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関組長の東京・永田町ロビー活動日記

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関組長日記:小沢さんと福田さんの騒動について〜いちばん無責任なのは有権者ではないのか?〜

発行日: 2007/11/11




http://www.melma.com/backnumber_116100_3888774/ 
関組長の東京・永田町ロビー活動日記 
11月4日(日)+5日(月) 
これが小沢さんが記者会見で語った全文だ
+テロ特の民主党筆頭理事に伝えたこと

小沢さんと福田さんの騒動について解説してくれとの読者からのリクエスト
にお答えして、じっくり書こうと思う。

まず”ねじれ国会”などという表現を使うべきではない。
”教科書どおりの国会”と表現したい。

日本の国会が衆議院と参議院との2院制だということは、中学校の『公民』
の授業で習うけれど、教科書どおりの国会なんて歴史上ほとんど無かった。
郵政民営化法案は衆議院と参議院の投票結果が違う”教科書どおりの国会”
を見ることができた珍しい機会であった。
それまでは参議院は衆議院のカーボンコピーとまで揶揄され、参議院不要論
まで登場する始末。
なぜこのような現象が起こるかというと、参議院も衆議院と同じ政党が多く
の議席数を占め、同じ政党に所属する議員で政策を一致させ党議拘束をかけ
ていると、衆議院と同じ結論しか出ないからだ。

逆に同じ政党なのに衆議院と参議院で違う主張をしたら政党としておかしい
という人がいるが、それじゃあ日本国憲法よりもその政党政治の論理のほう
が優位性があるとでもいうのだろうか?
法案審議の過程で徐々に議論が深まり、これはおかしい、修正議決すべきで
はないのか?という機運が高まっても衆議院で賛成した法案に参議院で修正
も反対もしない。そんなとき関組長は、うんざりしてしまう。
例えば防衛庁設置法の一部を改正する法律案のときの民主党の態度がそうだ
った。防衛庁を省に昇格するのは構わないが、テロ特措法とイラク特措法を
本来任務に位置づける点には修正案を出すのが筋だ、と関組長は提言して、
民主党内の「リベラルの会」と「国防省を早期に創設することを求める議員
連盟」との間で折り合いをつけることができそうなところまで仲人ができそ
うな手応えを得られていた。けれども政策調査会長の松本剛明さんは反対も
修正も求めず原案に賛成することを民主党として決め、しかし民主党はテロ
特措法とイラク特措法に反対であることにいささかも変わりは無いと声明文
を出すだけで、お茶を濁してしまった。

およそ議会は、税金の集め方と、集められた税金の使い途と、富の再分配の
さじかげんについての利害調整と妥協を見い出す場である。
例えば議会にどのような職域集団の利益を代弁する議員が多いか?によって、
その結果が変わる。

これまで永田町では、自民党の政務調査会の部会と政策審議会で審査をして、
総務会で了承されてから国会に提出された<閣法>は、野党が質問する時間
を衆議院と参議院である程度確保した上で、遅かれ早かれ可決成立した。

http://www.melma.com/backnumber_116100_3598216/
関組長の東京・永田町ロビー活動日記
3月23日(金)
【自民党/総務会】とは何か? 

2007年7月の参議院選挙の結果、参議院は野党が多くの議席数を占める
ようになり、益々、衆議院と参議院の投票結果が違い”教科書どおりの国会”
となった。
”教科書どおりの国会”は、子供の教育にはちょうど良い状態だと思うが、
内閣および与党にとっては極めて都合の悪い状態だ。
では、野党にとっては都合が良いかというと、そう単純でもない。
議員立法の法案にして、ぼんぼん参議院に提出し可決して選挙で支持された
マニフェストを具体化させ、賛成しない衆議院を批判することができる一方
で、内閣提出の悪法案は衆議院で強行採決されても、参議院で審議入りすら
させすに<吊るし>ておくことだって<否決する>ことだってできるけれど、
あまりえげつない国会対策戦術でそれをやると、これまた横暴なイメージを
世間に与えてしまう。
衆議院での再議決の際にどうするか?

