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関組長日記:田中康夫さん×冬柴鐵三/国土交通大臣/兵庫県尼崎市

発行日時: 2008/4/16




平成20年3月27日(木)参議院/国土交通委員会/会議録がおもしろか
ったので、遅ればせながら田中康夫さんの部分の全文を掲載して御紹介する。

○民主党・新緑風会・国民新・日本の一員であります新党日本代表田中康夫
でございます。

■ 道路特定財源について

小泉純一郎さんのときに公共事業費は4割削減されたわけでございます。

しかし、私どものこの日本には52万社という土木建設業の企業がございま
す。552万人ほどの方がその業で働いていらっしゃるという。御家族を入
れますと、人口の6分の1くらいはそうした土木建設業の関連の方でありま
す。

4割公共事業費を削減をいたしましたが、しかしながらすぐには構造転換で
きないような方々、私も知事時代に、例えば、そうした方々が森林整備に携
わったり、あるいは道路の維持補修の舗装工事を分割発注をして直接発注を
するということで、従来の8掛けの金額でもきちんと採算が取れるような形
にするとか。

こうしたことを国のレベルにおいては余り行わないままに公共事業費を削減
してまいりました。
私は、ジョン・メイナード・ケインズという方が、まさにこの方は、不況の
ときには減税をして、そしてまた公共投資をせよと。
しかし、このケインズの言ったことは、実はイギリスにおいて、大英帝国で
あったはずのロンドンのイーストエンド、ベスレムグリーンと呼ばれるよう
なところには、クーリーと呼ばれる移入をされてきた方々のところは下水道
すらない非人間的な生活であると。その場所の下水道をきちんと整備するこ
とこそが新しい公共事業の在り方だと。オックスブリッジと呼ばれる田園都
市空間へ行く間の景観というものが非常に荒れ果てている、それをコンクリ
ートジャングルにするというようなことではなく、イギリスらしい田園空間
を再生することこそが、雇用を生み、そして景気を浮揚すると言ったのでは
ないかと思います。
すなわち、私どもが今後公共事業ということを考えるときに、まさにフェア、
公正であって、そしてオープン、オープンというのは政府・与党の方が以前
もおっしゃっていましたけれども、余りオープンでないと世界からそしりを
受けておりますが、フェアであってオープンであって、そして論理的である、
ロジカルであることが必要であろうかと思います。
このことが新しい公共事業の在り方、地域密着型であり、21世紀型の雇用
を生む経世済民の公共事業というものを、国土交通省が率先して、デザイン
を描くだけでなく推進することで、公共事業というものが良い意味で納税を
されている生活者の方から理解され、国土交通省及びそうした事業に携わっ
ている方々が良い意味で日本に暮らす方々から支持されるという、そうした
社会を目指さねばならないというのが私の基本的な考えでございます。

こうした中において、私は、政府・与党の方とは違って、道路特定財源の暫
定税率というものは、これは廃止をすべきであるというふうに考えておりま
す。

私も知事をしていたのであれば、声を高らかにそう述べたところで、野党の
方々と一緒に共闘したところでございますが、全国知事会の方々は、20日
の祭日の日に緊急会議を開かれて、そして暫定税率が下がるとパニックにな
るだろうとおっしゃっております。私はそんなことはないとは思っておりま
すが、国土交通大臣であられる冬柴鐵三さんが、まさに福祉をより良くする
ために政治の道にお入りになられたであろう冬柴さんは、このパニックにな
るというふうにおっしゃっている方々がいることに関してどのように思われ
るか、あるいはもしそのようなお考えであるとするならば、具体的にどのよ
うなパニックが起きるというのであるか、私のような浅学非才の者に是非お
教えをいただきたいということであります。

○国務大臣(冬柴鐵三君) パニックといいますか、私は混乱が生ずるだろ
うということは認識をいたしております。何といっても2兆6千億、そのう
ち9千億の税収が地方で失われます。それから、7千億のいわゆる臨交金と
言われる地方道路整備臨時交付金でございますが、その額は7千億でござい
ますが、これをお渡しする根拠を失いますから、7千億も地方へ回りません。

そういうことを考えますと、なぜならば、今私の方は衆議院で可決し、参議
院へ送っておりますけれども、その法案、財特法はまだ審議されていただい
ておりませんので、その中にこの7千億の臨交金をお渡しするという根拠は
あるわけですけれども、それが通らないと4月1日には失効しますとお渡し
できなくなるということが起こります。

