が自立していければしめたものです。
戦略その3
嵐はいつか過ぎ去るという事実を忘れない。
自分の存在を消すのに成功しても、
妻によっては、大変なパニックを起こす場合があります。
「離婚宣言」をされたとたん、自殺を図ったりする妻がいます。
プライドの高い妻が、自分を否定した夫に対して復讐をするのです。
私も、何度か、そういうケースを扱いました。
しかし、幸い、死んだ人は一人もいませんでした。
薬剤師の奥さんが、勤めている病院から持ち出した薬を飲んだのですが、
飲んだ量は「致死量」よりはりかに少量でした。
知識が十分の現役薬剤師ですから、死なないと知りながらやったのです。
こういう時は、「初心忘るるべからず。」です。
嵐が過ぎ行くまで、頭(こうべ)をたれていましょう。
戦略その4
妻子が、経済的に困らないように十分配慮する。
これまた「死んでやる」が口癖の妻と調停をやりました。
依頼者の夫が、早期離婚を望んでいたので、
「これが限界」という「相場をはるかに超えた金額」を提示し、
応じなければ白紙撤回を宣言したところ、
「金銭の問題ではない。」と文句を言い続けながらも、
申し出に応じて、現金を数えてくれました。
子供の養育費もしっかり払って、
円満に面接交渉ができるようにしましょう。
まだまだ考えられますが、今回はこのくらいで・・・・。
最後に一言、
人生一度きり!悔いのない毎日をお送り下さい。
__________________________
■■■■■■□ 発行者 弁護士 神山 秀 (かみやま しゅう)
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