委員長が委員会を開会できないように委員会室をバリケード封鎖してもいい。
年金改悪法案のときは衆議院で民主党が厚生労働委員会室をバリケード封鎖
した。
創価学会の池田大作証人喚問だったかのときは抵抗する政党が委員長を議員
会館の委員長室で拉致監禁してまで阻止したのだ。

委員長が委員会室を出て委員長が議長のところに「採決が終わった」と報告
に行けないように、通路と出口を通せんぼして肉弾戦で監禁してもいい。

なんとか委員長解任決議案や、なんとか大臣問責決議案を提出してその趣旨
説明と賛成討論でフィリバスター(長時間演説)で議事妨害をするのもいい。
最近は議長が制限するようになり、長時間演説はできなくなったけれども、

議長解任決議案を提出し、議長解任決議案の趣旨説明と採決のために副議長
が議長席に座ったら休憩を宣言し、そのまま会期末を迎えれば全ての法案は
廃案だ。
あれは3年前のことだったか、年金改悪法案の参議院本会議での採決に抵抗
する民主党が、このえげつない国会対策戦術を不完全な状態で実行しようと
した過去もある。おそらくあの時の民主党出身の副議長の本岡さんは本気で
これを実行しようとしたのではなく、参議院規則を読み間違えたふりをして
大芝居をうったのだろうと推測するが。
参議院選挙が近かったから与野党共に週末は地元選挙区へ帰りたかったから
与野党が何らかのかたちで手打ちにしたかった、そのための大芝居だったの
だろう。

もし関組長が民主党の国会対策委員長だったら、えげつない国会対策戦術だ
と言われようと、悪法案の成立をことごとく確実に阻止してみせるけれど、
おそらく、関組長の国会対策戦術は、お上品な議会人である彼らにとっては
【禁じ手】なのだ。
けれども、正しいことを正しく主張してまかり通るのであれば、さほど苦労
は要らない。
委員会の質疑で野党議員が法案の問題点を質(ただ)したり本会議で法案へ
の反対討論を行うことで、悔い改めさせることなどめったにできることでは
ない。

与党が委員会の委員に送り込んでいる議員は、採決で賛成する要員なのだ。

わたしたち納税者は税金で評論家を雇っているのではない。
わたしたち納税者は税金で政治家を雇っているのだ。
選挙で支持を集めることは政治そのものだと言えるが、それだけでは政治家
として不充分だと関組長は思う。
選挙で支持を集め、議員に当選し、議会に行くことができても、そこで多数
の議員の賛同を集めなければ、じぶんの政策を法案や条例として提出するこ
ともできない。

==議 会==
▽▽▽▽▽▽▽
▼▽▽▽▽▽▼
▼▼▽▽▽▼▼
▼▼▼▽▼▼▼
▲▲▲△▲▲▲
▲▲△△△▲▲
▲△△△△△▲
△△△△△△△
==有権者==

※ イメージ図

提出するだけではなく可決成立させるには、野党だけの賛成しか得られない
ようでは駄目だ。
問題は、その政策課題は政権交代が行われるまで待てる課題なのか?という
ことだ。
だからこそ超党派の議員連盟を結成して取り組まれる課題がたくさんある。
ロビー活動が、超党派でなければ願いが成就しないのと同じように、それは
議員だって同じだ。
委員会の質疑で法案の問題点を質(ただ)したり本会議で法案への反対討論
を行うことで、それが次の選挙で支持を集めることにつながるだろうか?
マスコミはちゃんと報道するだろうか?
正しいことを正しく主張して何も実現しないのと、何パーセントでも政策を
取り入れさせることができるのと、どちらが望ましいだろうか?