それから、今117路線で700か所に及ぶ工事を我々の直轄事業で行って
おりますけれども、我々の方もそれを支える税収を失うということになりま
すと、これを止めざるを得ないことになります。

そういうことで、道路をめぐる混乱がそこに生ずるだろう。それをパニック
というかどうかは別としまして、大変地方自治に責任を持つ知事、市町村長
におかれましては、そのような財源を失うということは、当然入るというこ
とを予想していたそのような税収がなくなるということは非常に大きな混乱
ということが生ずるだろうというふうに思います。

○田中康夫君 そのようにおっしゃっていらっしゃいますが、日経ビジネス
という、比較的日本の経済というものを理論においてもまた実務面において
も把握しているだろう方が読んでいらっしゃる雑誌の読者の調査においては、
76%の方が日経ビジネスの読者は暫定税率を廃止しろと、このように言っ
ているわけでございます。私も昨日、日刊ゲンダイの私の連載の中でこのこ
とを引用いたしましたが、なぜそう言っているかというと、道路特定財源の
使途に対するチェックが不十分で無駄が多いから廃止すべきだと言っている
わけでございます。すると、このような考えの者が私同様に浅学非才という
ことになりますと、日本の経済の現場で支えている日経ビジネスの読者とい
うものは世の中を分かっていないというお話になります。ただいま冬柴さん
は暫定税率が減らされると地方がパニックになると言いましたが、地方自治
を経験いたしました私は、先日もCS日テレという番組で当時総務大臣を務
めていらっしゃった片山虎之助さんに申し上げました。

今回の暫定税率、2兆6千億円と言っておりますが、実は地方分は9千億円
でございます。昨年度の例でいえば9064億円と、9千億円でございます。
他方で、先日、予算委員会でも申し上げましたように、なあんちゃって小泉・
竹中へなちょこ改革のときには地方交付税は毎年幾ら減らされていたのか。

9600億円毎年地方交付税は減らされていたんです、皆さん。

そして、片山虎之助さんが大臣であられたときの平成14年から15年に替
わるときは何と地方交付税は1兆5千億円もやおら減らされたんです、三位
一体の改革という美名の下において。

そして、これを伝えられたのはいつだったか。総務省や財務省から各自治体
に伝えられたのは1月の20日過ぎであります。2月の冒頭には都道府県、
市区町村の議会が開かれる。当初予算は既に組み終えている。にもかかわら
ず、そのときは、まさに破壊はやめないとおっしゃっていた前の前の総理大
臣のマジックに、麻薬にかかっていたのか、皆さんひいひい言いながらSM
のように予算を組み替えたわけでございます。
何の混乱は起きなかったわけでございます。
これは、福祉や医療や教育や環境や、あるいはもちろん農業や林業や水産業
や、あらゆる分野に影響した交付税のやおらの削減であった。
皆様が行っていることは、道路特定財源ではなく、最近では道路不特定、不
透明財源というふうにもやゆされておりますが、少なくとも道路に関連した
ことでございます。
したがいまして、このようなパニックが起きない。そして、ガソリンスタン
ドにおいての価格に関して、きちんとその価格に関して蔵出しのところでの
混乱を起きないようにするということを既に野党は法案としても提出をして
いるわけでございますから、ボールは既に政府・与党に投げられているわけ
でございます。
仮に、混乱が起きたとすれば、このような混乱ができない手だてを具体的に
政策立案能力また政権担当能力のある野党が提出したものを、皆さんが手を
こまねいていたということによって混乱は起きると、政府・与党の責任であ
るということをまず改めて申し上げておきたいと思います。
そして、他方でそのことを糊塗するがために、今日の新聞辺りによりますと、
減収補てん債を2千億円組むと言っております。しかし、先ほど申し上げま
したように地方分は9千億円でございますから、12か月で割れば750億
円でございます。
今日の新聞報道によれば、一か月分の当面として2千億円の減収補てん債を
組むと言っているけど、これこそ皆様は夜陰に乗じた焼け太りをしようとい
うことではございませんか。日本の借金を更に増やして財政破綻の道に持っ
ていくということでございます。
是非、この点に関しては、福祉を充実させるために政治の道を志した冬柴さ
んにおかれましては、トップダウンにおいてこのような不透明なことが4月
の夜陰に乗じて行われないように厳重に指導監督をいただきたいと思います。
ところで、道路がないと病院まで行けないというふうに言われております。
しかし、道路を造るには、拡幅するのにも5年、10年掛かります。
少子高齢社会の中で、5年、10年の中で天寿を全うされる方もいます。今
生きていらっしゃる方の問題がまさに私たちの、大臣も所信でおっしゃった
国民の生命と財産を守ることでございます。こうした中、幾つかの県におい
て、13道府県において13機のドクターヘリというものが導入をされてお
ります。このドクターヘリというものこそが、私は、すぐには道路が直らな
い場所、

