いろいろな疑問を抱えながら、日々真剣に立ち向かい苦労している現場教師、主に高校教師に対する励ましのメッセージを送ります。高校教師を経験する過程で考えてきたことなども含めて、本音で教育現場の教育について、問題解決の視点で送信していきたい。
- 最新号:2004-11-19
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先生、頑張って!
発行日: 2004/5/21 あなたは、教師になって何年目でしょうか?
分掌の経験は、どこを経験されたのでしょうか?
教務系でしょうか、生活指導系でしょうか、それともクラブ指導一直線で
しょうか?
あるいは、校外の趣味に向かっているタイプでしょうか?
人間対応のタイプとしては、どうでしょうか?
一人で黙々と仕事をするのが好きでしょうか?
経験年数が長い方は、今すでに一定のタイプが身についているように思い
ます。
今回のテーマは、一部門を経験し自信がついたら、他の部門も頑張ってくだ
さい、ということとベテランとしてのその先の話についてです。
私は生活指導で、特に問題行動の生徒、次に行事運営などを教師のなりたて
の頃に経験しました。教務や進路もそれなりに経験しましたが、定型的業務
よりも非定型的業務の方が好きでした。それは多様性が多く、心と頭をフルに
使う場合がほとんどでしたので、それなりに変化に富んでいたからです。その
分、非常に苦しむことも多く経験しました。具体的な経験については、後日
触れていきたいと思います。
ここで今回触れる、ベテランということについて触れてみたいと思います。
■学校教師としてのベテランと一人職人芸
学校教師としてベテランになる、ということは、一人職人芸で最も得意と
する業務をより完成度が高いものへと自らの道を一人で突き進む、ということ
でしょうか。
学校教師としてのベテランというならば、この業務の専門性の側面よりも、
後輩や当該校の将来のために、マニュアル化やコミュニケーションの円滑化
などをはかるシステムなどを構築することに重点がおかれるべきではないで
しょうか。
まだ教師になりたての時は、教務などの学校業務において、学び身につけて
いく中で、より良いものへと努力し、自信を深めて行くのは当然です。その先
には、一人職人芸的な完成度を求めていく過程はあると思います。ですが、
かなりのベテランになっても、後輩教師や所属分掌への貢献・指導をせずに、
最も得意とする業務ばかりに閉じこもっているだけの一人職人芸の教師には、
疑問を感じます。このタイプの教師を多く見かけましたし、この手の教師は、
後輩教師や引継ぎなどにおいて、きちんと指導することをしない場合がほとん
どでした。これらの教師は、自分たちの仕事は、教室の中だけであるという
固い信念のようなものを感じられました。
教科指導が素晴らしい教師であるにもかかわらず、学校組織についての業務
は全くしない、というタイプのベテラン教師を多く見てきました。そのために
学校全体や生徒全体の実態・動向の現状認識には疎いため、職員会議ではかなり
古い状況認識の考えのままで、流れにサオをさす場合が多かったようです。その
ような方々がたくさんいて、改革が進まない学校も多いのではないでしょうか。
学校や生徒のことよりも、定型的な自分の授業形態を守り続けたいと固守して
いるのではないか、と思うことが多々ありました。そのような教師の生徒に、
多少の問題児がいると、いつもの机上の空論・理想論から、いきなり手のひら
を返したように高圧的な弾圧的手法を用いて生徒を従わせようとするのもよく
見かけました。
この手のベテラン教師に動いてもらうためには主に、対話的なケースワーク
の問題解決的問答形式で話を進めていきました。真剣に具体的に問題のありか
や解決方法を考える習慣が身についていませんので、机上の空論の解決話が
すぐに行き詰まりますので、世間体さえ傷つけなければ、じきに納得してくれる
場合が多かったです。改革案の実施に際しては、こちらが最終責任をとることを
第三者がいるところではっきり示せば、逆に協力してくれる場合もありました。
このような教師タイプ別の賛同の得方や協力の得方についても、後日具体的に
触れていく予定です。
教師は生徒には教育者である場合が多いですが、何故か、教職員に対しては
育てていくという視点が欠けているように思います。学校のシステムや若手教員
自身の問題など、原因はいろいろ考えられますが、少なくとも先輩教師は、後輩
教師を育てていく視点は忘れるべきではないでしょう。
いろいろな教育現場を教師として経験していない多くの評論家の方々は、お客
様である生徒としての自分の経験だけで、学校教育を論じます。ここの側面・
教科指導以外の学校業務について議論する教育論議や教育評論家に出会うことは
稀です。この手の方々にお話しする時は、銀行員さんのお仕事のことを例に取り
ます。銀行員さんのお仕事は、お客様がいなくなる閉店の午後3時までではありま
せん。どちらかというとそれ以降の方が大変な業務が多いのではないでしょう
か。対生徒・教科指導・学級経営は重要ですが、それがすべてではありません
し、学校によっては教室以外の方が比重が重くなるところもあります、とお話し
することにしています。銀行でも午前9時から午後3時までの約6時間の勤務時間
よりも、夜9時以降にまでの6時間以上の残業をする方も多くいらっしゃるのでは
ないでしょうか。
学校組織の教育効果を高めるためにいかに、教科指導以外の学校業務が重要
か、そのための教師間の指導・連携が不可欠であるか、については、具体的な
アプローチや指導方法とともに、今後とも触れていく予定です。
テーマに関する種々の関連事項がいろいろと思い浮んできて、そのままに
述べているために、マガジン容量の上限にすぐになってしまいます。
そのうちに慣れていくと思いますが、当分は読みにくいと思います。それまで、
我慢して読んでいただければ幸いです。
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