”ねじれ国会”とやらは衆議院解散総選挙でまた自民公明が圧勝しようとも
参議院の会派における現在の議席数、これは少なくとも選挙から3年間続く。
”教科書どおりの国会”をつくりだしたのは、わたしたち有権者総体である。
その結果、小沢さんと福田さんの肩にかかった責任と同じ重みを、あなたも
感じながらものを言っているだろうか?
世の中のほとんどの人たちがマスコミやブログで書き散らかしている論評は、
まるで他人事のような物言いなのだ。
”教科書どおりの国会”をつくりだしたのは、わたしたち有権者総体である。
じぶんの無能さを棚に上げ、いっぱしの評論家気取りで小沢がどうの福田は
どうのと書いても、無意味であるばかりか、無責任だ。

じゃあどうすればいいか?野党第一党の党首や内閣総理大臣になったつもり
で小沢さんと福田さんの肩にかかった責任と同じ重みをあなたも感じながら、
じゃあどうすればいいか?あなたは言えるのか?

いちばん無責任なのは有権者だと思う。

議会制民主主義の我が国において責任があるのは、主権在民、有権者なのだ。
他人のせいにしてはいけない。

岩波書店の月刊誌『世界』に小沢一郎さんが書いた安全保障論が憲法9条に
照らし合わせて、正しいか?間違っているか?
イラク特措法やテロ特措法やテロ新法案が、憲法9条に照らし合わせて、正
しいか?間違っているか?
と問えば、どちらも間違っていると思う。

今、問題にしているのはそういうことではなく、政治の在り方の問題である。

どちらからの提案だったか?ということを双方にハッキリしろと言っても今
さら無駄だろう。
いずれにせよ、国家基本政策委員会(=党首討論)ではなく密室で行われた
ことが災いの元であろう。

あなたもじぶんの体験にもとづいて思い起こしてみていただきたいのだが、
職場や労働組合や市民グループ等の会議で、どんな合意形成の方法を採って
いるだろうか?

会議の前に根回しをしておいてから会議で提案をするだろうか?それとも、
根回しなんていやらしいと思って、会議で初めて提案をするだろうか?

市民運動の世界にも「決議文の採択」という何の役に立つのか立たないのか
訳のわからない文化がある。
あらかじめ用意された案文を集会のさいごにペーパーで配布して読み上げ、
賛同の拍手を求めて「決議文の採択」を行う。
こういう合意形成の方法はおもに、労働組合の活動家でもある人が中心的な
担い手となっている市民グループに多く見受けられると思う。
が、民主主義的に意思決定を行った、というアリバイを演出しているだけで、
いかがなものかと思う。
しかし、もし集会に集まった様々な人達とゼロから「決議文の採択」を行い
たいとすれば、どんなことになるだろうか?
関組長は沖縄サミットNGOロビー活動センターに集まったNGOで「決議
文の採択」を行いませんか?という提案を受けて、その話し合いに参加して
いるうちに面倒になり、皆さんに一任します、と丸投げ。話し合いの輪から
抜け出した経験がある。

こんな風に身近な巷の市民の例を挙げ出すと、きりがないほどあると思う。

野党第一党の党首と内閣総理大臣(与党第一党の党首)が政策協議を前提に
連立政権を協議することは、大政翼賛会的でいけないことなのだろうか?
それとも、あべこべ総理に続き、福田さんも鬱病で入院するまで追い込めば
いいのだろうか?