実は日本の面積は変わりません。

先ほど大臣が、これから日本は80万人ずつ人口が減少すると、私が予算委
員会で言いましたことを、大変有り難くも学習効果をいただいて引用いただ
きまして大変感銘を受けておりますが、面積が変わらない。北方領土が戻っ
てきても1%しか面積は増えないんです。よその国に侵入していくようなこ
とは我が国は平和の国ですからしません。
面積が変わらなくて人口が80万人ずつ、東京の世田谷区と同じ、鳥取県は
59万人ですから、鳥取県は一年を経ずしてそれを上回る人数、こちらに
川上さんがいらっしゃいますが、になります。
ですから、私たちが今することは、道路を造り続けて、国滅びて道残るでは
なく、今あるものをきちんと維持修繕していく必要がございます。しかしな
がら、維持修繕は国からのお金というのはほとんど直接にはございません。
ある県の外部監査において今回出たのは、舗装の耐用年数を45年とすると
毎年83億円が維持修繕費として必要になるのに、現在組めているのはその
半分でしかないと言っています。
先ほども長浜さんの方からもありましたように、橋やトンネルが維持修繕の
点検費用が足らないためにそのインターバルが長くなってアメリカのように
壊れていくだけでなく、私たちはこれから、私たちの体はこれからもはやも
う伸びないんですから。日本は、しかし私たちは高齢社会の中で歯や骨は痛
んでまいります。歯や骨を治す。今ある道路をきちんと修繕する。あるいは
電線地中化する必要がございます、これはちょっと後ほど聞きますが。
ドクターヘリというものに関して、これは私は、すぐに道路が改修工事がで
きない場所における福音でございます。この点に関して、国土交通省は運輸
行政も航空行政も携わっております。大臣のお考えをちょっとお聞きしたい
と思います。

○国務大臣(冬柴鐵三君)ドクターヘリにつきましては、私の出身である公
明党、大変一生懸命やってきたことは自負できます。それについては、厚生
労働省が主体になって進めておられるものと理解しておりますけれども、国
土交通省におきましても、その導入が円滑に進むように平成12年に航空法
施行規則を改正し、飛行場以外の場所においても緊急時において離着陸の許
可なく飛行できるように措置をしております。国土交通省としましても、緊
急時以外の病院間搬送時における離着陸の許可に係る期間、これは3か月を
一年に延ばすなど、厚生労働省と協力して今後もドクターヘリの導入が円滑
に進むように努めてまいりたい、このように思っております。

○田中康夫君 福祉を充実したいと思って政治を志されたわけです。すなわ
ち、ドクターヘリが増えていくということは、これは同時にそうした人員の
方々の雇用にもなるわけでございます。そこで働く医師の雇用にもなります。
私は知事時代に、大変広い県ですが、当時国の支援がございませんでしたが、
ドクターヘリをこちらにいらっしゃる羽田さんの地元でもあります佐久総合
病院というところに設けました。現在、冬柴さんが所属されている公明党は
これから50機のヘリを入れていくと言っております。一都道府県に一機で
ございます。しかし、例えば長野県のようなところは全国四番目の広さで、
木曽谷だけでもこれは大阪府や香川県と同じ大きさでございます。人の命に
は優劣がないとするならば、なぜ各県一個置けば事足れりというふうにお考
えなのか。むしろこうしたところにきちんとヘリを導入することを厚生労働
省だけではなくて国土交通省という国民の生命と財産を守るところが積極的
にやったらいかがでございますか。私は、愛知医科大学のドクターヘリの稼
働が少し余裕があるということをお聞きして、木曽谷や伊那谷の部分には愛
知県からヘリが飛ぶようにいたしました。そのヘリが愛知医大に戻ることも
あれば、飯田市立病院に降りることもあると。ドクターヘリが着陸できるよ
うな場所を各小学校のそばに設けることで、またそこを芝生を緑化するとい
うことになれば、これも歓迎される公共事業でございます。
改めて決意のほどをお聞きいたしたいと思います。

