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見聞録▼192−3 日本の核抑止戦略は、原発等の核施設を直撃し損害を与えられる精緻なミサイルを持つ事だ(FIN)
発行日時: 2008/3/12008年3月1日-土
今週は、日高義樹氏の著書「資源世界大戦が始まった」から、「温暖化がもたら
す資源戦争に 日本はどうする?」と題して取り上げている。 最終の今回は、
著者の主たる主張、それは「日本の核抑止戦略は、近隣諸国の核施設を直撃し損
害を与えられる精緻なミサイルを持つ事だ」を取り上げて、締めとしたい。
この、ミサイルの開発を急げ、という氏の論拠は 「新しい原子力の時代が始ま
り、世界中に放射性物質があふれるようになった結果、核爆弾を使わなくても核
施設や放射性物質の貯蔵施設を攻撃すれば、核攻撃と同じ軍事的効果を作り出す
事が可能になった。
つまり核爆弾を敵に撃ち込むよりも通常爆弾を弾頭に搭載したミサイルが、相手
国の原発施設や放射性物質の貯蔵施設を直撃すれば、核兵器による攻撃と同じ損
害を敵に与える事ができる。 そうした戦略を推し進めれば、核兵器を保有する
事なく新たな抑止戦略が、あらゆる国に可能になる」という。 核兵器こそ最も
安上がりで効果的な武器だ、という常識が覆るほどに、世界の軍事情勢は大きく
変わったという事である。
そういえば、イージス艦「あたご」にも、迎撃ミサイルが装備されていた事を思
い出す。
そのイージス艦「あたご」の航海長(交代前の当直士官)の供述によれば、「清
徳丸とは別の漁船を数キロ先でレーダーで探知したが、清徳丸については探知し
ていなかった」などと説明したという。 レーダー員が清徳丸を見落としたこと
が、事故の一因になった可能性が強い。(読売新聞)
もし、イージス艦「あたご」に、意図的な破壊を狙う「テロ」による小型船が突
入は全く防げないという事になる。
イージス艦「あたご」は、最新鋭のシステムが搭載されているのだろうか? と
いう疑問から調べると次の様な記述があった。
イージス艦は高性能レーダーを搭載し、探知した敵の航空機やミサイルなどの情
報を大型コンピューターで瞬時に処理し10以上の目標に同時に対処できる能力
を持つ。 一部は日米両政府が進めているミサイル防衛(MD)で中心的な役割
を担う。 「あたご」は2007年3月に建造された新型艦。 乗員約300
人。 従来型より大型で、哨戒ヘリコプターの格納庫を新設している。総建造費
は約1400億円。(Web東奥・東奥日報)
「総建造費は約1400億円の内、イージスシステム関係取得費用は509億
円。 導入の際、アメリカ議会で当初承認可決されたイージスシステムは、旧
ベースライン7である。 あたご型の装備上のアップデートの可能性としては、
米海軍で既に検討されているのと同様に、イージスレーダー補完の回転式Xバン
ドレーダー装備とESSM装備による防空多重化・20mmCIWSのSeaR
AM置換化などが考えられる。 しかし財政上と取得システム上、速やかな予算
措置は考えにくい状況にある」(ウィキペディア)
詳細は定かでは無いが、どうも旧システムらしい。 人為的ミスばかりが報道さ
れているが、艦内に緊急回避への自動警告すらできないイージス艦「あたご」の
お粗末さが指摘されていないのが、腑におちないのである。
もうひとつ、温暖化対策の代表的な産業は、言わずとしれた「原発ビジネス」で
ある。 東芝、日立などのビッグネームが、この「原発ビジネス」の最先端を行
くと、NHKは報じていた。
多量の放射性物質を持っている原子炉が爆撃さればどうなるか。 原子炉が破壊
されれば放射能が飛び散り、多くの損害が出る。 幸いにしてこの様な攻撃を受
けなかったにしても、原子炉の使用済み燃料棒や核廃棄物、多岐にわたる汚染物
質は、どうなるのか。 高レベル放射性廃棄物の処分は未だに明確ではない。
環境問題は、前に進んでいる様に見えて、新たな環境汚染を拡げる「原発ビジネ
ス」を興している。 更に足もとの資源戦争は、北極圏で新しい植民地戦争が始
まっているという日高義樹氏の指摘をも重ね合わせると、欲にかられる人間の愚
かさに愕然とする思いである。
この「環境問題」については、近々取り上げる予定である。
引用資料
日高義樹:著 資源世界大戦が始まった
http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/01f81932.ddccc361.02a700c9.da2dd44b/?pc
=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5149939%2f&m=http%3a%2f%2fm.ra
kuten.co.jp%2fbook%2fi%2f12604997%2f
■192−温暖化がもたらす資源戦争に 日本はどうする?
▼192−3 日高義樹氏の「日本の核抑止戦略は、原発等の核施設を直撃し損
害を与えられる精緻なミサイルを持つ事だ」(FIN)
本文はこちらから
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