わたしたちの立法府は今とてもやわな精神力ではもたない難題を抱えている。

さて、これが小沢さんが記者会見で語った全文だ↓PDFファイルは鬱陶し
くて嫌いだが開いてちゃんと読んでいただきたい。

http://www.dpj.or.jp/news/files/19.11.4kougi.pdf
中傷報道に厳重に抗議する 衆議院議員 小沢一郎

当の『毎日新聞』は後に、会談が行われた部屋は事前に国会職員が机や椅子
をひっくり返して、盗聴器が仕掛けられていないか丹念に調べた上で会談が
行われたということまで報道した。

どちらからの提案だったか?ということを双方にハッキリしろと言っても今
さら無駄だろう。
いずれにせよ、国家基本政策委員会(=党首討論)ではなく密室で行われた
ことが災いの元であろう。

http://www.dpj.or.jp/news/files/191104kaiken2.pdf
民主党代表としてけじめをつけるに当たり 衆議院議員 小沢一郎 

野党第一党の党首と内閣総理大臣(与党第一党の党首)が政策協議を前提に
連立政権を協議することはけしからん、と民主党の議員は口々に大反発した。
だが私は、自由民主党と公明党が政権をとろうが民主党が政権をとろうが、
政党のブランドなんて、どうだっていいのだ。私の意見を採用してくれさえ
すれば。
百貨店でマーチャンダイジングにおける差別化のマーケティング戦略を企画
しているのではないのだ。

ここでもういちど問う。

問題は、その政策課題は政権交代が行われるまで待てる課題なのか?という
ことだ。
ロビー活動が、超党派でなければ願いが成就しないのと同じように、それは
議員だって同じ。
正しいことを正しく主張して何も実現しないのと、何パーセントでも政策を
取り入れさせることができるのと、どちらが望ましいだろうか?
委員会の質疑で法案の問題点を質(ただ)したり本会議で法案への反対討論
を行うことで、それが次の選挙で支持を集めることにつながるだろうか?
マスコミは、その議論の中身を、ちゃんと報道するだろうか?
この点においては、あの時の小沢さんの感性は、超党派でロビー活動をする
関組長と近かったのではないだろうか。

いずれにせよ、衆議院解散総選挙は遅くとも10ヶ月以内に行われるだろう。
その結果、イラク特措法やテロ特措法やテロ新法案に反対した政党が与党に
ならなければ、侵略戦争への後方支援は続くのだ。
その結果、農業者への所得保障法案に反対した政党が与党になれば、我が国
の農業政策は、もはや手遅れになるかもしれない。

ここまでの解説で不充分な点は、また稿を改めて書きたい。

なお、話がごっちゃになるとややこしいので、テロ新法案への民主党の対案
についても、また稿を改めて書きたい。

いずれにせよ、衆議院解散総選挙は遅くとも10ヶ月以内に行われるだろう。

あなたが選挙に立候補して当選するか?
あなたが選挙に信頼できる人を立候補させて当選させるか?
あなたが選挙に立候補する人に、あなたの願っている政策を掲げさせるか?

あるいは、

あなたが有権者に働きかける運動で世論を動かし願っていた政治を創り出せ
なかったとしても、世の中の人々に影響を与える能力に欠けていた、という
意味において、あなたが無能であったということに過ぎない。

議会制民主主義の我が国において責任があるのは、主権在民、有権者なのだ。
他人のせいにしてはいけない。

電通や博報堂に負けないぐらいクリエイティブな感性を磨かなければ!

『テレビ・危険なメディア ある広告マンの告発』ジェリー・マンダー・著 
『エコシフト』マエキタミヤコ・著(講談社現代新書)

を読んでいただきたい。

2007年11月11日 

自戒を込めて

関組長

http://www.melma.com/backnumber_116100_3705598/
関組長の東京・永田町ロビー活動日記
6月12日(火)
関組長、漆原良夫/公明党/国会対策委員長と40分も対話できた!

http://www.melma.com/backnumber_116100_3895314/
関組長の東京・永田町ロビー活動日記
11月8日、関組長は40歳になった。+田中康夫さん+住友商事+丸紅

※このメルマガに「返信」を押すと、表示されるメールアドレスは下記とは
違いますが、

benetoncondom@hotmail.com   
関組長



Re:関組長日記:小沢さんと福田さんの騒動について〜いちばん無責任なのは
有権者ではないのか?〜

とメールが関組長にだけ届くしくみになっています。

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