○国務大臣(冬柴鐵三君) 大変聡明な知事として高名でございます。その
方がおっしゃることですから、私も前向きに取り組ませていただきます。

○田中康夫君 大変心強い御発言をいただきました。同時に、日本の財政は
緊迫しております。あれもこれもというバイキング方式ではいかないわけで
ございまして、その意味においては、国土交通省が主体的にドクターヘリを
各地にくまなく配備をする。実は伊那谷は委員長の吉田博美さんの選挙区で
もございます。そこの方々にも愛知医大のヘリが飛ぶことで喜んでいただけ
ました。まさにそうしたことが拍手される私は国交省の新たな公共事業の在
り方ではなかろうかと、このように感じております。

■ 築地市場移転問題について

ところで、観光庁というのができると。字を間違えればまた官公庁といって、
第三セクターのように肥大化するかと言われますが、まさにこの山紫水明、
四季折々の美しい自然の日本をビジット・ジャパンで来ていただく必要がご
ざいます。皆様も様々、日本は森林が7割占めている森林県でありますが、
同時に四方を海で囲まれている海洋国でございますので、そうした活用をど
のようにするかと。国土交通省がお配りになっている資料の中にも、例えば
門司の辺りの旧税関の建物を活用して、そこを観光の場所にしていくという
のがございます。私は、世界において今、日本食が大変に注目をされており
ます。日本は実はアメリカよりも魚介類を3倍食べております。ノルウェー
のような海洋国よりも二倍食べております。そして、それがおすしに象徴さ
れる日本食が健康に良いということになっているわけでございまして、こう
したソフトパワーを更に発信をする。そのために、今ロシアから飛行機をチ
ャーターして銀座のすし屋に借り切りで来るというような一部の好事家の方
だけではなく、多くの方々が日本食がすばらしい、日本は美しいと思ってい
らっしゃる方が東京にお越しになって今行かれるのは、大臣、どこだと思わ
れますか。築地でございます。築地という言葉はもはや交番と同じくらいな
世界用語になってきている。しかしながら、現在、新銀行東京と称する問題
を居直っていらっしゃる東京都知事は、この築地の市場を豊洲のガス工場跡
地に移転を強行すると言っているわけでございます。
この問題は大変に大きな、まさにビジット・ジャパンを揺るがせかねない問
題だと私は思っております。
こちらを御覧いただきたいと思いますが、(資料提示)実はこの移る場所は
東京ガスが過去30年にわたって石炭から都市ガスを製造していた場所でご
ざいます。LNGガスのような形で当時は来ませんので、石炭から造ってお
りました。そのことによって、あの水俣病の悲劇を生んだ水銀が環境基準値
の24倍、砒素ミルク事件の悲劇を生んだ砒素が49倍、青酸カリの一種で
ありますシアンが490倍、そして発がん性物質であるベンゼンが1500
倍でございます。そして、この水銀やベンゼン等は気化をする、蒸発をする
ものでございます。東京ガスは東京都に売却するときに、この場所はこのよ
うな危険な場所であるから使途に関してはくれぐれも考えてほしいというた
だし書を付けている。芝浦工業大学に最初どうですかと東京都が言ったので
すが、さすがに科学の大学でございます、そのような危ない場所は嫌だとお
っしゃった。にもかかわらず、築地の市場をこのような場所に移転を強行す
ると言っております。
気化をするものは、上にアスファルトを張っても、土盛りをしても、その間
から出てまいります。魚は半日しか置かないと言うかもしれませんが、風評
被害がございます。そして、そこで働く方々は、幾日も一年中働くことによ
って、その方々の出産されるお子さんにも影響が出てまいります。そして、
ひいてはビジット・ジャパンと言っている日本のその聖地である築地という
場所、この場所を汚くて、危なくて、狭いなどと言って、市場を外に移そう
としている。この問題に関して、観光行政を所管されるトップリーダーであ
ります冬柴さんの御見解を伺いたいと思います。

○国務大臣(冬柴鐵三君)観光行政と築地市場、大変難しい。築地市場は築
地市場で考えられるだろうと思います。
私は、観光は21世紀の日本の政策、大きな政策課題だというふうに思って
おります。したがいまして、衆参の議員立法、全会一致でございまして、こ
れで観光立国推進基本法を成立させていただき、そしてまた6月29日には
観光立国推進基本計画も閣議決定していただきまして、私は、その大臣とし
て、観光立国担当大臣として観光を進めていきたい。私は、そういう中で、
外国からのお客さんがエスケープするような場所を日本の中に造るというこ
とは、これは私は重大な問題としてとらえますけれども、しかし、今お示し
のような有毒物質についてそういうものが地中にあるところの上にそういう
ものを造るかどうかという問題につきましては、それぞれ東京都知事始め所
管の人たちが、また科学的に、今おっしゃったことも科学的なんでしょうけ
れども、専門家の御意見を伺いながら、そこでいいのかどうかということは
判断されるんであろうというふうに思います。

○田中康夫君 東京都自身の調査でもこのデータを更に上回る数値が出てき
ているわけです。そして大臣は、観光行政をつかさどる、その前に日本を愛
する一人の方であります。極論すれば、私たちの水産国家の象徴的場所が汚
染にまみれた場所に移るということは、極論すれば京都の銀閣寺や金閣寺が
そこを住宅にした方がいいと壊すような話、あるいは富士山のところを半分
切って住宅にしましょうくらいなとんでもないお話でございます。是非、改
めてお一人の、まさに日本をより良くするために政治の世界にお入りになら
れた冬柴さんの忌憚なき御見解を、あるいはこのような場所で扱われるお魚
を大臣は日々食べるということに関して、中国のギョーザの問題も大きな問
題となったときに、このような場所で扱われるお刺身を大臣はお食べになる
勇気があられるかどうか、まず、それに関してイエス、ノーでお聞きいたし
たいと思います。

○国務大臣(冬柴鐵三君)私は科学の知見がありませんが、そこを造っても
大丈夫だという知見の下に造られたものであれば、私はお魚大好き人間でご
ざいますから、そこで売られた魚であろうが食べます。イエスかノーかです
から、食べます。

○田中康夫君 そして、その実際に売られているお魚が夏の暑いときに気化
してきたもので検査をしてこのような水銀や砒素が出てきたときも、御家族
あるいはお孫さんと一緒にお食べになるということでよろしゅうございます
ね。

○国務大臣(冬柴鐵三君)そんなことは言っていませんよ。そこで蒸発して、
それによって魚が汚染されておれば私は食べません。

○田中康夫君 そのような状況になると幾人もの科学者が言っていて、環境
基準値を、環境省が決めた基準をはるかに一五〇〇も上回るようなデータが
東京都の調査でも出てきているわけです。それをまさに内閣の一員として、
そしてこのような場所でお魚が売られれば、これは日本の観光の大いなる損
失であります。この点に関して、御同意されるかいかがか、改めてお答えく
ださい。

○国務大臣(冬柴鐵三君)そこへ築地市場が移転するかどうか、そして、そ
れに対して私が職務上どう関与するのか私分かりませんので、お答えのしよ
うがございません。
ただ、それについては、もし東京都が、知事が幾らやろうとしても、東京都
にも議会があるわけでございますし、東京都民の人たちがどう判断されるか
ということもございますので、私がここでそれに対して賛成とか反対とか言
う、そういうコメントをするのは差し控えさせていただくべき事項であろう
というふうに思います。

○田中康夫君 それでは、東京都民の負託を受けている松島さんにも同様の
御質問、松島さんの選挙区にもこうした業に携わる方々はたくさんいらっし
ゃると思います。これらの方々が、実際にこのような場所に移ったら我々の
仕事が終わってしまう、そして日本の水産物が終わってしまうと言っており
ます。

○副大臣(松島みどり君)おっしゃるとおり私は東京選出の国会議員でござ
いますが、今日この場には国土交通副大臣として座っておりますので、そし
てまた、今おっしゃいました東京ガスの調査が東京都庁のどのような判断に
影響を及ぼしているか、今即座に分かりませんので、回答は控えさせていた
だきたいと思っております。

○田中康夫君 いずれにいたしましても、築地の市場が汚くて危なくて狭い
のではなく、あの場所をきちんと皆さんが、この門司港の再生のパンフレッ
トがあるように、れんが建てのフィッシャーマンズワーフのような形にすれ
ば、それこそ東京にいらっしゃった国内外の方々の観光庁ができたときの象
徴的な観光の場所になるということを改めて申し上げておきたいと思います。
そして、こうした方々がより多く日本に訪れていただく。1千万人というふ
うに所信でおっしゃいました。

■ 空港について

首都圏には横田基地の軍民共用、防民共用といいますかに先駆けて百里基地
というところが共用になります。
しかしながら、この場所は果たしてどれだけ使われるのかというふうにも言
われております。
成田は離発着料が94万円ですが、しかしながら他の国々、例えばバンコク
のようなところは離発着料は3万円、4万円といったような形でございます。
イギリスにおいても、ロンドンにはヒースローあるいはガトウィックだけで
はなく、スタンステッドやルートンというような空港がございます。ルート
ンには整備基地も設けることで、近距離のBAeのような飛行機を扱ってい
る会社が皆来るようになりました。スタンステッドという少し離れた場所も、
良い意味でフェアでオープンな空港にしたことによって、ライアンエアを始
めとするノーフリルの会社が来て、イギリスはヒースローが世界最大の利用
旅客数だけでなく、ロンドンにロンドンシティー・エアポートも含めて5つ
もある空港がそれぞれ活性化をしているわけでございます。
箱を造るだけでは、これは良い意味でのコンテンツにはなりません。箱をど
う利活用するかと、その意味においては、こうした空港の離発着料を茨城県
の判断に任せるだけでなく、観光庁ができた国土交通省が良い意味で、利用
者の視点に立って、消費者の視点に立ってトップダウンで共にデザインを描
いていくということが必要だと思います。

■ 公有水面埋立てについて

もう一点、川崎の埋立地のところを災害が起きた場合のために70億円を掛
けて緑地化をいたしました。しかし、地震列島の日本は、中南海地震も、東
南海地震も、あるいは近畿地区でも起きるとも言われております。なぜ川崎
だけなのか。私たちは、川崎だけでなくて、千葉においても空き地を緑化を
する、あるいは名古屋においても、神戸のポートアイランドの空いている土
地も、そしてこの場所を液状化現象を防ぐようなことが一か所70億円でで
きるのであれば、このことこそ、1か所あるいは2か所のモデルケースでは
なく、弾力的にまさに機動力を持ってデザインを描いて行うということこそ
が納税をされている方々から拍手をされる、新しい21世紀のケインズの考
えに基づく公共事業ではなかろうかと思います。

こうした意味においても、私たち民主党・新緑風会・国民新・日本は、暫定
税率という不透明なものを廃止をしてもパニックなどは起きない、このこと
は地方自治の現場の実践からも明らかでありまして、そして一方で、まさに
大臣がおっしゃった国民の生命と財産を守るという観点を21世紀の視点に
立って提示をしていただくということをこの今国会中においても行っていた
だくことを要請をし、質問といたします。

平成20年3月27日(木)参議院/国土交通委員会/会議録より抜粋

http://www.matsushima-midori.jp/home/home.html
国土交通副大臣 松島みどりさん(自民党/衆議院議員/東京14区)
 
http://www.fuyusiba.net/pc/
国土交通大臣 冬柴鐵三さん(公明党/衆議院議員/兵庫8区=尼崎市)

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1251/hyogo.html#shyogo8
過去の衆議院選挙における各候補者の選挙得票数 兵庫8区
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/1251/
2005年総選挙選出衆議院議員一覧 作成者:上田修一 より

http://www.love-nippon.com/
新党日本 代表 田中康夫さん

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発行者プロフィール

ペンネーム : 関組長

  • ロビイスト。1967年大阪生まれ。氷見自動車学校卒。大阪で市場調査会社や不動産会社に勤務した後2001年9・11事件以降、国会の会期中は東京・永田町に常駐し、特定の政党を支持あるいは反対するのではなく超党派で、おもに外交防衛政策に関する提言を国会議員らに行なってきた。関組長の東京・永田町ロビー活動日記【メルマガ版】の読者がカンパで生計を支えながら国会で活動を続け、金沢の長屋横丁で恋人と非婚別姓で2人暮らし。国会のある東京・永田町と金沢を行き来する生活をしている。 関組長の由来:かつて関西大学の前にある不動産屋で留学生を講師に韓国語、中国語、インドネシア語講座をやっていたことがある。その不動産屋をリストラされた時に商店街の親しいカフェなどの協力を得ながら多文化共生事業部を継続させ、屋号を関組★多文化共生事業部とした。映画監督が撮影に入ると○○組と呼ぶように、英語でTeamLeaderと言わず日本語で。関のプロジェクトチームといった程度の意味で関組長とした。そのなごりで、ロビー活動が忙しくなり講座を休業した後も、平和運動系のメーリングリストなどで関組長というハンドルネームを使うようになった。

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